| 正解するカド | |
|---|---|
| ジャンル | SF |
| アニメ | |
| 原作 | 東映アニメーション |
| 総監督 | 村田和也 |
| シリーズディレクター | 渡辺正樹 |
| シリーズ構成 | 野﨑まど |
| 脚本 | 野﨑まど |
| キャラクターデザイン | 有坂あこ(原案)、真庭秀明 |
| 音楽 | 岩代太郎 |
| アニメーション制作 | 東映アニメーション |
| 製作 | 東映アニメーション 木下グループ、東映 |
| 放送局 | TOKYO MX・MBS・BSフジ・AT-X |
| 放送期間 | 2017年4月7日 - 6月30日 |
| 話数 | 全12話+総集編+未放送話 |
| 漫画 | |
| 原作・原案など | 東映アニメーション |
| 作画 | 奥橋睦 |
| 出版社 | 講談社 |
| 掲載誌 | モーニング・ツー |
| レーベル | モーニングKC |
| 発表号 | 2017年5号 - 2018年3号 |
| 発表期間 | 2017年3月22日 - 2018年1月23日 |
| 巻数 | 全3巻 |
| 漫画:正解するカド 青い春とレールガン | |
| 原作・原案など | 東映アニメーション |
| 作画 | 落合更起 |
| 出版社 | ノース・スターズ・ピクチャーズ |
| 掲載サイト | WEBコミックぜにょん |
| レーベル | ゼノンコミックス |
| 発表期間 | 2017年5月6日 - 7月7日 |
| 巻数 | 全1巻 |
| テンプレート -ノート | |
| プロジェクト | アニメ、漫画 |
| ポータル | アニメ、漫画 |
『正解するカド』(せいかいするカド、Kado: The Right Answer)は、東映アニメーション制作による日本のテレビアニメ作品。2017年4月から6月まで放送された。前日譚となる第0話がAmazonプライム・ビデオにて独占配信された。
『正解するカド12.5話 KADO:Beyond Information』は、2018年5月1日と5月4日、Anifilm 2018 : International Festival of Animated Films(チェコ共和国)にてワールドプレミアとして上映された。その後、2018年5月22日から東映アニメーション公式YouTubeチャンネルで2週間無料公開された[1]。テレビ版の総集編だが映画的に再構成されており[2]終盤の展開が変更されている[3]。この総集編はソフト化されていないが[4]、2023年、VRChatで4月8日に前編、4月15日に後編に分けて上映された[5]。
東映アニメーションが手がけるオリジナルCGアニメーションプロジェクトとして2015年11月2日に第2四半期決算のプレゼンテーション資料で発表された[6]。また、東映アニメーションとしては初めてTVシリーズでセル調のフルCGキャラクター表現に挑むプロジェクトでもある[7]。各話の冒頭のナレーションは俳優の上川隆也が担当する[8]。
「楽園追放 -Expelled from Paradise-」を手掛けたプロデューサーの野口光一は、本作ではセルルックの手法を使い、今敏監督の「妄想代理人」のように10年先に見ても面白い作品を目指したという。CGではキャラクターの服の表現が難しく、ヤハクィザシュニナのマントは当初現場から抵抗があった[9]。
作中に登場する「カド」の表面は幾何学的な模様が常に動いているという設定のため、当初はHoudiniでマンデルバルブなどを計算し描写したが、負荷が高すぎ制作に支障をきたすため、外観はMayaに内蔵された3Dフラクタルのプリセットモデルをベースに制作し、アニメーションと内部空間の描写にゲームエンジンのUnityを使用することになった[7]。
2017年度 映画テレビ技術協会 映像技術賞、VFX-JAPANアワード 2018 テレビ番組 アニメCG部門 優秀賞を受賞した[10]。
羽田空港の滑走路に突如として1辺が2キロメートルを超す謎の超巨大な正立方体が出現し、出現場所に居合わせた旅客機256便(ボーイング777型)が、乗員乗客もろとも立方体に飲み込まれた。政府が関係各省と連携を取り合い、この立方体「カド」の調査と飲み込まれた乗員乗客の救命に奔走する中、立方体上部にヤハクィザシュニナと名乗る存在と、偶然256便に乗り合わせていた凄腕の交渉官・真道 幸路朗が現れる。
