| 高速自動車国道 (有料) | |
|---|---|
| E6 常磐自動車道 | |
| 地図 | |
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| 路線延長 | 300.4km |
| 開通年 | 1981年(昭和56年) -2015年(平成27年) |
| 起点 | 埼玉県三郷市(三郷IC/JCT) |
| 主な 経由都市 | 柏市、つくば市、土浦市、水戸市、日立市、いわき市、南相馬市 |
| 終点 | 宮城県亘理郡亘理町(亘理IC) |
| 接続する 主な道路 (記法) | C3東京外環自動車道 C4首都圏中央連絡自動車道 E50北関東自動車道 E49磐越自動車道 E13東北中央自動車道 E6仙台東部道路 |
| ■テンプレート(■ノート■使い方)■PJ道路 | |
常磐自動車道(じょうばんじどうしゃどう、英語:JOBAN EXPWY[1])は、埼玉県三郷市の三郷ジャンクション (JCT) から、千葉県、茨城県、福島県を経由し宮城県亘理町の亘理インターチェンジ (IC) に至る高速道路(高速自動車国道)である。略称は常磐道(じょうばんどう)[2]。
高速道路ナンバリングによる路線番号は、仙台東部道路、仙台北部道路と三陸自動車道の仙台港北IC -利府JCT間とともに「E6」が割り振られている[3]。
埼玉県三郷市を起点とし、千葉県、茨城県、福島県を経由し、宮城県亘理郡亘理町へ至る延長300.4キロメートル (km) の路線である。東北自動車道、関越自動車道・日本海東北自動車道と並んで首都圏と東北地方を結ぶ東日本の大動脈の1つである。終点の亘理ICでは仙台東部道路に直結しており、首都圏と三陸地方を結ぶ最短経路の重要ルートである。
全体的には関東平野から太平洋側に沿って南北に貫くルートである。茨城県土浦市から宮城県にかけては大部分の区間で国道6号および常磐線とほぼ並走するルートを辿るが、土浦市以南は西に大きく離れ、国道6号・常磐線の経由しない埼玉県を通過する(2005年開業のつくばエクスプレスは概ね常磐自動車道に沿うルートで建設されている)。
広域的に見れば、首都圏 - 仙台間で東北道のバイパス路線として機能することが期待されており、途中で仙台南部道路・東北中央自動車道・磐越自動車道・北関東自動車道・首都圏中央連絡自動車道など数本の道路を介して連絡する。これにより東北自動車道の利用交通量を常磐自動車道に分散させ、高速道路が本来持つ定時性と安定的な輸送体制の確保に寄与している。
また、東北自動車道は那須高原や国見峠といった積雪地帯を通過する一方、太平洋側を結ぶ常磐自動車道は全線にわたり降雪が少なく、雪の影響を受けにくい。さらに、関東方面と東北方面を奥羽山脈に沿って縦断する東北自動車道と比べ、常磐自動車道は関東平野から福島県の浜通りなど、太平洋沿いの平地が続く区間を走ることもあって、山間の急勾配やカーブの区間が少ないのも特徴である。これらの関係性は、鉄道でいう東北本線と常磐線と同じである。加えて、東京日本橋 - 仙台市役所間では、東北自動車道経由より約20 km短く[注釈 1]、首都圏と仙台市を結ぶ高速自動車道としては最短経路である。同様に富谷JCTより北の盛岡方面であっても常磐自動車道ルートの方が短くなる。
このように、常磐自動車道は東京 - 仙台間において東北自動車道とともに、一方に何らかの交通障害が発生した場合でももう一方が広域的な迂回路として機能するリダンダンシー(代替手段)の役割を担うと期待されている。しかしながら、東北自動車道が仙台まで4車線以上である一方、常磐自動車道は福島県双葉郡広野町以北は暫定2車線区間となっている。
常磐自動車道の当初の終点はいわき市とされていたが、1987年(昭和62年)の国土開発幹線自動車道建設法改正により仙台市まで延伸された。いわき中央IC - 亘理ICを高速自動車国道で整備、亘理IC -富谷JCTについては仙台東部道路・仙台北部道路を常磐自動車道に並行する一般国道自動車専用道路として供用することとなった。
常磐自動車道の全線開通は2015年(平成27年)3月1日で、経緯は#東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所事故の影響を参照。これに先立つ2010年(平成22年)3月には、仙台北部道路が富谷JCT経由で東北自動車道と直結したことで仙台都市圏自動車専用道路ネットワークが完成しており、当路線全線開通後は仙台以北からいわき・水戸方面へのアクセスが飛躍的に改善した。
