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幸区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本国 >神奈川県 >川崎市 >幸区
さいわいく ウィキデータを編集
幸区
夢見ヶ崎動物公園の春
幸区シンボルマーク
日本の旗日本
地方関東地方
都道府県神奈川県
川崎市
市町村コード14132-1
面積10.01km2
総人口175,453[編集]
推計人口、2025年9月1日)
人口密度17,528人/km2
隣接自治体
隣接行政区
川崎市川崎区中原区
横浜市鶴見区港北区
東京都大田区
区の木はなみずき
区の花やまぶき
幸区役所
所在地212-8570
神奈川県川崎市幸区戸手本町一丁目11番地1
北緯35度32分37.8秒東経139度41分14.3秒 / 北緯35.543833度 東経139.687306度 /35.543833; 139.687306座標:北緯35度32分37.8秒東経139度41分14.3秒 / 北緯35.543833度 東経139.687306度 /35.543833; 139.687306
2015年5月2日撮影 幸区役所
2015年5月2日撮影 幸区役所

地図
区庁舎位置
外部リンク公式ウェブサイト
川崎市幸区位置図幸区位置図
ウィキプロジェクト

幸区(さいわいく)は、川崎市を構成する7区のうちのひとつ。

かつてはの名所として知られ、明治天皇御幸があり、これを記念して御幸村(みゆきむら)と名付けられたのが区名の由来となっている。

地理

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新川崎駅界隈
  • 川崎市東部にあり、東側を流れる多摩川の下流域に位置する。西側には鶴見川やその支流の矢上川が流れる。
  • 2022年現在、川崎市7区の中で最も面積が小さく、最も人口が少ない。ただし人口密度は中原区に次いで2番目に高い。
  • 全般として平坦な地形であるが、西部の夢見ヶ崎地区などは丘陵地になっている。

隣接している自治体・行政区

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神奈川県
東京都

歴史

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→「川崎市の歴史」も参照

近代以前

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  • 縄文時代 夢見ヶ崎に南加瀬貝塚が形成される(-弥生時代
  • 4世紀 夢見ヶ崎に加瀬台古墳群が造営される(-7世紀)
  • 6世紀 塚越二丁目に塚越古墳が築造される
  • 江戸時代 多摩川沿いに農村が点在し、東海道川崎宿の助郷村としての役割を負う
  • 1872年 区域の東側に川崎駅が開業(当初は西口は存在せず)
  • 1884年 明治天皇が小向村の梅林に行幸
  • 1889年4月1日 塚越・古川・戸手・小向・下平間・南河原・上平間・中丸子(上平間・中丸子は現在の中原区)の8村が合併して橘樹郡御幸村が成立。この他、現区域の一部は日吉村住吉村(後に該当区域は日吉村へ)へ編入される。
  • 1906年 川崎駅西口に横浜製糖(後の明治製糖、現在の大日本明治製糖)川崎工場が開業
  • 1908年 横浜製糖工場の隣に東京電気(現在の東芝)川崎工場(1945年から堀川町工場)が開業
  • 1912年 御幸村大字中丸子・小向の多摩川左岸地区が東京府荏原郡矢口村に編入され、代わりに矢口村大字古市場の多摩川右岸地区が御幸村に編入される。
  • 1914年アミガサ事件(多摩川堤防建設に対し御幸村民等が神奈川県庁へ大量請願を実施)
  • 1916年 御幸村の多摩川の堤防建設に際して、内務省が東京側よりも1m低く築造するように命令[1]
  • 1923年関東大震災で明治製糖の工場が倒壊、後に新工場を建設
  • 1924年7月1日 同郡川崎町大師町と合併して川崎市が成立
  • 1927年 南武鉄道(後の国鉄南武線)川崎駅-登戸駅、同矢向駅-川崎河岸駅(1972年廃止)が開業
  • 1929年新鶴見操車場が建設され、区域が分断(跨線橋を建設)
  • 1937年 橘樹郡日吉村のうち、大字北加瀬・鹿島田・小倉の全域と矢上・南加瀬の一部を川崎市に編入(残部は横浜市神奈川区に編入)
  • 1945年 空襲を受けて工場などに被害

現代

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人口

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幸区の街並み
1975年148,756
1980年138,585
1985年137,306
1990年142,320
1995年139,134
2000年136,487
2005年144,487
2010年154,212
2015年160,890
2020年

