| やまがたし 山県市 | |||||
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| 国 | |||||
| 地方 | 中部地方、東海地方 | ||||
| 都道府県 | 岐阜県 | ||||
| 市町村コード | 21215-6 | ||||
| 法人番号 | 6000020212156 | ||||
| 面積 | 221.98km2 | ||||
| 総人口 | 23,221人[編集] (推計人口、2025年9月1日) | ||||
| 人口密度 | 105人/km2 | ||||
| 隣接自治体 | 岐阜市、関市、本巣市 | ||||
| 市の木 | 栗 | ||||
| 市の花 | ききょう | ||||
| 山県市役所 | |||||
| 市長 | 林宏優 | ||||
| 所在地 | 〒501-2192 岐阜県山県市高木1000番地1 北緯35度30分22秒東経136度46分53秒 / 北緯35.50611度 東経136.78136度 /35.50611; 136.78136座標:北緯35度30分22秒東経136度46分53秒 / 北緯35.50611度 東経136.78136度 /35.50611; 136.78136 | ||||
| 外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
| ウィキプロジェクト | |||||
山県市(やまがたし)は、岐阜県にある市。旧美濃国(岐阜県南部)の中央よりやや西寄りで、岐阜市の北側にあり、岐阜地区に位置づけられる。

山県市南部、市役所のある高富地区は緩やかな盆地状の地形で濃尾平野の周辺部にあたる。北中部は越美山地の南東端で山がちな地形となっており、標高20メートルの平地から1,200メートル級の山岳部までの変化に富んでいる。北端は最高峰である日永岳(1,215メートル)、ただし山頂部は北の関市側にある[1][2]。
| 山県市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 山県市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 山県市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
山県市(に相当する地域)の人口の推移
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| 総務省統計局国勢調査より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
山県市の名は市制施行前の山県郡から採られたものである。この山県(山縣)の地名は古くは山方と表記され、山方とは読んで字の通り山の方(やまのかた、山の方面)を意味し、昔から当地が山の方にある集落であったためにこの名がついたと考えられている。
「ヤマガタ」の名は奈良時代以前に既に存在していたことが、現存する日本最古の戸籍の一つである大宝2年(702年)の「御野国山方郡三井田里戸籍」(正倉院文書)より分かっている。
律令制において御野国(みののくに)は現在の岐阜県美濃地方を中心とする地域、山方郡(やまかたのこおり)とは現在の山県市の一帯を指していた。
この一族は清和源氏多田頼綱の三男、源国直がこの地を地盤として山県氏を号したことに始まる。美濃山県氏は甲斐山県氏、安芸山県氏それぞれの源氏系の山県氏の祖となった。後にこれらの庶流から出た甲斐武田家の譜代家老の山県昌景(甲斐源氏)、山縣有朋(安芸源氏)等が名乗った山県の名称の苗字(山縣姓)は、当地の地名が由来となっている。尚、山県氏の発祥と同時期に土岐郡においては同じ摂津源氏から源国直の叔父である源国房が土岐氏を興した。山県氏や土岐氏の主な家紋である桔梗紋は、山県市の市花の桔梗であり、両氏族の山県郡との繋がりを物語っている。また同地名の山県郡 (広島県)は、同地に流罪にされた源国直がそのまま山県姓を名乗ったことを発祥とする地名である。
