座標:北緯35度23分42.04秒東経136度52分18.05秒 / 北緯35.3950111度 東経136.8716806度 /35.3950111; 136.8716806
| 岐阜基地(岐阜飛行場) | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| IATA: なし -ICAO: RJNG | |||||||
| 概要 | |||||||
| 国・地域 | |||||||
| 所在地 | 〒504-8701 岐阜県各務原市那加官有無番地 | ||||||
| 種類 | 軍用 | ||||||
| 所有者 | (陸軍省→) (GHQ→) (総理府→) (保安庁→) (防衛庁→) 防衛省 | ||||||
| 運営者 | (大日本帝国陸軍→) (在日米軍→) (警察予備隊→) (保安隊→) 航空自衛隊/陸上自衛隊 | ||||||
| 開設 | 1917年(大正6年) | ||||||
| 所在部隊 | 第2補給処 飛行開発実験団 第4高射群 自衛隊岐阜病院 | ||||||
| 標高 | 39m (128ft) | ||||||
| 座標 | 北緯35度23分38秒東経136度52分10秒 / 北緯35.39389度 東経136.86944度 /35.39389; 136.86944 | ||||||
| 地図 | |||||||
| 空港の位置 | |||||||
| 滑走路 | |||||||
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| リスト | |||||||
| 空港の一覧 | |||||||
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岐阜基地(ぎふきち、JASDF Gifu Airbase)は、岐阜県各務原市那加官有地無番地に所在する航空自衛隊の基地、軍用飛行場である。日本国内に現存する飛行場では最も長い歴史を持つ。
基地司令は第2補給処長が兼務する。
岐阜県各務原市(旧・稲葉郡那加町)に立地し、北陸・東海・近畿の2府10県を代表する航空自衛隊の中核拠点。
航空自衛隊第2補給処業務部衛生課診療所[1]も基地内にあり、基地の衛生業務や隊員等の医療を行なっている。
岐阜県内唯一の航空管制・無線保安設備を設けた飛行場[2]であり、岐阜基地内の東側端エリアに専用のヘリポートやハンガーもあるため、岐阜県警察航空隊はこの施設を県警航空隊・防災ヘリの基地として利用している。
航空自衛隊で運用する航空機等の装備品に関する試験を行う部隊、飛行開発実験団を擁している。そのため航空自衛隊が運用する機種の大部分が配備されており、秋の航空祭では異機種混合飛行が見ることができるため、多くのファンが訪れる。
防衛装備庁岐阜試験場、川崎重工業岐阜工場(旧・川崎航空機)があり、飛行開発実験団の拠点という特性上、基地内部には航空機強度試験場などの各種実験装置を有する。2004年(平成16年)6月には川崎重工最大のハンガーが基地近くに完成しており、C-2およびP-1の開発、試験も行われ、2020年(令和2年)にはC-2輸出対応で不整地運用試験のため通常滑走路の北側に平行して不整地を見立てた滑走区域を設置試験し、C-2不整地運用能力を実証した[3]。2021年(令和3年)現在、両機が量産されている。1986年(昭和61年)まではバス車体を製造する川重車体工業(現・ジェイ・バス)も隣接地にあった。
また、2017年(平成29年)7月以降は予約制で「広報館」を公開しており、旧日本陸軍の遺品や零戦返却の写真を展示している[4]。
伊吹山からの西風[5]が離陸に適しているため、各務原飛行場開設から現在までに74機もの航空機の初飛行が行われている。初飛行した航空機は以下の通り。
| 種類 | 周波数 |
|---|---|
| GND | 275.8MHz |
| TWR | 120.1MHz 122MHz 126.2MHz 236.8MHz 307MHz |
| NAGOYA GCA | 119.9MHz 239.3MHz 335.6MHz |
| CENTRAIR APP | 119.175MHz 121.05MHz 228.4MHz 245.3MHz |
| CENTRAIR DEP | 120.225MHz 227.2MHz |
| RESCUE | 123.1MHz 247MHz |
