| うしくし 牛久市 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
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| 国 | |||||
| 地方 | 関東地方 | ||||
| 都道府県 | 茨城県 | ||||
| 市町村コード | 08219-8 | ||||
| 法人番号 | 2000020082198 | ||||
| 面積 | 58.92km2 | ||||
| 総人口 | 83,080人[編集] (推計人口、2025年11月1日) | ||||
| 人口密度 | 1,410人/km2 | ||||
| 隣接自治体 | 土浦市、つくば市、龍ケ崎市、稲敷市、稲敷郡阿見町 | ||||
| 市の木 | キンモクセイ | ||||
| 市の花 | キク | ||||
| 市の鳥 | ウグイス | ||||
| 牛久市役所 | |||||
| 市長 | 沼田和利 | ||||
| 所在地 | 〒300-1292 茨城県牛久市中央三丁目15番地1 北緯35度58分46秒東経140度08分58秒 / 北緯35.97936度 東経140.14956度 /35.97936; 140.14956座標:北緯35度58分46秒東経140度08分58秒 / 北緯35.97936度 東経140.14956度 /35.97936; 140.14956 | ||||
| 外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
| 特記事項 | 市制施行日:1986年(昭和61年)6月1日 | ||||
| ウィキプロジェクト | |||||

牛久市(うしくし)は、茨城県南部の県南地域に位置する市。旧稲敷郡。
東京都心や県庁所在地の水戸市からそれぞれ約50キロ程度の位置にある[1]。南北にJR常磐線が通り、所要時間は牛久駅やひたち野うしく駅から都心まで約1時間である[1]。
人口約8.5万人。市制施行時の1986年(昭和61年)に総人口50,000人を超え、2016年(平成28年)には人口85,000人を超えた[2]。その後、2017年(平成29年)をピークに人口は減少傾向にある[2]。2015年(平成27年)国勢調査によると市外への通勤・通学率は、つくば市が14.7%、東京都が13.3%となっている[1]。
| 牛久市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 牛久市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 牛久市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
牛久市(に相当する地域)の人口の推移
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| 総務省統計局国勢調査より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
2025年現在約8.3万人となっている。70年代以降東京都市圏の拡大による波が茨城県南部まで押し寄せ大幅な人口増加期を迎えた。人口は1971年に2万人,1980年に4万人,1990年に6万人,2008年に8万人を突破するなど順調に増加していたが、2020年をピークに減少に転じている。
| 実施年 | 牛久市人口(人) | 牛久市増加数(人) | 牛久市増加率(%) | 国内増加率(%) |
|---|---|---|---|---|
| 1950年 | 15,286 | - | - | - |
| 1955年 | 15,747 | |||
| 1960年 | 16,131 | |||
| 1965年 | 17,203 | |||
| 1970年 | 19,372 | |||
| 1975年 | 27,674 | |||
| 1980年 | 40,164 | |||
| 1985年 | 51,926 | |||
| 1990年 | 60,693 | |||
| 1995年 | 66,338 | |||
| 2000年 | 73,258 | |||
| 2005年 | 77,223 | |||
| 2010年 | 81,684 | |||
| 2015年 | 84,317 | |||
| 2020年 | 84,651 | |||
| 2025年 | 83,082 | - |
並び順は牛久市の「町名別人口世帯数」による[3]。
牛久の地名の由来には諸説あるが、古語に由来するものと考えられる。ただし、龍ケ崎市の金龍寺に「怠け者の小僧が牛になってしまい、沼に身投げをした。そこから『牛を沼が食った』『牛食う沼』と変わり、その沼が牛久沼と呼ばれるようになった」という昔話が伝わっており、沼の名の由来・地名の由来ともに、この伝説がまるで真説のように流布している。なお、牛久沼は現在の龍ケ崎市に位置する。
「潮来」(うしおく)が「うしく」になったとする説、鵜宿あるいは卯宿(うしゅく)が転じたとする説などもあるが、上記の金龍寺の伝説が一般に支持されている。
2008年(平成20年)度の住宅地の地価は-1.9%と東京圏で4番目の下落率、商業地の地価は-1.8%と東京圏で5番目の下落率を示している。
特記なき場合「令和元年度統計うしく」による[7]。
| 代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 川村衛 | 1954年(昭和29年)4月1日 | 1963年(昭和38年)10月2日 | |
| 2 | 宮本進 | 1963年(昭和38年)10月3日 | 1975年(昭和50年)10月2日 | |
| 3 | 大野正雄 | 1975年(昭和50年)10月3日 | 1986年(昭和61年)5月31日 | 任期途中で市制施行 |
| 代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 大野正雄 | 1986年(昭和61年)6月1日 | 1991年(平成3年)10月2日 | |
| 2 | 大野喜男 | 1991年(平成3年)10月3日 | 2003年(平成15年)10月2日 | |
| 3 | 池邉勝幸 | 2003年(平成15年)10月3日 | 2015年(平成27年)10月2日 | |
| 4 | 根本洋治 | 2015年(平成27年)10月3日 | 2023年(令和5年)10月2日 | |
| 5 | 沼田和利 | 2023年(令和5年)10月3日 | 現職 |
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 葉梨康弘 | 65 | 自由民主党 | 前 | 83,667票 | ○ |
| 梶岡博樹 | 47 | 立憲民主党 | 新 | 63,273票 | ○ | |
| 橋口奈保 | 47 | 日本維新の会 | 新 | 23,741票 | ○ | |
| 加川裕美 | 60 | れいわ新選組 | 新 | 14,783票 | ||
| 大内久美子 | 75 | 日本共産党 | 新 | 13,235票 |
小野川、稲荷川、乙戸川沿いの沖積低地では稲作、洪積台地上ではラッカセイ、ゴボウ、ニンジン、メロン、スイカなどの畑作が行われている。
太田胃散など中小規模の工場の他、旧奥野村地域には筑波南桂工業団地、筑波南奥原工業団地がある。
牛久駅西口前には1987年(昭和62年)の駅前再開発で誕生した中堅スーパーマーケット、イズミヤ(本社・大阪市)を核とするショッピングセンター「エスカード牛久」があったが、2017年2月にイズミヤが撤退。2017年5月、イズミヤの食品売り場であった1階にエコスグループのTAIRAYAエスカード牛久店が開店、イズミヤが衣料品売り場などを展開していた2階〜3階については、2階にはDAISOや、南部珈琲、パシオス、運茶が、3階はゴールドジムとKIDS PLAY GROUND(有料室内遊園地)が展開している。
1983年に西友牛久店が開業しているが、1995年に撤退した。現在西友の店舗跡地は家庭用品メーカー、マーナの配送センターとして使用されている。
他牛久駅周辺に小規模商店がある程度集積するが、規模の大きい商店街は存在していない。ひたち野うしく駅周辺を含む新興住宅地や幹線道路沿いにあるスーパーやレストラン、家電量販店などの郊外型店舗が客の流れの上では主流となっている。2006年12月にひたち野うしく駅前に市内初の郊外型の大規模複合型ショッピングセンターとしてウォルマート傘下の西友が開店した。
百貨店のサテライトショップは市内にも「三越牛久」があるが小型店舗である。

