丹沢山地・櫟山より見た秦野盆地と相模湾秦野市(はだのし)は、神奈川県の西部に位置する市。
市域は北と西を丹沢山地に、南を渋沢丘陵に囲まれた秦野盆地の全域と、東部の大根・鶴巻地区、及びそれらを囲む山地からなる。東西約13.6km、南北は約12.8km、面積は103.76km2。山岳地形を多く含み、面積の半分は山林である。県による行政区域では湘南。
市の主要部を占める秦野盆地は神奈川県唯一の盆地である。その地質は河川に運搬された砂礫と箱根火山や富士山の火山灰層が、場所により深さ100m以上にわたって互層しており、丹沢から流れる水を地下に蓄える天然の水がめ(地下水盆)の機能をなす。盆地内の河川下流域では随所において豊かな地下水が湧出する名水地として地元では古くから親しまれ、秦野盆地湧水群として名水百選の一つに選ばれている。
太平洋岸気候に属し、海洋気象の影響を受けるため降霜・降雪が少なく、冬期は西北西、夏期は南方の風が多いが、風速は弱く一年を通じて比較的温暖である。そのため、盆地特有の気候の厳しさは少なく、山に囲まれた市街地は、夏は涼しく、冬はあまり雪が降らず住みやすい山紫水明な気候が特徴である[1]。
平安時代末期から鎌倉時代にかけて、平将門を討伐したことで有名な藤原秀郷の子孫・佐伯経範が1030年ごろ秦野に移り住んで波多野氏を名乗った。後に支流として、松田氏・渋沢氏・河村氏・栢山氏・大友氏・沼田氏などが出て、相模西北部にその一族の勢力を伸ばす。現在の秦野市内、足柄上郡松田町・山北町、南足柄市、小田原市の一部が相当し、波多野城は一族の居館であった。その後、鎌倉幕府の御家人となり、後の戦国大名の波多野氏となった。
現在の市名は「はだの」であるが、古くは『和名抄』に「波多野郷」とあり、万葉仮名は清濁を区別することから「はたの」であったと考えられる。1889年(明治22年)の町村合併で発足した「秦野」を冠する6町村のうち、上秦野村が「はたの」とした以外、1町4村は読みを「はだの」とした[4]。現在では「はだの」[5]としている。
小田急電鉄の駅名も現在は秦野駅(はだのえき)だが、かつては大秦野駅(おおはたのえき)だった。現在でも学校名や企業施設名などで「はたの」、"Hatano" が用いられているものがある。
なお、「秦野」の名称が秦氏に由来するとする説もあるが、直接の結びつきを示す文献資料や考古資料は見つかっていない[6]。
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| 秦野市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 秦野市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 秦野市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
秦野市(に相当する地域)の人口の推移
| 1970年(昭和45年) | 75,226人 | | | 1975年(昭和50年) | 103,663人 | | | 1980年(昭和55年) | 123,133人 | | | 1985年(昭和60年) | 141,803人 | | | 1990年(平成2年) | 155,620人 | | | 1995年(平成7年) | 164,722人 | | | 2000年(平成12年) | 168,142人 | | | 2005年(平成17年) | 168,317人 | | | 2010年(平成22年) | 170,145人 | | | 2015年(平成27年) | 167,378人 | | | 2020年(令和2年) | 162,439人 | |
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| 総務省統計局国勢調査より |
秦野市では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。住居表示実施前の町名等欄で下線がある町名はその全部、それ以外はその一部である。
本町地区(20町丁)
| 町名 | 町名の読み | 町区域新設年月日 | 住居表示実施年月日 | 住居表示実施前の町名等 | 備考 |
|---|
| 本町一〜三丁目 | ほんちょう | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋 | |
| 河原町 | かわらまち | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋、大字上大槻、大字下大槻 | |
| 元町 | もとまち | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋 | |
| 末広町 | すえひろちょう | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋 | |
