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帝国繊維

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
帝国繊維株式会社
Teikoku Sen-i Co., Ltd.
日本橋横に建つ帝国製麻株式会社のビル
日本橋横に建つ帝国製麻株式会社のビル
種類株式会社
市場情報
略称テイセン
本社所在地日本の旗日本
103-0027
東京都中央区日本橋二丁目5番1号
日本橋髙島屋三井ビルディング15階
設立1950年7月1日
業種繊維製品
法人番号7010001034840ウィキデータを編集
事業内容消防用設備消防車の製造、販売
代表者代表取締役会長執行役員白岩強
代表取締役兼社長執行役員桝谷徹
資本金15億82百万円
売上高連結299億4百万円(2022年12月期)
純資産連結580億24百万円(2022年12月)
総資産連結721億32百万円(2022年12月)
従業員数単体180名、連結354名(2022年12月)
決算期12月31日
関係する人物安田善次郎
外部リンクhttps://www.teisen.co.jp/
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帝国繊維株式会社(ていこくせんい、旧字体:帝󠄁國纖維株式會社)は、東京都中央区に本社を置く消防ホースなどの消防用設備消防車および繊維製品の製造、販売などを行う企業である。

初代社長は安田善三郎安田財閥の祖である安田善次郎の婿養子)[1]

沿革

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戦前

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  • 1903年(明治36年)7月 - 近江麻糸紡織株式会社・下野製麻株式会社および大阪製麻株式会社が合併して、日本製麻株式会社を設立する[1]。資本金200万円。
  • 1903年(明治36年)-国産第一号の消防用ホースを製造販売を開始する。
  • 1907年(明治40年) -安田善次郎の提唱により、日本製麻株式会社と北海道製麻が合併して、帝国製麻株式会社を設立する[1]
  • 1928年(昭和3年) - 昭和製麻株式会社を合併する。
  • 1941年(昭和16年)-田村駒系の太陽レーヨン株式会社を合併する。帝国繊維株式会社に商号を変更する。
  • 1943年(昭和18年) - 大正製麻株式会社・東洋麻工業株式会社・日本麻紡織株式会社の3社を合併する。
  • 1944年(昭和19年) -台湾製麻株式会社を合併する。同社は安田保善社総長の安田善三郎を主要株主、帝国繊維社長の山下秀実を社長に1907年に台中葫蘆墩街(現在の台中市豊原区)に設立された会社で、台湾における製麻業界の主力であったが、1942年頃から黄麻の入手が困難になったことから徐々に経営が悪化し、合併に至った[2]
全国諸会社番附(大正12年)。前頭として掲載される。

戦後

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  • 1950年(昭和25年) -過度経済力集中排除法財閥解体)により会社解散する。帝国製麻株式会社・中央繊維株式会社・東邦レーヨン株式会社(現在の東邦テナックス)に分割される。
  • 1950年(昭和25年) - 帝国製麻株式会社・中央繊維株式会社が各東京証券取引所に上場する。
  • 1959年(昭和34年) - 帝国製麻株式会社と中央繊維株式会社が合併して、現社名となる。
  • 1961年(昭和36年) - 東京証券取引所1部に指定される。
  • 1973年(昭和48年) - 子会社の宮崎クラウン株式会社を設立(1977年12月、テイセン産業株式会社に商号変更。)[3]
  • 1979年(昭和54年) - 子会社のキンパイ商事株式会社を設立。[3]
  • 1991年(平成3年) - 子会社のテイセン化成株式会社を設立(1995年11月、株式会社テイセンテクノに商号変更。)[3]
  • 1996年(平成8年) - 株式会社六合社(1947年3月設立)株式追加取得により子会社となる(2007年5月1日テイセン産業に合併)[3]
  • 2021年(令和3年) - 下野工場を新設。[3]
  • 2022年(令和4年) - 東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ移行。[3]

工場

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下野工場

栃木県に鹿沼工場(鹿沼市[4][5]と下野工場(下野市[4][5]/河内郡上三川町[6])を有する[4][5]

鹿沼工場は防災車両と消防ホースを製造していたが、防災車両の製造を下野工場に譲ったため、ホース専門の工場となった[5]2021年に新たなライン建屋を着工した[7]

下野工場は前田製菓から[8]2020年に取得した土地[5][8]に建設された工場で、帝国繊維にとって戦後初の新設工場である[5]。消防車両の開発・製造施設のほか、納品前の検収施設やシャシー等の保管庫が置かれている[5][6]

関連会社

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製品

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脚注

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  1. ^abc中外産業調査会 編『人的事業大系 繊維工業篇』中外産業調査会、1940年。doi:10.11501/1244547 
  2. ^台湾の「南方協力」と仏領インドシナ湯山英子『アジア太平洋討究』No. 31(March 2018)
  3. ^abcdef帝国繊維2023年12月期有価証券報告書キタイシホン
  4. ^abc会社概要”. 帝国繊維. 2022年5月24日閲覧。
  5. ^abcdefg消防ホース最大手の帝国繊維、防災車両の新工場を建設!”. ニュースイッチ. 日刊工業新聞 (2021年3月30日). 2022年5月24日閲覧。
  6. ^ab帝国繊維、栃木県河内郡に新工場”. 設備投資ジャーナル (2021年6月16日). 2022年5月24日閲覧。
  7. ^帝国繊維、鹿沼工場にホース生産新ライン建設”. 設備投資ジャーナル (2021年6月21日). 2022年5月24日閲覧。
  8. ^ab固定資産の取得に関するお知らせ”. 帝国繊維. 2022年5月30日閲覧。

関連項目

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  • イオンタウン大垣 - 不動産賃貸。
  • サッポロテイセンボウル - かつて札幌で運営していたボウリング場。跡地にプレミスト札幌ターミナルタワーが建てられる。
  • 麻生町 (札幌市) - 帝国製麻琴似工場の旧所在地であったことが名前の由来。
  • ローゼンバウアー - オーストリアの消防機器メーカー。帝国繊維は日本輸入代理店となる。
  • 帝国繊維前駅 - かつて工場があった。
  • 太陽ロビンス - 帝国繊維が吸収合併した太陽レーヨンの親会社であった田村駒商店が戦後に太陽レーヨンから名付けたプロ野球球団。「太陽レーヨンが親会社」とする誤った紹介が見られるが、太陽レーヨン及び合併先の帝国繊維が実際に球団運営に関わったことは無い。

外部リンク

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や行
ら行
 関連項目

(注1)は三井グループ二木会三井広報委員会・三井業際研究所・月曜会・綱町三井倶楽部三井文庫会員企業)でもある。
(注2)は三菱グループ三菱金曜会三菱広報委員会会員企業)でもある。
(注3)は第一勧銀グループ(三金会会員企業)でもある。
(注4)は三和グループ三水会〈水曜会〉・みどり会会員企業)でもある。
(注5)は古河グループ(古河三水会会員企業)でもある。
(注6)は大輪会グループでもある。
(注7)は春光グループ(春光会・春光懇話会会員企業)でもある。

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