「異方」から来たというザシュニナは、真道を交渉官として活動を開始し、電力を無限に取り出す「ワム」、睡眠を不要にする「サンサ」などを人類に提供し、日本のみならず世界に衝撃を与える。それにより日本は世界から危険視され、異方から与えられた力を国連に譲渡するよう、アメリカを始めとした大国から強い圧力をかけられる、そして、日本国代表として交渉する徭沙羅花はザシュニナを警戒し、真道に自分の考えを伝える。
さらにザシュニナは、重力制御、慣性制御、質量制御を行える「ナノミスハイン」を人類に与えようとする。それは空間と時間をも操作して、世界の再創造さえも可能になる神の力であった。やがてザシュニナの目的が、人類を異方に送ることであることが明らかになる。ザシュニナは真道を異方に誘うが、「異方存在の転生者」だった沙羅花に止められる。
真道と沙羅花は、ザシュニナの野望を阻止すべく策を練るが、真道はザシュニナとの戦いに敗れてしまう。しかし真道と沙羅花の娘であり、相対時間をずらし異空間で16歳まで花森瞬に育てられたユキカが、ザシュニナを倒す。ユキカはワム、サンサなどを無効化して、姿を消した。
世界は元に戻ったが、異方の存在を知るという結果を得た。
声の表記は「日本語版 / 英語版」。
サウンドプロデュースは、UQIYO-A Movement。
| 話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|
| 第0話 | ニノヴォ | 原田征爾 | 湯本雅子 | |
| 前日譚。 | ||||
| 第1話 | ヤハクィザシュニナ | 渡辺正樹 | 真庭秀明 | |
| 2017年7月25日、真道幸路朗と花森瞬は国際会議出席のため羽田空港から旅客機に搭乗する。しかし離陸直前、上空に巨大な立方体があらわれ、旅客機は消息を絶つ。物理学者の品輪彼方は残された映像から乗客は生きている可能性があると推測。対策本部は立方体に様々な方法で接触・破壊を試みるが、全く効果がなく完全に隔絶されている状態だった。品輪はこれに「フレゴニクス」と仮名をつける。乗客の一刻も早い救助のため、ついに自衛隊の戦車による徹甲弾が撃ち込まれるがこれも押し返されてしまう。その時、立方体の上部が変化し内部から階段が出現、そこから真道と青年の姿をした謎の存在が出てきた。その存在はヤハクィザシュニナと名乗る。[12] | ||||
| 第2話 | ノヴォ | 渡辺正樹 | りょーちも | 真庭秀明 |
| 真道は、立方体の名が「カド」でヤハクィザシュニナの所有物であること、彼が日本政府との直接交信を3時間後に求めていること、旅客機の乗客は全員無事であると伝え、カドの中に消える。日本政府は「カド対策本部」を設置、交渉官に徭沙羅花が指名される。28時間前、旅客機の外に出た真道は、神秘的な光景を目の当たりにし、周囲の奇妙な物体の中から出てきたヤハクィザシュニナから協力を求められる。真道は乗客を外に出すよう交渉するが、ザシュニナは29日かかると答え、乗客には食料を供給する。ザシュニナは真道や機長たちに、境界体カドとそれらの源流「ノヴォ」について語る。約束の時間、徭たちの前に、カドの側面からザシュニナと真道があらわれる。ザシュニナは人類に自分が敵か味方かを判断する思考を続けることが世界における唯一の正解と語る。[12] | ||||
| 第3話 | ワム | 齋藤昭裕 | 真庭秀明 | |
| 徭の前に降り立った真道はザシュニナが公開の場での会談を望んでいると伝える。滑走路上に会談のテーブルが設置され、多くの報道陣が見守る中、7月26日午後9時、政府代表団とザシュニナ、真道の会談が始まる。ザシュニナは意思の齟齬があることを気にしながら、自分が宇宙の外から来た存在であること、異方「ノヴォ」境界体「カド」について説明。目的を「世界を推進するため」と答え、異方から電力を無限に取り出す「ワム」を大量に出現させて、「どうか正解されたい」と迫る。[12] | ||||
| 第4話 | ロトワ | 上村泰 | 田辺泰裕 | 真庭秀明 |
| 会談から3日後の29日正午、2人の乗客が解放される。真道は政府から「日本国異方担当特使」に任命されるが、その任は花森に譲り異方側の交渉官となる意思を伝える。真道は首相官邸の対策協議会に出席。国連安保理はワムの一国の独占は世界の社会経済バランスを壊しかねないとして、全て国連管理下に置くことを要求していた。真道と徭はワムの分析をしている統合科学研究所で御船哲人から説明を受ける。カドに戻った真道は、ザシュニナに国連の方針を伝えるが、人類にワムを与えたいザシュニナは日本政府への更なる協力を求める。安保理では日本に対して全てのワムの提出と従わない場合の制裁決議が採択されるが、真道はザシュニナが方策を持っていると政府に伝える。ザシュニナは協力者に品輪を指名する。[12] | ||||