| 入船町 | いりふねちょう | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋 | |
| 曽屋一・二丁目 | そや | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋、大字東田原、大字西田原 | |
| 寿町 | ことぶきちょう | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋 | |
| 栄町 | さかえちょう | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋 | |
| 文京町 | ぶんきょうちょう | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋 | |
| 幸町 | さいわいちょう | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋 | |
| 桜町一・二丁目 | さくらちょう | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋 | |
| 水神町 | すいじんちょう | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋 | |
| ひばりケ丘 | ひばりがおか | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋 | |
| 富士見町 | ふじみちょう | 1966年7月1日 | 1966年7月1日 | 大字曽屋 | |
| 曽屋 | そや | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 上大槻 | かみおおづき | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
南地区(23町丁)
| 町名 | 町名の読み | 町区域新設年月日 | 住居表示実施年月日 | 住居表示実施前の町名等 | 備考 |
|---|
| 新町 | しんちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 鈴張町 | すずはりちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 緑町 | みどりちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 清水町 | しみずちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 平沢 | ひらさわ | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 上今川町 | かみいまがわちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 今川町 | いまがわちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 今泉 | いまいずみ | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 大秦町 | たいしんちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 室町 | むろまち | 年月日 | 年月日 | | |
| 尾尻 | おじり | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 西大竹 | にしおおだけ | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 南が丘一〜五丁目 | みなみがおか | 年月日 | 未実施 | | |
| 立野台一〜三丁目 | たてのだい | 年月日 | 未実施 | | |
| 今泉台一〜三丁目 | いまいずみだい | 年月日 | 未実施 | | |
東地区(8町丁)
| 町名 | 町名の読み | 町区域新設年月日 | 住居表示実施年月日 | 住居表示実施前の町名等 | 備考 |
|---|
