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平峰一貴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
平峰 一貴
Kazuki Hiramine
基本情報
国籍日本の旗日本
生年月日 (1992-01-07)1992年1月7日(33歳)
出身地大阪府箕面市
SUPER GTでの経歴
デビュー2014年
所属TEAM IMPUL
車番12
過去所属JLOC
KONDO RACING
出走回数35 (GT500)
39 (GT300)
優勝回数2 (GT500)
ポールポジション3 (GT300)
ファステストラップ2 (GT300)
シリーズ最高順位1st (GT500/2022)
過去参加シリーズ
2008
2010-11
2012,18
2013-18,23
フォーミュラ・ルノー2.0 UK
FCJ
全日本F3選手権
スーパー耐久
選手権タイトル
2016
2022
スーパー耐久(ST-Xクラス)
SUPER GT(GT500クラス)

平峰 一貴(ひらみね かずき、1992年1月7日 - )は、大阪府箕面市出身[1]レーシングドライバー[2]2022年のSUPER GT・GT500クラスチャンピオン[3]。身長171cm、体重74kg。帝京ロンドン学園卒業[4]

経歴

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レーシングカート

[編集]

4歳の時にレーシングカートに初めて乗り、その魅力のとりこになる。将来はF1ドライバーになりたいと夢を描く少年だった。以後カートレースを続け、同じ世代のライバルには松下信治中山雄一などがいる[5]

イギリス留学

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カートを続ける中で平峰は、将来レーサーとしてプロになるため、そしてF1にたどり行くためにも英語を身に着ける重要性を感じていた。2006年、中学3年生に進級するタイミングでイギリス留学。現地では避けられないアジア人に対する偏見なども体感する[5]。イギリスでの生活が落ち着き始めるとカート場にも足を運び、いくつかのカート選手権にも参戦した[6]。2008年はフォーミュラ・ルノー2.0 UK BARCやフォーミュラ・ルノー・ウインターシリーズに参戦し四輪レースを経験する。

帰国-SRS-F

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留学から帰国後、2009年にホンダが主宰する鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS-F)を受講。ここでフォーミュラレースへの適性を評価され、スカラシップを獲得。2010年からフォーミュラチャレンジ・ジャパン (FCJ / 後のF4)に参戦[7]。2010年は開幕戦からコンスタントに表彰台に立ち、ランキング3位を獲得。2011年は第2戦で初優勝を挙げると、年間3勝を挙げランキング4位となった。このFCJでは平川亮高星明誠勝田貴元小河諒、松下信治、坪井翔藤波清斗元嶋佑弥[8]と同じフィールドで戦った。

2012年より全日本F3選手権へフル参戦。同じHFDPレーシングに所属したチームメイトは野尻智紀であった(ただし野尻は全日本選手権の懸かるCクラス、平峰は型落ちシャシーによるNクラス)[9]。Nクラスでシーズン4勝を挙げ、最終戦まで佐々木大樹とチャンピオン争いを展開したが、最終的には及ばずシリーズ2位となった。同シーズン終了後、自身の中で今まで目指し憧れの世界だったレース現場での現実に思うところがあり、日本のレース界とホンダの育成プログラムから離れることを決意する[5]

一時引退-復帰

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2013年は模索の年となった。できることならば再度イギリスへ渡ってレースがしたいという願望があり、その資金を準備したいとも考えていたものの現実的な話ではなかった[10]。単身上京すると家賃3万円の風呂・トイレなし古アパートの一室を借りる[11]。そして飲食店厨房で一日中調理に携わり、ほかにもポスティングのアルバイトなど人生勉強の時期を過ごす[5]。この間、レース関係者から「今何してるの?」「どうして辞めたの?」という連絡もいくつかあり、持参金持ち込みでレースに出ないかという話もいくつかもらっていたが、ペイドライバーにはならないという信念を持っていた平峰はそれをすべて断っていた[5]。そんな中で大阪・摂津の「トレーシースポーツ」兵頭信一代表から「大丈夫か、生きてんのか?一度レースに戻ってこい。持参金も何もいらないから。」という熱い言葉をかけられ、スーパー耐久第7戦にTRACY SPORTSホンダ・S2000でスポット参戦。ここでST4クラス優勝チームの一員となった。その後、井入宏之JLOC(ジャパン・ランボルギーニ・オーナーズ・クラブ)の則竹功雄会長に平峰を推薦するなど、周囲の関係者の尽力によってJLOCのGT300シート獲得へと話が進展。サードドライバーとして登録され、SUPER GT・300クラスへランボルギーニでスポット参戦できることとなった。

