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棋戦 (将棋)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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将棋
ゲームの詳細
歴史と組織
棋戦と棋士
各年度の将棋界

棋戦きせんとは、将棋の大会のことである。通常はプロ(棋士女流棋士[注 1])のものをいい、女流棋士のものは特に「女流棋戦」という。アマチュアの大会については、単に「将棋大会」などと言うことが多いが、規模の大きいものは「アマチュア棋戦」と呼ばれる。以下では、主に公益社団法人日本将棋連盟が主催するプロの棋戦について述べる。

2024年現在、以下のような棋戦がある。

  • 公式戦
    • タイトル戦(棋士:全8タイトル、女流棋士:全8タイトル)
    • 一般棋戦
      • 全棋士参加棋戦(棋士:全3大会、女流棋士:該当なし)
      • 上位棋士選抜棋戦(棋士:全1大会、女流棋士:該当なし)
      • 年齢別棋士・下位棋士選抜棋戦(棋士:全3大会、女流棋士:全1大会)
  • 非公式戦(棋士:全3大会、女流棋士:全3大会)

公式戦は、対局結果と棋譜が日本将棋連盟の公式記録に残る棋戦、非公式戦は残らない棋戦である[注 2]。タイトル戦は、優勝者にタイトル(称号)が与えられる棋戦、一般棋戦は、タイトル戦以外の公式戦のことである。一般棋戦には、全棋士に参加資格があるもの、上位棋士にのみ参加資格があるもの、若手棋士らにのみ参加資格があるものの区別がある。なお、一つの棋戦のなかに公式対局と非公式対局が混在する場合もある[注 3]。なお、過去には一年に2回開催する棋戦なども存在したが、現在の棋戦は原則として一年に1回である。

概要

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棋士・女流棋士は、棋戦に参加して対局をすることで対局料・賞金を得て活動している。棋戦の多くは新聞社主催であり、主催紙に棋譜が掲載されるが、近年は新聞社以外の主催する棋戦も増加している。これらの主催者から、対局者に賞金などが支払われる。

棋戦のうち、称号(タイトル)を争うものがタイトル戦であり、最も重んじられている。通常は、称号の名前がそのまま棋戦の名前になる(例:「竜王」の称号を争う棋戦が「竜王戦」)。優勝者は、称号を獲得し、翌年のタイトル戦が終わるまでの間、段位に代わってこれを肩書として名乗ることができる(例:「○○△△竜王」、「竜王 ○○△△」、あるいは単に「○○竜王」など)。さらに、特定の条件を満たした場合には、恒久的に名乗れる特別な称号を獲得できる場合もある(永世称号)。

タイトル戦は、いわゆる挑戦手合制で開催される。挑戦手合制では、まず現在のタイトル在位者(前回の優勝者)を除く棋士から挑戦者を決定する。そして、選ばれた挑戦者と現在のタイトル在位者との間で番勝負[注 4](1対1で複数局を連続して戦うこと。シリーズとも言う[1])を行い、勝ち越した方がタイトルを獲得する。現在のタイトル在位者が再びタイトルを獲得することを防衛、挑戦者がタイトルを獲得することを奪取と言う。

タイトル戦以外の公式記録に残る棋戦が一般棋戦である。一般棋戦の中には、全棋士が参加するものだけでなく、参加資格が段位・年齢などで制限されているものもあり、昇段規定などで区別がなされている。一般棋戦の開催方式は様々であるが、近年は勝ち残り式トーナメントが多い。過去には、連勝数を競う勝ち抜き戦や、挑戦手合制[注 5]で開催されるものもあり、勝ち残り式トーナメントの場合でも決勝のみ番勝負となっているもの[注 6]が多かった。なお、一般棋戦で得られる称号(NHK杯選手権者など)は段位の代わりではなく、その棋戦の中でのみ使われるものであるため、タイトルとは区別される。

主な取り決めなど

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先後の決定

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先後(先手後手)は振り駒によって決定される。ただしリーグ戦が実施される、順位戦王位戦王将戦女流順位戦女流名人戦女流王位戦では、対局順決定時に先後も決定するため、挑戦者決定プレーオフや残留決定戦などの同率戦対局を除いて、当該リーグ戦での振り駒は行われない。

最強戦女流最強戦(いずれも休止棋戦)などのネット棋戦では、コンピュータがランダムに先後を決定した。

タイトル戦などの番勝負では、1局目にのみ振り駒を行い、2局目以降は毎局先後を入れ替え、最終局については再度振り駒を行い先後を決定する。棋王戦の挑戦者決定戦(変則二番勝負)は厳密な意味での番勝負ではないため、2局目も振り駒を行う。

千日手持将棋になると先後を入れ替えて即日指し直しとなる。タイトル戦での千日手・持将棋は後日指し直しとなることもある。番勝負において、千日手・持将棋となり即日指し直しで勝負がついた場合の次局の先後については、千日手・持将棋となった緒局から先後を入れ替える。つまり、指し直し局を手番上1局と見ず、千日手・持将棋による先後の入れ替えは後続局に持ち越されない(一局完結方式)。

免状

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タイトル戦の勝者には、後日、就位式で免状に相当するものが与えられる。タイトルにより名称は異なる。名人は「推戴状」[注 7]、竜王は「推挙状」、王座は「允許状」、王将は「贈位状」、王位、棋王、棋聖、叡王は「就位状」である。[注 8][3][4]

公開対局

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→詳細は「公開対局 (将棋)」を参照

プロの棋戦において、多くは、対局者のほか記録係・立会人観戦記者らの関係者のみが対局室に入室し対局が行われるが、観覧席を設けて対局者の様子を一般のファンに公開する公開対局の形式によることもある。対局開始時やその直後などのごく短時間の公開、インターネット・TV中継での公開だけのものは公開対局にあてはまらない。

不正防止策

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2016年将棋ソフト不正使用疑惑騒動を受け、2016年12月よりカンニング防止の目的で、将棋会館などでの対局の際に、棋士は対局前に所持するスマートフォンなどの電子機器を暗証番号式のロッカーに預け入れ、対局終了まで保管することが義務付けられている。また対局中にランダムで抜き打ち検査なども行っており、電子機器の所持が見つかった場合は出場停止などの処分を受けるとされている。タイトル戦ではロッカーなどが無いため、代わりに連盟の職員に機器類を預ける形となる。

同様の理由で、同じく2016年12月より、対局中の棋士は対局を行っている建物の敷地外への外出が許されなくなった。それ以前は昼食・夕食休憩時に外出して食事を摂る棋士も多かったが、以後の食事は原則として出前や連盟職員による買い出し、もしくは弁当などを持参する形となっている。こちらも罰則規定があり、違反すると対局料の減額などの処分を受ける[5]

慣例

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地方対局

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タイトル戦の対局は将棋会館以外で行われる事がほとんどで、伝統ある旅館を筆頭に、ホテルや寺院・神社・料亭など、広めの和室を持つ施設が選ばれるのが一般的である。和室以外の対局では臨時に畳を敷くが、やむを得ない場合はカーペット敷も認められる場合がある。名人戦・竜王戦などで、対局地の公募が行われている[6][7]

対局者は、通常前日に現地入りし、夕方に対局室、盤・駒の選定・検分を行なう。将棋連盟が所蔵する駒以外に、地元の愛棋家が所有する駒が使われることも多い。[8] 特に格の高いタイトル戦では、特別な盤駒が使用される事もある。たとえば、伝統的に、毎年の名人戦の第1局でのみ使用される「名人駒」がある[9]

対局前夜には、ほとんどの場合、前夜祭が開かれ、地元の将棋ファンとの交流などが図られる。

対局者が会場に向かう際は、原則として主催社の担当者や観戦記者・連盟職員らと同行するほか、両対局者の出発地が同じ場合は同じ列車・飛行機などに同乗する。一方で対局終了後は大抵は現地解散となるため、対局者や関係者はバラバラに帰宅する(観光を楽しむ者も少なくない)。

服装

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棋士のタイトル戦の番勝負では、対局者は和服を着用するのが慣例である。

対局者が洋服を着用した例も少なくなく、加藤一二三森雞二島朗谷川浩司羽生善治佐藤康光村山聖永瀬拓矢藤井聡太などの例が挙げられる。なお、永瀬は和服での対局を好まず、特に第5期叡王戦第2局では対局開始時に和服で登場したのち、いったん離席してスーツに着替えた[10]

竜王戦・名人戦では、記録係も和服を着ることになっている[注 9]。王座戦では2023年度(第71期)より、番勝負で両対局者の和装が義務化された[11]

女流タイトル戦では、マイナビ女子オープン五番勝負においては和服(着物と)を着用する[12]。他の女流タイトル戦の番勝負では洋服を着用するのが普通である。ただし、対局者の意思で和服を着用するのは自由である(例:第30期女流王位戦五番勝負第2局における渡部愛[13][14])。制服のある学校に在学中であれば、制服を着用する(例:第5期マイナビ女子オープン五番勝負における長谷川優貴[15])。

タイトル戦が終了した後の就位式(タイトルによって名称が異なる)には、主役たるタイトルホルダーは、棋士は紋付羽織袴、女流棋士は和服(対局時と異なり、袴は着用しない)で臨むことが多い。

沿革

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実力制名人

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江戸時代から名人は家元制の終身名人として続いていたが、1935年(昭和10年)、十三世名人の関根金次郎が1937年をもって名人位を退位することを宣言し、実力名人制に改められた。第1期名人戦は「名人決定大棋戦」と呼ばれた八段リーグ戦で2年にわたって行われ、1937年(昭和12年)に木村義雄が初代名人となった。これが将棋のタイトル戦の始まりである。

1946年(昭和21年)からは、名人戦の予選として「順位戦」のシステムが始まった。

棋士のタイトル戦創設の歴史

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(※以下の年度は、予選開始年ではなく番勝負が実施された年度。日本将棋連盟公式サイトでの表記も同様である)

  • 1950年度(昭和25年度)
    • 「全日本選手権戦」(1948年創設、読売新聞社主催)が1950年度から「九段戦」と「名人九段戦」に分けられ、「九段戦」が史上2つめのタイトル戦となった。ただし、この時点では九段戦は「名人に次ぐ実力者を決める棋戦」という位置付けであり、名人以外の棋士によって争われた。九段戦終了後に行われる名人九段戦によって全日本選手権者が決せられた。
  • 1951年度(昭和26年度)
    • 前年度創設の王将戦(1950年度創設、毎日新聞社主催)が1951年度にタイトル戦となり、タイトル戦が3つとなる。

(タイトル戦が「名人戦」「九段戦」「王将戦」の3棋戦という時代が約10年間続く。)

(以降、タイトル戦の数が5つ、年間のタイトル戦の回数が6回という時代が十余年続く。)

  • 1975年度(昭和50年度)
    • 前年度創設の棋王戦(1974年度創設、共同通信社主催)が1975年度にタイトル戦に昇格、タイトル戦は6つ(年7回)となる。
  • 1983年度(昭和58年度)
    • 王座戦(1953年度 = 昭和28年度 創設、日本経済新聞社主催)が1983年度にタイトル戦に昇格、タイトル戦は7つ(年8回)となる。
  • 1988年度(昭和63年度)
    • 十段戦が発展解消して、賞金額トップの「竜王戦」(読売新聞社主催)が誕生。棋戦としての序列で名人戦を上回る初のタイトル戦となった。竜王のタイトルと名人のタイトルは同格である(表記は主に竜王、名人の順)。
  • 1995年度(平成7年度)
    • 棋聖戦が他のタイトル戦と同じく年1期制となり、タイトル戦は年8回(棋聖戦 年2期)から年7回となる。
タイトル戦(全7棋戦、序列順):
竜王戦・名人戦・棋聖戦・王位戦・王座戦・棋王戦・王将戦
  • 2009年度(平成21年度)
    • 棋聖戦が2009年8月以降は序列6位に変更。
タイトル戦(全7棋戦、序列順):
竜王戦・名人戦・王位戦・王座戦・棋王戦・棋聖戦・王将戦(下線は変更点)
  • 2010年度(平成22年度)
    • 棋聖戦が2010年10月以降は序列7位に変更。
タイトル戦(全7棋戦、序列順):
竜王戦・名人戦・王位戦・王座戦・棋王戦・王将戦・棋聖戦下線は変更点)
  • 2017年度(平成29年度)
    • 叡王戦(2015年度=平成27年度創設、ドワンゴ主催)が第3期からタイトル戦に昇格(1日制七番勝負、事前振り駒制・変動持ち時間制<1時間・3時間・5時間>を採用[16])。タイトル戦の数は8つとなった。年8回のタイトル戦開催は23年ぶり。叡王戦の序列は3位で[17]、新聞社・通信社以外がタイトル主催者になるのは史上初。
タイトル戦(全8棋戦、序列順):
竜王戦・名人戦・叡王戦・王位戦・王座戦・棋王戦・王将戦・棋聖戦(下線は変更点)
  • 2021年度(令和3年度)
    • 叡王戦の主催者が第6期以降の不二家に変更となり五番勝負(固定持ち時間制)に移行、序列6位に変更。
タイトル戦(全8棋戦、序列順):
竜王戦・名人戦・王位戦・王座戦・棋王戦・叡王戦・王将戦・棋聖戦(下線は変更点)
  • 2022年度(令和4年度)
    • 叡王戦が第8期開始の2022年6月以降は序列4位に変更。
タイトル戦(全8棋戦、序列順):
竜王戦・名人戦・王位戦・叡王戦・王座戦・棋王戦・王将戦・棋聖戦(下線は変更点)
  • 2024年度(令和6年度)
    • 叡王戦が第10期開始の2024年7月以降は序列3位に変更。
タイトル戦(全8棋戦、序列順):
竜王戦・名人戦・叡王戦・王位戦・王座戦・棋王戦・王将戦・棋聖戦(下線は変更点)
  • 2025年度(令和7年度)
    • 棋聖戦が賞金額を4000万円に増額、第96期五番勝負開始の2025年5月以降は序列6位に変更。
タイトル戦(全8棋戦、序列順):
竜王戦・名人戦・叡王戦・王位戦・王座戦・棋聖戦・棋王戦・王将戦(下線は変更点)

タイトル戦の序列

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8つのタイトル戦には序列が存在しており、この序列は契約金の額に基づく[17]。このため契約金が変更されれば序列も変更される。

2025年5月時点におけるタイトル戦の序列は以下のとおりである[18][注 10]

将棋タイトル棋戦の序列一覧
(2024年7月時点)[18]
  1. 竜王戦0000
  2. 名人戦
  3. 叡王戦(2024年6月までは序列4位)
  4. 王位戦(2024年6月までは序列3位)
  5. 王座戦
  6. 棋王戦
  7. 王将戦
  8. 棋聖戦
将棋タイトル棋戦の序列一覧
(2025年5月時点)
  1. 竜王戦0000
  2. 名人戦
  3. 叡王戦
  4. 王位戦
  5. 王座戦
  6. 棋聖戦(2025年4月までは序列8位)
  7. 棋王戦(2025年4月までは序列6位)
  8. 王将戦(2025年4月までは序列7位)

