『終末ツーリング』（しゅうまつツーリング）は、さいとー栄による日本の漫画。『電撃マオウ』（KADOKAWA）において、2020年11月号から連載中^[2]。滅んだ日本で少女2人がバイクに乗って廃墟となった観光スポットを巡る旅漫画^[1][3]。

2025年10月からテレビアニメが放送中^[4]。

「声」はテレビアニメ版の声優。

ヨーコ

声 -稲垣好^[5][6][7]

アイリ

声 -富田美憂^[5][6][7]

千歳

声 -戸松遥

ヨーコとアイリが乗るバイクは「ヤマハのセロー225を電動仕様に改造したもの」で、作画の正確性が話題となった^[1]。バイク専門の媒体でも取り上げられている^[1]。

2021年に『電撃マオウ』が創刊16周年を迎えた際には、同誌同年12月号で同じ旅漫画である石坂ケンタの『ざつ旅-That's Journey-』とコラボレートした表紙が起用された^[2]。2025年8月に本作のアニメ情報が発表された際にも、同作のテレビアニメと本作のテレビアニメのコラボビジュアルが公開されている^[8][9]。

• さいとー栄『終末ツーリング』KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉、既刊8巻（2025年10月27日現在）
  1. 2021年4月26日発売^[1][10]、ISBN 978-4-04-913801-6
  2. 2021年9月27日発売^[11][12]、ISBN 978-4-04-914003-3
  3. 2022年5月27日発売^[13][14]、ISBN 978-4-04-914386-7
  4. 2023年2月27日発売^[3][15]、ISBN 978-4-04-914846-6
  5. 2023年10月26日発売^[16][17]、ISBN 978-4-04-915308-8
  6. 2024年6月24日発売^[18]、ISBN 978-4-04-915794-9
  7. 2025年3月27日発売^[19][20]、ISBN 978-4-04-916337-7
  8. 2025年10月27日発売^[21]、ISBN 978-4-04-916746-7

2025年2月にテレビアニメ化が発表され^[7]、同年10月からTOKYO MXほかで放送中^[4]。原作者のさいとー栄はアニメには監修として関わっている^[7]。

2025年3月23日に東京ビッグサイトで「AnimeJapan 2025」が開催され、アニプレックスブースで本作初のステージイベントが行われた^[7]。イベントではヨーコ役の稲垣好とアイリ役の富田美憂とセロー225が登場している^[22]。

• 原作 - さいとー栄^[9][23]
• 監督 - 徳本善信^[9][24]
• シリーズ構成・脚本 -筆安一幸^[9][25]
• キャラクターデザイン・総作画監督 - 明珍宇作^[9]
• 美術監督・美術設定 - 李凡善^[9]
• 色彩設計 - 田中直人^[9]、岡崎順子^[9]
• プロップ設定 - 北原大地^[9]
• 撮影監督 - 廣岡岳^[9]
• 3DCG監督 - 濱村敏郎^[9]
• 2Dグラフィック - ワツジサトシ^[9]
• 編集 - 坪根健太郎^[9][26]
• 音響監督 -明田川仁^[9][27]
• 音響効果 - 三井友和
• 音響制作 -マジックカプセル
• 音楽 -末廣健一郎^[9][24]
• 音楽制作 -アニプレックス
• 音楽プロデューサー -山内真治
• 企画プロデュース - 鳥羽洋典
• プロデューサー - 神宮司学、浅川哲、長嶺利江子、楠野由卓、真鍋義朗、大和田智之、中田博也
• アニメーションプロデューサー - 中村浩士
• アニメーション制作 -Nexus^[9]
• 製作 - 「終末ツーリング」製作委員会（アニプレックス、KADOKAWA、TOKYO MX、コンテンツシード、グッドスマイルカンパニー、BS11、読売テレビ）

「Touring」^[9]

Conton Candyによるオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲はConton Candy。

「グライド」^[9]