GT300参戦

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2015年、前年にスポット参戦したJLOCの正シートを得て、GT300クラスにランボルギーニ・ガヤルド GT3 FL2で参戦、レース界に本格復帰する。チームメイトとなった先輩・織戸学からレースでのタイヤの使い方や車について多くを学んだと述べている。JLOCでは2018年までGT300クラスにフル参戦[12]したのに加えて、2016年シーズンはスーパー耐久シリーズでKONDO RACINGと日産自動車大学校による共同プロジェクトから参戦したST-Xクラスにてシーズン4勝を挙げてシリーズチャンピオンを獲得。

KONDO RACING所属時のヘルメット (2019年)

2019年からKONDO RACINGのGT300クラス参戦が決まり、サッシャ・フェネストラズのパートナーとして抜擢されGT-R NISMOで参戦するオファーを受け移籍、ニッサン(NISMO)陣営の一員となった[13]。GT-R 56号車を駆り、第4戦チャーン(タイ)ラウンドで最高位となるクラス2位で表彰台に立つ。年間ではGT300クラスランキング6位でフィニッシュした[14]

KONDOレーシングでの2019年シーズン終了後、成績を評価したNISMOよりGT500クラスへのステップアップを提示される。初めてGT500マシンに乗ったテスト走行で平峰は気合が入りすぎたことと、ブレーキフィーリングがGT300とかなり違ったこともあり、開始直後の富士のストレートエンドでフロントをフルロックさせ、2セットしかないタイヤをいきなり壊してしまった[15]。しかしこれを見ていたチームIMPUL監督の星野一義が「磨けば光る楽しみな素材、こういうのをうまく育ててみたい。」と評し、IMPULへの移籍加入が決まった[16]

GT500参戦

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2022年GT500シリーズチャンピオンを獲得したカルソニックIMPULZ

2020年、チームIMPULへ加入してのGT500クラス参戦がスタート。前半戦は苦戦を強いられたが、第5戦富士でシーズン初入賞を果たすと、第6戦鈴鹿では2位に終わるものの、優勝まであと一歩に迫る好パフォーマンスを見せた。

2021年は前年までフォーミュラ2を戦った松下信治が加入、第5戦スポーツランドSUGOでGT500初優勝を果たす[17]。第7戦もてぎでは、最終ラップでのガス欠症状により優勝を逃すも3位表彰台を獲得。最終戦までに最後までタイトル争いを繰り広げ、ランキング8位に入った。

2022年には松下とトレードする形でホンダから加入したベルトラン・バゲットとコンビを組む。また、前年まで日産陣営のGT500車両が日産・GT-R NISMO GT500から日産・フェアレディZにスイッチ[18]。第5戦鈴鹿で予選で最下位に沈むも、レース中盤にセーフティーカー導入のタイミングに乗じアンダーカットを成功させ、今季初優勝[19]。そのままの勢いに残り3戦でコンスタントに上位入賞を続けGT500シリーズチャンピオンを獲得、IMPULに27年ぶりのGTタイトルをもたらした。

ゼッケン1をつけディフェンディングチャンピオンとして臨んだ2023年シーズンだったが、NISMO総監督の松村基宏が「IMPULとチャンピオンとなったNDDPのパフォーマンスに大きな差はなかったが、予選1周のアタックでのタイヤの準備や使い方はNDDPの方がレベルが若干高かった。」と評すように、Q2進出したのが1回だけというチームとして予選での走りに苦しんだ[20]。決勝では後半戦すべてで5位以内の安定した速さを見せたが、ランキング5位となった。GT500参戦だけでなく、チームIMPULがスーパー耐久への参戦を本格化させたのを受け、第2戦富士24時間では中嶋一貴星野一樹大木一輝と組んでのカズキカルテットチームがトヨタ・ガズーレーシング(中嶋が副会長を務める)側の協力と日産ニスモの了解のもとを実現。カテゴリーの活性化に一役買った[21]