棋士の序列

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→「棋士 (将棋) § 棋士の序列」も参照

上記の棋戦の序列を受けて、棋士の序列は以下のように決められる[19]

  1. 竜王と名人
    • タイトル数が多い者が1位、少ない者が2位。
    • タイトル数が同じ場合[注 11]、棋士番号が小さい者が1位[注 12]、大きい者が2位[20]
  2. その他のタイトル保持者
    • タイトル数が多い順に上位。
    • タイトル数が同じ場合、より上位のタイトルを持っている者が上位。
  3. 永世名人襲位者[21]
  4. 永世称号襲位者
  5. 永世称号資格者
    • より早く何らかの資格を得た者が上位。種類や数は関係ない[注 13]
  6. 段位
    • 段位が高い者が上位。
    • 段位が同じ場合、より早くその段位になった者が上位。

名目上の序列は以上のようになるが、実際の運用においてはタイトルを持たない場合で段位が同じ場合は、棋士番号が小さい者が上座に座るのが暗黙の了解とされており[19]、タイトルホルダーであっても実績に勝る先輩棋士や引退を控えた大棋士に対して敬意を表して上座を譲る光景がまれに見られる[22]

竜王と名人

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→「棋士 (将棋) § 棋士の称号」も参照

上記のようにタイトルの中でも、竜王名人は別格に扱われる。この両タイトルのいずれかを所持している場合は他のタイトルの有無に関わらず「竜王」または「名人」とだけ呼ばれ、また、両タイトルを同時に保持した場合「竜王・名人」という特別な呼称で呼ばれる。「竜王・名人」の称号を獲得した棋士は、下表のとおり5名(延べ7回)だけである[23][24]。この5名の「竜王・名人」のうち、通年で両タイトルを防衛したのは羽生と藤井の2例のみ、両タイトルを2期以上防衛し「竜王・名人」を2年以上名乗ることになったのは藤井だけである。

歴代「竜王・名人」の防衛成績
竜王・名人「竜王・名人」
称号 獲得棋戦
竜王戦 防衛名人戦 防衛「竜王・名人」
称号 失冠棋戦
「竜王・名人」
期間
羽生善治
(1回目)
第7期竜王戦 (1994)
竜王獲得
1期 防衛
第8期・1995
2期 防衛
第53期・1995年
-第54期・1996年
第9期竜王戦 (1996)
竜王失冠
7000100000000000000♠1年11か月
谷川浩司第55期名人戦 (1997年)
名人獲得
1期 防衛
第10期・1997
第56期名人戦 (1998年)
名人失冠
7000100000000000000♠1年7日
羽生善治
(2回目)
第61期名人戦 (2003年)
名人獲得
第16期竜王戦 (2003)
竜王失冠
191日
森内俊之
(1回目)
第62期名人戦 (2004年)
名人獲得
第17期竜王戦 (2004)
竜王失冠
200日
森内俊之
(2回目)
第26期竜王戦 (2013)
竜王獲得
第72期名人戦 (2014年)
名人失冠
173日
豊島将之第32期竜王戦 (2019)
竜王獲得
第78期名人戦 (2020年)
名人失冠
252日
藤井聡太第81期名人戦 (2023年)
名人獲得
2期 防衛
第36期・2023
-第37期・2024
2期 防衛
第82期・2024年
-第83期・2025年
(現「竜王・名人」)7000200000000000000♠2年4か月
継続中

竜王と名人が他タイトルとは別格に扱われる点は以下の通り。

  • 他タイトルを同時に保有していても、原則として「竜王・名人」「竜王」「名人」と呼称される。
  • 昇段事由として、他タイトルより優位である。竜王位は獲得1期で八段、獲得2期で九段に昇段。名人位は獲得1期で九段に昇段する。一方、その他のタイトル獲得については、獲得1期で七段に、獲得2期で八段に[25][注 14]、獲得3期で九段に昇段する[26][注 15]
  • 日本将棋連盟がアマチュアに発行する段位免状に、連盟会長と共に署名する[27]。署名順は、連盟会長→名人→竜王に固定されており、棋士序列と連動しない[注 16]

なおタイトルとしての竜王と名人は、公式には同格という扱いになっている。ただ、歴史の長さなどを理由に「名人位は特別なタイトル」という意見を持つ棋士も少なくなく、渡辺明などはその旨を公言している[29]週刊将棋1994年1月26日号では、「名人は天皇、竜王は首相」と表現している[30]

前竜王・前名人

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かつては竜王と名人はタイトルを失い、無冠になった後も、次年度の当該タイトル戦が終了するまでは[31]「前竜王」「前名人」「前竜王・前名人」(竜王・名人の両方を失った場合)という称号を名乗ることができた[32][注 17]。「前竜王・前名人」「前竜王」「前名人」の棋士序列は、永世称号襲位者の次であった。「前竜王」と「前名人」が共に存在する場合、当該タイトルを後に失った方が上位である。「前名人」は1994年度に米長邦雄が、「前竜王」は1995年度に佐藤康光が名乗ったのが最後であり[34]、1998年度に名人と竜王を立て続けに失冠して無冠になった谷川浩司がそのまま「九段」を名乗ってからは、「前竜王・前名人」「前名人」「前竜王」を名乗る棋士は出なかった。2018年12月に竜王を失って27年ぶりに無冠となった羽生善治は「前竜王」を辞退して段位である「九段」を名乗ることを選択した[35]。2020年2月に「前竜王・前名人」「前竜王」「前名人」の称号は廃止された[36]

女流タイトル戦創設の歴史

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  • 1974年度(昭和49年度)
  • 1978年度(昭和53年度)
    • 2つ目のタイトル戦である「女流王将戦」が将棋マガジン主催で創設。第1期の番勝負は1979年度の4月に開催。2008年度で一旦休止となるが翌年から霧島酒造杯女流王将戦として再開した。
  • 1989年度(平成元年度)
    • 三社連合主催で王位戦の姉妹棋戦として11年ぶりに3つ目のタイトル戦である「女流王位戦」が創設。第1期の番勝負は1990年度の4月に開催。
  • 1993年度(平成5年度)
  • 2000年度(平成12年度)
    • 2000年6月22日付で当時の女流タイトル保持者の席次を「タイトル創設順」と理事会で決定[38]
      • 創設順に、(1)女流名人、(2)女流王将、(3)女流王位、(4)倉敷藤花、の席次順。
      • 複数のタイトルを保持する場合でも、タイトル数とは関係なく、創設順のタイトルを保持している順の席次となる。
  • 2007年度(平成19年度)
    • 1987年度より行われていた週刊将棋主催のレディースオープントーナメント(女流一般棋戦)を発展的解消をして、新たに「マイナビ女子オープン」を創設、女流タイトル戦として格上げされた。優勝賞金額は女流棋戦最高(当時)となる500万円[39]。番勝負は2008年度の4月に開催。
    • 女流タイトルの序列は、「女王」以下は創設順に、(1)女王、(2)女流名人、(3)女流王将、(4)女流王位、(5)倉敷藤花、の席次順。
  • 2011年度(平成23年度)
    • 引退者・奨励会員を含めた史上初の完全オープン棋戦としてリコー主催で「リコー杯女流王座戦」が創設された。優勝賞金500万円、準優勝賞金150万円。
  • 女流タイトルの表記順は、「女王」「女流王座」以下は創設順に、(1)女王、(1)女流王座、(3)女流名人、(4)女流王将、(5)女流王位、(6)倉敷藤花、の順。
  • 複数のタイトルを保持する場合の表記順を、(1)タイトル数の順、(2)女王、(2)女流王座、(4)タイトル創設順、に変更[40]
  • 2016年度以降の女流タイトルの表記順は、(1)女王、(2)女流王座、(3)女流名人、(4)女流王将、(5)女流王位、(6)倉敷藤花、の順[41]
  • 2019年度(平成31年度)
    • 棋聖戦の特別協賛でもあるヒューリックが主催となって、賞金額トップ(当時)の「ヒューリック杯清麗戦」が創設された。
    • 女流タイトルの表記順は、(1)清麗、(2)女王、(3)女流王座、(4)女流名人、(5)女流王将、(6)女流王位、(7)倉敷藤花、の順。
  • 2020年度(令和2年度)

2020年現在、女流タイトル戦の数は8つである。なお、男性棋戦と異なり、女流棋戦は白玲戦以外の序列はない[42][38]が、一覧表記する際は便宜的に「優勝賞金額の順」および「棋戦創設順」に並べる。

棋士の棋戦

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日本将棋連盟の「棋士」(将棋棋士)の棋戦である。

女流棋士奨励会員、アマチュア選手の出場枠が設けられているものもある。女流棋士と奨励会の重籍者は、参加枠の適用が棋戦によって異なる[43][注 19]

タイトル戦

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棋士のタイトル戦は、下表のとおり、2025年現在8つある。この他に終了したタイトル戦として、九段戦[注 20]十段戦[注 21]がある。

→永世称号の条件および該当者は「永世称号」の項目を参照、タイトル戦の結果およびタイトル在位者は「将棋のタイトル戦結果一覧」「将棋のタイトル在位者一覧」を参照

※いずれの棋戦も日本将棋連盟が主催者に名を連ねている。

(2025年6月時点)
棋戦名タイトル
保持者
主催
協賛
開始年度称号永世称号番勝負
(日数)
持ち時間
(休憩時間)
【1日目封じ手】
優勝賞金
(特別賞除く)
女流枠
[注 22]
奨励会
アマ枠
竜王戦第37期
藤井聡太
読売新聞社
特別協賛:野村ホールディングス
協賛:東急グループUACJヘーベルハウスあんしん財団JRA
1988年竜王永世竜王七番勝負
(2日制)
8時間
(昼12:30- /60分間)
【封じ手 18時】
4400万円
[44]
4名
(6組)

[注 23]
1名
(6組)

[注 24]
4名
(6組)

[注 25]
名人戦
順位戦
第83期
藤井聡太
(奇数期)[45]毎日新聞社朝日新聞社
(偶数期)[45]朝日新聞社毎日新聞社
協賛:大和証券グループ
1935年
[注 26]
名人永世名人七番勝負
(2日制)
9時間
(昼12:30- /60分間)
(夕17:00- /30分間)[注 27]
【封じ手 18時半】
非公表なしなしなし
叡王戦第10期
伊藤匠
不二家
特別協賛:ひふみ
協賛:中部電力豊田通商豊田自動織機
日本エイ・エム・ディアパグループ
2017年
[注 28]
叡王永世叡王五番勝負
(1日制)
4時間(※チェスクロック)
(昼12:00- /60分間)
非公表なしなしなし
伊藤園お〜いお茶杯
王位戦
第66期
藤井聡太
新聞三社連合
特別協賛:伊藤園お〜いお茶
1960年王位永世王位七番勝負
(2日制)
8時間
(昼12:30- /60分間)
【封じ手 18時】
非公表
[注 29]
2名なしなし
王座戦第72期
藤井聡太
日本経済新聞社
特別協賛:東海東京証券
1983年
[注 30]
王座名誉王座五番勝負
(1日制)
5時間(※チェスクロック)
(昼12:10- /50分間)
(夕17:00- /30分間)
非公表
[注 31]
4名なしなし
ヒューリック杯
棋聖戦
第96期
藤井聡太
産業経済新聞社
特別協賛:ヒューリック
1962年棋聖永世棋聖五番勝負
(1日制)
4時間
(昼12:00- /60分間)
4000万円
[注 32]
2名なしなし
棋王戦
コナミグループ杯
第50期
藤井聡太
共同通信社
特別協賛:コナミグループ
協賛:大塚製薬カロリーメイト
1975年
[注 33]
棋王永世棋王五番勝負
(1日制)
4時間
(昼12:00- /60分間)
非公表1名なし1名
[注 34]
ALSOK杯
王将戦
第74期
藤井聡太
日本将棋連盟
特別協賛:ALSOK
協賛:囲碁・将棋チャンネル
1951年
[注 35]
王将永世王将七番勝負
(2日制)
8時間
(昼12:30- /60分間)
【封じ手 18時】
非公表なしなしなし

上記の表の持ち時間は番勝負での持ち時間について示している。予選や本戦などでの持ち時間については「持ち時間#将棋」を参照。 叡王戦と王座戦はチェスクロック使用で秒単位の消費時間を算入し、使い切ったら60秒の秒読み(※)。その他のタイトル棋戦ではストップウォッチ使用で秒単位の消費時間を切り捨て、最後の1分を秒読み

タイトル戦の年間スケジュール

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この項目ではを扱っています。閲覧環境によっては、色が適切に表示されていない場合があります。
 :予選トーナメント(予選T)・予選リーグ(予選L)
 :本戦トーナメント(本戦T)・本戦リーグ(本戦L)・順位戦
 :挑戦者決定戦(挑) 水色:タイトル戦番勝負
棋戦前年度当年度
56789101112123456789101112123
名人戦順位戦番勝負
叡王戦予選T本戦T番勝負
棋聖戦予選T本戦T番勝負
王位戦予選T本戦L番勝負
王座戦予選T本戦T番勝負
竜王戦ランキング戦本戦T番勝負
王将戦予選T本戦L番勝負
棋王戦予選T本戦T番勝負

一般棋戦

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タイトル戦以外の公式棋戦は「一般棋戦」と総称される。「一般棋戦」はさらに「全棋士参加棋戦」とそれ以外(上位棋士選抜・その他選抜棋戦)に二分される。

出場した同一年度内の一般棋戦全棋戦で優勝した場合には、他のスポーツ競技に倣い「一般棋戦(年度)グランドスラム」とも称される[注 36]

全棋士参加棋戦・上位棋士選抜棋戦

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全棋士参加棋戦は、タイトルの有無、棋士の段位・年齢等に関係なく、全ての棋士が出場する公式棋戦であり、朝日杯・銀河戦・NHK杯が該当する。上位棋士選抜棋戦は選考基準上位棋士が出場する公式棋戦であり、将棋日本シリーズが該当する。