Myukによるエンディングテーマ。作詞はRyota Saito、作曲・編曲はknoak。

「箱根八里」

ヨーコ（稲垣好）&アイリ（富田美憂）による第1話の挿入歌。作詞は鳥居忱、作曲は瀧廉太郎。

「赤い靴」

ヨーコ（稲垣好）&アイリ（富田美憂）による第2話の挿入歌。作詞は野口雨情、作曲は本居長世。

「横須賀市歌」

ヨーコ（稲垣好）&アイリ（富田美憂）による第2話の挿入歌。作詞は北原白秋、作曲は山田耕筰。

「鉄道唱歌」

ヨーコ（稲垣好）&アイリ（富田美憂）による第3話の挿入歌。作詞は大和田建樹、作曲は多梅稚。

「crossing field」

LiSAによる第3話のラジオ楽曲。作詞・作曲は渡辺翔。

「てのひらを太陽に」

ヨーコ（稲垣好）&アイリ（富田美憂）による第4話の挿入歌。作詞はやなせたかし、作曲はいずみたく。

「Blooming Lily」

澤村・スペンサー・英梨々（大西沙織）による第4話のラジオ楽曲。作詞は稲葉エミ、作曲は奥井康介。

「High Free Spirits」

TrySailによる第4話のラジオ楽曲。作詞・作曲は山﨑佳祐。

「不可思議のカルテ」

桜島麻衣（瀬戸麻沙美）、古賀朋絵（東山奈央）、双葉理央（種﨑敦美）、豊浜のどか（内田真礼）、梓川かえで（久保ユリカ）、牧之原翔子（水瀬いのり）による第4話のラジオ楽曲。作詞は児玉雨子、作曲・編曲はカワイヒデヒロ。

「あめふり」

ヨーコ（稲垣好）&アイリ（富田美憂）による第5話の挿入歌。作詞は北原白秋、作曲は中山晋平。

「オフロード・コンパス」

五阿弥ルナによる第5話、第8話の挿入歌。作詞は五阿弥ルナ、作曲・編曲は末廣健一郎。

「Twinkle, Twinkle, Little Star」

ヨーコ（稲垣好）&アイリ（富田美憂）による第7話の挿入歌。作詞はジェーン・テイラー。

公式Xによると、「癒し」^[28]や「想いを馳せ」る^[29]ことを意図しているという。

さいとー栄はクリエイターの「仕事」ぶりに目を見張った^[30][31][32]。Conton Candyは音楽の制作にあたって「“melt pop”という」^[33]ロケハンをし^[34]、混沌としていてどこか懐かしい「世界観を」表現しようとした^[34]。Myukは本作から「勇気をもらい」、止まらないことを望む感情を音楽に示そうとした^[34]。Myukは作中の「ラジオ」に「切な」さを感じ^[35]、本作に引き込まれたという^[36]。稲垣好と富田美憂は本作を「やってみたいという気持ちが湧いてくる作品」と捉えた^[37]。稲垣はヨーコの考えに賛同したという^[38]。

Anime News Networkのボルツは本作に星4をつけ、本作の作画を称賛した^[39]。リチャード・エイゼンベイスは本作に星3.5と4をつけ、「退屈」と批判した^[39]。彼は世界観が推測できるさまざまな描写がみられることを指摘し、本作には「哲学的」側面があるとした^[39]。ケイトリン・ムーアも本作に星3.5をつけた^[39]。作画を批判するとともに、「人間を定義するもの」について述べているとした^[39]。ケイリントンは『少女終末旅行』「より過去とつながっている」とも指摘した^[39]。

Anime FeministのCY・キャットウェルは本作を称賛し、キャラクターの考えと世界の実情が対照的になっていることを指摘した^[40]。アニメ!アニメ!の宮崎壮人はヨーコのバイクの運転技術が高いことを指摘した^[41]。また、バイクの設計が魅力的であるとも述べた^[41]。

• アニメ「終末ツーリング」公式サイト
• 「終末ツーリング」公式 (@shmts_touring) -X

表 話 編 歴 Nexus
テレビアニメ	わかば*ガール 落第騎士の英雄譚共 こみっくがーるず グランベルム ダーウィンズゲーム 陰の実力者になりたくて!シリーズ 終末ツーリング
劇場アニメ	サンタ・カンパニー
共：共同制作

• 漫画作品 し
• 2020年の漫画
• 電撃マオウ
• SF漫画作品
• 旅行を題材とした漫画作品
• オートバイを題材とした漫画作品
• 文明崩壊後の世界が描かれた漫画作品
• 二人組を主人公とした漫画作品
• アニメ作品 し
• 2025年のテレビアニメ
• TOKYO MXの深夜アニメ
• BS11の深夜アニメ
• 読売テレビの深夜アニメ
• Nexus (アニメ制作会社)
• アニプレックスのアニメ作品
• コンテンツシードのアニメ作品
• グッドスマイルカンパニーのアニメ作品
• 電撃コミックスのアニメ作品
• SFアニメ
• 旅行を題材としたアニメ作品
• オートバイを題材としたアニメ作品
• 文明崩壊後の世界が描かれたアニメ作品
• 二人組を主人公としたアニメ作品
• 継続中の作品

• 編集半保護中のページ