2024年も3年目となるバゲットとのコンビでGT500に参戦することが発表された[22][23]。安定した決勝での速さを武器に第5戦SUGOと最終戦鈴鹿で3位表彰台を獲得[24]、ランキング6位で終えた。

2025年も引き続きバゲットとのコンビでGT500クラスに参戦する[25]


略歴

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シリーズチームレース勝利PPFL表彰台ポイント順位
2008フォーミュラ・ルノー2.0・ウィンターカップEUROTEK MOTORSPORT400003713位
フォーミュラ・ルノー・BARC・FR200020000N/AN/A
2010フォーミュラチャレンジ・ジャパンHFDP/SRS スカラシップ/コチラ R120007483位
2011フォーミュラチャレンジ・ジャパンHFDP/SRS-F/コチラ R133343454位
スーパー耐久 - ST-4TRACY SPORTS1000073.5‡2位
2012全日本F3選手権 - NクラスHFDP RACING15421131102位
2013スーパー耐久 - ST-4TRACY SPORTS11000115.5‡1位
2014SUPER GT - GT300JLOC100000NC
2015SUPER GT - GT300JLOC600002215位
ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジア - プロアマ61112N/AN/A
2016SUPER GT - GT300JLOC800113011位
セパン12時間耐久10000N/A8位
スーパー耐久 - ST-XKONDO RACING64016137‡1位
ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアDIRECTION RACING20001N/AN/A
ランボルギーニ・スーパートロフェオ・ワールドファイナル - プロアマ20000410位
2017SUPER GT - GT300JLOC702002810位
スーパー耐久 - ST-XKONDO RACING6201384‡2位
2018SUPER GT - GT300JLOC802003310位
鈴鹿10時間耐久 - プロ10000N/A15位
スーパー耐久 - ST-XKONDO RACING51014101.5‡2位
全日本F3選手権B-MAX RACING200000NA
2019SUPER GT - GT300KONDO RACING80101466位
スーパー耐久 - ST-XGTNET MOTOR SPORTS11001130‡1位
2020SUPER GT - GT500TEAM IMPUL800012415位
スーパー耐久 - ST-XGTNET MOTOR SPORTS1000182.5‡3位
2021SUPER GT - GT500TEAM IMPUL81002458位
2022SUPER GT - GT500TEAM IMPUL8100470.51位
スーパー耐久 - ST-3FKS TEAM FUKUSHIMA4000176‡4位‡
2023SUPER GT - GT500TEAM IMPUL80001465位
スーパー耐久 - ST-Zナニワ電装TEAM IMPUL7000159.5‡7位‡
2024SUPER GT - GT500TEAM IMPUL80012476位
スーパー耐久 - ST-ZNANIWA DENSOTEAM IMPUL7010271.5‡7位‡
2025SUPER GT - GT500TEAM IMPUL
スーパー耐久 - ST-ZNANIWA DENSOTEAM IMPUL