棋戦名主催 (日本将棋連盟以外)
協賛
開始年度棋士枠称号
[注 37]
持ち時間秒読み考慮時間優勝賞金女流枠
[注 22]
アマ枠奨励会
朝日杯
将棋オープン戦
(主催)朝日新聞社
(特別協賛)
三井住友トラスト
2007年全棋士なし40分1分なし750万円
[46]
3名10名なし
銀河戦(主催)
囲碁・将棋チャンネル
1991年全棋士銀河本戦15分
予選25分
30秒本戦1分x10回
予選なし
非公表
[注 38]
2名4名なし
NHK杯テレビ将棋
トーナメント
(主催)
日本放送協会
1951年全棋士NHK杯
選手権者
本戦10分
予選20分
30秒本戦1分x10回
予選なし
非公表
[注 39]
1名
[注 40]
なしなし
将棋日本シリーズ
JTプロ公式戦
(主催)地方新聞11社[注 41]
(協賛)JT
1980年序列上位12名
  • 前回優勝者
  • タイトル保持者
  • 獲得賞金ランキング
    上位者
JT杯覇者10分30秒1分x5回500万円
[47]
なしなしなし

その他選抜棋戦

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棋戦名主催 (日本将棋連盟以外)
協賛
開始年度棋士枠称号
[注 37]
持ち時間考慮時間優勝賞金女流枠
[注 22]
アマ枠奨励会
達人戦
立川立飛杯
(特別協賛)
立飛ホールディングス
(協賛)
トヨタS&D西東京
2023年50歳以上の棋士達人予選1時間
本戦30分
なし非公表なしなしなし
新人王戦(主催)
しんぶん赤旗
1970年
  • 四段昇段初年度の棋士[48]
  • タイトル戦未出場の
    六段以下かつ26歳以下の棋士
新人王3時間なし非公表
[注 42]
4名1名あり
加古川青流戦(主催)
加古川市
加古川市ウェルネス協会
2011年四段の棋士青流1時間なし非公表2名3名
[注 43]
あり

非公式戦

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棋戦名主催・協賛開始年度出場棋士持ち時間考慮時間優勝賞金女流枠奨励会枠アマ枠
ABEMAトーナメントABEMA2018年エントリー制
【各チーム3名】
5分+1手毎に5秒加算
フィッシャールール
なし1000万円
[注 44][49]
なし[注 45]なしなし
SUNTORY
将棋オールスター
東西対抗戦
(準公式戦)
サントリー食品
インターナショナル
2021年エントリー制
【決勝 各チーム6名】
(2021:5名)
一手30秒未満
(初手から30秒将棋)
なし0600万円 (2022以降)
0500万円 (2021)
なしなしなし
新銀河戦囲碁・将棋チャンネル2021年
[注 46]
選抜1分+1手毎に10秒加算
(フィッシャールール)
なし非公表8名なしなし

終了・休止棋戦

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太字は現在の日本将棋連盟が公認しているタイトル戦。

女流棋戦

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女流タイトル戦

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女流タイトル戦は、日本将棋連盟が運営し、所属(日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会、フリー)にかかわらず、全ての現役女流棋士(休場者を除く)に出場義務が課される。リコー杯女流王座戦のみはエントリー制を採用しているため、出場を辞退できる[注 78]

マイナビ女子オープンとリコー杯女流王座戦はオープン棋戦であり、女性奨励会員(女流棋士と奨励会の重籍者を除く。以下同じ。)、予選を通過した女性アマチュア選手も出場できる[50]女流王将戦は、出場資格が「女流棋戦タイトルホルダーと女流棋士と選抜された女流アマチュアで行います。[注 79]」と規定されているため、女流タイトル在位者は無条件に出場できる。女性奨励会員が出場できる女流タイトル戦は、マイナビ女子オープンと女流王座戦の2つである。どちらかの棋戦で女流タイトル保持者となった場合は女流王将戦が加わり最大3つである[注 80]

→女流棋士と奨励会の重籍については「女流棋士_(将棋) § 女流棋士と棋士(奨励会)」を参照

また、主催者により選抜された女性アマチュア選手の出場枠が設けられている棋戦も2棋戦あり、アマチュア参加女流棋戦は合わせて4棋戦ある。

2020年に白玲戦とその予選を兼ねる女流順位戦が創設され、女流タイトル戦は8つとなった。番勝負は全て1日制。「将棋の女流タイトル在位者一覧」も参照。

※いずれの棋戦も日本将棋連盟が主催者に名を連ねている。

(2025年4月時点、優勝賞金額順および創設順[38])
棋戦現在の
保持者
主催・協賛開始年度女流棋士・
女性奨励会員
以外の女性参加枠
称号クイーン称号
(永世称号)
番勝負持ち時間優勝賞金
(特別賞除く)
ヒューリック杯
白玲戦

女流順位戦
第4期
西山朋佳
ヒューリック2020年(現役女流棋士のみ)白玲クイーン白玲
(通算5期)
七番4時間
[f 1]
4000万円
[注 81]
大成建設杯
清麗戦
第6期
福間香奈
大成建設2019年(現役女流棋士のみ)清麗クイーン清麗
(通算5期)
五番4時間
[f 1]
0700万円
マイナビ
女子オープン
第18期
福間香奈
マイナビ2007年アマチュア[注 82]
(予選で選抜)
女王永世女王
(連続5期または通算7期)
五番3時間
[f 1]
0500万円
リコー杯
女流王座戦
第14期
福間香奈
リコー
日本経済新聞社(特別協力)
2011年アマチュア[注 83]
(予選で選抜)
女流王座クイーン王座
(通算5期)
五番3時間0500万円
ユニバーサル杯
女流名人戦
第51期
福間香奈
報知新聞社
ユニバーサルエンターテインメント(特別協賛)
1974年(現役女流棋士のみ)女流名人クイーン名人
(通算5期)
五番3時間非公表
女流王位戦第35期
福間香奈
新聞三社連合
日本女子プロ将棋協会
1989年(現役女流棋士のみ)女流王位クイーン王位
(通算5期)
五番4時間非公表
霧島酒造杯
女流王将戦
第46期
西山朋佳
囲碁将棋チャンネル
霧島酒造(協賛)
BTV(協力)
1978年アマチュア
(選抜5名)
女流王将クイーン王将
(通算5期)
三番3時間
[f 2]
非公表
大山名人杯
倉敷藤花戦
第32期
福間香奈
倉敷市
倉敷市文化振興財団(アルスくらしき)
山陽新聞
1993年アマチュア
(選抜2名)
倉敷藤花クイーン倉敷藤花
(通算5期)
三番2時間
[f 1]
非公表
  1. ^abcd対局時計使用で切れたら1手1分未満。
  2. ^対局時計使用。2008年までは五番勝負・3時間、2009年から2017年までは三番勝負・25分・切れ40秒であった。

女流タイトル戦の年間スケジュール

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 :予備予選/予選トーナメント(予選T)・予選リーグ(予選L)
 :本戦トーナメント(本戦T)・本戦リーグ(本戦L)・順位戦
 :挑戦者決定戦(挑) :タイトル戦番勝負
棋戦前年度当年度
6789101112123456789101112123
女子オープン予選T本戦T番勝負
女流王位戦予選T本戦L番勝負
清麗戦予選T番勝負
白玲戦順位戦番勝負
女流王将戦予選T本戦T
倉敷藤花戦本戦T
女流王座戦予選T本戦T番勝負
女流名人戦予選T本戦L番勝負

直近をより重視の上、直近5期を参考(開催期により前後することもあります)

女流一般棋戦

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2023年度を以って「YAMADA女流チャレンジ杯」が休止・終了棋戦扱いとなった以降、女流一般棋戦(公式戦)は行われていない(2025年1月時点)。

棋戦名主催・協賛開始
年度
棋士枠アマ
称号持ち
時間
考慮
時間
優勝賞金

非公式戦

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終了・休止女流棋戦

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女流公式棋戦
非公式戦

永世称号

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永世称号の制定 (1949年以降)

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現在の将棋界だけでなく囲碁界も含めて永世称号が制度化されたのは、1949年の「永世名人」からである[51]。終身名人位制としての「名人」は関根金次郎十三世名人の名人退位(1938年)により廃止されていたが、1949年に日本将棋連盟が「永世称号」として終身名人位制を復活させた。1949年8月28日付の「朝日新聞」では以下のように報じられた。

「第十三世名人関根金次郎氏以来、終身名人位制は廃止されていたが、日本将棋連盟では今後この制度を復活させることになった。すなわち名人戦において名人位を五期以上得た人が名人位を退いた場合は、連盟に審査会を設け、人格、識見、功労などを審査のうえ、終身名人位を贈ることとしたもの。したがって現名人木村義雄氏がもし名人位を退いた場合は、すでに同氏は名人位を六期得ているので、第十四世名人となるものと予想される。」

「朝日新聞」(1949年8月28日)[51]

その後、他のタイトル戦においても永世称号がそれぞれ制定された。1954年には「永世九段」(1962年の十段戦への移行まで)、1965年には「永世棋聖」、1973年には「永世王将」、1980年には「永世十段」(1988年の竜王戦への移行まで)が制定された。1990年代には、「永世棋王」(1995年)、「名誉王座」(1996年)、「永世竜王」(同1996年)、「永世王位」(1997年)が相次いで制定され、当時存在した7つのタイトル全てに永世称号が制定された。2017年に叡王戦が新たなタイトル戦に昇格すると、その永世称号として「永世叡王」が2023年に制定され、これを以って現在の8つのタイトル戦全てに永世称号が制定された。

永世称号一覧

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永世称号は、同一タイトルを一定の期数[52]を獲得した者に与えられる称号であり、前述のとおり、現存する8タイトル戦および2つの終了タイトル戦(九段戦・十段戦)に制定されている。また、一般棋戦ではNHK杯戦で永世称号に準じた「名誉NHK杯選手権者」の称号が制定されている[注 84]。各棋戦には永世称号獲得のために必要な、連続または通算タイトル獲得期数あるいは優勝回数が規定されている。現在は、永世棋王だけが連続獲得のみの規定である[注 85][注 86]

永世称号の名称はタイトル名に「永世」または「名誉」を冠したものである。「名誉」を冠するのはタイトル戦では王座戦日本経済新聞社主催。囲碁の王座戦も主催しているため、囲碁と同じ称号となった)のみである。また、永世名人の場合は資格を得た順に番号が付き「○○世名人」と呼称される(名人 (将棋)#永世名人を参照)。

永世称号を名乗り始めることを「永世(または名誉)○○に就位する[注 87]」あるいは「永世(または名誉)○○を名乗る」と言う。ただし、永世名人の場合は「○○世名人を襲位する[注 87]」と言う。

なお、タイトルの実績とは無関係に贈られた名誉称号(例:名誉名人、名誉九段)も存在する。塚田正夫は十段を獲得したことはないが、十段戦の前身棋戦である九段戦で永世九段を獲得し、逝去後に名誉十段が贈られている。

棋士のタイトル永世称号は引退後に名乗るのが原則とされているが、実際には、塚田正夫は永世称号に基づいて「九段」を称しており[注 88]、また、大山康晴(永世王将、のちに十五世名人も)、中原誠(永世十段、のちに名誉王座・十六世名人・永世棋聖・永世王位も)、米長邦雄(永世棋聖)、谷川浩司(十七世名人[54])と、いずれも現役のまま永世称号を名乗っており、木村義雄が引退と同時に十四世名人を襲位した1952年以降、引退してから初めて永世称号を名乗った例は一つもない。なお名誉王座については、囲碁の名誉称号と同じく現役でも満60歳に達すると名乗ることができる[55]。また、名誉NHK杯選手権者については達成直後に称号が贈られている[56]

永世称号一覧
  • 襲位(就位)年が現役時代の場合は太字現役で表記
  • 九段戦(永世九段)・十段戦(永世十段)は終了棋戦
  • (年齢)は達成当時または襲位(就位)当時の年齢
永世称号制定年条件達成者達成年達成時年齢
所要年数
(四段昇段後)
獲得要件
(獲得期)
襲位(就位)
(当時年齢)
備考
永世竜王1996年連続5期
または
通算7期
渡辺明2008年7001240000000000000♠24歳7か月
7000800000000000000♠8年8か月
連続5期
(17-21)
(現役)
羽生善治2017年7001470000000000000♠47歳2か月
7001310000000000000♠31年11か月
通算7期
(2,5,7-8,14-15,30)
(現役)史上初の永世七冠を達成
永世名人1949年通算5期木村義雄(1945年)40歳
24年
通算5期
(1-5)
1952年(47歳)十四世名人。制定前に規定達成
大山康晴1956年7001330000000000000♠33歳3か月
7001160000000000000♠16年3か月
通算5期
(11-15)
1976年現役(53歳)十五世名人
中原誠1976年7001280000000000000♠28歳9か月
7001100000000000000♠10年8か月
通算5期
(31-35)
2007年現役(60歳)十六世名人
谷川浩司1997年7001350000000000000♠35歳2か月
7001200000000000000♠20年5か月
通算5期
(41-42,46-47,55)
2022年現役(60歳)十七世名人
森内俊之2007年7001360000000000000♠36歳8か月
7001200000000000000♠20年1か月
通算5期
(60,62-65)
(現役)十八世名人資格者
羽生善治2008年7001370000000000000♠37歳8か月
7001220000000000000♠22年5か月
通算5期
(52-54,61,66)
(現役)十九世名人資格者
永世九段
[注 89]
1950年連続3期塚田正夫1954年7001400000000000000♠40歳3か月
7001220000000000000♠22年10か月
連続3期
(3-5)
1954年現役
[注 90]
(40歳)逝去後(1978年)名誉十段追贈
(大山康晴)(1960年)7001370000000000000♠37歳8か月
7001200000000000000♠20年9か月
連続3期
(9-11)
-一般的に永世称号に含まれない[注 91]
永世十段1980年通算10期
[注 92]
大山康晴(1966年)7001420000000000000♠42歳9か月
7001250000000000000♠25年10か月
通算10期
(九段1,2,9-12
十段1-4)
1992年
[注 93]
(没後)制定前に規定達成[注 94]
中原誠1982年7001350000000000000♠35歳3か月
7001170000000000000♠17年2か月
通算10期
(9-11,13-18,21)
1994年現役(46歳)
永世王位1997年連続5期
または
通算10期
大山康晴(1964年)7001410000000000000♠41歳6か月
7001240000000000000♠24年7か月
連続5期
(1-5)
1997年(没後)制定前に規定達成
中原誠(1977年)7001300000000000000♠30歳1か月
7001120000000000000♠12年0か月
連続5期
(14-18)
2008年現役(60歳)制定前に規定達成
羽生善治1997年7001260000000000000♠26歳11か月
7001110000000000000♠11年8か月
連続5期
(34-38)
(現役)
藤井聡太2024年7001220000000000000♠22歳1か月
7000700000000000000♠7年10か月
連続5期
(61-65)
(現役)
永世叡王2023年通算5期[58](なし)-----
名誉王座1996年連続5期
または
通算10期
[注 95]
中原誠(1996年)7001490000000000000♠49歳0か月
7001300000000000000♠30年11か月
※右記2007年現役(60歳)通算16期の実績による
(優勝10回およびタイトル通算6期)
羽生善治1996年7001250000000000000♠25歳11か月
7001100000000000000♠10年9か月
連続5期
(40-44)
(現役)
永世棋王1995年連続5期羽生善治1995年7001240000000000000♠24歳5か月
7000900000000000000♠9年2か月
連続5期
(16-20)
(現役)
渡辺明2017年7001320000000000000♠32歳11か月
7001160000000000000♠16年11か月
連続5期
(38-42)
(現役)
永世王将1973年通算10期大山康晴(1965年)7001430000000000000♠43歳0か月
7001260000000000000♠26年1か月
通算10期
(2-4,7-11,13-15)
1973年現役(50歳)制定前に規定達成
羽生善治2006年7001360000000000000♠36歳5か月
7001210000000000000♠21年3か月
通算10期
(45-50,52,54-56)
(現役)
永世棋聖1962年通算5期大山康晴1965年7001410000000000000♠41歳9か月
7001240000000000000♠24年10か月
通算5期
(1-5)
1992年
[注 93]
(没後)
中原誠1971年7001230000000000000♠23歳11か月
7000500000000000000♠5年10か月
通算5期
(12-14,17-18)
2008年現役(60歳)永世称号資格獲得の最速記録
(四段昇段後7000500000000000000♠5年306日)
米長邦雄1985年7001410000000000000♠41歳7か月
7001210000000000000♠21年9か月
通算5期
(22,36,43-45)
1998年現役(54歳)
羽生善治1995年7001240000000000000♠24歳9か月
7000900000000000000♠9年6か月
通算5期
(62-66)
(現役)
佐藤康光2006年7001360000000000000♠36歳9か月
7001190000000000000♠19年3か月
通算5期
(73-77)
(現役)
藤井聡太2024年7001210000000000000♠21歳11か月
7000700000000000000♠7年9か月
通算5期
(91-95)
(現役)永世称号資格獲得の最年少記録
(7001210000000000000♠21歳348日)
名誉NHK杯
選手権者
[注 84]
2012年通算10回
優勝
羽生善治2012年7001410000000000000♠41歳5か月
7001260000000000000♠26年2か月
通算10期
(38,41,45,47-48
,50,58-61)
-(日数は優勝10回目の対局日までの期間)
永世称号の複数獲得
達成者数達成者資格獲得した永世称号(獲得順に表記)
永世八冠-(達成者なし)-
永世七冠1名羽生善治永世棋王・永世棋聖・名誉王座・永世王位・永世王将・永世名人(十九世名人)・永世竜王
永世六冠1名(同上)
永世五冠3名(同上)
大山康晴永世名人(十五世名人)・永世棋聖・永世王将・永世十段・永世王位
中原誠永世棋聖・永世名人(十六世名人)・永世十段・名誉王座・永世王位
永世四冠3名(同上3名)
永世三冠3名(同上3名)
永世二冠5名(同上3名)
渡辺明永世竜王・永世棋王
藤井聡太永世棋聖・永世王位

