潰瘍(かいよう、英語:ulcer)とは皮膚や粘膜や眼球(角膜や結膜)などを覆う上皮組織、すなわち被覆上皮が欠損しその下層の組織に至った状態。
潰瘍より軽度の被覆上皮損傷で、肉眼的には上皮が欠損しているが顕微鏡的に上皮粘膜内に留まり、その下層に至らないものはびらん(糜爛、英:erosion)と称される。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、頻度が高く健康への影響が大きいため、言わば「代表的な潰瘍」。また消化管発生の悪性腫瘍(食道癌・胃癌・大腸癌)の多くは潰瘍形態を呈してくる。
皮膚潰瘍の深さや重症度の分類法がいくつかあり(メルクマニュアル分類、全米褥瘡諮問委員会 (NPUAP) 分類、ワグナー分類など)、回復や悪化の具合を情報伝達する際の利便が図られている。
陰部は病原微生物が寄生しやすい環境にあり、種々の性感染症の結果として陰部潰瘍が生じることがある。
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