‡ チーム順位

レース戦績

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  • 2007年
    • ロータックス・MAX ユーロチャレンジ Jr Rotax Max クラス (シリーズ3位・1勝)[26]
    • Super One イギリス選手権 Jr Rotax Maxクラス (シリーズ4位・1勝)
  • 2008年
    • フォーミュラ・ルノー2.0 UK B.A.R.Cクラス(6位、10位)
    • フォーミュラ・ルノーUKウィンターシリーズ UKルノークラス(9位、10位)
  • 2009年 -鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)卒業
  • 2010年 -フォーミュラチャレンジ・ジャパン(シリーズ3位)
  • 2011年
    • フォーミュラチャレンジ・ジャパン(シリーズ4位・3勝)
    • スーパー耐久 ST-4クラス<第1戦スポット参戦>(TRACY SPORTS #38 TRACY SPORTS S2000)
  • 2012年 -全日本F3選手権 Nクラス(シリーズ2位)
  • 2013年 - スーパー耐久 ST-4クラス<第7戦スポット参戦>(TRACY SPORTS #40 車買取 HERO'S S2000)(シリーズ10位・1勝)
  • 2014年 -SUPER GT GT300クラス<第6戦スポット参戦>(JLOC #88 マネパ ランボルギーニ GT3)
  • 2015年 - SUPER GT・300クラス(JLOC #88 マネパ ランボルギーニ GT3)(シリーズ16位)
  • 2016年
    • SUPER GT・GT300クラス(JLOC #88 マネパ ランボルギーニ GT3)(シリーズ11位)
    • スーパー耐久 ST-Xクラス(KONDO RACING #24 スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R)(シリーズチャンピオン・4勝)
  • 2017年
    • SUPER GT・GT300クラス(JLOC #88 マネパ ランボルギーニ GT3)(シリーズ10位)
    • スーパー耐久 ST-Xクラス(KONDO RACING #24 スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R)(シリーズ2位・2勝)
  • 2018年
    • SUPER GT・GT300クラス(JLOC #88 マネパ ランボルギーニ GT3)(シリーズ10位)
    • 全日本F3選手権<第3,4戦スポット参戦>
    • スーパー耐久 ST-Xクラス(KONDO RACING #24 スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R)(シリーズ2位・1勝)
  • 2019年 - SUPER GT・GT300クラス(KONDO RACING #56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R)(シリーズ6位)
  • 2020年 - SUPER GT・GT500クラス(TEAM IMPUL #12 カルソニック IMPUL GT-R)(シリーズ15位)
  • 2021年 - SUPER GT・GT500クラス(TEAM IMPUL #12 カルソニック IMPUL GT-R)(シリーズ8位・1勝)
  • 2022年
    • SUPER GT・GT500クラス(TEAM IMPUL #12 カルソニック IMPUL Z)(シリーズチャンピオン・1勝)
    • スーパー耐久 ST-3クラス(FKS TEAM FUKUSHIMA #311 Team Fukushima Z34)
  • 2023年
    • SUPER GT・GT500クラス(TEAM IMPUL #1 MARELLI IMPUL Z)(シリーズ5位)
    • スーパー耐久 ST-Zクラス(ナニワ電装 TEAM IMPUL #20 ナニワ電装 TEAM IMPUL Z)
  • 2024年
    • SUPER GT・GT500クラス(TEAM IMPUL #12 MARELLI IMPUL Z)(シリーズ6位)
    • スーパー耐久 ST-Zクラス(TEAM IMPUL #20 NANIWA DENSO TEAM IMPUL Z)
  • 2025年
    • SUPER GT・GT500クラス(TEAM IMPUL #12 TRS IMPUL with SDG Z)
    • スーパー耐久 ST-Zクラス(TEAM IMPUL #20 NANIWA DENSO TEAM IMPUL Z)

フォーミュラ

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全日本フォーミュラ3選手権

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チームシャシエンジンクラス12345678910111213141516171819順位ポイント
2012年HFDP RACINGダラーラ・F307トヨタ・3S-GENSUZ1
2
SUZ2
2
TRM1
1
TRM1
1
FSW1
1
FSW2
1
TRM1
4
TRM2
2
OKA1
2
OKA2
2
SUG1
2
SUG2
3
SUG3
2
FSW1
4
FSW2
2
2位110
2018年B-MAX RACING TEAMダラーラ・F312VW・A41SUZ1SUZ2SUG1
10
SUG2
10
FSW1FSW2OKA1OKA2OKA3TRM1TRM2TRM3OKA1OKA2SUG1SUG2SUG3FSW1FSW2NC0

ツーリングカー

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スーパー耐久

[編集]
チーム使用車両クラス1234567順位ポイント
2016年KONDO RACING日産・GT-R NISMO GT3XTRM
1
SUG
1
SUZ
3
FSW
1
OKA
1
AUT
2
1位137
2017年XTRM
1
SUG
1
SUZ
7
AUT
6
FSW
3
OKA
4
2位84
2018年XSUZ
2
SUG
3
FSWAUT
1
TRM
6
OKA
1
2位101.5
2022年FKS team FUKUSHIMA日産・フェアレディZ3SUZ
3
FSW
4
SUG
2
AUT
3
OKASUZ4位76
2023年ナニワ電装TEAM IMPUL日産・Z GT4ZSUZ
5
FSW
8
SUG
3
AUT
8
MOTOKA
Ret
FSW
5
7位59.5
2024年NANIWA DENSO TEAM IMPUL日産・Z NISMO GT4ZSUG
Ret
FSW
4
AUT
Ret
MOT
3
SUZ
10
OKA
3
FSW
4
7位71.5
2025年ZMOT1
6
MOT2
5
SUZ
8
FSW
6
SUG
5
OKA
FSW
6位*43.5*

