東日本国際大学(ひがしにっぽんこくさいだいがく、英語:Higashi Nippon International University)は、福島県いわき市平鎌田字寿金沢37に本部を置く日本の私立大学。1903年創立、1995年大学設置。大学の略称は東日大、国際大。
いわき短期大学商経科を改組・転換して開学した儒学系の大学であり、孔子の教えを建学の精神としている。経営母体の学校法人昌平黌理事長は緑川浩司[1]、学校法人昌平黌総長は吉村作治。大学学長は中山哲志[2]。
大学が所在するいわき市は、東日本大震災とそれに伴う福島第一原子力発電所事故で大きな被害を受けた福島県東部の浜通り地区にあり、大学が設置した福島復興創世研究所はそうした問題への対応を研究する[3]。
2015年に文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+事業)」に、福島大学が「ふくしまの未来を担う地域循環型人材育成の展開」で採択を受け、東日本国際大学も事業協働機関として参画している。なお、この事業では、学生の地元就職率の10%アップなどを目標に掲げ、福島県内の高等教育機関と県をはじめとする福島県内の自治体・企業等18機関が協働している。
近年はアジア圏だけでなくヨーロッパ圏でも研修を行っていて、2016年2月からはイギリスのカンタベリー・クライスト・チャーチ大学で海外研修を実施している。
2016年7月、文部科学省が公募した大学教育再生加速プログラム(AP)のテーマⅤ「卒業時における質保証の取組みの強化」で、大学の取組みが採択された。なお、全国 116 件(私立大学 54 件)の応募に対し、採択は19 件(私立大学 8 件:福島県内は東日本国際大学のみ)であった。
2021年3月には、文部科学省公募の競争的補助金『デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン(取組①「学修者本位の教育の実現」)』において、東日本国際大学の取組「学修成果物の機械学習を利用した横断的分析による概念把握アセスメントの高度化」が採択された。
この競争的補助金は「デジタル技術を積極的に取り入れ(……)ポストコロナ時代の高等教育における教育手法を具体化し、その成果の普及を図ることを目的」(文部科学省 選定結果公開委文書より)とするもので、全国の大学、短大、国立高専から252件の申請があり、54件が採択されている(国公立大学29、私立大学24、国立高専1)。尚、東北地方の大学等では唯一の採択となっている。
学生の就職支援にも力を入れていて、エクステンションセンターでは資格取得や公務員試験対策の講座を開講。キャリアセンターでは1年次から就職活動に関する様々なサポートを行っている。
硬式野球部は、1996年より南東北大学野球連盟に加盟し実力校でもある。全日本大学野球選手権大会に多数回出場し、2007年、2024年にはベスト4(エースの藤井優矢は最優秀投手賞を受賞)、2008年にはベスト8という成績を残している。弓道部は、2013年に第61回全日本学生弓道選手権大会で女子団体優勝、男子団体3位。第61回全日本学生弓道王座決定戦で準優勝、第37回全日本学生弓道女子王座決定戦では優勝している。
また、柔道部、卓球部、バドミントン部も、東北地区大会では幾度も優勝・入賞という成績を収めており、全国大会への常連校となっている。サッカー部は2014年4月より元サンフレッチェ広島GMの高田豊治をサッカー部総監督に迎え、2017年10月には東北地区大学サッカーリーグ1部への昇格を決めた。
東京都新宿区西早稲田の昌平黌ビル(エジプト考古学ビル)に早稲田キャンパスがある
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