
砥峰高原(とのみねこうげん)は、兵庫県神崎郡神河町にある高原。山野草の宝庫、ススキの大群生地として知られている。
雪彦峰山県立自然公園に属する標高800~900mに位置する面積約90ヘクタールの草原で、波打つような緩やかな起伏が連続する周氷河地形の一種の化石周氷河斜面と呼ばれる地形で、秋は草原一面が銀色の絨毯[1][2]となる日本有数のススキの大群生地である。また湿原(砥峰高原湿地帯)では、多くの高山植物を観ることができる。
近代以前は茅葺屋根材の茅の伐採地であり、その環境を維持する為に毎年雪解けの時期に山焼きが行われてきた。それによってススキの大草原が出現することとなった。茅を伐採しなくなった現在もススキの大草原を維持することを目的とした山焼きが毎年4月に行われている[3]。
当地は、2010年公開の村上春樹原作の映画『ノルウェイの森』の主要撮影地となって以来、映画やドラマの撮影地として利用されるようになった。
2017年の山焼きの際には、点火作業員の地元住民がススキに着けた火が引火し大火傷を負い、後日死亡した。そのため2018年の山焼きは中止し、2019年はイベントや見学客の立ち入りはせずに行う。
座標:北緯35度9分10.1秒東経134度41分20.9秒 / 北緯35.152806度 東経134.689139度 /35.152806; 134.689139
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