グランドツーリング

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SUPER GT

[編集]
チーム使用車両クラス123456789順位ポイント
2014年JLOCランボルギーニ・ガヤルド GT3 FL2GT300OKAFSWAUTSUGFSWSUZ
13
CHATRMNC0
2015年GT300OKA
Ret
FSW
Ret
CHAFSWSUZ
4
SUG
4
AUT
Ret
TRM
7
16位22
2016年ランボルギーニ・ウラカンGT3GT300OKA
9
FSW
25
SUG
6
FSW
4
SUZ
9
CHA
10
TRM
3
TRM
Ret
11位30
2017年GT300OKA
19
FSW
25
AUT
16
SUG
Ret
FSW
7
SUZ
2
CHA
5
TRM
Ret
10位28
2018年GT300OKA
7
FSW
9
SUZ
4
CHA
6
FSW
6
SUG
5
AUT
13
TRM
27
10位33
2019年KONDO RACING日産・GT-R NISMO GT3GT300OKA
5
FSW
4
SUZ
18
CHA
2
FSW
7
AUT
8
SUG
5
TRM
6
6位46
2020年TEAM IMPUL日産・GT-R NISMO GT500GT500FSW
Ret
FSW
11
SUZ
12
TRM
12
FSW
8
SUZ
2
TRM
9
FSW
7
15位24
2021年GT500OKA
10
FSW
9
SUZ
6
TRM
11
SUG
1
AUT
7
TRM
3
FSW
9
8位45
2022年日産・Z GT500GT500OKA
7
FSW
3
SUZ
Ret
FSW
2
SUZ
1
SUG
5
AUT
6
MOT
2
1位70.5
2023年GT500OKA
6
FSW
9
SUZ
3
FSW
15
SUZ
5
SUG
4
AUT
5
MOT
4
5位46
2024年日産・Z NISMO GT500GT500OKA
11
FSW
6
SUZ
4
FSW
5
SUZ
3
SUG
3
AUT
5
MOT
11
6位47
2025年GT500OKA
Ret
FSW
4
SEP
3
FSW
SPR1