国土開発幹線自動車道の常磐自動車道は、以下のとおりとされている。
| 起点 | 主たる経過地 | 終点 |
|---|---|---|
| 東京都 | 柏市土浦市水戸市日立市いわき市相馬市付近 | 仙台市 |
高速自動車国道の路線を指定する政令では高速自動車国道の常磐自動車道は、以下のとおりとされている。
| 起点 | 重要な経過地 | 終点 |
|---|---|---|
| 東京都練馬区 | 和光市戸田市さいたま市川口市草加市八潮市三郷市流山市 柏市守谷市つくばみらい市 つくば市 土浦市かすみがうら市石岡市小美玉市笠間市 水戸市那珂市常陸太田市 日立市高萩市北茨城市 いわき市南相馬市 相馬市宮城県亘理郡亘理町岩沼市名取市 仙台市多賀城市黒川郡富谷町 | 仙台市 |
東京都練馬区 - 埼玉県川口市の区間について東北縦貫自動車道と、東京都練馬区 - 埼玉県三郷市の区間について東関東自動車道と重複している。
本稿では、東日本高速道路(NEXCO東日本)が管理している高速自動車国道の道路名および事業名としての常磐自動車道について述べる。
常磐自動車道は、起点側の三郷ICより先に柏IC以北について工事が進められた。これは、柏市や流山市で住宅密集地を通過するため、住民の道路建設に対する反対運動が激しかったためである[8]。1981年(昭和56年)4月に柏IC - 谷田部ICの初開通を皮切りに、順次開通区間が延伸された。1984年(昭和59年)までに柏IC - 那珂ICがすでに開通していたが、国際科学技術博覧会(科学万博-つくば '85)の開催を控え、柏IC - 千代田石岡ICを6車線化。
三郷IC - 柏ICについては、千葉県庁の後押しもあり、日本道路公団がこの区間を半地下化し環境対策をすることで住民を説得し、1985年(昭和60年)1月24日の開通にこぎつけた[8]。この日、首都高速6号線の小菅IC - 三郷ICを延伸同時開通したことにより常磐道と首都高速が初めて直結され、供用開始前日の23日に、開通を祝って三郷料金所と首都高速八潮料金所で開通式が盛大に執り行われた[9]。
科学万博開催の1985年(昭和60年)は、突貫工事で那珂IC - 日立南太田IC、難所とされた日立南太田IC - 日立北ICと立て続けに開通し、特に日立南太田IC - 日立北ICは、上下合わせて連続する26本のトンネルと34本の橋梁によって結ばれた[10]。そして1988年(昭和63年)3月24日に、当初予定されたいわき中央ICまで全線開通した。
その後、流入交通量は年々増え続け、1987年(昭和62年)は3000万台だったが1990年(平成2年)には1.5倍以上に当たる4850万台まで伸びた[11]。供用開始後に流山市と日立市でのインターチェンジ設置要望の高まりを受けて、地元自治体の負担でICを設置できる開発インターチェンジ制度が始まり、流山ICと日立中央ICがそれぞれ追加された[12]。
第四次全国総合開発計画が1987年(昭和62年)6月30日に閣議決定され、多極分散型国土形成のための交通ネットワークとして、高規格幹線道路網14,000 kmの整備が位置づけられると、1991年(平成3年)12月に開かれた国土開発幹線自動車道建設審議会(国幹審)で、未開通のいわき - 富岡間が整備計画路線に、相馬 - 亘理間が基本計画路線に指定され、全線開通に向けて再び動き出した[11]。
この節の加筆が望まれています。 |
全通まで

| 1981 | (4月)柏IC - 谷田部IC |
|---|---|
| 1982 | (3月)谷田部IC - 千代田石岡IC |
| 1983 | |
| 1984 | (3月)千代田石岡IC - 那珂IC |
| 1985 | (1月)三郷IC/JCT - 柏IC (2月)那珂IC - 日立南太田IC (7月)日立南太田IC - 日立北IC |
| 1986 | |
| 1987 | |
| 1988 | (3月)日立北IC - いわき中央IC |
| 1989 | |
| 1990 | |
| 1991 | |
| 1992 | |
| 1993 | |
| 1994 | |
| 1995 | |
| 1996 | |
| 1997 | |
| 1998 | |
| 1999 | (3月)いわき中央IC - いわき四倉IC |
| 2000 | |
| 2001 | |
| 2002 | (3月)いわき四倉IC - 広野IC |
| 2003 | |