| 明治元年 | 明治7年 9月1日 | 明治8年 1月1日 | 明治12年 2月18日 郡区町村 編成法施行 | 明治22年 7月1日 町村制施行 | 明治30年 3月19日 -4月1日 | 昭和25年 4月1日 | 昭和30年 4月1日 | 昭和39年 4月1日 | 平成15年 4月1日 | 現在 |
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| 山県郡 高富村 | 明治7年 9月 山県郡 高富村 | 山県郡 高富村 | 山県郡 高富村 | 山県郡 高富村 | 明治30年 3月19日 町制 山県郡 高富町 | 山県郡 高富町 | 昭和30年 4月1日 山県郡 高富町 | 山県郡 高富町 | 平成15年 4月1日 山県市 | 山県市 |
| 山県郡 天王町 | ||||||||||
| 山県郡 佐賀村 | 山県郡 佐賀村 | |||||||||
| 山県郡 西深瀬村 | 山県郡 西深瀬村 | 山県郡 西深瀬村 | 山県郡 西深瀬村 | 山県郡 西深瀬村 | 明治30年4月1日 山県郡 富岡村 | 山県郡 富岡村 | ||||
| 山県郡 東深瀬村 | 山県郡 東深瀬村 | 山県郡 東深瀬村 | 山県郡 東深瀬村 | 山県郡 東深瀬村 | ||||||
| 山県郡 高木村 | 山県郡 高木村 | 山県郡 高木村 | 山県郡 高木村 | 山県郡 高木村 | ||||||
| 山県郡 梅原村 | 山県郡 梅原村 | 山県郡 梅原村 | 山県郡 梅原村 | 山県郡 梅原村 | 山県郡 梅原村 | 山県郡 梅原村 | ||||
| 山県郡 伊佐美村 | 山県郡 伊佐美村 | 山県郡 伊佐美村 | 山県郡 伊佐美村 | 山県郡 伊佐美村 | 明治30年4月1日 山県郡 桜尾村 | 山県郡 桜尾村 | ||||
| 山県郡 椎倉村 | 山県郡 椎倉村 | 山県郡 椎倉村 | 山県郡 椎倉村 | 山県郡 椎倉村 | ||||||
| 山県郡 赤尾村 | 山県郡 赤尾村 | 山県郡 赤尾村 | 山県郡 赤尾村 | 山県郡 赤尾村 | ||||||
| 山県郡 大桑村 | 山県郡 大桑村 | 山県郡 大桑村 | 山県郡 大桑村 | 山県郡 大桑村 | 山県郡 大桑村 | 山県郡 大桑村 | ||||
| 山県郡 上願村 | 山県郡 上願村 | 山県郡 上願村 | 山県郡 上願村 | 山県郡 上願村 | 明治30年4月1日 山県郡 上伊自良村 | 山県郡 上伊自良村 | 昭和30年4月1日 山県郡 伊自良村 | 山県郡 伊自良村 | ||
| 山県郡 松尾村 | 山県郡 松尾村 | 山県郡 松尾村 | 山県郡 松尾村 | 山県郡 松尾村 | ||||||
| 山県郡 大岡村 | 明治7年9月 山県郡 掛村 | 山県郡 掛村 | 山県郡 掛村 | 山県郡 掛村 | ||||||
| 山県郡 掛村 | ||||||||||
| 山県郡 平井村 | 山県郡 平井村 | 山県郡 平井村 | 山県郡 平井村 | 山県郡 平井村 | ||||||
| 山県郡 長滝村 | 山県郡 長滝村 | 山県郡 長滝村 | 山県郡 長滝村 | 山県郡 長滝村 | ||||||
| 山県郡 藤倉村 | 山県郡 藤倉村 | 山県郡 藤倉村 | 山県郡 藤倉村 | 山県郡 藤倉村 | 明治30年 4月1日 山県郡 下伊自良村 | 山県郡 下伊自良村 | ||||
| 山県郡 大森村 | 山県郡 大森村 | 山県郡 大森村 | 山県郡 大森村 | 山県郡 大森村 | ||||||
