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江崎グリコ本社 (大阪市西淀川区歌島) | |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | |
| 略称 | グリコ |
| 本社所在地 | 〒555-8502 大阪府大阪市西淀川区歌島四丁目6番5号 |
| 設立 | 1929年(昭和4年)2月 (創業:1922年(大正11年)2月11日) |
| 業種 | 食料品 |
| 法人番号 | 5120001049268 |
| 事業内容 | 菓子、冷菓、食品、牛乳・乳製品の製造および販売[1] |
| 代表者 | 江崎勝久(代表取締役会長) 江崎悦朗(代表取締役社長) |
| 資本金 | 77億7300万円 (2021年12月31日現在)[2] |
| 発行済株式総数 | 6846万8569株 (2021年12月31日現在)[2] |
| 売上高 | 連結: 3385億7100万円 単独: 2347億4600万円 (2021年12月期)[2] |
| 営業利益 | 連結: 193億0700万円 単独: 119億7400万円 (2021年12月期)[2] |
| 経常利益 | 連結: 217億0800万円 単独: 160億8900万円 (2021年12月期)[2] |
| 純利益 | 連結: 135億6700万円 単独: 103億2300万円 (2021年12月期)[2] |
| 純資産 | 連結: 2411億7700万円 単独: 2087億3900万円 (2021年12月31日現在)[2] |
| 総資産 | 連結: 3567億4500万円 単独: 2970億1100万円 (2021年12月31日現在)[2] |
| 従業員数 | 連結: 5,321人 単独: 1,424人 (2021年12月31日現在)[2] |
| 決算期 | 12月31日 |
| 会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人[2] |
| 主要株主 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 10.87% 掬泉商事株式会社 6.36% STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 5.76% 大同生命保険株式会社 5.39% 株式会社日本カストディ銀行(信託口) 3.41% 佐賀県農業協同組合 2.99% 江崎グリコ共栄会 2.57% 大日本印刷株式会社 2.46% 大正製薬ホールディングス株式会社 1.56% SMBC日興証券株式会社 1.52% (2021年12月31日現在)[2] |
| 主要子会社 | グリコ栄養食品 100.0% グリコマニュファクチャリングジャパン 100.0% |
| 関係する人物 | 江崎利一(創業者) |
| 外部リンク | www |
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江崎グリコ株式会社(えざきグリコ、英:Ezaki Glico Co.,Ltd.[3])は、大阪府大阪市西淀川区歌島四丁目に本社を置く食品メーカーである。
コーポレートメッセージは“すこやかな毎日、ゆたかな人生”(英語表記は「Healthier days , Wellbeing for life」)。創業1世紀(≒100周年)を迎えた2022年(令和4年)2月11日付で新たなCIが導入されたのに合わせて改められた[4]。
2015年10月1日に完全子会社だったグリコ乳業と経営統合し、菓子・食品・乳製品・健康食品などを製造・販売する総合食品メーカーとなった。社名はグリコーゲンに由来するという。

チョコレート、スナック菓子、ガム、アイスクリームなどの菓子類とグリコ乳業から継承した乳製品が主な商品だが、レトルト食品も多数発売している。また後発ではあるが、カレールーや炊き込みご飯の素、各種サプリメントといった食品事業も行っている。アイスクリームの自動販売機による直販事業「セブンティーンアイス」や、オフィス向け菓子直販事業の「オフィスグリコ」、またグリコ製品を取り扱う専門ショップ「ぐりこ・や」も運営している。過去には「グリコア」というファーストフード店を全国展開[6][7]していた。
菓子類の競合メーカーとしては明治・ロッテ・森永製菓・不二家・ブルボンなど、食品類での競合メーカーにはハウス食品・明治・エスビー食品などが挙げられる。