| 2004 | (4月)広野IC - 常磐富岡IC |
| 2005 | |
| 2006 | |
| 2007 | |
| 2008 | |
| 2009 | (9月)山元IC - 亘理IC |
| 2010 | |
| 2011 | |
| 2012 | (4月)南相馬IC - 相馬IC |
| 2013 | |
| 2014 | (12月)浪江IC - 南相馬IC・相馬IC - 山元IC |
| 2015 | (3月)常磐富岡IC - 浪江IC |
全線開通後

三郷IC -谷田部ICの区間は大都市近郊区間に含まれるため、他の区間に比べて通行料金が割高になっている。
| 区間 | 車線 | 最高速度 | 設計速度 | 備考 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 上下線 | 上り線 | 下り線 | 大型貨物等 三輪・牽引 | 左記を除く車両 | |||
| 三郷JCT - 柏IC | 6 | 3 | 3 | 80km/h | 80 km/h (指定) | 100 km/h | ※1 |
| 柏IC - 桜土浦IC | 100 km/h (法定) | 120 km/h | |||||
| 桜土浦IC - 岩間IC | 110 km/h (指定) | ||||||
| 岩間IC - 友部SA | 100 km/h (法定) | ||||||
| 友部SA - 友部JCT | 8 | 4 | 4 | ※2 | |||
| 友部JCT - 水戸IC | 6 | 3 | 3 | ||||
| 水戸IC - 日立南太田IC | 4 | 2 | 2 | ||||
| 日立南太田IC - 日立北IC | 80 km/h (指定) | 80 km/h | ※1 ※3 | ||||
| 日立北IC - 広野IC | 100 km/h (法定) | 100 km/h | ※4 | ||||
| 広野IC - 山元IC | 2 | 1 | 1 | 70 km/h (指定) | ※5 ※6 | ||
| 山元IC - 亘理IC | 4 | 2 | 2 | 80 km/h | 100 km/h (法定) | ||
高速道路の中でも全体的に線形がよく、勾配も少ない。三郷JCT - 日立南太田ICの設計速度は120 km/hである。
広野ICから山元ICにかけての80 km以上におよぶ暫定2車線区間では、他の高速道路の暫定供用区間と同様に最高速度が70 km/hに規制されている。2015年(平成27年)の全線開通以降、同区間では通行量が増加し渋滞が多発するようになった(実際に、暫定2車線の区間でも4車線化の目安である1万台近くの交通量を記録している)ことから、2016年(平成28年)3月10日、いわき中央IC - 広野IC、および山元IC - 亘理IC - 岩沼IC(仙台東部道路)の4車線化が認可され[20]、2021年(令和3年)3月6日には山元IC - 亘理IC - 岩沼IC(仙台東部道路)が4車線化され[59]、同年6月13日にはいわき中央IC - 広野ICの全線が4車線化された[60]。
その後、2019年(平成31年)には国土交通省より、全国約1,600 kmの有料高速道路の対面通行区間のうち、およそ半分に当たる約880 kmの4車線化を優先する方針が出され、常磐自動車道の一部がそれに該当した。浪江ICから山元ICの間約56 kmを優先整備区間に選定して、10年から15年で完成を目指す方針が出されたが、広野ICから浪江ICの間約30 kmについては、4車線化を優先する区間に含まれなかった[28][29][31]。
だが一転して、国土交通大臣の赤羽一嘉は2021年(令和3年)2月21日に福島県知事の内堀雅雄と福島県庁で会談後[61]、4車線化優先整備区間の対象外であった広野IC - 浪江ICについて、「4車線化によって災害時の通行止めを防ぎたい」「新年度内の事業化に向けて必要な準備をしっかり進めたい」と述べ[62][61]、2021年(令和3年)度に4車線化の整備に着手すると表明した[61]。これに対し内堀は「第二期復興・創生期間に避難地域の復興、再生を円滑に進める上で非常に大きな前進だ」と期待を寄せた[61]。結果として、広野町以北の常磐自動車道の全区間が4車線化する見通しとなった。
相馬IC - 新地IC間は2021年(令和3年)2月13日の福島県沖地震で土砂崩れにより一時寸断されたことを契機に、国交相が早急に4車線化を進める方針を示し[63]、翌3月に先行して同区間の事業許可が行われた。