| 落合 | おちあい | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 名古木 | ながぬき | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 寺山 | てらやま | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 小蓑毛 | こみのげ | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 蓑毛 | みのげ | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 東田原 | ひがしたわら | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 西田原 | にしたわら | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 下落合 | しもおちあい | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
北地区(5町丁)
| 町名 | 町名の読み | 町区域新設年月日 | 住居表示実施年月日 | 住居表示実施前の町名等 | 備考 |
|---|
| 羽根 | はね | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 菩提 | ぼだい | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 横野 | よこの | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 戸川 | とかわ | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
| 三屋 | さんや | 1955年1月1日 | 未実施 | | |
大根・鶴巻地区(17町丁)
| 町名 | 町名の読み | 町区域新設年月日 | 住居表示実施年月日 | 住居表示実施前の町名等 | 備考 |
|---|
| 鶴巻 | つるまき | 1955年4月15日 | 未実施 | | |
| 北矢名 | きたやな | 1955年4月15日 | 未実施 | | |
| 南矢名 | みなみやな | 1955年4月15日 | 未実施 | | |
| 下大槻 | しもおおづき | 1955年4月15日 | 未実施 | | |
| 鶴巻北一丁目 | つるまききた | 1991年11月5日 | 1991年11月5日 | 大字鶴巻字根丸島・字宮地・字芦屋・字芦谷前・字三ノ輪・字雨沼前 | |
| 鶴巻北二丁目 | 1991年11月5日 | 1991年11月5日 | 大字鶴巻字雨沼・字芦谷前・字雨沼前・字蛇久保・字不弓引・字三ノ輪・字芦屋 | |
| 鶴巻北三丁目 | 1991年11月5日 | 1991年11月5日 | 大字鶴巻字塩貝・字蛇久保・字芦谷屋前・字鶴巻・字大椿・字不弓引 | |
| 鶴巻南一丁目 | つるまきみなみ | 1992年11月2日 | 1992年11月2日 | 大字鶴巻字大原・字三ノ輪・字請地・字塩貝・字宮ノ下・字鳥膚・字上ノ原・字巻頭、大字南矢名字塩河内 | |
| 鶴巻南二丁目 | 1992年11月2日 | 1992年11月2日 | 大字鶴巻字大原・字宮ノ上・字井ノ下・字下谷戸・字長町・字烏膚・字桜井、大字南矢名字塩河内 | |
| 鶴巻南三丁目 | 1992年11月2日 | 1992年11月2日 | 大字鶴巻字下谷戸・字堀之内・字広町・字島ノ崎・字身洗戸 | |
| 鶴巻南四丁目 | 1992年11月2日 | 1992年11月2日 | 大字鶴巻字三ノ輪・字北ノ下・字下谷戸・字大原・字宮ノ上・字杉ノ木・字芦谷前 | |
| 鶴巻南五丁目 | 1992年11月2日 | 1992年11月2日 | 大字鶴巻字宮地・字根丸島・字芦屋・字杉ノ木 | |
| 南矢名一丁目 | みなみやな | 1993年11月1日 | 1993年11月1日 | 大字南矢名字塩河内・字雑敷、大字北矢名字下塩河内・字雑敷・字南太夫窪・字尾崎・字上塩河内 | |
| 南矢名二丁目 | 1993年11月1日 | 1993年11月1日 | 大字南矢名字鳥啼・字五反田・字鳥啼谷戸 | |
| 南矢名三丁目 | 1993年11月1日 | 1993年11月1日 | 大字南矢名字大原・字山伏・字砂田台、大字北矢名字矢名原 | |
| 南矢名四丁目 | 1993年11月1日 | 1993年11月1日 | 大字南矢名字砂田・字桂窪東・字髭取・字砂田台・字清水、大字北矢名字刈上・字矢名原 | |
| 南矢名五丁目 | 1993年11月1日 | 1993年11月1日 | 大字南矢名字桂窪・字佃・字清水、大字北矢名字矢名原 | |
西地区(27町丁)
| 町名 | 町名の読み | 町区域新設年月日 | 住居表示実施年月日 | 住居表示実施前の町名等 | 備考 |
|---|
| 並木町 | なみきちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 弥生町 | やよいちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 春日町 | かすがちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 松原町 | まつばらちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 堀西 | ほりにし | 1963年1月1日 | 未実施 | | |