メインバンクは三和銀行(現在:三菱UFJ銀行)であり、同行系列の親睦会であるみどり会に加盟している。また、創業者の江崎利一が松下幸之助と長年にわたり公私ともに親交があったという経緯よりパナソニックグループとも関係が深く、その縁で営業目的にパナソニック製品が採用されていることがある。
グループ会社にグリコ栄養食品、アイクレオがある。うち食肉・チルド食品部門は、グリコ栄養食品からグリコハム(現在:フードリエ)に分社されたが、グリコハムは江崎グリコが保有する株式をエスフーズに売却してグループを離脱した。
1984年のグリコ・森永事件以降は、全ての商品の包装が一度開封すると元に戻せないように設計されている。
ロングセラー商品の中には、ポッキー、プリッツ、ペロティ、パナップ、パピコ、カプリコなど、「パピプペポ」の音を含む商品名が多い。また取り扱い商品が余りにも多いため、商品の生産終了告知は一切しない方針を採っている。
大阪市中央区の道頓堀に架かる戎橋脇に西日本最大級のネオンサイン(初代は1935年(昭和10年)点灯開始、現在は2014年(平成26年)10月点灯開始の6代目[8])を設置している。
男性が両手と片足を上げたポーズをしている絵柄は、同社が最初に発売したキャラメル菓子の「グリコ」のパッケージからとったもので、企業のシンボルにもなっており、「ゴールインマーク」と呼ばれる(一般には「グリコポーズ」と呼ばれる。グリコ (菓子)#マークを参照)。このマークは「グリコ」以外の当社及び子会社が手掛ける全商品のパッケージにもglicoロゴとは別の箇所に小さく表示されている[注釈 1]。訪日外国人にとっては観光地、訪問先の大阪を象徴するもののひとつであり、折からのSNS上の写真の公開という流れの中で、海外でもビジネスを行う同社にとって、単なる屋外広告をはるかに超える広告物として、多大な効果を挙げている。
創業者の江崎利一が佐賀県出身ということもあってか、「サガ・ライトファンタジー」(毎年11月から1月中旬まで開催)の期間中、JR佐賀駅南口に道頓堀と同様のネオン看板が設置される。但し、道頓堀の物よりもはるかに小さく、バルーンの世界大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」の開催地に因んで背景にはバルーンが描かれているという相違点がある。また東京でも、渋谷スクランブル交差点の北東にある三千里薬局にも街頭ビジョン「グリコビジョン」(赤い壁面が目印)があり、オリジナルCMを放映している{{渋谷駅前グリコビジョンで流れるオリジナルCMは、雑誌「東京グラフィティ」とのコラボレーションによる。}}。
UCC上島珈琲や伊藤園と同じく宝塚歌劇団のスポンサーでもある(宝塚大劇場内に広告を設置しており、また宝塚歌劇の公演プログラムにも広告が掲載されている。以前は東京宝塚劇場内にも広告が設置されていた)。他には劇団四季のミュージカルにも協賛。Jリーグの清水エスパルスのスポンサーも1993年のリーグ開幕当時から務めている。
2010年(平成22年)12月から2011年(平成23年)2月までの3か月にわたり、日本全国47都道府県をワゴンで縦断するキャラバン『日本縦断グリコワゴン』が展開された。
テレビCMの最後に流れるグリコのサウンドロゴは、グリコ乳業のCMと共通であり、これは1992年の現行ロゴタイプ導入時より使用されている。当初のロゴ映像は全画面の白バックでglicoロゴの筆記アニメーションのみが表示されていたが、1996年頃に同ロゴ上部に「おいしさと健康」のスローガンが追加され、2002年頃に全画面の白バックをやめてCM映像の右下隅への表示に変更されたが、2021年頃に全画面の白バックが徐々に復活した。また、サウンドロゴは15秒用と30秒用で異なり、30秒用はやや間延びしたものになっている。創業100周年を迎えた2022年2月11日以降は、ロゴ上部のスローガンを「すこやかな毎日、ゆたかな人生」に変更した[4]。

|
など
ほか
(2025年現在)
(五十音順、×は故人)
など
江崎グリコの傘下には以下の企業が存在し、全体で「グリコグループ」と称される。
この節の加筆が望まれています。 |
太字は一社提供番組。
(2024年(令和6年)現在)
(関東地区を基準)
該当番組なし
該当番組なし
(関東地区を基準。★は番組自体現在も継続中)
(日本テレビ系列)
ほか
(KR→TBS系列)
(フジテレビ系列)
ほか
(テレビ朝日系列)
(日本テレビ・よみうりテレビ系列)
ほか
(KR→TBS系列)※近畿地区はOTV/ABC(1975年(昭和50年)3月まで)→MBS。
