『弟』(おとうと)は、テレビ朝日の開局45周年記念スペシャルドラマとして、2004年11月17日から同年同月21日にかけて5夜連続で放送された日本のテレビドラマである。製作は石原プロモーション。ハイビジョン制作だが、アナログ放送では14:9のサイズで放送された。
石原慎太郎(放映時、15代東京都知事)による、弟・石原裕次郎の生涯を題材にした同名小説(1996年、幻冬舎)を原作とする[1]。
石原慎太郎と弟の裕次郎との絆を描いている。随所の端役においても豪華なキャスティングで仕立てられた。特に、かつて石原プロに所属した寺尾聰が実父の宇野重吉を演じたことは話題になった。『報道STATION』を通常の放送より繰り下げ、『土曜ワイド劇場』 『日曜洋画劇場』枠でも放送された(厳密には両番組は休止という扱いである)。ハワイにある裕次郎の実際の別荘や黒部ダムなどでのロケも話題を呼び、視聴率が連日20%を超えた。
また、劇中で、裕次郎が出演した「松竹梅」(宝酒造) のCMの製作過程が描かれ、その後に実際の映像がCMとして放送された[注 1]。
なお、石原プロ社長の渡哲也は石原潔および石原慎太郎の一人二役を演じた。
以下の視聴率データはビデオリサーチ・関東地区調査のものである。放送時間はJST。
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| 石原プロ制作 映画・ドラマほか |
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| 1970年代の著書 | 慎太郎の政治調書 – 化石の森 - 慎太郎の第二政治調書 - 男の世界 - 野蛮人の大学 - 真実の性教育 - 信長記 - 酒盃と真剣 - 石原慎太郎短編全集 - 新和漢朗詠集 - 男の海 - 対極の河へ - 息子をサラリーマンにしない法 - 風の神との黙約 - 真の革新とはなにか - 伯爵夫人物語 - 大いなる手との黙約 - 情熱のための航海 - 光より速きわれら - 刃鋼 - 暗闇の声 - 嫌悪の狙撃者 - 型破りで勝つ! - 戦士の羽飾り - 一点鐘 |
| 1980年代の著書 | 亡国 - 大いなる海へ - 秘祭 - バカでスウェルな男たち - 暗殺の壁画 - 流砂の世紀に - 現代史の分水嶺 - 拝啓息子たちへ - 生還 |
| 1990年代の著書 | 不思議な不思議な航海 -わが人生の時の時 - 時の潮騒 - 光速の時代に - 十代のエスキース - 来世紀の余韻 - 三島由紀夫の日蝕 - 禁断の島へ - 遭難者 - かくあれ祖国 - 風についての記憶 - わが人生の時の会話 - 亡国の徒に問う - 肉体の天使 – 弟 - “父”なくして国立たず - 法華経を生きる - 国家なる幻影 - 聖餐 |
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| 2010年代の著書 | 声に出して詠もう和漢朗詠集 - 真の指導者とは - 再生 - 新・堕落論 我欲と天罰 - 平和の毒、日本よ - 石原愼太郎の思想と行為 |
| 共著 | 新旧の対決か調和か - 人間の原点 - いかに国を守るか - エベレスト - 闘論 -「NO」と言える日本 - それでも「NO」と言える日本 - 断固「NO」と言える日本 - 「No」と言えるアジア - 宣戦布告「NO」と言える日本経済 - 「アメリカ信仰」を捨てよ - 勝つ日本 - 永遠なれ、日本 - 人生への恋文 - 日本の力 - 生きる自信 |
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