| 堀川 | ほりかわ | 1963年1月1日 | 未実施 | | |
| 堀山下 | ほりやました | 1963年1月1日 | 未実施 | | |
| 沼代新町 | ぬましろしんちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 柳町一・二丁目 | やなぎちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 若松町 | わかまつちょう | 年月日 | 年月日 | | |
| 萩が丘 | はぎがおか | 年月日 | 年月日 | | |
| 曲松一・二丁目 | まがりまつ | 年月日 | 年月日 | | |
| 渋沢 | しぶさわ | 1963年1月1日 | 未実施 | | |
| 栃窪 | とちくぼ | 1963年1月1日 | 未実施 | | |
| 千村 | ちむら | 1963年1月1日 | 未実施 | | |
| 渋沢一〜三丁目 | しぶさわ | 1990年10月1日 | 1990年10月1日 | 大字渋沢、大字栃窪 | |
| 渋沢上一・二丁目 | しぶさわかみ | 1998年6月1日 | 1998年6月1日 | 大字渋沢 | |
| 千村一〜五丁目 | ちむら | 1998年6月1日 | 1998年6月1日 | 大字千村、大字渋沢、大字堀西 | |
上地区(4町丁)
| 町名 | 町名の読み | 町区域新設年月日 | 住居表示実施年月日 | 住居表示実施前の町名等 | 備考 |
|---|
| 菖蒲 | しょうぶ | 1963年1月1日 | 未実施 | | |
| 三廻部 | みくるべ | 1963年1月1日 | 未実施 | | |
| 柳川 | やながわ | 1963年1月1日 | 未実施 | | |
| 八沢 | はっさわ | 1963年1月1日 | 未実施 | | |
- 本町地区
- 市の中心となる市街地で、市役所等の公共施設も多く立地する。歴史的にも四ツ角など商業地域が発展し、秦野地域の中心を担ってきた。
- 南地区
- 秦野駅を中心に利便性の高い住環境が広がり、市街地の湧水スポットや渋沢丘陵の豊かな自然が見られる。西部にはスポーツや文化の中心であるカルチャーパークや、まとまった工業団地がある。
- 東地区
- 大山や自然観察の森、湧水や葛葉川といった自然と、源実朝御首塚や東田原中丸遺跡など歴史的資源を有する。市街地周辺には田園風景も見られる。
- 北地区
- 市街地のほとんどは住宅地として発展するほか、北部は県立秦野戸川公園や表丹沢野外活動センターをはじめ丹沢の自然を多く含む。
- 大根地区
- 東海大学が隣接し、学生が多く生活する。平塚市と接した住宅地のほか、弘法山や金目川沿いに農地もみられる。
- 鶴巻地区
- 鶴巻温泉があり、鶴巻温泉駅を中心に温泉郷と住宅地の両側面を持った街並みが広がる。伊勢原市や平塚市に隣接し生活圏がつながっている。
- 西地区
- 渋沢駅や国道246号を中心に発展しており、北は丹沢から南は渋沢丘陵まで南北に長い。桜土手古墳群や県立秦野戸川公園などを有し、工業地域もある。
- 上地区
- 地区の8割が農地または山林で、表丹沢県民の森など豊かな緑が広がる。四十八瀬川が流れる。
- 市長:第18代・第19代 -高橋昌和
- 副市長(2人制)
- 第10代 - 内田賢司(2020年(令和2年)9月1日就任)
- 第11代 - 髙橋正道(2022年(令和4年)10月5日就任)
1955年の市制施行以降
| 代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
|---|
| 1 | 中村新治 | 1955年(昭和30年)2月5日 | 1957年(昭和32年)2月16日 | 旧秦野町町長 |
| 2 | 清水虎吉 | 1957年(昭和32年)3月17日 | 1961年(昭和36年)3月16日 | |
| 3 | 加藤喜太郎 | 1961年(昭和36年)3月17日 | 1965年(昭和40年)3月16日 | |
| 4 | 1965年(昭和40年)3月17日 | 1969年(昭和44年)3月16日 | |
| 5 | 栗原藤次 | 1969年(昭和44年)3月17日 | 1973年(昭和48年)3月16日 | |
| 6 | 1973年(昭和48年)3月17日 | 1977年(昭和52年)3月16日 | |
| 7 | 1977年(昭和52年)3月17日 | 1981年(昭和56年)3月16日 | |
| 8 | 1981年(昭和56年)3月17日 | 1981年(昭和56年)12月13日 | 任期中に急逝し、同日付退任[7]。 |
| 9 | 柏木幹雄 | 1982年(昭和57年)1月31日 | 1986年(昭和61年)1月30日 | |