| 第5話 | ナノカ | りょーちも | 澤良輔、真庭秀明 | |
| 防衛省技術研究本部内の電波暗室に連れてこられた品輪は、真道とヤハクィザシュニナから大量のワムを渡され、さっそく分析を始める。ザシュニナに付き添う徭は、ワムのせいで争いがおきている、人類にもたらされるべきでなかったとザシュニナをなじる。ザシュニナは首相官邸で犬束構造総理と非公式会談を行う。犬束は人類全体の幸福のためワムを受け取る覚悟を述べると、ザシュニナは方策を提示すると答える。犬束は全世界公開の緊急記者会見を開き、真道、品輪と登壇する。犬束は日本国内にあるワムを全て国連に提出することを発表。続いて真道と品輪がワムの研究結果を発表。品輪は球状の折り紙からワムを作ってみせる。[12] | ||||
| 第6話 | テトロク | 三宅和男 | 齋藤昭裕 | 真庭秀明 |
| ワムの作り方が公開されたが、品輪と真道以外再現できる者はほとんどなく、大きな混乱は起きなかった。乗客の解放が進む中、カドの移転が検討される。ザシュニナは狭山湖まで、転がし移動させることを希望。真道は周囲への接触面を減らす方法を提案。徭の勧めで真道は休暇を取り、母親の美晴に会いに行く。8月25日夜、最後の乗客花森が解放。翌朝26日午前6時からカドの移動がはじまる。カドは頂点で立ち上がり、辺だけを地面に接触させながらゆっくり転がり、夕方狭山湖に到着。その夜、ザシュニナは真道が最近寝ていないことを指摘、もう眠らなくてすむと告げる。[12] | ||||
| 第6.5話 | エクワリ | - | ||
| 総集編。 | ||||
| 第7話 | サンサ | 田辺泰裕 | 岡本達明、湯本雅子 | |
| SETTENのCEOアダム・ワードは言野たちをヘッドハンティングし、ヤハクィザシュニナの取材を依頼する。言野、歌丸、画美はカドにヘリコプターで近づき、取材したいと呼びかけ、中に入ることに成功。3人はザシュニナから「サンサ」を見せられ、異方の感覚を体験する。ザシュニナはサンサの拡散のためメディアの力を借りたいと、言野たちに協力を求める。真道はザシュニナにしおりを贈る。カドから出たザシュニナは遠くから聞こえる祭囃子に興味を示し、真道たちと夜店に繰り出す。徭は真道を呼び出しザシュニナを異方に返したいと打ち明ける。[12] | ||||
| 第8話 | タルネル | ヤマサキオサム | 渡辺正樹 | 真庭秀明 |
| 言野たちから連絡を受けたアダムは社内の反対を押し切り、自社の衛星でサンサの全世界同時配信を決める。徭は真道を1日貸してほしいと願い出て許可される。徭は真道に、実家の彫金を見せ、水族館に行き、人間の感覚や自然の進化を賛美。夜の水上バスで人類と世界の尊厳を異方から守りたいと語る。カドのそばに設置されたSETTENの仮設スタジオで、午後8時から生配信が始まる。番組には言野とヤハクィザシュニナが登場、画面に警告メッセージを表示の上、サンサが公開される。放送後、変革の先に迷いを感じた真道は、酒を持ってザシュニナと話し合いに行き、徭は喜ぶ。[12] | ||||
| 第9話 | ナノミスハイン | 齋藤昭裕、田辺泰裕 | 齋藤昭裕 | 真庭秀明 |
| 真道と酒を酌み交わしたザシュニナは人類に第4の贈り物「ナノミスハイン」を見せる。サンサを見た品輪は御船博士とカドに近づき、フレゴニクスに干渉する計算をはじめる。ザシュニナは真道に、異方は広大で常に情報不足に苛まれていること、そのため無数の情報の繭を作り、そこから生まれた究極の糸が人類だと語る。ザシュニナは真道を異方へ誘うが、真道の態度を見てまだ早かったと判断、真道の複製を出し、目の前の真道を殺そうとする。それを制止したのは「異方存在の徭沙羅花」だった。[12] | ||||
| 第10話 | トワノサキワ' | 原田征爾 | 田辺泰裕 | 湯本雅子 |
| はるか昔、宇宙の創造、繭の成長を見守っていた異方存在たち。そのうちの一人が繭に生じた特異点に魅かれ地球に入る。彼女は転生を繰り返し、24年前、「徭沙羅花」として誕生した。ザシュニナの目的は人類を異方に連れ出すことだった。沙羅花はザシュニナに攻撃され、それをかばった真道は重傷を負う。沙羅花は自分の隔絶空間に移動、真道を蘇生させ、地球と人類への思いを語る。真道の複製と外に出たザシュニナは、さっそくナノミスハインを関係者に紹介するが、ふと寂し気な表情を見せる。[12] | ||||
| 第11話 | ワノラル | りょーちも | 澤良輔 | |