クイーン称号

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女流棋戦において永世称号に相当するのは「クイーン称号」である[注 96][注 97]

女流棋士が初めて「クイーン称号」資格を獲得したのは林葉直子の「クイーン王将」(女流王将戦)で、林葉が女流王将9連覇した年の1990年11月17日(将棋の日)に「クイーン称号」が制定された。その後に創設された女流タイトル戦においても順次「クイーン称号」が制定され、8つの女流タイトル戦のうち制定が最も新しいクイーン称号は、白玲戦における「クイーン白玲」(2024年制定)である。

クイーン称号は、タイトル名称「○○」「女流○○」に対して「クイーン○○」となる(「女流」は付されない)。ただし「マイナビ女子オープン」では、タイトル名称「女王」に対してクイーン称号には「永世女王」となっている。

クイーン称号の獲得には、「永世女王」のみ「連続5期または通算7期」を条件とし、その他の7つの女流タイトル棋戦では「通算5期」をクイーン称号獲得の条件としている。

クイーン称号については、棋士の永世称号とは異なり「原則として引退後に就位」という規定はない[注 98]。タイトル獲得・防衛によってクイーン称号の条件を満たすと、その期の就位式において、タイトルの就位状に加えて「クイーン称号の就位状」が同時に授与される[69][70][注 99]

クイーン称号
クイーン称号資格獲得条件[72]達成者獲得年備考
クイーン白玲通算5期--(2024年制定)
クイーン清麗[73]通算5期[73]福間香奈2024年史上初のクイーン6冠を達成。
永世女王連続5期
または
通算7期
西山朋佳2022年連続5期
クイーン王座通算5期福間香奈2021年史上初のクイーン5冠を達成。
クイーン名人通算5期中井広恵1992年
清水市代1996年
福間香奈2013年
クイーン王位通算5期清水市代1998年
福間香奈2019年
クイーン王将通算5期(林葉直子)(1990年11月制定)(当時9連覇中/日本将棋連盟退会以降は資格喪失)
清水市代2000年史上初のクイーン4冠を達成(当時クイーン全冠)。
福間香奈2016年
西山朋佳2024年
クイーン倉敷藤花通算5期清水市代1998年
福間香奈2012年
クイーン称号の複数獲得
達成者数達成者資格獲得したクイーン称号(数字は獲得順)
クイーン七冠-(達成者なし)-
クイーン六冠1名福間香奈(1)クイーン倉敷藤花・(2)クイーン名人・(3)クイーン王将・(4)クイーン王位・(5)クイーン王座・(6)クイーン清麗
クイーン五冠1名福間香奈(同上、1-5)
クイーン四冠2名福間香奈(同上、1-4)
清水市代(1)クイーン名人・(2)クイーン王位
・(3)クイーン倉敷藤花・(4)クイーン王将
クイーン三冠2名(同上2名)-
クイーン二冠3名(同上2名)-
西山朋佳(1)永世女王・(2)クイーン王将

全冠制覇

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将棋の複数のタイトル全てを同時に保持する「全冠制覇」は、棋士のタイトル戦では九段戦に名人が参加するようになった1956年度[注 100]から2023年度までに11回の挑戦機会があり、全冠制覇は9回達成された(4名達成、大山康晴のみ6回達成)。

棋士のタイトル戦における最後の全冠制覇達成者は2023年度の藤井聡太(全八冠制覇)[74]である。藤井による最初の全冠制覇は、同記録のプロ入り後史上最速(7年0か月)・史上最年少(21歳2か月)での達成でもある。なお藤井は王座獲得時に直近一年以内の参加可能な一般棋戦も全て制覇しており、同時期での棋戦完全制覇を達成している。

棋士タイトル全冠制覇

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回数棋士達成日(失冠日)棋戦結果全冠日数
01升田幸三
(史上初)
1957年07月11日第16期名人戦全三冠達成(名人、王将、九段)262日
(1958年03月29日)第7期王将戦王将失冠(二冠に後退/名人、九段)
02大山康晴
(史上2人目)
1959年06月12日第18期名人戦全三冠達成(名人、王将、九段)467日
03大山康晴1960年09月20日第1期王位戦全四冠達成(名人、王位、王将、九段)866日
04大山康晴1963年02月02日第1期棋聖戦全五冠達成(名人、王位、王将、棋聖、十段)047日
(1963年03月20日)第12期王将戦王将失冠(四冠に後退/名人、王位、棋聖、十段)
05大山康晴1964年02月12日第13期王将戦全五冠達成(2度目/名人、王位、王将、棋聖、十段)893日
(1966年07月23日)第8期棋聖戦棋聖失冠(四冠に後退/名人、王位、王将、十段)
06大山康晴1967年01月10日第9期棋聖戦全五冠達成(3度目/名人、王位、王将、棋聖、十段)196日
(1967年07月24日)第10期棋聖戦棋聖失冠(四冠に後退/名人、王位、王将、十段)
07大山康晴1970年07月17日第16期棋聖戦全五冠達成(4度目/名人、王位、王将、棋聖、十段)148日
(1970年12月11日)第9期十段戦十段失冠(四冠に後退/名人、王位、王将、棋聖)
(-)(中原誠)(1978年度)第3期棋王戦全六冠制覇失敗(五冠保持=名人、十段、棋聖、王位、王将)(-)
(-)(羽生善治)(1994年度)第44期王将戦全七冠制覇失敗(六冠保持=竜王、名人、棋聖、王位、王座、棋王)(-)
08羽生善治
(史上3人目)
1996年02月14日第45期王将戦全七冠達成(竜王、名人、棋聖、王位、王座、棋王、王将)168日
(1996年07月30日)第67期棋聖戦棋聖失冠(六冠に後退/竜王、名人、王位、王座、棋王、王将)
09藤井聡太
(史上4人目)
2023年10月11日第71期王座戦全八冠達成(竜王、名人、棋聖、王位、叡王、王座、棋王、王将)254日
(2024年06月20日)第9期叡王戦叡王失冠(七冠に後退/竜王、名人、棋聖、王位、王座、棋王、王将)

棋士タイトルの生涯グランドスラム

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上記「#棋士タイトル全冠制覇」以外の生涯グランドスラム達成者(全タイトル1期以上獲得者)

(全冠制覇による生涯グランドスラム達成者)

女流タイトル全冠制覇

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これまでに4回の全冠制覇事例(2024年時点)

  • 全2冠(女流名人・女流王将)
    • 蛸島彰子(第8期女流名人位戦 獲得から 第4期女流王将戦 失冠まで)
    • 林葉直子(第9期女流名人位戦 獲得から 第12期女流名人位戦 失冠まで)
  • 全4冠(女流名人・女流王将・女流王位・倉敷藤花)
    • 清水市代(第18期女流王将戦 獲得から 第19期女流王将戦 失冠まで)
    • 清水市代(2度目、第9期女流王位戦 獲得から 第21期女流王将戦 失冠まで)
  • タイトル数5以上での全冠制覇事例なし

女流タイトルの生涯グランドスラム

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上記「#女流タイトル全冠制覇」以外の生涯グランドスラム達成者(全タイトル1期以上獲得者)

記録

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タイトル獲得記録

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  • カッコ内は登場回数。
  • タイトル数の 黄色永世  黄色名誉 は永世称号資格。
  • 太字は在位中のタイトル。
  • は終了棋戦。
  • 灰色は現役期間とタイトル戦の創設・終了時期の関係で獲得機会のなかったもの。
(2025年9月10日、第66期王位戦終了現在)
獲得数順位棋士名初挑戦年度獲得合計
(登場
回数
)
竜王十段九段名人王位王座叡王棋王王将棋聖
1はふ よしはる/羽生善治198999(138)
永世

07(16)
--
永世

09(17)
永世

18(23)
名誉

24(26)
-
永世

13(17)
永世

12(19)
永世

16(20)
2おおやま やすはる/大山康晴194880(112)-
永世

08(14)
[注 101]

06(08)
[注 101]
永世

18(25)
永世

12(15)
--0-(02)
永世

20(26)
永世

16(22)
3なかはら まこと/中原誠196764(91)-
永世

11(15)
-
永世

15(18)
永世

08(11)
名誉

06(08)
[注 102]
-01(03)07(13)
永世

16(23)
4わたなへ あきら/渡辺明200331(45)
永世

11(13)
[注 103]
--03(04)0-(01)01(03)-
永世

10(12)
05(07)01(05)
4ふしい そうた/藤井聡太202031(32)04(04)--03(03)
永世

06(06)
02(02)03(04)03(03)04(04)
永世

06(06)
6たにかわ こうし/谷川浩司198327(57)04(06)--
永世

05(11)
06(11)01(06)-03(07)04(07)04(09)
7よねなか くにお/米長邦雄197019(48)-(1)2(6)-1(8)1(6)--5(7)3(8)
永世

07(12)
8さとう やすみつ/佐藤康光199013(37)1(5)--2(3)-(5)-(3)-2(6)2(8)
永世

06(07)
9もりうち としゆき/森内俊之199612(25)2(5)--
永世

08(12)
--(1)-1(3)1(2)-(2)
10かとう ひふみ/加藤一二三19608(24)-3(7)-1(4)1(3)--2(3)1(5)-(2)
10きむら よしお/木村義雄19388(11)---[注 104]
永世

08(10)
-----(1)-
12ますた こうそう/升田幸三19517(23)--(3)2(3)2(10)----3(5)-(2)
12みなみ よしかす/南芳一19867(16)-------2(5)3(5)2(6)
12くほ としあき/久保利明20007(15)------(3)-3(5)4(7)-
15とよしま まさゆき/豊島将之20106(19)2(3)--1(3)1(4)-(2)1(2)--(2)1(3)
15こうた まさたか/郷田真隆19926(18)----(2)1(4)--1(3)2(3)2(6)
15つかた まさお/塚田正夫19476(10)--
永世