| 10 | 1986年(昭和61年)1月31日 | 1990年(平成2年)1月30日 | |
| 11 | 1990年(平成2年)1月31日 | 1994年(平成6年)1月30日 | |
| 12 | 二宮忠夫 | 1994年(平成6年)1月31日 | 1998年(平成10年)1月30日 | |
| 13 | 1998年(平成10年)1月31日 | 2002年(平成14年)1月30日 | |
| 14 | 2002年(平成14年)1月31日 | 2006年(平成18年)1月30日 | |
| 15 | 古谷義幸 | 2006年(平成18年)1月31日 | 2010年(平成22年)1月30日 | |
| 16 | 2010年(平成22年)1月31日 | 2014年(平成26年)1月30日 | |
| 17 | 2014年(平成26年)1月31日 | 2018年(平成30年)1月30日 | |
| 18 | 高橋昌和 | 2018年(平成30年)1月31日 | 2022年(令和4年)1月30日 | |
| 19 | 2022年(令和4年)1月31日 | (現職) | |
令和元年の指数を掲載。財政力は、県平均から下回るが、地方財政の健全化指標は、安定しており、特に将来負担比率は、県内33市町村中小田原市に次ぎ、2位となっており、財政の健全化が確認できる[8]。
- 定数:24名
- 任期:2023年(令和5年)9月11日~2027年(令和9年)9月10日
- 議長:横山むらさき(公明党、5期)
- 副議長:原聡(無所属、2期)
| 会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表) |
|---|
| 志政会 | 7 | ◎小菅基司、高橋文雄、風間正子、川口薫、今井実、相原學、中村知也 |
| 創和会・市民クラブ | 7 | ◎福森真司、横溝泰世、阿蘇佳一、大野祐司、八尋伸二、小山田良弘、大塚毅 |
| ともにつくる秦野 | 4 | ◎古木勝久、原聡、桑原昌之、田中めぐみ |
| 公明党 | 3 | ◎中村英仁、横山むらさき、間地薫 |
| 無会派 | 3 | 吉村慶一、伊藤大輔、石川潤 |
| 計 | 24 | |
- 2023年神奈川県議会議員選挙
- 選挙区:秦野市選挙区
- 投票日:2023年4月9日
- 当日有権者数:181,871人
- 投票率:36.64%
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 |
|---|
| 当 | 神倉寛明 | 45 | 自由民主党 | 現 | 21,731票 |
| 当 | 谷和雄 | 62 | 無所属 | 新 | 14,130票 |
| 落 | 古谷一郎 | 48 | 無所属 | 新 | 11,435票 |
就業人口割合は第一次産業:第二次産業:第三次産業= 2.1% : 28.9% : 69.0% となっている。(2015年国勢調査)
- 農業
農業産出額 24億7000万円 (農林水産省「令和元年市町村別農業産出額データベース」) | - 工業
- 1950年代より、工業誘致を進め、1981年の東名高速道路秦野中井IC開通で企業立地が加速。
- 製造品出荷額等 584,437(百万円) 、県内市町村別では第7位の出荷額を誇る(平成31年県工業統計調査結果報告)
- 大きく下記4ヶ所の工業団地を構える(かながわ産業立地情報)
- 大秦野工業団地
- 堀山下テクノパーク
- 平沢工業団地
- 東名秦野テクノパーク
- 商業
- 小売業年間販売額 126,889(百万円)(2015年の総務省による統計ダッシュボード調査)
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以下の都市と災害時における相互応援等の協定を締結している(協定別)[16]。
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- 秦野市立本町幼稚園
- 秦野市立南幼稚園
- 秦野市立東幼稚園
- 秦野市立北幼稚園
- 秦野市立大根幼稚園
- 秦野市立西幼稚園
- 秦野市立上幼稚園
- ペコちゃんこども園ほりかわ(公私連携幼保連携型)(旧秦野市立ほりかわ幼稚園)
- サンキッズみなみがおかこども園(公私連携幼保連携型)(旧秦野市立みなみがおか幼稚園)
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- 警察署
- 交番・駐在所
- 秦野駅前交番
- 渋沢交番
- 鶴巻交番
- 東海大学駅前交番
- 南が丘交番
- 桜町交番
- 斉ヶ分駐在所
- 名古木駐在所
- 東田原駐在所
- 菩提駐在所
- 戸川駐在所
- 堀西駐在所
- 菖蒲駐在所
- 消防本部
- 消防署・分署
集配郵便局 - 秦野郵便局(ゆうちょ銀行直営店)
- 北秦野郵便局
- 渋沢駅前郵便局
- 鶴巻郵便局