売店は田野パーキングエリア(PA)・湯ノ岳PA・ならはPA・鳥の海PA以外の全てのサービスエリア(SA)・パーキングエリアに設置されている。このうち守谷SA・友部SAと、コンビニ化されている千代田PA・日立中央PA・関本PA(下り線)は24時間営業を行っている。レストランは守谷SA(上り線)・友部SA(下り線)に設置されている。また、ガソリンスタンドは全サービスエリアに設置されており、全て24時間営業である。
| トンネル名称 | 延長 | 区間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 三郷トンネル | 246 m[64] | 三郷JCT - 三郷料金所SIC | |
| 日立トンネル | 上り:2,439 m 下り:2,442 m[64] | 日立南太田IC - 日立中央IC/PA | 常磐道最長のトンネル |
| 大久保第一トンネル | 上り:99 m 下り:216 m[64] | ||
| 大久保第二トンネル | 上り:187 m 下り:301 m[64] | ||
| 大久保第三トンネル | 上り:1,004 m 下り:1,022 m[64] | ||
| 諏訪第一トンネル | 上り:1,078 m 下り:1,090 m[64] | ||
| 諏訪第二トンネル | 上り:221 m 下り:268 m[64] | ||
| 成沢トンネル | 上り:850 m 下り:880 m[64] | ||
| 助川トンネル | 上り:1,811 m 下り:1,764 m[64] | ||
| 平沢トンネル | 上り:129 m 下り:185 m[64] | 日立中央IC/PA - 日立北IC | |
| 大雄院トンネル | 上り:595 m 下り:527 m[64] | ||
| 鞍掛トンネル | 上り:1,866 m 下り:1,846 m[64] | ||
| 小木津トンネル | 上り:203 m 下り:195 m[64] | ||
| 十王トンネル | 330 m[64] | 日立北IC - 高萩IC | |
| 関南トンネル | 上り:1,369 m 下り:1,365 m[64] | 北茨城IC - いわき勿来IC | |
| 関本トンネル | 上り:208 m 下り:211 m[64] | ||
| 好間トンネル | 上り:1,250 m 下り:1,236 m[64] | いわき中央IC - いわき四倉IC | |
| 大久トンネル | 上り:528 m 下り:529 m[64] | いわき四倉IC - 広野IC | |
| 原町トンネル | 750 m[64] | 浪江IC - 南相馬IC |
※ 広野IC - 山元ICは対面通行(暫定2車線)
| 区間 | 上り線 | 下り線 |
|---|---|---|
| 三郷JCT - 三郷料金所 | 1 | 1 |
| 三郷料金所 - 流山IC | 0 | 0 |
| 流山IC - 柏IC | 4 | 4 |
| 柏IC - 日立南太田IC | 0 | 0 |
| 日立南太田IC - 日立中央IC | 8 | 8 |
| 日立中央IC - 日立北IC | 4 | 4 |
| 日立北IC - 高萩IC | 1 | 1 |
| 高萩IC - 北茨城IC | 0 | 0 |
| 北茨城IC - 関本PA | 2 | 2 |
| 関本PA - いわき中央IC | 0 | 0 |
| いわき中央IC - 四倉PA | 1 | 1 |
| 四倉PA - いわき四倉IC | 0 | 0 |
| いわき四倉IC - 広野IC | 1 | 1 |
| 広野IC - 浪江IC | 0 | |
| 浪江IC - 南相馬IC | 1 | |
| 南相馬IC - 山元IC | 0 | |
| 山元IC - 亘理IC | 0 | 0 |
| 合計 | 23 | 23 |
広野IC - 山元ICは暫定2車線であるため、トンネルの本数は上下線で1本となっている。流山IC - 柏ICは正確には橋(シェルター)扱いとなっている。これは、当該区間が住宅地の中を通過するので騒音防止や、天然記念物のオオタカ保護のため、地面を掘り下げた半地下化構造の上に延長約1.5 kmにわたりトンネル状に蓋をかけ、蓋の上部に公園を設置しているためである[65]。これは、国内高速道路では初となる道路構造となったほか、海抜マイナス2メートルという建設当時としては最も低い場所を通る高速道路となった。