ほか
(フジテレビ・関西テレビ系列)
ほか
(NETテレビ → テレビ朝日系列)※ 近畿地区はMBS(1975年3月まで)→ABC。
ほか
(東京12チャンネル → テレビ東京系列)
など
工場見学をしながら、お菓子の世界を「見る・知る・学ぶ」ことを目的に建てられた施設。ともに工場(ファクトリー)に隣接している。ともに見学所要時間は約70分で、神戸は電話のみ、イーストは電話もしくはインターネットによる予約が可能。休館日はともに金曜日、年末年始、お盆休みである。
正式名称は「お菓子の工園 グリコピア神戸」。 1988年、神戸市西区に完成した神戸ファクトリー内にオープン。1階がオリエンテーションホール、3階に「3Dシアター」や「チョコレートハウス」、「商品ギャラリー」を設け、2階と4階がポッキーとプリッツの工場見学コースとなっている。案内時間は1日6回。
正式名称は「わくわくファクトリー グリコピア・イースト」。2012年4月に埼玉県北本市で操業を開始した北本ファクトリー内に同年10月オープン。1階には「カレッジホール」「グリコタウン」「フォトスタジオゾーン」が設置される。3階にはポッキーの製造工程の一部を見学できる「ポッキーストリート」と「スタジアムホール」、オリジナルポッキー(夏期はプリッツ)が製作できる「ミニファクトリー」があり、6階にはプリッツとポッキーの製造工程を見学できる「プリッツストリート」が設置される。案内時間は1日4回。
2010年(平成22年)12月4日から2011年(平成23年)2月までの2か月にわたり、日本全国を縦断し「おいしさと笑顔」を届けるキャンペーン「日本縦断 グリコワゴン」が展開された[36]。北海道からスタートし、沖縄県まで全国47都道府県を赤色のワンボックスカー[注釈 28]で縦断して行われた。ナビゲーターはお笑い芸人のつぶやきシローが務め、タレント10人が全国各地へ応援に駆け付けた。また、各地でテレビCMの撮影も行われた。2011年(平成23年)2月8日、最終目的地の沖縄本島にゴールし、47都道府県制覇を達成した。期間中のグリコワゴンの全走行距離は延べ9356.6 km[37] になる。
その後、グリコワゴンのダイキャストミニカー(トミカ)が東京・大阪の「ぐりこ・や」限定で発売され、2021年1月からはレギュラートミカとして発売されている[38]。
2023年(令和5年)3月30日に2代目グリコワゴンが東京都内で公開された。デザインは全国の子ども達から募り、全189件の応募作品をもとに仕上げたものとなっている。車両の屋根には同社の菓子製品をイメージしたオブジェクトがある。本田技研工業及びシバックスと共同製作し、それに伴いベース車両はステップワゴン e:HEV AIRへ変更された。なお先述の初代グリコワゴンの走行距離は10万kmを超えたという[39][40]。
主にホリプロ所属のタレントが参加した。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災からの復興をテーマとして、展開しているキャンペーン。前述の大阪・道頓堀のネオンサイン・阪神甲子園球場の同社広告などに、本スローガンが併記されている。ほか、多くのアーティストと他商品CMに出演している女優を起用し、一つの歌を歌うと言う内容の企業イメージCMが放映されている。最後に前述のグリコワゴンが映る。なお、これ以降も日本各地の大規模災害の被災地などを巡回するキャンペーンを実施している。
2011年 7月より放送。
2012年 2月より放送。タイトルは「みんなに笑顔を届けたい。冬篇」
{{cite news}}: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ)| あ行 | |
|---|---|
| か行 | |
| さ行 | |
| た行 | |
| な行 | |
| は行 | |
| ま行 | |
| や行 | |
| ら行 | |
| わ行 | |
| 廃止 | |
| 脱退 | |
| 三水会のみ加盟 | |
| 関連項目 | |
注釈 | |
| 持株会社 | |
|---|---|
| パナソニック | |
| オートモーティブシステムズ | |
| エンターテインメント&コミュニケーション | |
| ハウジングソリューションズ | |
| コネクト | |
| インダストリー | |
| エナジー | |
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| 関連項目 | |
| 関連人物 | |