- 西秦野郵便局
- 秦野駅前郵便局
- 秦野北矢名郵便局
- 秦野下大槻郵便局
- 秦野東海大学前郵便局
- 秦野文京郵便局
- 秦野曲松郵便局
- 秦野緑郵便局
- 秦野南が丘郵便局
- 東秦野郵便局
| 日本医師会2020年11月現在の地域内医療機関情報の集計値(人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算)によると、近隣(湘南西部)の平塚市・伊勢原市と比較すると地域医療資源は若干劣る一方、大磯町・二宮町と比較すると充実している。地域介護資源は湘南西部地域で最も充実している傾向にある[20]。 - 主な病院
- 公民館
市内に11ヶ所の公民館を設置。 - 児童館
児童に健全な遊びの機会を与え、その健康を増進し、情操を豊かにすることを目的に、市内に18館の児童館(児童センター)を設置。 - その他の主な会館
- 秦野市保健福祉センター
- 秦野市観光協会
- 秦野市商工会議所
- 独立行政法人
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- 小田急電鉄(小田急)
小田原線- 鶴巻温泉駅 -東海大学前駅 -秦野駅 -渋沢駅
隣接・近接市町村・県内主要都市への公共交通機関での連絡
[編集]秦野市の年間延べ観光客数は年間454.7万人、うち宿泊客は7.0万人でわずか1.5%、観光客消費額は合計57.8億円、一人当たり1273円(2023年)[24]。地点別では神奈川県立秦野戸川公園が62.3万人、弘法山が50.1万人、ヤビツ峠が48.9万人、大倉(丹沢山等の登山口)が42.7万人、鶴巻温泉が18.3万人[24]。イベントでは秦野たばこ祭が35.9万人、市民の日が13.4万人、秦野丹沢まつりが5.4万人[24]。
源実朝公御首塚
弘法の清水
東田原神社
鍋割山の南、
四十八瀬川支流のミズヒ沢にかかるミズヒ大滝。
- 白笹稲荷神社初午祭(2月)
- 秦野丹沢まつり(4月、表丹沢の山開き)
- 鶴巻温泉春まつり(4月29日、昭和の日)
- 丹沢ボッカ駅伝競走大会(6月)
- 秦野市商工まつり(5月)
- 曾屋神社(曽屋神社)例大祭(7月)
- 瓜生野百八松明(8月)
- 秦野たばこ祭(9月)
- 市民の日(11月3日、文化の日)
| |
- 1986年に21のシンボル事業からなる「秦野アメニティタウン計画」を策定。その中で、水や緑を背景に、その場にふさわしい彫刻を設置し、人々にうるおいと安らぎを与える都市空間の創出を目指した「彫刻のあるまちづくり事業」が発足した。
- 1987年に開催した「丹沢野外彫刻展」を契機に、駅前広場や公園などの公共空間に野外彫刻を設置している。
- 1989年には「潤いのあるまちづくり」優良地方公共団体表彰を受賞[28]。
市内の主な野外彫刻一覧
| 番号 | 作品名 | 作者 | 素材 | 寸法(センチメートル) | 設置場所 | 設置時期 | 備考 |
|---|
| 1 | 窓 | 北島一夫 | 花崗岩(白糸) | 260×230×80 | 秦野市カルチャーパーク陸上競技場沿い | 昭和62年9月 | 丹沢野外彫刻展入選作品(優秀賞) |
| 2 | 集積I | 岡本勝利 | 石、ステンレス、セメント、ポリエステル樹脂 | 90×300 | 中栄信金スタジアム秦野前 | 丹沢野外彫刻展 入選作品 |
| 3 | Od octave-2 | 若江漢字 | コールテン鋼 ステンレス | 300×290×170 | 秦野市立図書館前自由広場 | 昭和63年5月 | 丹沢野外彫刻展 入選作品 |
| 4 | あなたと・・・(時は流れて) | 武荒信顕 | 鋼板、合成樹脂ペイント、ステンレス、ボールベアリング | 458×500×500 | 平成2年9月 | 丹沢野外彫刻展 入選作品(最優秀賞) |
| 5 | 紙の塔 | 山縣壽夫 | キャストブロンズ | 320×60 | 昭和62年9月 | 丹沢野外彫刻展 入選作品 |
| 6 | 悠 I | 速水史朗 | 黒御影石 | 400×140×40 | 丹沢野外彫刻展 入選作品(優秀賞) |
| 7 | 五日食石:1987~2000A.D.III | 濱坂渉 | 大理石、花崗岩 | 150×500×300 | 丹沢野外彫刻展 入選作品 |
| 8 | 石・もの性の崩壊(for Pavement) | 岡本敦生 | 白御影石 | 140×1200×1000 | 丹沢野外彫刻展 入選作品(優秀賞) |
| 9 | FIGURES-LINE | 松尾光伸 | セラミック、ステンレス | 250×1010×115 | 平成3年2月 | 丹沢野外彫刻展 入選作品 |
| 10 | ROPE I | 岸豊治 | ステンレススチール | 520×160×190 | 昭和62年9月 |
| 11 | ふたたび | 井上玲子 | アルミニウム | 240×250×110 | クアーズテック秦野カルチャーホール | 昭和63年5月 |