| 橋梁名称 | 延長 | 区間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 三郷高架橋 | 1,957 m/1,849 m(上り/下り)[64] | 三郷JCT - 三郷料金所SIC | |
| 大場川橋 | 106 m[64] | ||
| 吉川高架橋 | 289 m[64] | 三郷料金所SIC - 流山IC | |
| 江戸川高架橋 | 217 m[64] | ||
| 江戸川橋 | 415 m[66] | ||
| 下花輪高架橋 | 327 m[64] | ||
| 船戸高架橋 | 855 m[64] | 柏IC - 谷和原IC | |
| 利根川橋 | 775 m[64] | ||
| 谷和原高架橋 | 154 m/155 m(上り/下り)[64] | 谷和原IC - 谷田部IC | |
| 小貝川橋 | 233 m[66] | ||
| 中通川高架橋 | 165 m[64] | ||
| 乙戸沼高架橋 | 100 m[64] | つくばJCT - 桜土浦IC | |
| 備前川高架橋 | 113 m[64] | 桜土浦IC - 土浦北IC | |
| 桜川橋 | 229 m[64] | ||
| 虫掛高架橋 | 132 m[64] | ||
| 恋瀬川橋 | 234 m[64] | 千代田石岡IC - 岩間IC | |
| 涸沼川橋 | 169 m[64] | 岩間IC - 友部JCT | |
| 田野高架橋 | 454 m[64] | 水戸IC - 水戸北SIC | |
| 那珂川橋 | 499 m[66] | 水戸北SIC - 那珂IC | |
| 久慈川高架橋 | 218 m/227 m(上り/下り)[64] | 東海PA - 日立南太田IC | |
| 久慈川橋 | 453 m[64] | ||
| 茂宮川高架橋 | 575 m[64] | 日立南太田IC - 日立中央IC | |
| 大森高架橋 | 259 m/278 m(上り/下り)[64] | ||
| 鮎川橋 | 370 m/335 m(上り/下り)[64] | ||
| 数沢川橋 | 200 m/243 m(上り/下り)[64] | ||
| 助川山橋 | 122 m/35 m(上り/下り)[64] | 日立中央IC - 日立北IC | |
| 宮田川橋 | 223 m/319 m(上り/下り)[64] | ||
| 田尻高架橋 | 398 m/417 m(上り/下り)[64] | ||
| 上合高架橋 | 130 m[64] | ||
| 小木津高架橋 | 573 m[64] | ||
| 十王川橋 | 526 m/491 m(上り/下り)[64] | 日立北IC - 高萩IC | |
| 小石川橋 | 125 m[64] | ||
| 十王桜川橋 | 156 m[64] | ||
| 花貫川橋 | 262 m[64] | ||
| 関根川高架橋 | 218 m[64] | ||
| 日棚高架橋 | 216m[64] | 高萩IC - 北茨城IC | |
| 中郷高架橋 | 218m[64] | ||
| 大北川高架橋 | 657m[64] | ||
| 花園川橋 | 117m/119m(上り/下り)[64] | 北茨城IC - いわき勿来IC | |
| 華川高架橋 | 59m/114m(上り/下り)[64] | ||
| 関本高架橋 | 335m/308m(上り/下り)[64] | ||
| 里根川橋 | 161m/168m(上り/下り)[64] | ||
| 三沢橋 | 241m[64] | いわき勿来IC - いわき小名浜IC | |
| 沼部橋 | 106m[64] | ||
| 鮫川橋 | 480m[64] | ||
| 上ノ代橋 | 142m[64] | いわき小名浜IC - いわき湯本IC | |
| 釜戸川橋 | 316m/381m(上り/下り)[64] | ||
| 藤原川橋 | 153m[64] | ||
| 新川橋 | 309m[64] | いわき湯本IC - いわきJCT | |
| 好間川橋 | 190m/209m(上り/下り)[64] | いわきJCT - いわき中央IC | |
| いわき中央橋 | 683m/672m(上り/下り)[64] | ||
| 茨原川橋 | 162m/189m(上り/下り)[64] | いわき中央IC - いわき四倉IC | |
| 常住川橋 | 151m/163m(上り/下り)[64] | ||
