| たけはらし 竹原市 | |||||
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| 国 | |||||
| 地方 | 中国地方(山陽地方) | ||||
| 都道府県 | 広島県 | ||||
| 市町村コード | 34203-3 | ||||
| 法人番号 | 9000020342033 | ||||
| 面積 | 118.23km2 | ||||
| 総人口 | 21,525人[編集] (推計人口、2025年9月1日) | ||||
| 人口密度 | 182人/km2 | ||||
| 隣接自治体 | 三原市、東広島市、豊田郡大崎上島町 愛媛県今治市 | ||||
| 市の木 | 竹 | ||||
| 市の花 | 梅 | ||||
| 竹原市役所 | |||||
| 市長 | 今榮敏彦 | ||||
| 所在地 | 〒725-8666 広島県竹原市中央五丁目6番28号[1] | ||||
| 外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
| ウィキプロジェクト | |||||

竹原市(たけはらし)は、広島県の市。古くから瀬戸内の交通の要衝として発展した。室町時代より港町として知られ、江戸時代後期は製塩業で栄えた。「安芸の小京都」と呼ばれる[注釈 1]。1982年にはたけはら町並み保存地区が「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、2000年には「都市景観100選」に選定された。

広島県の南中部に位置する。市街地は、JR竹原駅を中心として扇状に広がる官公庁・商業地区、港を中心とした港湾・工業地区、文化財が集中する寺院等を含む町並み保存地区に大別される。また、市の特産物であるタケノコなどの産地である小吹地区などに分類される。たけはらケーブルネットワークがある。
瀬戸内海式気候の特徴が強い。
| 竹原(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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| 月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
| 最高気温記録°C (°F) | 15.9 (60.6) | 19.5 (67.1) | 22.4 (72.3) | 25.2 (77.4) | 26.7 (80.1) | 30.9 (87.6) | 34.8 (94.6) | 34.8 (94.6) | 34.0 (93.2) | 30.1 (86.2) | 24.6 (76.3) | 21.3 (70.3) | 34.8 (94.6) |
| 平均最高気温°C (°F) | 9.4 (48.9) | 9.7 (49.5) | 12.5 (54.5) | 16.9 (62.4) | 21.2 (70.2) | 24.1 (75.4) | 27.7 (81.9) | 30.0 (86) | 27.5 (81.5) | 22.5 (72.5) | 17.1 (62.8) | 11.9 (53.4) | 19.2 (66.6) |
| 日平均気温°C (°F) | 5.7 (42.3) | 5.8 (42.4) | 8.6 (47.5) | 13.0 (55.4) | 17.3 (63.1) | 20.8 (69.4) | 24.5 (76.1) | 26.5 (79.7) | 23.7 (74.7) | 18.4 (65.1) | 12.9 (55.2) | 8.0 (46.4) | 15.4 (59.7) |
| 平均最低気温°C (°F) | 2.0 (35.6) | 1.9 (35.4) | 4.5 (40.1) | 9.1 (48.4) | 13.8 (56.8) | 18.2 (64.8) | 22.1 (71.8) | 23.9 (75) | 20.5 (68.9) | 14.7 (58.5) | 9.0 (48.2) | 4.2 (39.6) | 12.0 (53.6) |
| 最低気温記録°C (°F) | −4.7 (23.5) | −6.6 (20.1) | −3.1 (26.4) | −0.1 (31.8) | 5.8 (42.4) | 11.7 (53.1) | 16.1 (61) | 17.4 (63.3) | 10.3 (50.5) | 4.8 (40.6) | 0.3 (32.5) | −3.2 (26.2) | −6.6 (20.1) |
| 降水量 mm (inch) | 38.1 (1.5) | 48.5 (1.909) | 88.6 (3.488) | 95.6 (3.764) | 121.1 (4.768) | 193.2 (7.606) | 213.7 (8.413) | 98.1 (3.862) | 121.8 (4.795) | 86.4 (3.402) | 59.9 (2.358) | 45.3 (1.783) | 1,212.3 (47.728) |
| 平均降水日数(≥1.0 mm) | 5.0 | 6.8 | 9.1 | 9.2 | 8.9 | 10.8 | 9.8 | 7.0 | 8.3 | 6.6 | 6.0 | 5.5 | 93.2 |
| 平均月間日照時間 | 156.5 | 153.6 | 180.2 | 199.9 | 219.2 | 166.6 | 205.1 | 238.5 | 172.5 | 183.6 | 163.2 | 154.7 | 2,190.8 |
| 出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
| 出典2:気象庁[3] | |||||||||||||
| 竹原市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 竹原市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 竹原市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
竹原市(に相当する地域)の人口の推移
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| 総務省統計局国勢調査より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
墾田永年私財法により、京都・下鴨神社の荘園地として開墾されたのが最初とされるが、名前の由来は、「竹の原」なのか或いは荘園管理者が「竹原氏」であったからかに分かれている。戦国時代には、毛利元就三男隆景が、小早川氏の養子として竹原で幼少期を過ごしている。江戸時代後期の「塩田」と「酒造」により発展し、忠海町には関所払いができたほどである。また、塩はその当時広島県が全国の80%のシェアを占め、遠く大阪や江戸まで北前船で輸送した。
1930年(昭和5年)、高崎町の阿波島周辺の「スナメリクジラ回遊海面」が天然記念物に指定されている。これは1960年代までスズキなどの魚をスナメリを目印に釣る伝統漁法によって指定されたものである。しかし保護指定にもかかわらず、スナメリは減少し、現在この漁は行われていない。なお、この関連施設として宮島水族館が指定されており、スナメリも飼育されている。
かつては12村27通りで竹原村と下野村とを区切り、1町16村で成り立っていた。
竹原市市役所については旧たけはら合同ビルを改修して移転することになり、2024年(令和6年)12月1日に改修工事が完了して落成式が行われ、2025年(令和7年)1月6日に利用を開始した[11]。2024年12月27日、市中央の市役所現庁舎での業務を終え閉庁式を行った[12][13]。
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
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| 当 | 寺田稔 | 63 | 自由民主党 | 前 | 74,362票 | ○ |
| 野村功次郎 | 51 | 立憲民主党 | 新 | 41,788票 | ○ |

最寄りの空港である広島空港と竹原駅・竹原港との間に安全タクシー[17]によるジャンボタクシーが運行されている。

