山崎 たくみ(やまざき たくみ、1964年4月14日[1][5][6][9] - )は、日本の男性声優、音響監督。東京都武蔵野市吉祥寺出身[3][4]。T.S.P代表[3][5]。
経歴
幼いころに「鳥になりたい」という夢を持ち[10]、その次は鳥は無理だから、宇宙飛行士になりたいという夢を持っていた。軍のパイロットが宇宙飛行士になるケースが多いことを知り、「戦闘機のパイロットになろう」と憧れていたが、中学時代に本の読み過ぎで近視になり断念する。高校時代に演劇部の部長をしている友達に廃部寸前の演劇部に名前を貸す形で入部したが、「せっかくだから一回くらい出ない?」と言われ、脚本と舞台を担当する。その後、舞台をしばらくやってから声優としてデビューする[8]。また声だけで表現する難しさに魅かれて声優を目指したと語っている[11]。
俳協演劇研究所[12][13]14期生[14]、バオバブ学園(現:ビジュアル・スペース俳優養成所)4期生[15]、ぷろだくしょんバオバブ[1]を経て、現在はT.S.P代表[3]。
井上喜久子のファンクラブ関係のイベントの司会を務めることが多い。また、日本工学院専門学校の講師を務めており、その日本工学院が制作協力に参加しているテレビアニメ『たちゅまる劇場』では音響監督を担当している[16]。
2014年から、声優スクール「スタジオにょっき」の本部長を務めている。
人物
特色
声種はバリトン[9]。前述の通り舞台を経験があることから、声が大きく、山崎曰く「人間拡声器」と語る[3]。大きいだけでなく声質もクオリティが高いため、すこぶる良い声が遠くすみずみまで届くという[3]。
シリアスからコミカルな役どころまで多彩に演じており[6]、特にギャグ的な演技に味を発揮している[17]。ヒーロー的なキャラクター、動物役も多い[17]。
山崎の二枚目役のデビュー作は『機動武闘伝Gガンダム』のジョルジュ・ド・サンド役だと語るが、実際にオーディションに合格した時は驚いていたという[18]。
『シティーハンター』に出演して以降は、諏訪道彦が参加する作品に出演している[3]。2019年時点で諏訪の忘年会では、人数がいっぱいになり会場空間が思い切り騒がしくなっていた時に、山崎がすごく役立ってくれるという[3]。2019年には『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』の氷枝計役を演じた[3]。
塩沢兼人の持ち役の引き継ぎについて
塩沢兼人の死去後、持ち役を多く引き継いでいる[6][19]。塩沢との親交は深く、ゲーム『スーパーロボット大戦α外伝』にて『銀河旋風ブライガー』の木戸丈太郎/ブラスター・キッドの声を代演した際、「もちろん塩沢さんと同じ声にならないのはわかってますけど、塩沢さんへの思いを込めてやります」という意気込みで臨んだという[20]。以後「スーパーロボット大戦シリーズ」では塩沢が演じたキャラクターの声を数多く代演している。『クレヨンしんちゃん』のキャラクターぶりぶりざえもんの代役の話もあったが、制作スタッフの意向によって実現しなかった[注 1]。
『聖闘士星矢 冥王ハーデス十二宮編』で塩沢の持ち役である牡羊座のムウを担当することになった際は、当初は不安を感じていたが、共演者の古谷徹や矢田耕司からは「たくみ君なら大丈夫」と言葉をかけられ、イベントやインターネットでファンの様子を見て、「好意的に受け止めていただいて安心しました」と話している[21]。
また、山崎は塩沢の役柄を代演をするに当たっては「兼人さんならこうするだろう」と想像して演じているとのこと。先述のムウに関しては「『ハーデス編』の頃は兼人さんの演技を意識していましたが、そろそろ自分のムウでやらせてもらっても良いかなと思い、今回(『黄金魂 -soul of gold-』)では最初から山崎ムウを意識しています」と語っている[21]。
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』でも塩沢の持ち役であるマ・クベ役[22]を担当していたが、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の打ち上げ会場で、総監督の安彦良和から「あの声質で、あの芝居ができる人が居たとは…声優さんの凄さを再認識させていただきました。ありがとう」と固い握手をくれた[23]。その時の山崎は2018年9月24日のTwitterで「恐縮です」と語り、山崎は帰り道、小雨模様の空に心の中で「兼人さーん、たくみも頑張ってまーす」と言っていたという[23]。