| 常磐夏井川橋 | 444 m[64] | ||
| 下小川橋 | 129m/131m(上り/下り)[64] | ||
| 真似井川橋 | 271m/267m(上り/下り)[64] | ||
| 桧川橋 | 207m/198m(上り/下り)[64] | ||
| 仁井田川橋 | 438m[64] | ||
| 宮下川橋 | 138m/139m(上り/下り)[64] | ||
| 高倉川橋 | 168m/169m(上り/下り)[64] | ||
| 袖玉山川橋 | 123m/125m(上り/下り)[64] | ||
| 白岩川橋 | 225m/233m(上り/下り)[64] | いわき四倉IC - 広野IC | |
| 小山田川橋 | 110m[64] | ||
| 小久川橋 | 295m/292m(上り/下り)[64] | ||
| 日渡川橋 | 135m/132m(上り/下り)[64] | ||
| 大久川橋 | 597m/602m(上り/下り)[64] | ||
| 末続川橋 | 283m/280m(上り/下り)[64] | ||
| 折木川橋 | 721m/712m(上り/下り)[64] | ||
| 虻木橋 | 142m/138m[64] | ||
| 小名入川橋 | 149m/153m[64] | ||
| 浅見川橋 | 611m/608m[64] | ||
| 北迫川橋 | 450m/440m(上り/下り)[64] | ||
| 山田川橋 | 271m[64] | 広野IC - ならはPA | |
| 木戸川橋 | 1,392 m[64] | 福島県最長の道路橋梁 | |
| 井出川橋 | 738m[64] | ならはPA - 常磐富岡IC | |
| 大石原橋 | 116m[64] | ||
| 大川原川橋 | 289m[64] | 常磐富岡IC - 大熊IC | |
| 熊川橋 | 259 m[64] | ||
| 羽黒川橋 | 523m[64] | 大熊IC - 常磐双葉IC | |
| 前田川橋 | 546m[64] | ||
| 上羽鳥橋 | 179m[64] | ||
| 松倉沢橋 | 114m[64] | ||
| 高瀬川橋 | 624 m[64] | 常磐双葉IC - 浪江IC | |
| 請戸川橋 | 105m[64] | 浪江IC - 小高SIC | |
| 小高川橋 | 77 m[64] | 小高SIC - 南相馬IC | |
| 北鳩原川橋 | 173 m[64] | ||
| 片倉高架橋 | 561m[64] | ||
| 笹部川橋 | 55m[64] | ||
| 新田川橋 | 88 m[64] | 南相馬IC - 南相馬鹿島SA | |
| 上真野川橋 | 232 m[64] | ||
| 真野川橋 | 105 m[64] | 南相馬鹿島SA - 相馬IC | |
| 町場川橋 | 29 m[64] | ||
| 宇多川橋 | 110 m[64] | ||
| 馬藩沢橋 | 191m[64] | 相馬IC- 新地IC | |
| 大野台希望の橋 | 421m[64] | ||
| 新地きずな橋 | 164m/155m(上り/下り)[64] | ||
| 沼ノ沢橋 | 144m[64] | 新地IC - 山元南SIC | |
| 舘野橋 | 139m[64] | ||
| 法羅橋 | 211m[64] | ||
| 影倉橋 | 161m[64] | 山元南SIC - 山元 | |
| 森のりんごばし | 101m[64] | ||
| 山元未来橋 | 141m[64] | ||
| 吉田橋 | 329m/316m(上り/下り)[64] | 山元IC - 鳥の海PA | |
| 長瀞橋 | 120m/124m(上り/下り)[64] | ||
| 鐙川橋 | 197m[64] |
2005年10月の日本道路公団民営化後は、全区間が東日本高速道路(NEXCO東日本)の営業範囲となっており、いわき勿来ICを境に南側を関東支社が、北側を東北支社がそれぞれ管轄している。
コールサインは関東支社(三郷 - 水戸)、東北支社(いわき湯本 - 新地)ともに全ての局で「ハイウェイラジオ常磐道○○」(例:三郷であれば「ハイウェイラジオ常磐道三郷」)と放送される。
24時間交通量(台)道路交通センサス