| 山県郡 四日市場村 | 山県郡 四日市場村 | 明治8年 1月 山県郡 小倉村 | 山県郡 小倉村 | 山県郡 小倉村 | ||||||
| 山県郡 小倉村 | 山県郡 小倉村 | |||||||||
| 山県郡 洞田村 | 山県郡 洞田村 | 山県郡 洞田村 | 山県郡 洞田村 | 山県郡 洞田村 | ||||||
| 山県郡 青波村 | 山県郡 青波村 | 山県郡 青波村 | 山県郡 青波村 | 山県郡 富波村 | 山県郡 富波村 | 山県郡 富波村 | 昭和30年 4月1日 山県郡 美山村 | 昭和39年 4月1日 町制 山県郡 美山町 | ||
| 山県郡 富永村 | 山県郡 富永村 | 山県郡 富永村 | 山県郡 富永村 | |||||||
| 山県郡 谷合村 | 山県郡 谷合村 | 山県郡 谷合村 | 山県郡 谷合村 | 山県郡 谷合村 | 山県郡 谷合村 | 山県郡 谷合村 | ||||
| 山県郡 葛原村 | 山県郡 葛原村 | 山県郡 葛原村 | 山県郡 葛原村 | 山県郡 葛原村 | 山県郡 葛原村 | 山県郡 葛原村 | ||||
| 山県郡 円原村 | 山県郡 円原村 | 山県郡 円原村 | 山県郡 円原村 | 山県郡 円原村 | 明治30年 4月1日 山県郡 北山村 | 山県郡 北山村 | ||||
| 山県郡 神崎村 | 山県郡 神崎村 | 山県郡 神崎村 | 山県郡 神崎村 | 山県郡 神崎村 | ||||||
| 山県郡 仲越村 | 山県郡 仲越村 | |||||||||
| 山県郡 伊往戸村 | 山県郡 伊往戸村 | |||||||||
| 山県郡 片狩村 | 明治7年 9月 山県郡 片原村 | 山県郡 片原村 | 山県郡 片原村 | 山県郡 片原村 | ||||||
| 山県郡 日原村 | ||||||||||
| 武儀郡 笹賀村 | 武儀郡 笹賀村 | 武儀郡 笹賀村 | 武儀郡 笹賀村 | 武儀郡 笹賀村 | 武儀郡 北武芸村 | 昭和25年 4月1日 所属変更 山県郡 北武芸村 | ||||
| 武儀郡 田栗村 | 武儀郡 田栗村 | 武儀郡 田栗村 | 武儀郡 田栗村 | 武儀郡 田栗村 | ||||||
| 武儀郡 椿村 | 武儀郡 椿村 | 武儀郡 椿村 | 武儀郡 椿村 | 武儀郡 椿村 | ||||||
| 武儀郡 徳永村 | 武儀郡 徳永村 | 武儀郡 徳永村 | 武儀郡 徳永村 | 武儀郡 徳永村 | ||||||
| 武儀郡 佐野村 | 武儀郡 佐野村 | 武儀郡 佐野村 | 武儀郡 佐野村 | 武儀郡 佐野村 | ||||||
| 武儀郡 岩佐村 | 武儀郡 岩佐村 | 武儀郡 岩佐村 | 武儀郡 岩佐村 | 武儀郡 西武芸村 | 武儀郡 西武芸村 | 昭和25年 4月1日 所属変更 山県郡 西武芸村 | ||||
| 武儀郡 中洞村 | 武儀郡 中洞村 | 武儀郡 中洞村 | 武儀郡 中洞村 | |||||||
| 武儀郡 出戸村 | 武儀郡 出戸村 | 武儀郡 出戸村 | 武儀郡 出戸村 | 武儀郡 乾村 | 武儀郡 乾村 | 武儀郡 乾村 | ||||
| 武儀郡 日永村 | 武儀郡 日永村 | 武儀郡 日永村 | 武儀郡 日永村 | |||||||
| 武儀郡 相戸村 | 武儀郡 相戸村 | 武儀郡 相戸村 | 武儀郡 相戸村 | |||||||
| 武儀郡 柿野村 | 武儀郡 柿野村 | 武儀郡 柿野村 | 武儀郡 柿野村 | |||||||
| 武儀郡 船越村 | 武儀郡 船越村 | 武儀郡 船越村 | 武儀郡 船越村 |
| 代 | 氏名 | 就任日 | 退任日 |
|---|---|---|---|
| 職務執行者 | 村橋忠夫 | 2003年4月1日 | 2003年4月26日 |