2020年時点でも塩沢については、「素敵な先輩のまま」と語り、2人で呑んでた時の「たくみさぁ〜…」という会話は楽しい思い出だと語る[24]。
趣味・嗜好
趣味は読書、スキー[5]。
左利き[25][26][27][28][29][30]。字は右手で書くため、学生時代は昼休みに飯を食べながらレポートを書くという特技もあった[31]。その後、箸も両利きになったという[31]。
エピソード・人間関係
- 初主役で[17]、思い入れのある作品とキャラクターでもある[32]OVA『マクロスプラス』にて可変戦闘機YF-19のパイロットである主人公イサム・ダイソンを演じた際、「思わぬ形で夢が叶った」「気分は存分に味わえた」と評している[8]。
- 長年演じている『しましまとらのしまじろう』の空野とりっぴいに関しては「僕の3枚目の部分」と公言している[8]。1995年当時、『しましまとらのしまじろう』のプロデューサーだった栃平吉和は、山崎の特徴ある声が他の番組で聞こえてくると「あっ、とりっぴいが出てる!」と、つい思ってしまったという[33]。2019年に『しまじろう』の現場で山崎が出演していた『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』を観に行こうと思ったスタッフに山崎は『劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉』に出演していたことを言ってたところ、「えっ!?鳥の役ですか??」と言われた[34]。その時に山崎の演技は全部とりっぴいの声だと思われていたようであったという[34]。『しましまとらのしまじろう』内では、とりっぴいの弟たちの空野とと、空野りり、空野ぴぴも兼ねて演じている[35]。普段その弟たちは幼い設定のため喋ることは少ないが、1999年に放送されたあるエピソードでは、その弟たちがA・Bパートの2話とともに登場し、しかもかなりのセリフがあったため、山崎は1人4役を必死にこなし、録音スタッフもとりっぴいとその弟たち1人ずつで結局4回の収録になったという[36]。2014年6月4日付けの山崎のTwitterによると、その弟たちが活躍すると山崎の気力と体力を根こそぎ持っていたれるという[37]。りりについては、性別の設定が女子になったため、しまじろう役の南央美に変更されている[35]。
- 高橋美紀のことは「心の恋人」だったという[8]。
- 中田譲治とは仲が良く、多くの作品で共演したりしている[38]。
- 教え子に井澤詩織がおり、山崎は井澤のことを『ピヨ』と呼んでいる[39]。
出演
太字はメインキャラクター。
テレビアニメ
- 1989年
- 1990年
- 1991年
- 1992年
- 1993年
- 1994年
- 1995年
- 1996年
- 1997年
- 1998年
- 1999年
- 2000年
- 2001年
- 2002年
- 2003年
- 2004年
- 2005年
- 2006年
- 2007年
- 2008年
- 2010年
- 2011年
- 2012年
- 2013年
- 2014年
- 2015年
- 2016年
- 2017年
- 2018年
- 2019年
- 2020年
- 2021年
- 2022年
- 2023年
- 2024年
- 2025年
劇場アニメ
- 1991年
- 1992年
- 1992年
- 1993年
- 1994年
- 1995年
- 1996年
- 1997年
- 2001年
- 2002年
- 2010年
- 2011年
- 2013年
- 2014年
- 2017年
- 2019年
- 2021年
- 2022年
- 2024年
- 2025年
OVA
- 時期不明
- 1987年
- 1989年
- 1990年
- 1991年
- 1992年
- 1993年
- 1994年