04(05)
2(3)-(1)-----(1)
18ふたかみ たつや/二上達也19595(26)--(3)-(2)-(3)-(1)---1(5)4(12)
18なかせ たくや/永瀬拓矢20165(16)----(1)-(1)4(6)1(2)-(2)-(2)-(2)
18たかはし みちお/高橋道雄19835(10)-1(1)--(1)3(5)--1(3)--
21ないとう くにお/内藤國雄19684(13)----2(5)-(1)--(1)-(1)2(5)
21きりやま きよすみ/桐山清澄19764(10)--(1)--(1)--(1)-1(2)-3(5)
23まるやま たたひさ/丸山忠久19993(10)-(3)
[注 103]
--2(3)--(1)-1(2)--(1)
23ふかうら こういち/深浦康市19963(8)----3(5)----(1)-(2)
23ふしい たけし/藤井猛19983(7)3(4)----(1)-(2)----
23やしき のふゆき/屋敷伸之19903(7)-----(1)----3(6)
23さとう あまひこ/佐藤天彦20153(6)---3(4)--(1)--(1)--
28ひろせ あきひと/広瀬章人20102(8)1(3)---1(3)---(1)-(1)-
28もり けいし/森雞二19782(8)----(1)1(2)-(1)---(1)1(3)
28やまた みちよし/山田道美19652(6)----(1)-----(1)2(4)
28なかむら おさむ/中村修19842(5)--------2(3)-(2)
28ふくさき ふんこ/福崎文吾19862(4)-1(2)---1(2)----
28いとう たくみ/伊藤匠20232(4)-(1)-----02(02)-(1)--
34きむら かすき/木村一基20051(9)-(1)---1(5)-(2)----(1)
34ありよし みちお/有吉道夫19661(9)----(1)-(2)----(3)1(3)
34しま あきら/島朗19881(6)1(2)-----(2)---(1)-(1)
34もりやす ひてみつ/森安秀光19811(6)----(1)--(1)--(2)-1(2)
34さいとう しんたろう/斎藤慎太郎20171(6)----(2)-1(2)-(1)---(1)
34みうら ひろゆき/三浦弘行19951(5)-(0)
[注 103]
---(1)----(1)-1(3)
34いとたに てつろう/糸谷哲郎20141(4)1(2)-----(1)--(1)--
34なかむら たいち/中村太地20121(4)-----1(3)----(1)
34おおうち のふゆき/大内延介19671(4)----(1)-(1)--1(2)--
34すかい たつや/菅井竜也20171(4)----1(2)--(1)--(1)-
34つかた やすあき/塚田泰明19871(2)-----1(2)----
34たかみ たいち/高見泰地20171(2)------1(2)---
34たなか とらひこ/田中寅彦19881(2)---------1(2)
-もりした たく/森下卓1990-(6)-(1)---(1)----(2)-(1)-(1)
-はなむら もとし/花村元司1953-(4)---(2)-(1)-(1)-----
-まるた ゆうそう/丸田祐三1950-(4)----(1)-(1)----(2)-
-まつた しけゆき/松田茂役1953-(3)---(2)------(1)-
-すすき たいすけ/鈴木大介1999-(2)-(1)---------(1)
-なめかた ひさし/行方尚史2013-(2)----(1)-(1)-----
-たかしま かすきよ/高島一岐代1955-(2)----(1)-----(1)-
-かつうら おさむ/勝浦修1976-(2)-----(1)-----(1)
-にしむら かすよし/西村一義1969-(2)-----(1)-----(1)
-ささき たいち/佐々木大地2023-(2)-----(1)-----(1)
-やまさき たかゆき/山崎隆之2009-(2)------(1)----(1)
-さなた けいいち/真田圭一1997-(1)-(1)---------
-あへ たかし/阿部隆2002-(1)-(1)---------
-ささき ゆうき/佐々木勇気2024-(1)-(1)---------
-いたや しろう/板谷四郎1950-(1)---(1)-------
-みなみくち しけかす/南口繁一1951-(1)---(1)-------
-とい いちたろう/土居市太郎1940-(1)----(1)------
-かんた たつのすけ/神田辰之助1942-(1)----(1)------
-なた れんしよう/灘蓮照1970-(1)----(1)------
-いなは あきら/稲葉陽2017-(1)----(1)------
-さとう たいころう/佐藤大五郎1965-(1)-----(1)-----
-なかた ひろき/中田宏樹1991-(1)-----(1)-----
-あおの てるいち/青野照市1989-(1)------(1)----
-かない こうた/金井恒太2017-(1)-------(1)---
-てくち わかむ/出口若武2022-(1)-------(1)---
-たかしま ひろみつ/高島弘光1975-(1)--------(1)--
-ちた しようた/千田翔太2017-(1)--------(1)--
-ほんた けい/本田奎2019-(1)--------(1)--
-ますた やすひろ/増田康宏2024-(1)--------(1)--
-かとう ひろし/加藤博二1964-(1)---------(1)-
-むらやま さとし/村山聖1992-(1)---------(1)-
-せきね しける/関根茂1964-(1)----------(1)
-ほんま そうえつ/本間爽悦1964-(1)----------(1)
-あわし ひとしけ/淡路仁茂1979-(1)----------(1)
-すきもと かすお/杉本和陽2025-(1)----------(1)
順位棋士名初挑戦
年度
1合計1(挑戦)竜王十段九段名人王位王座叡王棋王王将棋聖

女流タイトル

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  • カッコ内は登場回数。
  • タイトル数の 黄色Q/永世 はクイーン称号保持を示す。
  • 太字は在位中のタイトル。
  • 灰色は現役期間とタイトル戦創設時期の関係で獲得機会のなかったもの[注 105]
(2025年6月25日、第36期女流王位戦終了時点)
獲得数順位女流棋士名初挑戦年度獲得合計登場回数白玲清麗女王女流王座女流名人女流王位女流王将倉敷藤花
1ふくま かな/福間香奈200864期(80回)01(03)
Q

05(06)
02(05)
Q

08(10)
Q

14(15)
Q

11(13)
Q

08(12)
Q

15(16)
2しみす いちよ/清水市代198743期(71回)----(02)
Q

10(20)
Q

14(20)
Q

09(15)
Q

10(14)
3なかい ひろえ/中井広恵198319期(44回)----
Q

09(18)
03(08)04(12)03(06)
4にしやま ともか/西山朋佳201418期(30回)03(04)0-(01)
永世

07(08)
02(05)01(03)0-(01)
Q

05(06)
0-(02)
5はやしは なおこ/林葉直子198215期(23回)----4(7)-(2)
Q

10(12)
1(2)
6かとう ももこ/加藤桃子20119期(23回)-1(3)4(6)4(9)-(1)-(2)-(1)-(1)
7かい ともみ/甲斐智美20087期(14回)--(1)1(4)--4(6)-2(3)
7たこしま あきこ/蛸島彰子19747期(11回)----4(7)-3(4)-
9やうち りえこ/矢内理絵子19956期(18回)--2(3)-3(4)1(4)-(2)-(5)
10さいた はるこ/斎田晴子19914期(12回)----1(4)-2(5)1(3)
10やました かすこ/山下カズ子19774期(6回)----4(5)--(1)-
12いしはし さちお/石橋幸緒19963期(12回)-----2(6)1(5)-(1)
13うえた はつみ/上田初美20092期(9回)--(1)2(5)--(2)--(1)-
13ちは りようこ/千葉涼子19982期(9回)-----(3)-(2)2(3)-(1)
13かかわ まなお/香川愛生20152期(5回)------2(5)-
16いとう さえ/伊藤沙恵20151期(13回)---(1)-(1)1(4)-(3)-(1)-(3)
16わたなへ まな/渡部愛20181期(3回)-(1)----1(2)--
-むろや ゆき/室谷由紀2016-(5回)---(1)--(1)--(1)-(2)
-せきね きよこ/関根紀代子1978-(4回)-----(3)--(1)-
-いわね しのふ/岩根忍2009-(3回)---(1)---(1)--(1)
-なかむら まりか/中村真梨花2009-(3回)-----(1)--(1)-(1)
-もりやす たえこ/森安多恵子1976-(2回)-----(1)--(1)-
-なかさわ ちかこ/長沢千和子1984-(2回)-----(1)--(1)-
-やまた くみ/山田久美1990-(2回)-------(1)-(1)
-はせかわ ゆうき/長谷川優貴2012-(1回)---(1)-----
-おおしま あやか/大島綾華2024-(1回)---(1)-----
-ほんた さゆり/本田小百合2012-(1回)----(1)----
-てらした のりこ/寺下紀子1974-(1回)-----(1)---
-たた よしこ/多田佳子1975-(1回)-----(1)---
-うえむら まり/植村真理1991-(1回)------(1)--
-やまね ことみ/山根ことみ2021-(1回)------(1)--
-たにかわ はるえ/谷川治恵1981-(1回)-------(1)-
-たけへ さゆり/竹部さゆり1996-(1回)--------(1)
順位女流棋士名初挑戦年度獲得合計登場回数白玲清麗女王女流王座女流名人女流王位女流王将倉敷藤花

同一タイトル通算獲得期数記録

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[icon]
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タイトル連覇記録

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タイトル連覇記録(9連覇以上)
順位記録者タイトル連覇数獲得年度備考
1羽生善治王座191992 - 2010
2大山康晴名人131959 - 1971
3大山康晴王位121960 - 1971
3羽生善治棋王121990 - 2001
5大山康晴九段・十段101958 - 1967
5羽生善治棋聖102008 - 2017
5渡辺明棋王102012 - 2021
8大山康晴王将91963 - 1971
8中原誠名人91972 - 19811977年は実施せず
8羽生善治王位91993 - 2001
8渡辺明竜王92004 - 2012
第36期竜王戦まで
女流タイトル連覇記録(4連覇以上)
順位記録者タイトル連覇数獲得年度備考
1福間香奈女流名人122009 - 2020
2林葉直子女流王将101981 - 1990[注 106]
3清水市代女流王位91998 - 2006
3福間香奈倉敷藤花92015 - 2023継続中
5清水市代倉敷藤花71994 - 2000
5西山朋佳女王72018 - 2024
7福間香奈女流王位62019 - 2024継続中
8清水市代女流名人51995 - 1999
8福間香奈倉敷藤花52008 - 2012
10山下カズ子女流名人41978 - 1981
10清水市代女流王位41993 - 1996
10加藤桃子女王42014 - 2017
10福間香奈女流王将42015 - 2018
第18期マイナビ女子オープンまで

複数タイトル同時在位

[編集]
→タイトルを複数保持している棋士の呼称については「将棋の段級 § 棋士の肩書」を参照

棋士タイトル

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複数のタイトルに同時に在位した棋士(最高獲得数順、日数は2025年10月27日現在)
タイトル棋士名タイトル開始終了在位期間備考
8冠藤井聡太竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖2023 王座獲得2024 叡王失冠0253日0全冠独占 (全8冠)0
7冠竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖2023 名人獲得2023 王座獲得[75] 132日2冠以上の在位期間は1896日(継続中)。
継続中の日数は閲覧日時点。
竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖2024 叡王失冠0(継続中)00496日
6冠竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖2022 棋王獲得2023 名人獲得73日
5冠竜王・王位・叡王・王将・棋聖2021 王将獲得2022 棋王獲得401日
4冠竜王・王位・叡王・棋聖2021 竜王獲得2021 王将獲得91日
3冠王位・叡王・棋聖2021 叡王獲得2021 竜王獲得61日
2冠王位・棋聖2020 王位獲得2021 叡王獲得389日
7冠羽生善治竜王・名人・棋聖・王位・王座・棋王・王将1995 王将獲得1996 棋聖失冠[75]167日0全冠独占 (全7冠=当時)0[注 107]
6冠竜王・名人・棋聖・王位・王座・棋王1994 竜王獲得1995 王将獲得432日6冠の在位期間合計は554日。
6冠以上の在位期間合計は721日。
竜王・名人・王位・王座・棋王・王将1996 棋聖失冠1996 竜王失冠122日
5冠竜王・棋聖・王位・王座・棋王1993 王位獲得1993 竜王失冠114日5冠の在位期間合計は966日。
5冠以上の在位期間合計は 1687日。
名人・棋聖・王位・王座・棋王1994 名人獲得1994 竜王獲得185日
名人・王位・王座・棋王・王将1996 竜王失冠1997 名人失冠194日
棋聖・王位・王座・棋王・王将2000 棋聖獲得2001 棋聖失冠371日
竜王・王位・王座・棋王・王将2001 竜王獲得2001 王将失冠102日
4冠計10回
(30日+ 179日+ 1146日+ 116日+ 170日+ 35日+ 191日+ 379日+ 607日+ 741日)
3594日4冠以上の在位期間合計は 5281日
3冠計11回
(194日+ 168日+ 61日+ 110日+ 15日+ 564日+ 31日+ 462日+ 14日+ 595日+ 456日)
2670日3冠以上の在位期間合計は 7951日
2冠計8回
(106日+ 87日+ 155日+ 265日+ 83日+ 372日+ 42日+ 224日)
1334日2冠以上の在位期間合計は 9285日
6冠
(08冠達成者の藤井聡太が1度、7冠達成者の羽生善治が2度達成。
詳しくは「藤井聡太」「羽生善治」の項目参照
)
5冠大山康晴0名人・十段・棋聖・王位・王将01962 棋聖獲得1962 王将失冠46日合計1280日
0全冠独占 (全5冠=当時)0[注 108]
1963 王将獲得1966 棋聖失冠892日
1966 棋聖獲得1967 棋聖失冠195日
1970 棋聖獲得1970 十段失冠147日
4冠計_回4冠以上の在位期間合計は 日
3冠計_回3冠以上の在位期間合計は 日
2冠計_回2冠以上の在位期間合計は 日
中原誠名人・十段・棋聖・王位・王将1977棋聖1978王将367日 [注 109]
4冠計_回4冠以上の在位期間合計は 日
3冠計_回3冠以上の在位期間合計は 日
2冠計_回2冠以上の在位期間合計は 日
4冠米長邦雄十段・棋聖・棋王・王将1984 十段獲得1984 王将失冠56日
3冠棋聖・棋王・王将1983 棋聖獲得1984 十段獲得351日3冠の在位期間合計は 368日
3冠以上の在位期間合計は 424日
十段・棋聖・棋王1984 王将失冠1984 棋王失冠17日
2冠王位・棋王1979 王位獲得1979 棋王失冠160日2冠の在位期間合計は 1017日。
2冠以上の在位期間合計は 1441日。
棋聖・王位1980 棋聖獲得1980 王位失冠42日
棋王・王将1982 王将獲得1983 棋聖獲得325日
十段・棋聖1984 棋王失冠1986 棋聖失冠490日
谷川浩司竜王・棋聖・王位・王将1991 王将獲得1992 王位失冠194日 [注 110]
3冠名人・王位・棋王1988 名人獲得1988 王位失冠100日3冠の在位期間合計は 589日
3冠以上の在位期間合計は 783日
3冠以上の最長在位期間は 362日。
2冠以上の在位期間合計は 2209日、
2冠以上の最長在位期間は 1021日。
竜王・王位・王座1990 竜王獲得1991 王座失冠321日
竜王・王位・棋聖1991 棋聖獲得1991 王将獲得49日
竜王・王将・棋聖1992 王位失冠1992 竜王失冠119日
2冠70日 +187日 +287日 +56日 +88日 +194日 +372日 +172日1426日
3冠升田幸三0名人・王将・九段01957 名人獲得1957 王将失冠261日0全冠独占 (全3冠=当時)0
2冠王将・九段1957 九段獲得1957 名人獲得83日2冠の在位期間合計は 356日。
2冠以上の在位期間合計は 617日
名人・九段1957 王将失冠1958 九段失冠273日
森内俊之(1-2)竜王・名人・王将2004 名人獲得2004 竜王失冠200日2冠以上の在位期間は
(1)0331日
(2)0382日
(3)0173日
合計 886日
2冠(1-1)竜王・王将2003 王将獲得2004 名人獲得87日
(1-3)名人・王将2004 竜王失冠2004 王将失冠44日
(2)名人・棋王2005 棋王獲得2006 棋王失冠382日
(3)竜王・名人2013 竜王獲得2014 名人失冠173日
渡辺明(2-2)竜王・棋王・王将2012 棋王獲得2013 竜王失冠250日3冠在位期間は合計 1169日
(4-2)棋王・王将・棋聖2019 棋聖獲得2020 棋聖失冠373日
(4-4)名人・棋王・王将2020 名人獲得2021 王将失冠546日
2冠(1)竜王・王座2011 王座獲得2012 王座失冠372日2冠以上の在位期間は
(1)0372日
(2)0750日
(3)0733日
(4)1483日
合計 3338日
(2-1)竜王・王将2012 王将獲得2012 棋王獲得17日
(2-3)棋王・王将2013 竜王失冠2014 王将失冠483日
(3)竜王・棋王2015 竜王獲得2017 竜王失冠733日
(4-1)棋王・王将2018 王将獲得2019 棋聖獲得134日
(4-3)棋王・王将2020 棋聖失冠2020 名人獲得30日
(4-5)名人・棋王2021 王将失冠2022 棋王失冠400日
豊島将之(1-2)名人・王位・棋聖2019 名人獲得2019 棋聖失冠53日2冠以上の在位期間は
(1)0364日
(2)0252日
(3)0357日
合計0973日
2冠(1-1)王位・棋聖2018 王位獲得2019 名人獲得232日
(1-3)名人・王位2019 棋聖失冠2019 王位失冠79日
(2)竜王・名人2019 竜王獲得2020 名人失冠252日
(3)竜王・叡王2020 叡王獲得2021 叡王失冠357日
2冠加藤一二三棋王・王将1978王将1978棋王54日合計196日
名人・十段1982名人1982十段142日
高橋道雄王位・棋王1986棋王1987王位158日合計289日
十段・棋王1987十段1987棋王131日
南芳一棋聖・王将1987王将1988棋聖126日合計662日
1991棋聖1991棋聖163日
棋王・王将1988棋王1989王将367日
1990王将1990棋王6日
佐藤康光棋聖・王将2002棋聖2002王将196日合計674日
棋聖・棋王2006棋王2008棋聖478日
久保利明棋王・王将2009王将2011王将722日 
永瀬拓矢叡王・王座2019王座2020叡王356日 