| 12 | 門状彫刻 メタモルフェー | 林田滋 | 石 | 153×95×34 | 昭和55年10月 | |
| 13 | 石塔状彫刻 魂 | 伊藤正人 | 70×168×60 | |
| 14 | LOUCUS IN THE SKY 87 | 大隅秀雄 | ステンレス、真鍮、銅、鉄、アルミニウム、ベアリング | 580×780×420 | 昭和63年5月 | 丹沢野外彫刻展 入選作品 |
| 15 | 噴水状彫刻 メタモルフェー | 林田滋 | 石 | 128×89×32 | 昭和55年10月 | |
| 16 | 風 | 井上久照 | ブロンズ | 84×320×86 | |
| 17 | 階段状彫刻 メタモルフェー | 林田滋 | 石 | 25×80×75 | クアーズテック秦野カルチャーホール市民広場西側 | |
| 18 | INTERSECTION | 内田晴之 | ステンレス、鋼板、マグネット、塗料 | 250×445×260 | メタックス体育館はだの(総合体育館)南側 | 昭和62年9月 | 丹沢野外彫刻展 入選作品(優秀賞) |
| 19 | よいとまけの歌 | 中垣克久 | ブロンズ、ポリエステル | 300×300×300 | 曽屋水道記念公園 | 平成2年2月 | 丹沢野外彫刻展 入選作品 |
| 20 | 丹沢の木 | 空充秋 | 白、黒御影石 | 600×100×100 | 秦野市役所構内 | 昭和63年5月 |
| 21 | 君を待つ風 | 会田富二男 | 黒御影石 | 100×100×100 | しもかわらぶち公園 | 平成元年4月 | ‘89夢のかけ橋彫刻展 本制作作品 |
| 22 | COSMIC RING | 横山徹 | 300×300×70 | まほろば大橋 | 平成元年10月 |
| 23 | 生命の詩 | 西巻一彦 | 本小松石 | 300×300×90 |
| 24 | 地球環境保全像 | 後藤良二 | FRP、白御影石、ステンレス | 285×250×168 | 秦野駅北口広場 | 平成3年3月 | 秦野ロータリークラブ創立30周年記念に伴う寄附 |
| 25 | 母子像 | 佐藤助雄 | ブロンズ | 184×90×75 | 平成元年9月 | 遺族から市へ寄贈 |
| 26 | 雲のある風景 | 村中保彦 | ステンレス、SUS304(キャスト部分SUS303) | 235×740×630 | 秦野駅南口広場 | 平成9年11月 | 水とみどりの彫刻 本制作作品 |
| 27 | 異石風景 | 佐藤尚宏 | 白御影石 | 975×890×260 |
| 28 | 風 | 永廣隆次 | 白御影石 | 630×550×700 |
| 29 | COSMIC IN HADANO-contour「切り取られた地層」 | 楠田信吾 | 黒御影石、強化ガラス | 300×577×309 |
| 30 | CHAIR OF SKY「空の椅子」 | 今村巖 | ステンレススチール、磁気タイル | 306×495×495 |
| 31 | 重力の無い風景 | 斎藤史門 | コールテン鋼 | 500×450×70 |
| 32 | まほらの奏で | 眞板雅文 | 白御影石、鉄 | 1060×1000×680 | 桜土手古墳公園 | 平成2年3月 | 堀山下土地区画整理事業 |
| 33 | 浮くかたち | 植松奎二 | ステンレス・スチール、鉄石 | 300×80×80 | 渋沢駅北口広場 | 平成6年10月 | ハミングデイルしぶさわ彫刻展 本制作作品 |
| 34 | 風景の器 | 横山徹 | 御影石 | 315×390×195 |
| 35 | MY FAMILY | 中岡慎太郎 | 花崗岩 | 185×300×70 |
| 36 | 幸福を運ぶ風 | 西巻一彦 | 御影石 | 260×70×200 | 渋沢駅南口 | 平成19年3月 | 渋沢駅南口駅前広場野外彫刻設置事業 |
| 37 | 森に生きる | 会田富二男 | 黒御影石 | 295×250×150 | 弘法山公園 | 平成3年9月 | |
| 38 | LIGHT TRIANGLE | 鈴木明 | 鉄、アクリル、ステンレス | 400×600×500 | 立野緑地 | 昭和63年5月 | 丹沢野外彫刻展入選作品 |
| 39 | 翔べ | 高田大 | 黒御影石 | 200×135×30 | 秦野市立南が丘公園 | 平成3年3月 | |
| 40 | 飛翔 | ティエリー・ヴィデ(fr:Thierry Vidé) | ステンレス | 385×315×400 | 鶴巻温泉駅北口広場 | 平成8年5月 | 北口広場整備と併せて制作 |
| 41 | おかえりなさい | 西巻一彦 | 黒御影石、白御影石 | 385×315×400 | 鶴巻温泉駅北口改札前 |
| 42 | MANAZASI(まなざし) | 大隅秀雄 | ステンレス、銅、真鍮、チタン、コールテン鋼 | 350×650×540 | 秦野市立おおね公園 | 平成16年1月 | おおね公園スポーツとレクリエーションの彫刻本制作作品 |