| 区間 | 平成11(1999)年度 | 平成17(2005)年度 | 平成22(2010)年度 | 平成27(2015)年度 | 令和3(2021)年度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 三郷JCT - 三郷TBSIC | 103,089 | 097,122 | 101,208 | 104,146 | 103,498 |
| 三郷TBSIC - 流山IC | 103,058 | 106,871 | 107,235 | ||
| 流山IC - 柏IC | 096,530 | 089,731 | 094,187 | 096,842 | 089,881 |
| 柏IC - 谷和原IC | 078,052 | 073,342 | 079,978 | 081,283 | 071,300 |
| 谷和原IC - 谷田部IC | 055,615 | 053,890 | 062,664 | 065,821 | 055,661 |
| 谷田部IC - つくばJCT | 049,866 | 050,506 | 059,744 | 062,563 | 052,557 |
| つくばJCT - 桜土浦IC | 050,573 | 060,266 | 065,574 | 061,021 | |
| 桜土浦IC - 土浦北IC | 046,815 | 046,836 | 059,261 | 066,277 | 059,657 |
| 土浦北IC - 千代田石岡IC | 048,903 | 049,465 | 061,065 | 067,082 | 059,658 |
| 千代田石岡IC - 石岡小美玉SIC | 044,757 | 46,463 | 057,030 | 063,809 | 057,349 |
| 石岡小美玉SIC - 岩間IC | 062,326 | 054,820 | |||
| 岩間IC - 友部SASIC | 0 35,984 | 042,382 | 054,268 | 059,961 | 052,364 |
| 友部SASIC - 友部JCT | 042,044 | 053,350 | 058,678 | 050,847 | |
| 友部JCT - 水戸IC | 029,680 | 039,301 | 043,973 | 037,265 | |
| 水戸IC - 水戸北SIC | 026,993 | 024,432 | 034,278 | 038,564 | 032,867 |
| 水戸北SIC - 那珂IC | 031,164 | 034,091 | 030,109 | ||
| 那珂IC - 東海SIC | 024,963 | 020,996 | 027,136 | 030,632 | 025,795 |
| 東海SIC - 日立南太田IC | 027,205 | 030,690 | 025,521 | ||
| 日立南太田IC - 日立中央IC | 022,653 | 024,267 | 028,998 | 031,776 | 025,743 |
| 日立中央IC - 日立北IC | 022,142 | 022,028 | 024,995 | 027,680 | 022,669 |
| 日立北IC - 高萩IC | 016,973 | 017,336 | 019,587 | 023,017 | 018,662 |
| 高萩IC - 北茨城IC | 014,499 | 014,941 | 016,853 | 020,555 | 016,637 |
| 北茨城IC - いわき勿来IC | 0 12,151 | 012,409 | 013,820 | 017,866 | 014,281 |
| いわき勿来IC - いわき湯本IC | 010,602 | 011,685 | 016,861 | 013,081 | |
| いわき湯本IC - いわきJCT | 011,943 | 013,158 | 020,624 | 016,042 | |
| いわきJCT - いわき中央IC | 008,285 | 009,191 | 017,985 | 014,555 | |
| いわき中央IC - いわき四倉IC | 003,569 | 003,951 | 013,047 | 011,945 | |
| いわき四倉IC - 広野IC | 調査当時未開通 | 003,388 | 003,957 | 014,244 | 014,421 |
| 広野IC - ならはPASIC | 002,135 | 002,715 | 010,379 | 012,149 | |
