北鉄加賀バス本社・小松営業所(撮影当時は小松バス本社) | |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 〒923-0992 石川県小松市鶴ヶ島町8番地1[1] |
| 設立 | 1993年(平成5年)12月9日[2] (加賀温泉バス株式会社) |
| 業種 | 陸運業 |
| 法人番号 | 9220001013144 |
| 事業内容 | 乗合バス・貸切バスの運行 |
| 代表者 | 代表取締役社長 新谷良二[1] |
| 資本金 | 4000万円(2021年7月1日時点)[1] |
| 純利益 | 417万3000円(2020年03月31日時点)[3] |
| 総資産 | 8億6689万2000円(2020年03月31日時点)[3] |
| 従業員数 | 70人(2021年7月1日時点)[1] |
| 特記事項:2021年(令和3年)7月1日に加賀温泉バスが小松バスを合併し社名変更[1][4][5][6]。 | |
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北鉄加賀バス株式会社(ほくてつかがバス)は、石川県小松市に本社を置くバス事業者。北陸鉄道のグループ会社で構成される北鉄バスグループの1社である。乗合バスと貸切バスを運行している。小松バスと加賀温泉バスが2021年7月1日に合併して発足した。
1977年まで鉄道事業を行っていた尾小屋鉄道を前身とし、廃止後の1977年6月に社名を小松バス株式会社(こまつバス)に変更[7]。以前は小松駅に隣接した場所に本社があったが、1996年頃の北陸鉄道本体からの路線移管による業務拡大に伴い、小松インターチェンジや小松空港に近い現在地に移転した。かつては第二種旅行業登録を受け、バスツアー「エクセルツアー」を企画・催行するほか旅行代理店事業も行っていた。また、レンタカー事業(ニッポンレンタカーのフランチャイジー)も展開していたが事業から撤退した。
一方、加賀温泉バスは1993年(平成5年)12月9日に会社設立され[2] 、1994年(平成6年)3月31日 に親会社の北陸鉄道より加賀江沼地区の7路線、車両11台を譲り受けて事業開始したのが前身となる。路線バスを譲り受け、加賀市内において事業を展開していた。
2021年(令和3年)7月1日、小松バスと加賀温泉バスが合併し、北鉄加賀バスへ社名変更[1][6]、本社を旧小松バス本社所在地に置いた[1]。また、同社を含む北陸鉄道グループの貸切営業・旅行事業は北鉄金沢バスへ移管・集約された[4][5]。
なお、加賀温泉バスが小松バスを吸収合併し、存続会社は加賀温泉バスとなっているが[4][5]、本社所在地・新会社社長は小松バスが継承している。
前身の尾小屋鉄道については、会社組織とバス事業についてのみ記載。

太字は、バス停以外で乗降できるフリー区間の起終点を表す。小松市民病院へは土曜日・休日は粟津線のみ乗り入れる。
現在の運行路線の詳細は、北陸鉄道公式サイト[16]を参照。


かつては毎時3本(20分に1本)の定刻ダイヤによる運行であったが、2015年(平成27年)3月14日の北陸新幹線長野駅 -金沢駅間開業による小松空港の旅客需要の減少と東京(羽田) - 小松便の機材の小型化、2020年(令和2年)以降のCOVID-19流行の影響などを受けて、ダイヤ改正ごとに年々減便され、2021年(令和2年)10月1日のダイヤ改正[18]により、航空機の発着に合わせた定刻によらない運行となった。小松空港行きがおおむね1時間に1本、小松駅行きが飛行機到着のおよそ15分後に発車するダイヤとなっている。
このほか2024年3月9日からは、小松市から受託して自動運転EVバスを快速便(途中の停留所は全て通過)として運行している[19]。この自動運転バスは飛行機の発着に関係なく定刻ダイヤで運行し、交通系ICカードが使用できる。また、立席乗車はできない。快速便は2013年3月30日から2024年3月8日までは宇宙バスこまち☆として運行していた。
現在の運行路線の詳細は、北陸鉄道公式サイト[26]を参照。
全ての路線が加賀市内のみを走行する。

小松市コミュニティバスの運行を受託してきたが、2020年4月1日より日本海観光バスへ路線・車両ともに移管した。
2010年10月1日からは、新しく青色とオレンジ色の2色のボディーカラーを採用した日野・ポンチョ2台をコミュニティバス「こまち」として運用開始した[32]。バスにはボディカラーからそれぞれ「ブルーこまち」と「オレンジこまち」という愛称が付けられた。
北陸鉄道の城下まち金沢周遊で使用されたボンネットバス(三菱ふそう・ローザの改造車)を、2017年7月21日から粟津温泉の周遊バスで使用していたが、2019年3月の運行で終了した[33]。
観光庁「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」の実証実験運行として2022年12月24日から2023年2月26日までの年末年始を除く20日間運行された。専用車両として加賀営業所の23-246号車が充当され、バスには加賀温泉郷観光大使である加賀楓をイメージキャラクターとしたラッピングが施された[34]。
2021年6月30日までに発売された旧:小松バス発行の回数券・定期券等については、合併後以降は北鉄加賀バスでのみ利用可能(一部券種は小松エリアでのみ利用可能)となる[38]。また、合併日となる2021年7月1日以降、「北鉄シルバー定期券(満70歳以上の高齢者向けに販売しているフリー定期券)」は小松営業所路線(旧:小松バスの路線)でも利用可能になった[39]。
2024年3月16日から全線でクレジットカードのコンタクトレス決済に対応し[40]、12月11日からはICaにも対応する予定[41]。
小松バスから継承した車両は、一般路線車、貸切車ともに三菱ふそうおよび日野自動車の2社体制[11]となっていた[注釈 2]。カラーリングは白色をベースに赤色のラインの入った名鉄カラーに近いデザインだったが[11]、2001年から銀色をベースに赤色のラインを用いたデザインを採用していた[11]。また、新しいデザインからはアルファベットの「K」を形取ったロゴマークを使用していた。自社発注車両も多いが、名鉄グループ(北陸鉄道、名鉄バス、岐阜乗合自動車など)からの移籍車もある。
一方、加賀温泉バスから継承した車両については、三菱ふそうトラック・バス、日野自動車、旧日産ディーゼルの3社体制[35]となっていた。
車両数の変遷は以下のとおりとなっているが、保有台数は北陸鉄道のバスグループの中では最小となっている[42]。
なお、今後の車両デザインについて、小松バスカラーに塗られた観光貸切車両(旧北陸交通を含む)に対しては、2021年中に北陸鉄道観光貸切カラーへ塗り替えの上、統一される予定である[44][45]。
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