| 局名 | 種類 | 周波数 | 識別信号 |
|---|---|---|---|
| 岐阜 | TACAN | 1146.0MHz | GFT |
※ 運用時間は24時間
中部高射群隷下の部隊が所在する滋賀県高島市に饗庭野分屯基地や三重県津市に白山分屯基地を有する。
基地に隣接した陸上自衛隊の分屯地に第6施設群第402施設中隊などが配置されている。


展示機等が有る北地区へは、名鉄各務原線三柿野駅及び六軒駅やJR高山本線蘇原駅から徒歩でアクセスが可能であるが、三柿野駅は駅の規模が小さい上に、駅から基地への歩道が狭く、時間帯によっては入場に支障を来す事がある。南地区と北地区の間は有料のシャトルバスが運行される。
航空祭当日は名鉄が快速特急・特急・ミュースカイ・急行などの新鵜沼行を三柿野まで臨時の延長運転や増発で対応している。2021年からは名鉄岐阜方面からの三柿野止まりの普通の犬山方面への臨時延長運転も行われている。名鉄より本数は少ないがJR東海も岐阜から蘇原まで臨時列車の増発や定期列車の増結で対応している(特急「ひだ」の臨時停車は行われない)。
車でのアクセスも多いため、愛知県側との最寄りの橋である愛岐大橋が混雑する。
エプロンが狭く、その割に人が多いため基地内は大変混雑する。少しでもエプロンを広く取るため、飛行展示を行う航空機はタキシーウェイ上で駐機する。しかし、それでも限界があるため、一部の機体は川崎重工業側のエプロンから離陸し、飛行展示を行う。
「防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律」での対応しており、岐阜飛行場でもこの法令に基づき定時で騒音測定している[14]。また、住宅防音事業は住宅防音工事の対象区域(第一種区域)内に指定以前の1985年(昭和60年)3月18日から所在する住宅・居住用建物が助成対象であり、防衛省東海防衛支局が窓口となっている[15][16]。東海防衛支局の航空機騒音測定地点は2013年(平成25年)度から改正で指定されている第一種区域の6箇所となっており[17][18]、2016年(平成28年)度には屋外用マイクロホンを採用している[19]が、北西方面で隣接する岐阜市でも第一種区域外も含めた独自地点調査[20]での結果を報告している[21][23]。
周辺の教育機関の防音工事の際、各務原市の9校については空気調和設備も存在しなかった事から、各務原市立那加第三小学校・各務原市立陵南小学校・各務原市立稲羽西小学校の3校に対しては2014年(平成26年) -2016年(平成28年)度での計画で防音対策をした際に空気調和設備を追加する事にした。2015年(平成27年度)に空気調和の設置事業費4億円の内、3億円を補助を行った[24]。また、法令に基づき、各務原市鵜沼朝日町地区の公園が乏しい事から、朝日憩いの広場緑地整備工事を2015年度に行った。朝日憩いの広場の整備により、緑地帯および騒音の緩衝帯として期待されると述べている[25]。そして、基地東側の移転措置により、2009年(平成21年)10月17日に空いた土地に各務原市「生命(いのち)の森」植樹祭を実施していた[26]。
また、高さ制限および「航空法に基づき飛行場周辺における物件等の制限及び無人航空機の飛行ルール」も各務原市内では設けられている[27][28][29]。ただし、夜間飛行の実施については、厚木基地での「騒音被害は相当深刻」自衛隊機の夜間早朝(午後10時 - 翌午前6時)の飛行差し止めを東京高等裁判所での判決もあり[30]、夜間飛行計画も2017年4月現在は午後5時30分 - 午後8時としている[31]。
西に隣接する笠松町では、航空機による障害のために防災行政無線デジタル化更新事業において、2015年(平成27年)から2016年(平成28年)にかけての補助を行っている。笠松町側としては木曽川における洪水での避難情報の伝達が必要であるために防災行政無線を重視する声がある[19]。
{{cite news}}:|archive-date=と|archive-url=の日付が異なります。(もしかして:2017年12月5日) (説明)⚠| 北部防衛区域 | |
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| 西部防衛区域 | |
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