| ナノミスハインは世界中に拡散する。真道と徭はザシュニナの野望を阻止するため、隔絶体に閉じ込めることを計画。しかし、真道がフレゴニクスを持っていないという問題があった。真道と徭は品輪と花森を隔絶空間に引き込む。さらに刑部鍍金に依頼し、品輪の設計でフレゴニクスを破る「アンタゴニクス」を発生させるベストとアームカバーを製作させる。真道は徭に「双方の望みを叶える」交渉をすると語る。カドは複製の真道を引き込んだ後、突如巨大化をはじめる。自分の野望を実行しようとするザシュニナの前に真道と徭が現れる。 | ||||
| 第12話 | ユキカ(⊿Γ≡) | 渡辺正樹 | - | |
| 真道と対峙したザシュニナは、真道と自分の複製にはない特異点を見出したと語り、真道を異方に誘う。真道が断ると、ザシュニナは動揺し、真道を殺そうとする。真道のベストは効果がなく、ザシュニナは真道の命を奪い、体を異方に送ろうとする。そこへ年老いた花森の車があらわれセーラー服の少女が降りる。彼女は真道と徭の娘で、ナノミスハインで相対時間をずらした空間で16年間花森に育てられた「ユキカ」だった。ザシュニナより高次元の存在であるユキカはザシュニナの攻撃をはねかえし進歩の意味を語る。ザシュニナはしおりを見て自分が真道と同じ「途中」だと知る。ユキカはザシュニナを倒し粒子が上方へと舞う。巨大化したカドは少しずつ消えていった。1か月後、犬束総理の記者会見で、カドの消失に伴い、ワム、サンサ、ナノミスハインの効果が消えたことが発表される。犬束は「異方が存在する」という事実を知った、それなら今度は人類が自らの力でヤハクィザシュニナに会いに行こうと呼びかける。 | ||||
| 12.5話 | KADO:Beyond Information | 上村泰、三宅和男 ヤマサキオサム | りょーちも、齋藤昭裕 田辺泰裕、原田征爾 | - |
| 総集編。 | ||||
| 放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域[14] | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年4月7日 - 6月30日 | 金曜 22:30 - 23:00 | TOKYO MX1 | 東京都 | |
| 2017年4月12日 - 7月5日 | 水曜 0:00 - 0:30(火曜深夜) | BSフジ | 日本全域 | BS放送 / 『アニメギルド』枠 |
| 水曜 3:00 ‐ 3:30(火曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 『アニメ特区』第2部 | |
| 2017年4月14日 - 7月7日 | 金曜 22:30 - 23:00 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり |
| 配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
|---|---|---|
| 2017年4月6日 | 金曜 23:00 更新(第0話・第1話のみ木曜) | Amazonプライム・ビデオ |
| 2017年4月11日 | 火曜 0:00 更新 | GYAO!ストア[15] |
| 2017年4月13日 | 木曜 0:00 更新 | ビデオマーケット[16] |
| 木曜 10:00 更新 | DMM.com[17] | |
| 木曜 12:00 更新 | ||
| 2017年4月14日 | 金曜 12:00 更新 | Happy動画[22] |
アニプレックスより発売。
| 巻 | 発売日[23] | 収録話 | 規格品番 | |
|---|---|---|---|---|
| BD | DVD | |||
| 1 | 2017年7月26日 | 第0話 - 第6話 | ANZX-12331〜4 | ANZB-12331〜4 |
| 2 | 2017年9月27日 | 第6.5話 - 第12話 | ANZX-12335〜8 | ANZB-12335〜8 |
本放送開始に先駆けて、奥橋睦によるアニメのコミカライズが『月刊モーニングtwo』(講談社)にて2017年5号[24]から2018年3号まで連載。
また、落合更起による公式スピンオフ作品『正解するカド 青い春とレールガン』が『WEBコミックぜにょん』(ノース・スターズ・ピクチャーズ)にて2017年5月6日から7月7日まで配信された[25]。ワムを作ったことで生活が一変した高校生の姿が描かれる[25]。
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