(6)
FSW
SPR2

5
SUZ
8
SUG
14
AUT
11
MOT
DSQ
10位27.5

人物

[編集]
  • 明るい性格で天然キャラと言われるが、打ち解けた人に対しては下ネタも多く、GT500のパートナーとなったベルトラン・バゲットには「悪いニホンゴ」を多く教え込みスケベワードを連発させている。テレビ番組の企画で「平峰選手の直してほしいところ」を質問された佐々木大樹は「下品なところ(笑)」と回答した。
  • 若い時期から同じカテゴリーで走っていた松下信治佐藤公哉山内英輝[27]と仲が良い。特に佐藤とは、イギリス留学時代に在学していた高校の先輩後輩の関係でもある[4]
  • レースから一時距離を置いた2013年に居酒屋の厨房で一日中料理の仕込みなどをしていたが、料理するのは好きなもののアルコール類を飲むのは好きではなく、ビールを少量口にしただけで酔ってしまい普通の状態ではなくなるという。
  • 義理堅い性格で、JLOCでは約5年在籍し、一度辞めていたレース界のレギュラーへと戻してくれた恩義も感じており、2018年終了後NISMO陣営のKONDOレーシングからオファーが届き大きなチャンスと分かっていながらも、本当に移籍していいのものかと葛藤があったと述べている。JLOCの則竹功雄会長にオファーを報告したところ「移籍はさみしいけど行ってこい。そして何かあったら帰ってこい。お前のシートはずっとあるから。」と言われ、感謝と共に大いに感動したという[5]
  • 近年のGT500ドライバーはスーパーフォーミュラ等トップフォーミュラでの実戦経験を積んでいる中でフォーミュラの実戦経験がF3まででキャリアの殆どをGTやツーリングカー等で培ったという近年では珍しい「叩き上げ系」でもある。その為、トップフォーミュラの実戦経験がない事について自身では、「スーパーフォーミュラ(以下SF)に乗っている選手はダウンフォースを感じるセンスを習得できるし、SFのコーナリングスピードを操る経験を多く積める。特に新品タイヤでその状況を走る経験を蓄積できるのは大きい。その経験値を持っている人とそうでない自分とでは、GT500でニュータイヤを履いた予選タイムアタック時にハンデになると思います。それを補うために常に考えていろいろな準備を人より多くしないといけない。」と述べており、「レーシングドライバーとしてスーパーフォーミュラに乗ってみたいという思いは強くある」と2022年末時点でコメントしている[28]
  • GT500へのステップアップとチームIMPULへの加入が内定し、星野一義と初めて話をする機会が巡ってきたときにはかなり緊張していたが、星野が真剣な表情のまま初めに発した言葉が「俺は乳首が一番感じるんだけど、お前はどこが感じるんだ」と下ネタから入ったため、強烈に記憶に残る出来事となった。IMPUL加入初年度のあるレースウィークでは、翌日に予選タイムアタックを控えていたときに星野から「平峰ちょっと来い」と個別に監督ルームに呼ばれ、何を言われるのかと出向くと「あるDVD」を手渡され奮起するよう発破をかけられたこともある[29]。レース面での走る技術的に何か指摘されることは無いと言い、「とにかく思い切り行け。ウチ(IMPUL)では遅かったらその年ですぐクビにするから。思い切り行ってクラッシュしても俺は怒らない。怒るのはお前が出し切らなかった時だ」と言われた平峰は、このチームは自分のレース人生を掛けられるチームだと確信したと語っている[30]
  • 星野一義による平峰の評価は「レース中の無線でマシンに対する文句を言わない。ドライバーは大体トラクションがとかタイヤがとか言ってきて自分を弁護するもんだけど、平峰はそういうの無くタイヤが厳しくなってもずっと速いタイムで走る。これが素晴らしいよ。」とコメントしている。
  • GT500に参戦開始すると身体能力をさらに高める必要を感じ、日々のフィジカルトレーニングを強化した。多くのトップアスリートを担当しているプロトレーナー・仲田健の指導の下[31]、トレーニングによる肉体改造を行なった。しかし毎年春先には花粉症に苦しんでいる[32]
  • 2022年最終戦でのGT500チャンピオン決定直後、表彰の準備をしていた控室で母と電話がつながり報告をしていたが、その場にKONDOレーシングの近藤真彦も居合わせたため、「こんな機会は今しかない」と思い母と近藤を電話で会話させた。「マッチ」のアイドル時代を直撃した世代である母は「一生の思い出になった」と喜んでおり、親孝行が少しできたという逸話がある[1]
  • 2023年5月のトークイベントにて、一般人女性と入籍済であると報告をした。スーパーGTでコンビを組むベルトラン・バゲットとあまりに仲が良く、監督の星野一義からは「色々な意味で」心配されていたとのこと。星野に結婚の報告をした際には声を上げて驚かれたという。

