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扁桃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
曖昧さ回避この項目では、リンパ上皮性器官について説明しています。他の用法については「扁桃 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
1、2口蓋扁桃 (tonsil)、3口蓋垂、4口蓋。3と4の間が軟口蓋である。

扁桃(へんとう)は、二次リンパ器官に分類されるリンパ上皮性器官である。従来は扁桃腺(へんとうせん)と呼ばれていたが、真の意味ではではないため扁桃に改められた[1]

概要

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口腔鼻孔から吸引した異物が咽頭に到る前に免疫応答できるような配置をなす。単なるリンパ節の集合体ではなく、粘膜上皮直下の密なリンパ小節の集まりと、表面の亀裂と陥没によって特徴づけられる。亀裂は上皮を伴っており、特に口蓋扁桃では盲管状となり深部に至る。盲管内では、上皮内へのリンパ球と顆粒白血球の遊走が見られることが特徴。

アーモンド種子の形に似ているためアーモンドの別称である「扁桃」と命名された。口蓋弓の中間にある陥没に位置する口蓋扁桃(こうがいへんとう、右図)と舌根にある舌扁桃(ぜつへんとう)、咽頭円蓋にある咽頭扁桃(いんとうへんとう)は輪を描くので、まとめてワルダイエル咽頭輪と呼ばれる[2]。このほか、耳管への異物の侵入を防ぐと考えられている耳管内口周辺粘膜下の耳管扁桃や、咽頭上部に咽頭扁桃が存在する。

臨床について

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医師が診察時に患者の口を開けさせ診察するいわゆる扁桃は口蓋扁桃で、アデノイドと称して耳鼻科で切除するものは咽頭扁桃が増殖したものである[2]。口を開けただけで見ることができるのは口蓋扁桃のみである。

脚注

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  1. ^藤田 恒太郎『人体解剖学』南江堂、2003年。ISBN 978-4-524-22246-9 
  2. ^ab寺田 春水、藤田 恒夫『解剖実習の手びき』南山堂、2004年。ISBN 978-4-525-10311-8 

関連項目

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上気道
(上気道感染英語版含む
風邪)
頭部英語版
下気道
(下気道感染症を含む)
気管支/
閉塞性肺疾患
間質性肺炎/
拘束性肺疾患
(肺線維症)
外因曝露/
職業病
職業性肺疾患英語版
その他
閉塞性肺疾患 /
拘束性肺疾患
肺炎/
肺臓炎英語版
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その他
胸膜腔英語版/
縦隔
胸膜疾患英語版
縦隔疾患
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