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洞角

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
インパラの洞角
洞角の構造

洞角(どうかく、ほらづの、Horn)またはホーンは、ウシ科プロングホーン科である。生きたの核を、タンパク質ケラチン(角鞘)が覆っている。角鞘のみに着眼すると空洞であることから、このように呼ばれる。角鞘は皮膚の表皮が強く角質化したものである[1]発生学的には、洞角は皮下結合組織(頭皮の下)から発生し、後に前頭骨に融合する[2]

骨部は、シカ科の角(枝角)のように生え替わることはないが、プロングホーンでは角質部(角鞘)が生え替わる。ウシ科では角質部も生え替わることはない。

洞角は通常、湾曲状あるいは渦巻状の形をしているが、しばしばリッジがあったり扁平であったりする。多くの種では、オスメスともに洞角を持つが、メスのものは小さい[1]。洞角は生後すぐ成長し、一生を通じて成長を続ける。(角質部が生え替わるプロングホーンを除く。)洞角は殆どの種で1対であるが、2対以上生じる種もあり(例:ヨツヅノレイヨウ)、また、家畜化されたヒツジでは2対以上を持つものがいる。

脚注

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  1. ^ab大泰司紀之(2004)『哺乳類の生物学2 形態』東京大学出版. P37.
  2. ^Nasoori, Alireza (2020). “Formation, structure, and function of extra‐skeletal bones in mammals”.Biological Reviews95 (4): 986–1019.doi:10.1111/brv.12597.PMID 32338826. 
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