1980年〜1990年ごろは牛久駅西側(谷田部方面、農林団地方面、森の里団地方面、国道6号線土浦・取手方面の路線(現廃止)、六建団地線(現廃止)、刈谷団地線)を関東鉄道が、牛久駅東側(栄町方面、鹿ヶ作・正直・牛久浄苑・奥原・江戸崎方面、牛久市南のみどり野団地、女化・竜ヶ崎駅方面)は茨城観光自動車(茨観)が路線を拡げていたが、2001年6月茨城観光自動車が撤退、路線は廃止あるいは関東鉄道に引き継がれたが、廃止・縮小を繰り返し、牛久駅から市東部(旧奥野村)地域へ行く一般路線は、「鹿ヶ作」(→小坂団地)と「牛久浄苑」のみとなった。
2001年6月以降、牛久駅発着の一般路線はすべて関東鉄道であり、市内はほぼ独占状態である。
なお、江國香織『ウエハースの椅子』(2001年の小説)に「牛久駅」が登場するが、目的地は隣の稲敷郡茎崎町(現:つくば市)にある「つくば牡丹園」がモデルとみられる。

2010年9月22日には、ytv製作・日本テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』の猛暑特集が組まれた際に千葉県市原市の「牛久」(牛久地域気象観測所があり、同日、日本上位の猛暑を記録)と間違えられて当市が生中継される。なお、当市に気象観測所はない。
牛久市上空は成田空港発着航空機の主要な航空路であるため、航空機が音をたてながら上空を通過する。特に成田市寄りの奥野地区では低空になるため機体が大きく見える。この際テレビ(電波)は機体反射波と直接波が入感するためアナログ放送受像時にはゴースト障害(=画面がちらつく)が発生していた。