女流タイトル

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複数のタイトルに同時に在位した女流棋士等(最高獲得数順、日数は2025年10月27日現在)
タイトル数棋士名タイトル開始終了在位期間備考
6冠福間香奈清麗・女流王座・女流名人・女流王位・
女流王将・倉敷藤花
2019 清麗獲得2019 女流王将失冠55日6冠の在位合計は 208日
白玲・清麗・女流王座・女流王位・
女流王将・倉敷藤花
2022 白玲獲得2022 女流王将失冠7日
清麗・女王・女流王座・女流王位・
女流王将・倉敷藤花
2025 女王獲得
0(継続中)0
0146日
5冠女王・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花2013 女王獲得2013 女流王位失冠47日5冠の在位合計は1878日

5冠以上の在位合計は
208日+ 1733日 = 1941日
女流王座・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花2016 女流王座獲得2018 女流王位失冠565日
女流王座・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花2019 女流王位獲得2019 清麗獲得86日
清麗・女流王座・女流名人・女流王位・倉敷藤花2019 女流王将失冠2019 女流王座失冠33日
清麗・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花2021 女流王将獲得2021 清麗失冠13日
女流王座・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花2021 女流王座獲得2021 女流名人失冠79日
清麗・女流王座・女流王位・女流王将・倉敷藤花2022 清麗獲得2022 白玲獲得79日
白玲・清麗・女流王座・女流王位・倉敷藤花2022 女流王将失冠2023 白玲失冠0365日
清麗・女流王座・女流名人・女流王位・倉敷藤花2023 女流名人獲得2025 女王獲得466日
4冠女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花2012 女流王位獲得2013 女王獲得343日4冠の在位期間合計は2205日

4冠以上の在位合計は
1941日+ 2205日 = 4146日
女王・女流名人・女流王将・倉敷藤花2013 女流王位失冠2013 女流王将失冠128日
女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花2015 倉敷藤花獲得2016 女流王座獲得368日
女流王座・女流名人・女流王将・倉敷藤花2018 女流王位失冠2019 女流王位獲得365日
清麗・女流名人・女流王位・倉敷藤花2019 女流王座 失冠2021 女流王将獲得701日
女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花2021 清麗 失冠2021 女流王座獲得20日
女流王座・女流王位・女流王将・倉敷藤花2022 女流名人 失冠2022 清麗獲得160日
清麗・女流王座・女流王位・倉敷藤花2023 白玲 失冠2023 女流名人獲得731日
3冠計4回(573日+ 32日+ 146日+ 41日)792日3冠以上の在位期間合計は 4938日
2冠計4回(260日+ 19日+ 113日+ 139日)531日2冠以上の在位期間合計は 5469日
5冠(6冠達成者の福間香奈が9度達成、詳細は「福間香奈」の項を参照)
4冠清水市代0女流名人・女流王将・女流王位・倉敷藤花01996女流王将1997女流王将360日4冠の在位合計は610日
全冠独占 (全4冠=当時)
1998女流王位1999女流王将250日
西山朋佳白玲・女王・女流王座・女流王将2021 白玲獲得2021 女流王将失冠19日4冠の在位期間合計は139日。
白玲・女王・女流名人・女流王将2023 白玲獲得2023 女流名人失冠731日
3冠女王・女流王座・女流王将2019 女流王座獲得2021 白玲獲得682日3冠の在位期間合計は1427日。
3冠以上の在位期間合計は1566日。
白玲・女王・女流王座2021 女流王将失冠2021 女流王座失冠33日
女王・女流名人・女流王将2022 女流名人獲得2023 白玲獲得246日
白玲・女王・女流王将2023 女流名人失冠2023 女王失冠466日
2冠女王・女流王将2019 女流王将獲得2019 女流王座獲得33日2冠の在位期間合計は616日。
2冠以上の在位期間合計は2182日。
白玲・女王2021 女流王座失冠2022 白玲失冠318日
女王・女流王将2022 女流王将獲得2022 女流名人獲得119日
白玲・女流王将2025 女王失冠(継続中)146日
3冠中井広恵女流名人・女流王将・倉敷藤花2002女流王将2003女流名人598日 
2冠蛸島彰子0女流名人・女流王将01982女流名人1982女流王将62日全冠独占(全2冠=当時)
林葉直子0女流名人・女流王将01982女流名人1985女流名人1066日全冠独占(全2冠=当時)
1991女流名人1992女流名人364日合計1430日
矢内理絵子女王・女流名人2008女王2008女流名人295日
甲斐智美女王・女流王位2010女流王位2011女王327日合計876日
女流王位・倉敷藤花2013倉敷藤花2015女流王位549日
加藤桃子女王・女流王座2014女流王座2016女流王座727日

一般棋戦に関する記録

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[icon]
この節の加筆が望まれています。

その他の主な記録

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2024年9月30日現在。年は年度で記載[注 111]。すでに上述した記録は記さない。

通算記録
  • 通算公式戦優勝回数:羽生善治 145回(タイトル戦99・一般棋戦46)
    • 通算一般棋戦優勝回数:羽生善治 46回
  • 通算非公式戦優勝回数:羽生善治 8回
個人の連続記録
個人以外の連続記録
  • 全タイトル戦通じての連続防衛:連続17期(1974棋聖戦(後) - 1977十段戦)(第1期棋王戦を含まず)
  • 全タイトル戦通じての連続奪取:連続11期(1987王位戦 - 1988棋聖戦(後))(第1期竜王戦を含まず)
  • 同一タイトル戦での連続奪取:連続7期(棋聖戦/1996棋聖戦 - 2002棋聖戦)

最年少・最年長記録

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  • タイトル戦 最年少記録・最年長記録
タイトル最年少記録最年長記録
挑戦記録
(第1局)
獲得記録
(奪取)
獲得記録
(防衛)
挑戦記録
(第1局)
獲得記録
(奪取)
獲得記録
(防衛)
全体記録藤井聡太
7001170000000000000♠17歳337日 )
第91期棋聖戦
藤井聡太
7001170000000000000♠17歳363日 )
第91期棋聖戦
藤井聡太
7001180000000000000♠18歳349日 )
第92期棋聖戦
大山康晴
7001660000000000000♠66歳340日 )
第15期棋王戦
大山康晴
7001560000000000000♠56歳364日 )
第29期王将戦
大山康晴
7001590000000000000♠59歳26日 )
第31期王将戦
7001590000000000000♠59歳356日まで保持 )
竜王羽生善治
(19歳0か月)
第2期
羽生善治
(19歳3か月0日)
第2期
藤井聡太
(20歳4か月)
第35期
羽生善治
(50歳0か月)
第33期
羽生善治
(47歳2か月)
第30期
谷川浩司
7001350000000000000♠35歳7か月 )
第10期
名人加藤一二三
(20歳3か月)
第19期
藤井聡太
(20歳10か月)
第81期
藤井聡太
(21歳10か月)
第82期
大山康晴
(63歳2か月)
第44期
米長邦雄
(49歳11か月)
第51期
大山康晴
(48歳3か月)
第30期
王位藤井聡太
(17歳11か月)
第64期
藤井聡太
(18歳1か月)
第64期
藤井聡太
(19歳1か月))
第65期
大山康晴
(58歳)
第22期
木村一基
(46歳3か月)
第60期
大山康晴
7001480000000000000♠48歳6か月 )
第12期
叡王
[80]
藤井聡太
(19歳0か月)
第6期
藤井聡太
(19歳1か月)
第6期
藤井聡太
(19歳10か月)
第7期
斎藤慎太郎
(31歳11か月)
第10期
豊島将之
(30歳4か月)
第5期
伊藤匠
(22歳8か月)
第10期
王座渡辺明
(19歳4か月)
第51期
藤井聡太
(21歳2か月)
第71期
藤井聡太
(22歳2か月)
第72期
森雞二
(49歳)
第43期
羽生善治
(42歳)
第60期
羽生善治
(46歳)
第64期
棋王羽生善治
(20歳4か月)
第16期
羽生善治
(20歳5か月)
第16期
羽生善治
(21歳5か月)
第17期
大山康晴
(66歳11か月)
第15期
谷川浩司
(42歳)
第29期
米長邦雄
(40歳)
第9期
王将藤井聡太
(19歳5か月)
第71期
藤井聡太
(19歳6か月)
第71期
藤井聡太
(20歳7か月)
第72期
大山康晴
(56歳)
第29期
大山康晴
(56歳11か月)
第29期
大山康晴
(59歳0か月)
第31期
棋聖藤井聡太
(17歳10か月20日)
第91期
藤井聡太
(17歳11か月)
第91期
藤井聡太
(18歳11か月)
第92期
大山康晴
(51歳)
第24期
大山康晴
(51歳)
第24期
大山康晴
(54歳)
第30期
九段大山康晴
7001270000000000000♠27歳2か月 )
第1期
大山康晴
7001270000000000000♠27歳3か月 )
第1期
大山康晴
7001280000000000000♠28歳4か月 )
第2期
升田幸三
7001380000000000000♠38歳11か月 )
第7期
升田幸三
7001390000000000000♠39歳0か月 )
第7期
塚田正夫
7001410000000000000♠41歳7か月 )
第6期
十段中原誠
7001230000000000000♠23歳1か月 )
第9期
中原誠
7001230000000000000♠23歳3か月 )
第9期
中原誠
7001240000000000000♠24歳3か月 )
第10期
大山康晴
7001520000000000000♠52歳7か月 )
第14期
大山康晴
7001500000000000000♠50歳9か月 )
第12期
大山康晴
7001440000000000000♠44歳9か月 )
第6期
  • 一般棋戦 最年少優勝・最年長優勝
棋戦00000000 最年少優勝0000000000000000 最年長優勝00000000
全体記録藤井聡太
(15歳6か月)
第11回朝日杯
大山康晴
(60歳)
第33回NHK杯
朝日杯
将棋オープン戦
藤井聡太
(15歳6か月)
第11回羽生善治
(45歳4か月)
第9回
銀河戦藤井聡太
(18歳2か月)
第28期丸山忠久
(54歳0か月)
第32期
NHK杯
テレビ将棋トーナメント
羽生善治
(18歳)
第68回大山康晴
(60歳)
第33回
将棋日本シリーズ
JTプロ公式戦
藤井聡太
(20歳4か月)
第43回大山康晴
(59歳7か月)
第3回
達人戦立川立飛杯[85]羽生善治
(53歳1か月)
第1回丸山忠久
(54歳3か月)
第2回
新人王戦[86]藤井聡太
(16歳2か月)
第49回若松政和
(31歳0か月)[注 112]
第2回
加古川青流戦[87]藤本渚
(18歳)
第13期稲葉聡
(30歳)[88]
第5期
棋士の最年長池永天志
(26歳)
第9期
  • タイトル複数冠達成 最年少記録・最年長記録
タイトル達成者数最年少記録最年長記録
( -まで保持)
八冠1名藤井聡太
(21歳2か月)
竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖藤井聡太
(21歳2か月)
竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖( 21歳11か月 )
七冠2名藤井聡太
(20歳10か月)
竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将・棋聖羽生善治
7001250000000000000♠25歳4か月 )
竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖(7001250000000000000♠25歳10か月 )
六冠2名藤井聡太
(20歳8か月)
竜王・王位・叡王・棋王・王将・棋聖羽生善治
7001240000000000000♠24歳2か月 )
竜王・名人・王位・王座・棋王・王将(7001260000000000000♠26歳2か月 )
五冠4名藤井聡太
(19歳6か月)
竜王・王位・叡王・王将・棋聖大山康晴
(47歳)
名人・王位・王将・棋聖・十段( )
四冠6名藤井聡太
(19歳3か月)
竜王・王位・叡王・棋聖大山康晴
(47歳)
名人・王位・王将・棋聖( )
三冠10名藤井聡太
(19歳1か月)
王位・叡王・棋聖大山康晴
(49歳)
名人・王位・王将( )
二冠16名藤井聡太
(18歳1か月)
王位・棋聖大山康晴
(51歳4か月)
棋聖・十段( 51歳9か月 )
  • 永世称号獲得 最年少記録・最年長記録
永世称号最年少記録最年長記録他の資格獲得者
全体記録
獲得要件
(連続/通算)
/人数
藤井聡太
永世棋聖
21歳11か月中原誠
名誉王座
49歳[89]
永世竜王連続0
05期
通算0
07期
2名渡辺明24歳07か月羽生善治47歳02か月-
永世名人-通算0
05期
6名中原誠
(十六世名人)
28歳09か月木村義雄
(十四世名人)
47歳06か月
大山康晴
(十五世名人)
(33歳 3か月)
谷川浩司
(十七世名人)
(35歳 2か月)
森内俊之
(十八世名人)
(36歳 8か月)
羽生善治
(十九世名人)
(37歳 8か月)
永世王位連続0
05期
通算0
10期
4名藤井聡太22歳1か月大山康晴41歳06か月
中原誠
(30歳01か月)
羽生善治
(26歳011か月)
永世叡王-通算0
05期
-( 該当なし )-( 該当なし )--
名誉王座連続0
05期
通算0
10期
2名羽生善治25歳11か月中原誠49歳[89]-
永世棋王連続0
05期
-2名羽生善治24歳05か月渡辺明32歳11か月-
永世王将-通算0
10期
2名羽生善治36歳05か月大山康晴43歳00か月-
永世棋聖-通算0
05期
6名藤井聡太21歳11か月大山康晴41歳09か月
中原誠
(23歳011か月)
米長邦雄
(41歳07か月)
羽生善治
(24歳09か月)
佐藤康光
(36歳09か月)
永世十段-通算0
10期
2名中原誠35歳03か月大山康晴42歳09か月-