| 43 | みどりの星 | 井上なぎさ | 銅、ステンレス | 350×300×420 |
| 44 | 天空の塔 | 横山徹 | 黒御影石 | 270×270×270 |
以下の特産物が「かながわの名産100選」に選定されている[29]。
- おいしい秦野の水 ‐丹沢の雫‐(環境省による「名水百選選抜総選挙」おいしさがすばらしい名水部門で全国第1位を獲得)[30]
- 秦野のそば(タバコ耕作の裏作としてソバが作られ神奈川県内一の産地となっている。「丹沢そば」は乾麺・生麺ともに人気が高い)[31]
- 八重桜の塩漬け(江戸時代末期から生産を始め、全国生産の約8割を生産している。五分咲き程度の八重桜の晩生種・関山を用い、毎年4月中旬頃から加工している)
- 相州落花生・うでピー(秦野盆地などに代表される火山灰土壌での栽培に適しており、香り高く味も濃厚。掘りたての落花生を茹でて瞬間冷凍した冷凍ゆで落花生「うでピー」は、旬の味を一年中楽しめる。1921年(大正10年)、陸軍大演習の際に落花生畑だった秦野町曽屋原に飛行場が建設されることとなり、通常より早い9月に収穫した落花生に塩味をつけたものが好評となり、現在の塩南京[32]として神奈川県西部地域に広がった。
- 神奈川のいちご
日本経済新聞社と日経BP『日経xwoman』が、全国の自治体を対象に「自治体の子育て支援制度に関する調査」を実施した共働き子育てしやすい街ランキングにて、2022年は全国16位[33]。2023年は全国20位の評価を得ている[34]。また、同市では、市内への移住・定住を推進する目的として、下記のような施策を展開している[35]。
- 旧日産車体の社宅をリノベーションし、40歳以下の夫婦、子育て夫婦を対象に、子育てしやすい魅力的な住宅を整備。将来の住宅購入費助成などの入居特典などを提供[36]。
- 丹沢の豊かな自然を感じながら、本市の生活を体験することができる移住お試し住宅(ログハウス)「TANZAWA LIFE」を提供[37]
- 上地区いなか暮らし体験ツアー
- 秦野産材を使用する快適な住まいづくり補助金
- 高品質が評価され歌舞伎座の舞台や花道にも使用されている秦野産ヒノキに着目し、秦野産木材を使用して家を建築する場合に一部費用を補助する制度。新築だけではなく、リフォームも対象[38]。
- 中央労働金庫と提携して、市内に居住する労働者に生活資金を低利で融資[39]。
- 一定の条件を満たす市内への住宅購入者に対し助成を実施[40]。
- 妊婦健康診査費用(計75,000円分)及び妊婦歯科健康診査(1,000円)の補助により、妊婦さんとお腹の赤ちゃんの健康管理を市が支援[41]。
- 子育て世代包括支援センター、楽しい子育て講座、児童ホームを提供
- おひさまルーム(病後児保育室)
- 保育園や学校に行かせるには心配な病気の回復期の児童を、仕事や病気等により自宅での保育が困難な保護者に代わって専任の看護師や保育士が専用の保育室でサポート[42]
- 湘南ベルマーレ -JリーグJ1
- 2000年から始まったJリーグの広域ホームタウン制度により、それまで平塚市のみであったホームタウンを9市11町にまで順次拡大。秦野市もその一つ[43]であり、市内では同チームのサッカースクールが開校されている[44]ほか、自治体ごとにホームタウンデーが設定され、該当する試合では市内在住者はチケットを特別価格で購入できる[45]。2021年に20市町のホームタウンの中では初めて、「スポーツによる元気で健康な地域づくり包括連携協定」を締結した。湘南ベルマーレU-18(高校生年代)を中心としたベルマーレアカデミーの練習拠点となる天然芝のサッカーグラウンド1面、パークゴルフ、クラブハウス、トライアルロードを兼ね備えた施設として、同市に「はだのスポーツビレッジ<SB-CAMPUS>」を開設予定[46]。2025年6月に着工しており、2026年7月の完成を計画している。
- 秦野市は2022年に全日本女子野球連盟から女子野球タウンの認定を受けており[47]、女子野球の普及や女子野球を通した街おこしを進めている。第9回(2023年)、第10回(2024年)全国女子中学硬式野球大会の開催地である[48]ほか、市内出身の加藤優(はだのふるさと大使、元女子プロ野球選手)による女子野球塾や、小中学生の女子野球が盛んである[49]。2024年7月に侍ジャパン女子代表チームの直前強化合宿が行われた[50]。
(五十音順、wikipediaに項目のある人物)
秦野市観光協会が2006年1月25日から「秦野フィルムコミッション」活動を行っており、市内は数多くの映画・ドラマ・CM・MV等のロケ地になっている。映画「それでもボクはやってない」では秦野市役所庁舎が警察署庁舎として作中に登場する[53]。
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