IBM PCにおけるXTバスや、NEC PC-6000シリーズ、PC-8800シリーズ等における独自の拡張バスが策定される以前は、コンピュータ本体(CPU)に拡張スロット等が装備されておらず、タンディのTRS-80やNEC PC-8001のように、拡張ユニット、I/Oユニット、あるいは拡張ボックスなどと製品によって呼称は異なるが、それと本体を拡張バス線(内部バスインターフェース)で直接接続し、その拡張ボックス筐体から改めて周辺機器と外部バスで接続すると言う形態であった。やがて、拡張ボックス筐体に規格化された拡張スロット等が装備され、あるいはコンピュータ本体に拡張スロット等を装備するものが一般的となっていったが、ホビー向けやゲーム向け機種では、大型の拡張スロット等は筐体サイズ上の商品施策上、備えないか、ごく少数のスロット類を備えるだけのものも残った。