最速記録

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  • 四段昇段からタイトル獲得までの最速記録:屋敷伸之(1年10か月、第56期棋聖戦)
    • 四段昇段からタイトル挑戦までの最速記録:屋敷伸之(1年2か月、第55期棋聖戦)
  • 四段昇段から一般棋戦優勝までの最速記録:上野裕寿(0年0か月31日、3戦目、第54期新人王戦
    • 参考:四段昇段前の一般棋戦優勝:都成竜馬(第44期新人王戦、三段在籍時に優勝)
    • 参考:アマチュアの一般棋戦優勝:稲葉聡(第5期加古川青流戦
同一カード
  • タイトル戦通算 = 22期(谷川浩司羽生善治
  • タイトル戦連続 = 6期(升田幸三大山康晴〈1956王将戦 - 1958九段戦〉)
  • 同一タイトル戦通算 = 9期(升田幸三 対 大山康晴〈名人戦〉および 羽生善治 対森内俊之〈名人戦〉)
  • 同一タイトル戦連続 = 6期(大山康晴 対中原誠〈1970 - 1975十段戦〉)

タイトルの分散

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タイトルの分散(全タイトルの保持者が異なる)

将棋界ではタイトル数が3以上において、タイトル分散の状況がこれまでに4回生じている。
(3タイトル時、6タイトル時、7タイトル時、8タイトル時に1回ずつ)。

タイトル00(2タイトル時)000タイトル分散時0
( 3タイトル時 )
00(複数冠保持者)00
名人木村義雄→(大山康晴)
九段大山康晴
王将(タイトル戦 昇格前)升田幸三
(第1期王将)
タイトル00(複数冠保持者)000タイトル分散時000(複数冠保持者)00
名人加藤一二三
十段(加藤一二三) →中原誠
棋聖森雞二→ (中原誠)
王位内藤國雄
棋王米長邦雄
王将大山康晴
タイトル00(複数冠保持者)000タイトル分散時000(複数冠保持者)00
名人中原誠
十段福崎文吾→ (高橋道雄)
棋聖桐山清澄
王位谷川浩司
王座(中原誠) →塚田泰明
棋王高橋道雄
王将中村修
  • 8タイトル時
タイトル00(複数冠保持者)000タイトル分散時000(複数冠保持者)00
竜王羽生善治
名人佐藤天彦
叡王高見泰地
王位菅井竜也→ (豊島将之)
王座中村太地
棋王渡辺明
王将久保利明
棋聖(羽生善治) →豊島将之

日本国外でのタイトル戦実施

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これまでの実施回数:22回(1976年1月21日 - 2023年6月5日)
棋戦局数国名都市対局日在位者勝敗挑戦者
1棋王戦1決勝
リーグ
ホノルル[90]1976年01月21日-00日内藤國雄
_九段
千○-●大内延介
八段
2棋聖戦46第2局
アメリカ合衆国の旗 アメリカ
ロサンゼルス[91]1985年07月01日-00日米長邦雄
棋聖
●-○勝浦修
八段
3竜王戦3第1局フランクフルト[92]1990年10月19日-20日羽生善治
竜王
●-○谷川浩司
二冠
4竜王戦4第1局バンコク[92]1991年10月24日-25日谷川浩司
竜王
森下卓
六段
5竜王戦5第1局ロンドン[92]1992年10月20日-21日谷川浩司
竜王
○-●羽生善治
二冠
6竜王戦6第1局シンガポール[92]1993年10月20日-21日羽生善治
竜王
○-●佐藤康光
七段
7竜王戦7第1局パリ[92]1994年10月18日-19日佐藤康光
竜王
●-○羽生善治
名人
8竜王戦8第1局北京[92]1995年10月20日-21日羽生善治
竜王
●-○佐藤康光
_前竜王
9竜王戦9第1局
アメリカ合衆国の旗 アメリカ
ロサンゼルス[92]1996年10月17日-18日羽生善治
竜王
○-●谷川浩司
九段
10竜王戦10第1局ゴールドコースト[92]1997年10月16日-17日谷川浩司
竜王
○-●真田圭一
六段
11竜王戦11第1局
アメリカ合衆国の旗 アメリカ
ニューヨーク[92]1998年10月15日-16日谷川浩司
竜王
●-○藤井猛
七段
12王座戦48第3局
中華人民共和国の旗 中国
広州[93]2000年09月21日-00日羽生善治
王座
千●-○藤井猛
竜王
13竜王戦13第1局
中華人民共和国の旗 中国
上海[92]2000年10月19日-20日藤井猛
竜王
○-●羽生善治
五冠
14王座戦50第3局
中華人民共和国の旗 中国
上海[94]2002年10月09日-00日羽生善治
王座
○-●佐藤康光
二冠
15竜王戦15第1局台北[92]2002年10月23日-24日羽生善治
竜王
千千阿部隆
七段
16竜王戦17第1局ソウル[92]2004年10月19日-20日森内俊之
竜王
●-○渡辺明
六段
17竜王戦19第1局
アメリカ合衆国の旗 アメリカ
サンフランシスコ[92]2006年10月10日-11日渡辺明
竜王
●-○佐藤康光
棋聖
18竜王戦21第1局
フランスの旗 フランス
パリ[95]2008年10月18日-19日渡辺明
竜王
●-○羽生善治
名人
19棋王戦35第1局
中華人民共和国の旗 中国
上海[96]2010年02月05日-00日久保利明
棋王
●-○佐藤康光
九段
20竜王戦27第1局
アメリカ合衆国の旗 アメリカ
ホノルル[97]2014年10月16日-17日森内俊之
竜王
●-○糸谷哲郎
七段
21叡王戦4第1局
中華民国の旗 台湾
台北[98]2019年04月06日-00日高見泰地
叡王
●-○永瀬拓矢
七段
22棋聖戦94第1局ダナン[99]2023年06月05日-00日藤井聡太
棋聖
○-●佐々木大地
七段
23王座戦73第1局シンガポール 2025年0000-00日藤井聡太
王座

その他の主な女流棋戦の記録

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通算記録
  • 通算公式戦優勝回数:福間香奈 55回(タイトル戦55・一般棋戦0)
    • 通算一般棋戦優勝回数:清水市代 11回
個人の連続記録
  • 一冠以上連続在位:清水市代 18年7か月(1991女流王将獲得[1992年3月24日] - 2010女流王将失冠[2010年10月28日])
  • タイトル戦連続登場:清水市代 22期(1995女流王位戦 - 2000倉敷藤花戦)
    • タイトル戦連続挑戦:中井広恵 4期(2001女流王位戦 - 2002女流王将戦)
  • 同一タイトル戦連続登場:清水市代 19期(1993 - 2011女流王位戦)
個人以外の連続記録
  • タイトル戦で奪取無し(防衛)の連続発生:6期(1978女流王将戦 - 1980女流名人位戦・2002女流王位戦 - 2003倉敷藤花戦)
  • タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:5期(2013マイナビオープン - 2013女流王座戦)
  • 同一タイトル戦で奪取(在位者交代)の連続発生:7期(1994 - 2000女流王将戦)
最年少記録
  • タイトル最年少挑戦:中井広恵(13歳9か月・女流王将戦)
  • タイトル最年少獲得:林葉直子(14歳3か月・女流王将戦)
最年長記録
  • タイトル最年長獲得(防衛):清水市代(40歳9か月・女流王将戦)
    • タイトル最年長奪取:清水市代(40歳1か月・女流名人戦)
    • タイトル最年長挑戦:中井広恵(51歳4か月・倉敷藤花戦)
同一カード
  • タイトル戦通算 = 20期(中井広恵-清水市代)
  • 同一タイトル戦通算 = 10期(中井広恵-清水市代、女流名人戦)
  • 同一タイトル戦連続 = 4期
(中井広恵-清水市代、1994 - 1997女流名人戦)
(清水市代-石橋幸緒、2006 - 2009女流王位戦)
  • 同一カードでのタイトル戦棋戦数 = 8棋戦
福間香奈-西山朋佳、女流タイトル戦 全8棋戦で実施=2024年1月から実施予定の2023年度女流名人戦を含む)
タイトルの分散(全タイトルの保持者が異なる)

女流タイトル戦において、タイトルの分散は4タイトル時に2回生じている。

  • 4タイトル時
タイトル00(複数冠保持者)000タイトル分散時0
( 4タイトル時 )
00(複数冠保持者)00
女流名人矢内理絵子
(第33期)
女流王将千葉涼子
(第28期)
0清水市代
(第29期)
女流王位清水市代
(第17期)
倉敷藤花
清水市代
(第13期)
0
斎田晴子
(第14期)
タイトル00(複数冠保持者)000タイトル分散時0
( 4タイトル時 )
00(複数冠保持者)00
女流名人矢内理絵子
(第33期)
女流王将清水市代
(第29期)
女流王位
清水市代
(第17期)
0
石橋幸緒
(第18期)
倉敷藤花斎田晴子
(第14期)
0清水市代
(第15期)

5タイトル以上においてはタイトルの分散はまだ生じていない(2024年時点)。

日本国外での女流タイトル戦実施
[icon]
この節の加筆が望まれています。
棋戦局数国名都市対局日在位者勝敗挑戦者
1女流王将戦第18期第1局アトランタ1996年05月08日中井広恵
_女流王将
●-○清水市代
_女流三冠
[100]

アマチュアの棋戦

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→詳細は「将棋のアマチュア棋戦」を参照

下記6大会(個人戦)は主要アマ6棋戦と呼ばれる。そのいずれかにおける優勝は奨励会三段リーグ編入試験の受験資格となる。

  • 全日本アマチュア名人戦
  • アマチュア竜王戦
  • 全国アマチュア王将位大会
  • 朝日アマ名人戦
  • しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)
  • 支部名人戦個人戦

アマチュア出場公式棋戦

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棋士・女流棋士により行われる公式棋戦(タイトル棋戦、一般棋戦、女流タイトル棋戦)の中には、アマチュア選手の出場枠を設けている棋戦がある。

現在行われている公式棋戦(タイトル棋戦、一般棋戦、女流タイトル棋戦)のうち、アマチュアの出場枠が設けられているのは以下の10棋戦(うち女流4棋戦)。

脚注

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[脚注の使い方]