170,969

町名

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幸区内では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。なお、川崎市の町名の丁目にはアラビア数字が広く使用されているため、町名欄はアラビア数字で統一している。

幸区役所管内(68町丁)[3][4][5][6]
町名町名の読み町区域新設年月日住居表示実施年月日住居表示実施前の町名等備考
堀川町ほりかわちょう1924年6月25日未実施
大宮町おおみやちょう1933年4月1日未実施
柳町やなぎちょう1933年4月1日未実施
幸町1丁目さいわいちょう1933年4月1日未実施
幸町2丁目1933年4月1日未実施
幸町3丁目1933年4月1日未実施
幸町4丁目1933年4月1日未実施
中幸町1丁目なかさいわいちょう1933年4月1日未実施
中幸町2丁目1933年4月1日未実施
中幸町3丁目1933年4月1日未実施
中幸町4丁目1933年4月1日未実施
南幸町1丁目みなみさいわいちょう1933年4月1日未実施
南幸町2丁目1933年4月1日未実施
南幸町3丁目1933年4月1日未実施
都町みやこちょう1938年8月10日未実施
神明町1丁目しんめいちょう1928年5月未実施
神明町2丁目1928年5月未実施
塚越つかごし1924年7月1日未実施(登記上のみの存在)[注 1]
塚越1丁目つかごし1951年4月未実施
塚越2丁目1951年4月未実施
塚越3丁目1951年4月未実施
塚越4丁目1951年4月未実施
新塚越しんつかごし2000年8月7日未実施
古川町ふるかわまち1951年5月未実施
下平間しもひらま1924年7月1日未実施
戸手1丁目とて1976年9月15日1976年9月15日戸手町1丁目、2丁目
戸手2丁目1976年9月15日1976年9月15日
戸手3丁目1976年9月15日1976年9月15日
戸手4丁目1976年9月15日1976年9月15日
小向町こむかいちょう1976年9月15日1976年9月15日小向字居村耕地
小向こむかい1924年7月1日未実施
小向仲野町こむかいなかのちょう1952年12月1976年9月15日小向仲野町
小向東芝町こむかいとうしばちょう1952年12月未実施
小向西町1丁目こむかいにしまち1951年12月未実施
小向西町2丁目1951年12月未実施
小向西町3丁目1951年12月未実施
小向西町4丁目1951年12月未実施
河原町かわらまち1928年5月未実施
遠藤町えんどうまち1928年5月未実施
戸手とて1924年7月1日未実施(登記上のみの存在)[注 1]
戸手本町1丁目とてほんまち1951年4月未実施
戸手本町2丁目1951年4月未実施
紺屋町こんやまち1928年5月未実施
古市場ふるいちば1924年7月1日未実施
東古市場ひがしふるいちば1952年12月未実施
古市場1丁目ふるいちば1948年5月20日未実施
古市場2丁目1948年5月20日未実施
幸区役所日吉出張所管内(21町丁)
町名町名の読み町区域新設年月日住居表示実施年月日住居表示実施前の町名等備考
鹿島田1丁目かしまだ2012年11月19日2012年11月19日鹿島田字田尻・字宮城野・字向島、小倉字北耕地、下平間字稲荷耕地の各一部
鹿島田2丁目2012年11月19日2012年11月19日鹿島田字田尻・字中村・字宮城野の各一部
鹿島田3丁目2012年11月19日2012年11月19日鹿島田字関面・字西耕地の各全部と鹿島田字上通・字川向・字田尻・字中村、中原区市ノ坪字新田の各一部
北加瀬1丁目きたかせ1990年2月26日1990年2月26日北加瀬字北ノ根・字鹿島田境の各全部と北加瀬字道上・字熊野台・字八沼・字山崎、小倉字北耕地・字居村の各一部
北加瀬2丁目1990年2月26日1990年2月26日北加瀬字耕地・字道上・字出口・字熊野台、矢上字橋向の各一部
北加瀬3丁目1990年2月26日1990年2月26日北加瀬字原・字耕地・字出口の各一部
南加瀬1丁目みなみかせ1985年11月5日1985年11月5日南加瀬字東町の全部と南加瀬字夢見ケ崎・字仲山・字仲町・字池附、北加瀬字山崎の各一部
南加瀬2丁目1985年11月5日1985年11月5日南加瀬字五反町の全部と南加瀬字仲山・字越路・字砂場・字仲町、北加瀬字出口の各一部
南加瀬3丁目1985年11月5日1985年11月5日南加瀬字仲町・字池附・字原町の各一部
南加瀬4丁目1985年11月5日1985年11月5日南加瀬字新田・字土腐・字江川、矢上字三軒家・字袋河岸の各全部と南加瀬字越路・字砂場・字原町・字下町・字榎戸・字仲町の各一部
南加瀬5丁目1985年11月5日1985年11月5日南加瀬字道下・字辻・字岩瀬の各全部と同字原町・字下町・字榎戸の各一部
小倉おぐら1937年4月1日未実施
小倉1丁目おぐら2011年10月17日2011年10月17日小倉字北耕地・字居村・字東耕地・字南耕地の各一部
小倉2丁目2011年10月17日2011年10月17日小倉字居村・字南耕地の各一部
小倉3丁目2011年10月17日2011年10月17日小倉字居村・字東耕地の各一部
小倉4丁目2011年11月21日2011年11月21日小倉字居村・字東耕地・字南耕地の各一部
小倉5丁目2011年11月21日2011年11月21日小倉字居村・字南耕地の各一部
東小倉ひがしおぐら2008年12月8日2008年12月8日小倉字北耕地・字居村・字東耕地、塚越3の各一部
新小倉しんおぐら2007年12月15日2007年12月15日小倉字居村・字東耕地の各一部
新川崎しんかわさき2007年12月15日2007年12月15日鹿島田字下田向、北加瀬字八ノ沼、北加瀬字山崎の各全部と鹿島田字上通・字関面・字西耕地・字中村・字宮城野・字向島、北加瀬1、小倉字北耕地・字居村の各一部
矢上やがみ1937年4月1日1990年2月26日北加瀬字久保の全部と矢上字橋向、北加瀬字原・字出口の各一部
  1. ^ab町名一覧には記載はあるものの町丁コードの設定はなく、人口、面積ともに0である。