| 初-2代 | 平野元 | 2003年4月27日 | 2011年4月26日 |
| 3-4代 | 林宏優 | 2011年4月27日 | 現職 |
| 会派名 | 議席数 | 議員名 |
|---|---|---|
| 立憲民主党 | 1 | 操知子 |
| 公明党 | 1 | 加藤義信 |
| 無所属 | 11 | 河合雅俊、川島亜也、吉田昌樹、武藤行儀、田中辰典、奥田真也、寺町祥江、古川雅一、山崎通、吉田茂広、武藤孝成 |
| 計 | 13 |
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 武藤容治 | 69 | 自由民主党 | 前 | 98,370票 | ○ |
| 比当 | 仙田晃宏 | 42 | 国民民主党 | 新 | 64,039票 | ○ |
| 比当 | 阪口直人 | 61 | れいわ新選組 | 元 | 48,002票 | ○ |




戦後しばらくするまでは松茸の産地として有名であった。しかし、山間部における燃料が薪や木炭からガスへと移行すると、山へ入る人が少なくなり、落枝や落ち葉が多く残り、土壌の富栄養化と高湿度化が進んだ。結果、松茸の生育には適さなくなり、現在では数軒の松茸問屋を残すのみである。また市北部の美山地域は旧美山町時代から杉の植林が盛んに行われており、杉の人工林率が県下でもトップクラスであった。それに関連した製材工場が多数あり「美山杉」ブランドとして確立していたが、安価な外国材に押され衰退した。しかし、美山の杉板は今なお人気がある。
山県市北部を流れる武儀川流域(武芸谷)は板取川流域(牧谷)と並び古来から本美濃和紙の特産地であった。美山地域の西武芸、富波、北武芸、乾地区は武芸谷の北部で本美濃和紙の産地の一角をなしており、さかんに和紙の生産がされていた。しかし昭和時代になると洋紙が一般に使用、普及し急速に衰退した。この衰退により発生した余剰労働力が後述する水栓バルブ生産の労働力に転換されていく。また、山県市南方に位置する岐阜市や愛知県一宮市などでは繊維業が盛んであった。その関連産業として、木材の調達が容易な山県市では木管(織機に入れる糸巻きの芯)の製作を担う工場が多くあった。これが旋盤加工を得意とする職人を多く輩出し、太平洋戦争後の水栓バルブ産業にもつながる。旧美山町は水栓バルブ全国生産額の50%以上のシェアを占めていたほどである。現在でも美山地域には水栓バルブ関連企業が多数集積しており、市全体が大きな水栓バルブ工場となっている。今なお水栓バルブ市場における全国シェアも非常に高く「水栓バルブ発祥の地」として発信している。


山県市立の小中学校で採用されている方式の名称。市内の小中学生人口が減少する中で学校の統廃合を行わず、生徒がスクールバスに乗って別の学校へ向かい、そこで合同授業を行っている[3]。
2022年度より同じ美山中学校の学区となるいわ桜小学校と美山小学校が先行して実施している[4]。2023年度からの1~2年間は市による試行期間が設けられ、そこからの本格導入を目指す方針である[5]。
市内に鉄道路線はない。最寄り駅は名鉄岐阜駅またはJR岐阜駅。昭和中期までは岐阜市北端の山県市(当時は高富町)に隣接する名鉄高富線高富駅が頻繁に利用されていた。乗客数は多かったが、輸送力不足で路線バスに転換され、廃線となった。美山地区からは樽見鉄道の樽見駅(本巣市根尾)にも近いが、そこへ向かうバス路線はない(山県市自主運行バス神崎山県BT線の塩後停留所から本巣市との境まで約2km。市境から本巣市市営バスのトッサス停留所まで数百メートル)。




美山地区を流れる清流。鮎釣りや川遊びで知られ、地元の小中高生が橋から飛び込みをすることがある。美山観光やなや、マルキ美山店前の橋から飛び込みが有名。

| 本巣市 | 関市 | |||
| 岐阜市 |