注釈

[編集]
  1. ^特記ない限り、本記事における「女流棋士」には、概ね女流棋士と同じ扱いで女流棋戦に参加できる「女流棋士の身分を有しない、女性奨励会員」も含める。
  2. ^非公式戦であっても、棋戦の主催者が対局結果や棋譜(もしくは対局の映像)を保管あるいは公開している場合があるので、非公式戦だからといって必ずしも記録が失われるというわけではない。
  3. ^叡王戦(第3-5期)、マイナビ女子オープン女流王座戦の3棋戦は最下位予選のみが非公式戦である。NHK杯テレビ将棋トーナメント女流予選が非公式戦である。
  4. ^これ以外にも番勝負が行われることはある(竜王戦の挑戦者決定戦など)
  5. ^挑戦手合制の一般棋戦(早指し王位戦、王座戦(旧)、朝日選手権など)は、準タイトル戦などと呼ばれることもあった。
  6. ^新人王戦は現在も決勝三番勝負で行われる。
  7. ^谷川浩司が現役で永世名人を襲位した際にも推戴状が授与された。[2]
  8. ^囲碁ではほとんどのタイトルで「允許状」が与えられる。
  9. ^『将棋世界』 2011年8月号付録「記録係は見た!」の66頁で、門倉啓太(2011年4月1日に四段)が「名人戦と竜王戦七番勝負では、記録係も和服を着ることになっています」と記している。
  10. ^日本将棋連盟の機関誌『将棋世界』では各棋戦の最新状況をまとめているが、たとえば2017年9月号では(1)「第30期竜王戦ランキング戦(相崎修司)」が168-174頁、(2)「第76期順位戦(浅見修平)」が175-181頁、(3)他の棋戦・女流棋戦を一括して「公式棋戦の動き(大川慎太郎)」が183-193頁という順であり、この順は毎号で固定されている。かつ「公式棋戦の動き」の中に「タイトル保持者/棋戦優勝者」の一覧表が毎月掲載されており、竜王→名人→(叡王はこの時点ではタイトル保持者が存在しない)→王位→王座→棋王→王将→棋聖の順である。
  11. ^タイトル数が2冠以上で同数の場合に他タイトルの序列と棋士番号のどちらが適用されるのかは公式には発表されていない。前例は2020年現在、2003年度に羽生善治名人・王座と森内俊之竜王・王将だった一例のみであり、どちらの基準であっても羽生が上位となる。
  12. ^棋士番号が持ち出されるのは棋戦としての序列は竜王戦が1位なのに対し、タイトルとしての序列はともに1位タイであるため。
  13. ^出典には書かれていないが、現役のまま永世称号を襲位した場合は有資格者よりも上位となる様子。日本将棋連盟の棋士一覧では、谷川浩司の第十七世名人襲位前は羽生善治のほうが上位だった[1]が、襲位後は羽生より上位に記載されるようになった[2]
  14. ^「タイトル2期獲得」の中に竜王位が1期含まれていても、同じ結果となる。
  15. ^「タイトル3期獲得」には、竜王位を1期とその他のタイトルを2期獲得した場合も該当する。
  16. ^2018年3月、日本将棋連盟は伊藤かりん乃木坂46)に初段免状を授与したが、署名順は、佐藤康光会長→佐藤天彦名人→羽生善治竜王であった[28]。この時点で、羽生の冠数が2(竜王、棋聖)、佐藤天の冠数が1(名人)であるため、棋士序列は羽生が1位、佐藤天が2位であった。
  17. ^ただし、以前は「前名人」を名乗る期間が1年間に限られておらず、木村義雄が最初に「前名人」を名乗った際は、翌々年の名人復位まで「前名人」の称号のままであった。2人目の「前名人」である塚田正夫も1949年に木村に名人位を奪われた後、大山康晴の木村からの名人奪取・塚田自身の九段位取得の1952年まで「前名人」の称号のままであった。また1959年に名人位を奪われた升田幸三は「前名人」の称号を辞退して「九段」と名乗った[33]
  18. ^創設時は「将棋女流プロ名人位戦」という名称であった(1974年11月27日付 報知新聞[37])。
  19. ^女流棋士と奨励会の重籍者が参加できる棋戦は、奨励会枠がある竜王戦・新人王戦・加古川青流戦に限られる。非女流棋士の女性奨励会員が女流タイトルを保持している場合はこの限りではなく、将棋連盟の推薦を受けまたは女流予選を通過することで、叡王戦、王座戦、棋王戦、朝日杯、銀河戦、NHK杯に参加できる。
  20. ^1949年から開始、1961年まで実施、発展的解消して翌年からは十段戦として実施。
  21. ^1962年から開始、1987年まで実施、発展的解消して翌年からは竜王戦として実施。
  22. ^abc女流棋戦の実績による選抜枠であり、女流タイトルを獲得した女性奨励会員やアマチュアの女性が選抜される場合もある。
  23. ^第7期以降。4人枠となったのは第22期以降。
  24. ^第25期以降。5組在籍の奨励会員は別枠扱い(第37期は計2名)。
  25. ^アマチュア竜王戦上位4名が出場。第20期 - 第32期ではアマ5名、第33期はアマ6名が出場。
  26. ^第1期名人戦のリーグ戦は1935年から1937年までの2年間をかけて行われた。
  27. ^名人戦における夕食休憩は2日目のみ。1日目には夕食休憩はなく、封じ手の18時30分以降まで行なわれる。
  28. ^一般棋戦(優勝棋戦)として創設されたのは2015年度。
  29. ^日本棋院HP によれば、同じく新聞三社連合が主催する囲碁の棋戦である天元戦の賞金は2015年現在1300万円。
  30. ^一般棋戦(優勝棋戦)として創設されたのは1953年度
  31. ^日本棋院HP によれば、同じく日経新聞が主催する囲碁の棋戦である囲碁王座戦の賞金は2015年現在1400万円。
  32. ^ほかに特別賞1000万円を贈呈(優勝賞金、特別賞いずれも第96期から)。第95期までは非公表。
  33. ^一般棋戦(優勝棋戦)として創設されたのは1974年。翌年にタイトル戦に格上げされた。
  34. ^棋王戦にはアマ名人(全日本アマチュア名人戦) がアマチュアとして出場。
  35. ^一般棋戦として創設されたのは1950年。翌年にタイトル戦に格上げされた。
  36. ^2022年度藤井聡太が「一般棋戦グランドスラム」を唯一達成している(銀河戦、日本シリーズ、朝日杯、NHK杯〈優勝順〉)。
  37. ^abタイトル戦と異なり、通常は主催者以外の媒体で用いられることはない。
  38. ^日本棋院HP によれば、同じ囲碁・将棋チャンネル主催の囲碁の棋戦である竜星戦の賞金は2023年現在600万円。
  39. ^日本棋院HP によれば、同じNHK主催の囲碁の棋戦であるNHK杯テレビ囲碁トーナメントの賞金は2023年現在500万円。
  40. ^女流棋士の本戦出場枠は1名。女流予選は人数不定。主に女流タイトル保持者が複数いる場合に女流予選が行われる。
  41. ^12名のトーナメントによる全11局の棋戦であり、各局をそれぞれ別の地方都市で開催する。開催地の地方新聞社(北海道新聞河北新報新潟日報北國新聞富山新聞静岡新聞中日新聞山陽新聞中国新聞四国新聞西日本新聞熊本日日新聞)がそれぞれ主催者となる。
  42. ^日本棋院HP によれば、同じ「しんぶん赤旗」主催の囲碁の棋戦である囲碁新人王戦の賞金は2023年現在200万円
  43. ^第6期は、第5期優勝した稲葉聡を含めた4名のアマチュアが出場。
  44. ^賞金1000万円は第3回以降。第1-2回の賞金は未判明。
  45. ^第2回のみ1名
  46. ^これまでの実施回数は2021年度の1回(2023年12月時点)。
  47. ^終世名人は棋戦ではないが、現在の名人戦は従来の終世名人制を引き継いで短期実力名人制に移行する形で開始された。
  48. ^1937年から1949年までは毎日新聞主催。1950年から1976年までは朝日新聞主催。1977年は開催されず。1978年から2007年までは毎日新聞主催。2008年からは毎日新聞と朝日新聞の共同主催。
  49. ^順位戦によって名人戦挑戦者を決定する。
  50. ^名人戦が朝日新聞主催となったのに伴い、毎日新聞が新設。
  51. ^タイトル戦へ昇格。なお、名人戦が毎日新聞主催となったのに伴い、1978年からはスポーツニッポンが主催に加わる。
  52. ^名人戦が毎日新聞主催となった後に、朝日新聞が新設。
  53. ^準タイトル戦に位置付けられ、タイトル戦同様の挑戦手合制で開催された。
  54. ^翌年から名人戦が毎日新聞と朝日新聞の共同主催となることに決まったため、準タイトル戦の朝日選手権戦を一般棋戦に縮小したもの。
  55. ^九段戦は名人以外の棋士で争い、九段位獲得者と名人との間で名人九段五番勝負を行うことで全日本選手権者を決定した。
  56. ^産経新聞主催。なお、産経杯戦は原則として名人不出場。
  57. ^産経新聞主催。準タイトル戦であり、タイトル戦同様の挑戦手合制で開催された。
  58. ^1960年から1961年までは産経新聞と新聞三社連合の共同主催。1962年から、産経新聞が棋聖戦を新設して離脱し、新聞三社連合主催。その後、1973年には神戸新聞が、1984年には徳島新聞が主催に加わる。
  59. ^新聞三社連合主催。
  60. ^新聞三社連合主催。B級棋士を対象とした棋戦。
  61. ^東京新聞主催。東京新聞が新聞三社連合の中日新聞傘下となったことに伴い、王位戦へ統合。
  62. ^産経新聞が王位戦の主催を離脱して新設したもの。
  63. ^1970年からタイトル戦同様の挑戦手合制で開催されていたが、正式にタイトル戦へ昇格。
  64. ^九、八、七段戦は名人を除く七段以上の棋士、日本一杯戦と最強者決定戦は名人を除く順位戦B級以上の棋士が出場した。
  65. ^名人も出場できる棋戦となった。併せて古豪新鋭戦を名棋戦として再編し、棋王戦の予選にした。
  66. ^正式にタイトル戦へ昇格した。
  67. ^六、五、四段戦は六段以下の棋士、古豪新鋭戦は順位戦C級の棋士が出場した。
  68. ^大阪新聞主催。
  69. ^地方紙の新聞十社連合による主催。なお、日本将棋連盟杯は名人の参加しない棋戦。
  70. ^名人も参加する棋戦に改めたもの。
  71. ^棋士がコンピューター将棋と対戦する非公式戦。
  72. ^叡王戦によって電王戦出場者を決定した。
  73. ^早指し新鋭戦は、早指し選手権戦の予選を兼ねて若手棋士が対局するもの。
  74. ^若手棋士向けの棋戦。
  75. ^奨励会員の大会。
  76. ^六段以下の棋士、奨励会員、女流棋士、アマチュアによる非公式戦。
  77. ^2015年の開催は見送り。2016年以降は未定。達人戦のお知らせ”. 日本将棋連盟. 2015年6月23日閲覧。
  78. ^第5期女流王座戦2015年度)で、矢内理絵子竹俣紅が出場を辞退した例がある。
  79. ^「日本将棋連盟公式サイト - 棋戦一覧 - 霧島酒造杯女流王将戦 - 棋戦概要」(2019年11月7日閲覧)から引用
  80. ^白玲戦は第1期のみ、女流タイトル三冠を保持していた奨励会員の西山朋佳が参加している。第2期以降は棋戦のシステム上、女流棋士でない女性奨励会員の参加は出来なくなっている。
  81. ^ほかに特別賞1000万円を贈呈(優勝賞金、特別賞いずれも第5期から)。第4期までは優勝賞金1500万円。
  82. ^有段格のアマチュアに限る。
  83. ^女流王座戦のアマチュア予選は、一次予選への出場資格を持つ「日本将棋連盟が推薦する現役女流棋士と日本将棋連盟に所属する女性奨励会員」(「日本将棋連盟公式サイト - 棋戦一覧 - 女流王座戦 - 棋戦概要」(2019年11月6日閲覧)から引用)以外の全ての女性が参加できる。引退女流棋士、女流棋士の資格を放棄した元女流棋士が、アマチュアの扱いで参加できる女流タイトル戦は女流王座戦のみ。
  84. ^abタイトル戦の永世称号は、襲位(就位)後に公式戦や棋士の活動における肩書として呼称され、一部の棋戦で参加資格や上位シード対象の「永世称号者」として扱われるが、名誉NHK杯選手権者の称号は、肩書としての呼称はNHK杯戦やNHKの将棋番組に限定される。また、NHK杯戦以外の棋戦では参加資格やシード条件として扱われていない
  85. ^米長邦雄によれば、米長が通算5期目、連続4期目の棋王位を獲得しようとする防衛戦の最中に、「通算5期でも永世棋王は認められない」という判断を日本将棋連盟が下したことなどによる。詳細は「棋王戦」を参照。
  86. ^過去には、九段戦で連続獲得のみの永世称号が存在した
  87. ^ab永世称号の「襲位」「就位」の用語の使い分けは、永世7冠である羽生善治のプロフィールページで確認できる[53]
  88. ^塚田正夫が段位としての九段を名乗ったのは、タイトルとしての九段を失冠した後の1956年であり、段位としての九段の昇段規定が新設されたのは、その2年後の1958年である。
  89. ^当時の段位は原則として八段までであり、特別な段位である九段とタイトルとしての永世九段はほぼ同一視されていた。
  90. ^塚田は1956年に九段のタイトルを失冠後に九段を名乗った。ただし、これは一般的にタイトルとしての永世称号ではなく段位としての九段とされる。
  91. ^「タイトルとしての永世九段」と「段位としての九段」とは明確に区別されておらず、タイトルとして永世九段の資格を獲得した時点で大山はすでに段位として九段に昇段していたためである。
  92. ^十段獲得期数は、前身の九段戦優勝(九段獲得)期数も含む(制定当初から規定)[57]
  93. ^ab大山は順位戦A級在籍で現役のまま逝去したため、年次は逝去年で表記。
  94. ^永世十段の資格には、十段戦前身の九段戦優勝回数を含める(制定当初から規定)[57]。大山は九段戦優勝(九段獲得)期数が6期、十段獲得期数が8期で合計14期となり、永世十段制定時に資格を得た[57]
  95. ^獲得期数は、非タイトル戦時代も含む。
  96. ^「クイーン称号」の以前の表記は「クィーン」(小文字の「ィ」)が用いられたが[59][60][61]、2017年以降、日本将棋連盟公式サイトの同じ内容の表記[62]、公式サイトの記事・リリース[63][64]および日本将棋連盟の機関誌「将棋世界[65][66]、これらのいずれにおいても「クイーン」(大文字の「イ」)で表記している。
  97. ^「クイーン称号」に類似の称号として、レディースオープン・トーナメントの優勝者に対して「クイーン」と称した事例が確認できる。この場合、棋戦の開催年度(19XX年)を付して「'XXクイーン」[67]や「レディース・クイーン」[68]等のように優勝者を称した。
  98. ^2018年7月現在、清水市代中井広恵が「クイーン称号を有し、タイトルを有さない現役女流棋士」に該当するが、クイーン称号ではなく段位で呼称されている。
  99. ^2017年度の第42期棋王戦五番勝負を制して「棋王」を防衛した渡辺明は、「連続5期」の条件を満たし、永世棋王資格を獲得した。第42期棋王の就位式において、渡辺には、永世棋王資格を獲得したことについて「功労金」と「副賞」が授与された[71]
  100. ^九段戦は創設された1950年度から1955年度まで名人は参加しなかった。大山康晴は1952年度から1954年度まで獲得できる名人・王将の二冠を3年間保持した。
  101. ^ab大山は九段戦で3連覇しているが、九段昇段後であったため永世九段としては扱われておらず、九段戦の実績も含めて永世十段の称号が与えられている。
  102. ^タイトル戦昇格前の優勝10回と昇格後の獲得6期を合わせた実績により名誉王座の資格を与えられた。
  103. ^abc第29期挑戦者決定三番勝負の勝者は三浦弘行であったが、三番勝負敗者の丸山忠久が繰り上げで挑戦者になった。第29期竜王戦七番勝負挑戦者の変更について”. 日本将棋連盟 (2016年10月12日). 2016年10月12日閲覧。詳しい経緯は将棋ソフト不正使用疑惑騒動を参照のこと。
  104. ^現役期間の九段戦には名人のため参加していない。
  105. ^女流王座戦のアマチュア予選は、一次予選への出場資格を持つ「日本将棋連盟が推薦する現役女流棋士と日本将棋連盟に所属する女性奨励会員」(日本将棋連盟公式サイト、「女流王座戦 - 棋戦概要」(2019年11月6日閲覧)から引用)以外の全ての女性が参加できるため、女流王座戦の創設時点で生存していた女性は、理論上は女流王座のタイトルを獲得できた。女流王座戦の創設時点に故人だった女流棋士は杉崎里子のみだが、杉崎は本表に含まれない。よって女流王座戦から灰色表示を除いている。
  106. ^番勝負の実施時期およびタイトル獲得日は翌年度の4月以降。
  107. ^七冠前後の六冠以上だった期間は721日、五冠以上は1100日、四冠以上は3328日、三冠以上は4087日、二冠以上は4280日。全体を通じて五冠以上だった期間は合計1687日、四冠以上だった期間は合計5290日、三冠以上だった期間は合計7951日、二冠以上だった期間は合計9285日、最長4781日。
  108. ^連続して四冠以上だった期間は合計3412日、最長3031日、三冠以上は合計最長ともに4745日、二冠以上は合計6353日、最長5018日。
  109. ^連続して四冠以上だった期間は合計2120日、最長1765日、三冠以上は合計3517日、最長2942日、二冠以上は合計6444日、最長4218日。
  110. ^連続して三冠以上だった期間は合計783日、最長362日、二冠以上は合計2058日、最長1021日。
  111. ^王将戦・棋王戦・女流名人位戦は1月 - 3月開催、叡王戦(第5期まで)は4月 - 6月開催だが前年度扱いのため、対局が行われた西暦は年度に1を足したもの。竜王戦・女流王座戦が越年した場合も同様。
  112. ^当時は段位制限のみで年齢制限なし。現在はプロ(奨励会、女流も含)は原則26歳以下、アマチュアは年齢制限なし。

出典

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関連項目

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外部リンク

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2025年6月30日時点。タイトル在位者一覧タイトル戦結果一覧も参照。
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2025年6月25日時点。女流タイトル在位者一覧女流タイトル戦結果一覧も参照。
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【その他の棋戦】 _JT杯_ 第44回渡辺明_ _達人戦_ _2回丸山忠久_ _新人王_ 第55期服部慎一郎_ _青流戦_ 第14期上野裕寿
2025年3月16日時点。詳細は各棋戦または各期の棋戦を参照。
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