経済・産業

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明治末期以降、東京と横浜の中間点という立地に注目して電気・機械・食品などの大規模工場が多く進出した。しかし、昭和末期以降は経済構造の変化に伴い、大規模工場の閉鎖(市外移転)と新たなハイテク産業の立地が進んでいる。また工場の移転跡は川崎駅西口のように商業施設や高層住宅地となる場所も多く、今後の繁栄が期待されている。

工場・事業所他

オフィスビル

本社を置く企業

教育

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大学・短期大学

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高等学校

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中学校

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小学校

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※かつては、河原町小学校があったが、児童数減少により廃校となった。

交通

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鉄道

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
JO横須賀線JS湘南新宿ライン
JN南武線

なお幸区は川崎市の区で唯一私鉄が一切通らない区である。

路線バス

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道路

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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ラゾーナ川崎プラザ・ルーファ広場の一角
ソリッドスクエア(オフィス棟&商業施設)

公園・自然環境・景観

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商業施設

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娯楽

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  • 川崎リバーサイドゴルフ場
  • 縄文天然温泉 志楽の湯

旧跡

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その他

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出身有名人

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脚注

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  1. ^下川耿史 家庭総合研究会 編『明治・大正家庭史年表:1868-1925』河出書房新社、2000年、411頁。ISBN 4-309-22361-3 
  2. ^町界町名の改正について”. 川崎市 (2019年8月2日). 2022年5月30日閲覧。
  3. ^川崎市:町界町名の改正について”. 2017年3月27日閲覧。
  4. ^川崎市:区別町名一覧表(幸区)”. 2017年3月27日閲覧。
  5. ^川崎町と南河原村の字名” (PDF). 川崎市・日本地名研究所. 2024年9月1日閲覧。
  6. ^令和元年度 川崎市の地名に関する調査研究「川崎市 川崎区・幸区の町名の移り変わり」” (PDF). 川崎市・日本地名研究所. 2024年9月1日閲覧。

関連項目

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ウィキメディア・コモンズには、幸区に関連するカテゴリがあります。

外部リンク

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ウィキメディア・コモンズには、幸区に関連するカテゴリがあります。
横浜市
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カテゴリCategory:神奈川県の市町村Category:横浜市の区Category:川崎市の区Category:相模原市の区
幸区役所管轄
日吉出張所管轄
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