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横山本源氏物語

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横山本源氏物語(よこやまほんげんじものがたり)は、源氏物語の写本の一つ。

概要

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横山敬次郎の所蔵であったことから「横山本」と呼ばれる。大部分が1面9行、まれに1面10行で書かれており、奥書はない。鎌倉時代中期ころの書写と考えられており、伝承筆者として藤原為兼等の名前が挙げられている。49帖が現存しており、帚木朝顔藤袴手習が欠けている。本文系統は橋姫椎本総角の3帖が別本、その他の46帖が青表紙本であるとされている[1]。一時期池田亀鑑のもとにあり、校異源氏物語及び源氏物語大成校異編には校合本文の一つとして採用されたが現在の所在は不明であり、現在は池田が作成した橋姫と総角の新写本のみが東海大学図書館桃園文庫に所蔵されている[2]

校本への採用

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校異源氏物語及び源氏物語大成校異編には校合本文の一つとして写本記号「横」、「横山本 藤原為兼等各筆 横山敬次郎蔵」として、桐壺空蝉夕顔若紫末摘花紅葉賀花宴賢木花散里須磨明石澪標蓬生関屋絵合松風薄雲少女玉鬘初音胡蝶常夏篝火野分行幸真木柱梅枝藤裏葉若菜上、若菜下、柏木横笛鈴虫夕霧御法匂宮紅梅竹河早蕨宿木浮舟蜻蛉夢浮橋が青表紙本の本文を持つ写本として、橋姫椎本総角が別本の本文を持つ写本として校異が採用されている。なお、池田亀鑑は、校異源氏物語について現在のように大島本を底本とする以前にこの横山本を底本とすることを検討していた時期があったとされている[3]

参考文献

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  • 大津有一「諸本解題 横山氏旧蔵源氏物語」池田亀鑑編『源氏物語事典 下巻』東京堂出版、1960年、p. 146。

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^池田亀鑑「現存重要諸本の解説 横山氏旧蔵源氏物語」『源氏物語大成研究編』中央公論社、p. 253-254。
  2. ^加藤昌嘉「本文研究と大島本に対する15の疑問」中古文学会関西部会(編)『大島本源氏物語の再検討』和泉書院、2009年(平成21年)10月、p. 82。ISBN 978-4757605299
  3. ^阿部秋生「源氏物語研究史の研究 本文研究の現在」秋山虔編集『解釈と鑑賞別冊 講座日本文学 7 源氏物語 上』 至文堂、1978年、pp.. 134-152。
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