脚注

[編集]
[脚注の使い方]
  1. ^abSUPER言いたい放題「2022チャンピオン平峰一貴を大解剖」VIDEO POTION 2022年11月24日
  2. ^平峰 一貴 – スーパー耐久|KONDO Racing Team”. matchy.co.jp. 2019年2月22日閲覧。
  3. ^平峰一貴とバゲットが逆転初チャンピオン。TEAM IMPULが27年ぶり、デビューイヤーのニッサンZが戴冠【GT500決勝レポート】オートスポーツ 2023年11月7日
  4. ^ab編集部, autosport web (2023年3月31日). “スーパーGTドライバー勝手にお悩み相談ショッキング Vol.42 佐藤公哉さん | スーパーGT”. autosport web. 2024年12月11日閲覧。
  5. ^abcdef2022年スーパーGTチャンピオンを獲得した平峰一貴選手からレース人生を語ってもらいましたJuichi Wakisaka 11チャンネル 2023年1月30日
  6. ^CNS「レーシングスピリット」5月・平峰一貴選手 鈴鹿モータースポーツ友の会 2012年5月15日
  7. ^野尻、今季2勝目、FCJ平峰も今季3勝目ホンダレーシング 2011年6月12日
  8. ^2011FCJ参戦ドライバー紹介 スーパーフォーミュラ公式ウェブサイト 2011年3月
  9. ^チーム&選手紹介HFDPレーシング Honda Racing 2012年3月
  10. ^【教えてGT先生!】MARELLI IMPUL Z 平峰一貴(5分40秒付近~) SUPER GT公式チャンネル 2023年12月22日
  11. ^2023KICKOFF 平峰一貴オートスポーツ No.1582 4月号 68-71頁三栄書房 2023年2月28日
  12. ^マネーパートナーズがTeam JLOCとスポンサー契約を継続日刊工業新聞 2018年3月26日
  13. ^2023年SUPER GT 平峰一貴 nismo
  14. ^DRIVER RANKING 2019 SUPER GT 公式ウェブサイト
  15. ^祝2022 Super GT チャンピオン! シーズン振り返りトーク 前編(7分15秒付近-) ホシノインパル全開魂! 2022年12月29日
  16. ^星野一樹テクニカルアドバイザーが語る“平峰一貴の貪欲さ” オートスポーツ 2022年11月7日
  17. ^カルソニックGT-Rが未曾有のサバイバル戦を制して5年ぶりの美酒。首位独走ARTAは痛恨のペナルティ【第5戦GT500決勝レポート】”. autosport web (2021年9月12日). 2025年6月8日閲覧。
  18. ^ニッサン/ニスモ、2022年からの新型GT500車両『ニッサンZ GT500』をお披露目”. autosport web (2021年12月5日). 2025年6月8日閲覧。
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  21. ^メーカーの垣根なんてない!? トヨタの中嶋一貴がニッサンZを駆る……富士24時間での驚きオファーの舞台裏 Motorsport.com 2023年5月25日
  22. ^日産/NMCが2024年SUPER GTのワークスチーム参戦体制を発表、4台の「Nissan Z」でチャンピオン獲得に挑む モーターマガジン 2024年1月19日
  23. ^さらばカルソニックブルー。TEAM IMPULは新たな“マレリブルー”の伝説へ2024年開幕に虎視眈々 オートスポーツweb 2024年2月16日
  24. ^MARELLIとの最後のレース、最後尾から意地と感謝の表彰台。ホシノインパルで継承される『全開魂』と『イズム』”. autosport web (2024年12月19日). 2025年6月8日閲覧。
  25. ^日産自動車/NMC、2025年のスーパーGT GT500クラス参戦チーム体制を発表。NISMOの2台に変化”. autosport web (2025年1月17日). 2025年6月8日閲覧。
  26. ^スーパーGT300平峰一貴プロフィール KONDO RACING 2019年
  27. ^スーパーGTドライバー勝手にお悩み相談ショッキング Vol.41平峰一貴さん オートスポーツweb 2023年2月16日
  28. ^スーパーGT王者、平峰一貴が語る“スーパーフォーミュラ”「乗っている選手は僕とは違う経験をたくさん積める」 Motorsport.com 2013年1月14日
  29. ^SUPER言いたい放題「集まれ!星野一義イズムドライバー」(24分40秒-) VIDEO OPTION 2021年5月28日
  30. ^「俺の言うことを聞け!俺にゴマするな!」闘将・星野一義監督の育てた強いカルソニックブルーが帰ってきたSportiva集英社 2022年9月1日
  31. ^TEAM IMPUL平峰一貴選手の極秘○○に潜入してわかった事! Juichi Wakisaka11チャンネル 2022年月日
  32. ^1号車MARELLI IMPUL Z | 平峰一貴/ベルトラン・バゲット【SUPER GT 2023 ドライバー紹介】J Sports 2023年4月12日

関連項目

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外部リンク

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創設者
主な関係者
スーパーフォーミュラドライバー
SUPER GTドライバー
スーパー耐久ドライバー
主要ドライバー
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
関連組織
関連項目
  • 主要タイトル一覧
全日本F3000選手権/
フォーミュラ・ニッポン/
スーパーフォーミュラ
ドライバーズ
チーム
JGTC/SUPER GT
ドライバーズ
チーム
JTC
  • 1 Rd.1-2のみ参戦。
  • 2 Rd.3-4のみ参戦。
全日本GT選手権SUPER GT歴代チャンピオン
全日本GT選手権
GT500クラス1
GT300クラス2
SUPER GT
GT500クラス
GT300クラス
  • 194 - 95年まではGT1クラス。
  • 294 - 95年まではGT2クラス。
2025年度NISSANSUPER GT 参戦リスト
GT500
GT300
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