| ならはPASIC - 常磐富岡IC | 011,828 | ||||
| 常磐富岡IC - 大熊IC | 調査当時未開通 | 009,604 | 010,641 | ||
| 大熊IC - 常磐双葉IC | 009,719 | ||||
| 常磐双葉IC - 浪江IC | 010,267 | ||||
| 浪江IC - 南相馬IC | 009,057 | 009,364 | |||
| 南相馬IC - 南相馬鹿島SASIC | 012,463 | 011,640 | |||
| 南相馬鹿島SASIC - 相馬IC/JCT | 012,764 | 011,962 | |||
| 相馬IC/JCT - 新地IC | 011,775 | 010,341 | |||
| 新地IC - 山元南SIC | 012,347 | 010,915 | |||
| 山元南SIC-山元IC | 011,223 | ||||
| 山元IC - 鳥の海PASIC | 調査当時未開通 | 004,528 | 015,512 | 013,815 | |
| 鳥の海PASIC - 亘理IC | 014,889 | ||||
(出典:「平成17年 道路交通センサス 一般交通量調査結果」(関東地方整備局ホームページ)・平成22年度道路交通センサス・平成27年度全国道路・街路交通情勢調査・令和3年度全国道路・街路交通情勢調査〈国土交通省ウェブサイト〉より一部データを抜粋して作成)
2002年度
東日本大震災、とりわけ福島第一原発事故の影響により工事区間への立ち入りが厳しく制限された関係で、2011年度(平成23年度)中に開通を予定していた常磐富岡IC - 南相馬IC(延長32.7 km)、および2012年度(平成24年度)の開設を予定していたならはPAは、施工スケジュールの見直しを余儀なくされ、供用開始は2014年度(平成26年度)までずれこんだ。
同原発から半径20 kmの警戒区域外については震災から約3か月後の2011年5月に建設が再開されたものの、警戒区域内においては、浪江IC - 南相馬IC(延長18.4 km)が1年後、常磐富岡IC - 浪江IC(延長14.3 km)については2年後の工事再開となった[67]。震災前に工事中だった箇所の盛土や構造物は、地震の揺れによる損傷に加えて長期間放置されたことによって雨水による斜面の浸食や鉄筋の錆などの被害が拡大し、急ピッチで復旧作業が進められた[67]。しかし、この頃には常磐道以外でも被災地の復旧工事が本格化したことで慢性的に作業員が不足し、放射能の影響で作業時間の制限や作業員の離脱も相次いで継続的な作業に支障をきたした[67]。またコンクリートなど建設資材も不足し、同じく放射能の懸念から資材搬入が拒否されることもあった[67]。工事再開が最も遅れた羽黒川橋では、打設予定日の悪天候に備えてエアドームや単管パイプでの架設屋根を設置するなどして乗り切った[67]。道路舗装用の砕石は遠く静岡県や三重県から調達し、受け入れ港である相馬港では周辺住民協力のもと稼働時間を延長するなどして対処した[67]。
除染作業は環境省直轄のもと、2012年3月から7月まで先行事業として「常磐自動車道警戒区域内における除染モデル実証事業」が、同年12月3日から2013年(平成25年)6月28日にかけて本格的に「常磐自動車道除染等工事」が実施され[68]、その結果低減率19 - 55%が確認された。この結果について環境省は、2013年度内に開通を目指していた広野IC - 常磐富岡IC(延長16.4 km)については「概ね当初の方針どおり線量を低減」とし、その他の区間についても「一部で線量の高い区間があるものの一定程度低減」としている[69]。
その後、除染の達成状況を確認するため、2014年(平成26年)10月に同省がモニタリングカーによる走行サーベイを実施したところ、浪江IC - 南相馬ICでは2014年10月21日測定時点で平均0.6 - 0.7µSv/h、広野IC - 常磐富岡ICでは2014年10月29日測定時点で平均1.3 - 1.5 µSv/h、常磐富岡IC - 浪江ICでは2014年10月21日測定時点で平均0.5 - 2.4 µSv/hと、同省が常磐道での除染方針の目標で挙げた3.8 µSv/h以下(9.5 µSv/h超の線量の場合は約9.5 µSv/h以下)を下回ることが確認された[70]。
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