- 1996年
- 1997年
- 1998年
- 2000年
- 2001年
- 2002年
- 2004年
- 頭文字D to the Next Stage 〜プロジェクトDへ向けて〜(御木先輩)
- 2005年
- 2007年
- 2008年
- 2012年
- 2018年
Webアニメ
ゲーム
- 1992年
- 1994年
- 1995年
- 1996年
- 1998年
- 1999年
- 2000年
- 2001年
- 2002年
- 2003年
- 2004年
- 2005年
- 2006年
- 2007年
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 2011年
- 2012年
- 2013年
- 2014年
- 2015年
- 2016年
- 2018年
- 2019年
- 2020年
- 2021年
- 2022年
- 2023年
- 2024年
- 2025年
吹き替え
映画
ドラマ
アニメ
特撮
ドラマCD
その他コンテンツ
音響監督
脚注
注釈
シリーズ一覧
- ^テレビシリーズ(1988年 - 1990年)、特別編『究極対至高 長寿料理対決!!』(1992年12月11日)、特別編『日米コメ戦争』(1993年12月3日)
- ^第3作『3』(1989年)、第4作『'91』(1991年)
- ^第1期(2002年)[56]、第2期『ULTIMATE MUSCLE』(2004年)[57]、第3期『ULTIMATE MUSCLE2』(2006年)[58]
- ^第1シリーズ(2004年)、第3シリーズ(2008年)
- ^第1期(2006年)、第2期『ひまわりっ!!』(2007年)
- ^第1期(2007年 - 2008年)、第2期『銀魂’』(2011年 - 2012年)、第3期『銀魂゚』(2016年)、第4期『銀魂.』(2017年 - 2018年)
- ^『はっけん たいけん だいすき! しまじろう』(2008年 - 2010年)、『しまじろう ヘソカ』(2010年 - 2012年)、『しまじろうのわお!』(2012年 - 2024年)
- ^第1期(2011年)、第2期(2012年)
- ^第1期『竈門炭治郎 立志編』(2019年)、特別編『無限列車編』(2021年)、第2期『遊郭編』(2021年) 、第3期『刀鍛冶の里編』(2023年)、第4期『柱稽古編』(2024年)
- ^テレビシリーズ(2019年)、特別編(2021年)
- ^第1期(2020年)、第2期『2』(2023年)[68]
- ^第1章[79](2021年)、第2章[80](2021年)、第3章[81](2023年)
- ^『私立ジャスティス学園 LEGION OF HEROES PS版』(1998年)、『2』(1999年)、『燃えろ!ジャスティス学園』(2000年)
- ^『ZERO』(1999年)、『F』(2000年)、『F.I.F』(2001年)、『NEO』(2002年)、『SEED』(2004年)、『PORTABLE』(2006年)、『SPIRITS』(2007年)、『WARS』(2009年)、『WORLD』(2011年)、『OVER WORLD』(2012年)、『GENESIS』(2016年)、『ETERNAL』(2025年)
- ^『Vol.1 再誕』『Vol.2 君想フ声』(2006年)、『Vol.3 歩くような速さで』(2007年)、『Last Recode』(2017年)
- ^『学年対抗戦パズル!の段』(2010年)[88]、『ふっとびパズル!の段』(2015年)
初出話一覧
- ^第25話初出
- ^第35話初出
- ^第48話初出
- ^第27話初出
- ^第13話初出
- ^第22話初出
- ^33シリーズ 第10話初出
- ^3シリーズ 第103話初出
- ^4シリーズ 第82話初出
- ^第37話初出
- ^第41話初出
- ^第46話初出
- ^abcd第1話初出
- ^abc第2話初出
- ^abc第3話初出
- ^第8話初出
- ^第722話初出
- ^第24話初出
- ^第91話初出
- ^第11話初出
- ^第18話初出
- ^第40話初出
- ^第36話初出
出典
外部リンク