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富岡多恵子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
富岡 多惠子
(とみおか たえこ)
『現代詩大系 6』(思潮社、1967年)
ペンネーム富岡 多惠子
誕生菅多 恵子
(1935-07-28)1935年7月28日
日本の旗日本大阪府大阪市
死没 (2023-04-08)2023年4月8日(87歳没)
日本の旗日本静岡県伊東市
職業詩人
小説家
文芸評論家
言語日本語
国籍日本の旗日本
最終学歴大阪女子大学文学部英文科
活動期間1957年 -
ジャンル小説評論
主な受賞歴H氏賞(1958年)
室生犀星詩人賞(1961年)
田村俊子賞(1973年)
女流文学賞(1973年)
川端康成文学賞(1977年)
読売文学賞(1994年)
野間文芸賞(1997年)
紫式部文学賞(2001年)
毎日出版文化賞(2001年)
日本芸術院賞(2004年)
伊藤整文学賞(2005年)
大佛次郎賞(2005年)
デビュー作『返禮』(1957年)
配偶者菅木志雄(1967年 - 2023年)
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富岡 多惠子(とみおか たえこ、1935年昭和10年〉7月28日[1] -2023年令和5年〉4月8日[2])は、日本詩人小説家文芸評論家日本芸術院会員。上方お笑い大賞選考委員。静岡県伊東市在住。本名は菅多 恵子[3]、夫は現代美術家菅木志雄

来歴・人物

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1935年(昭和10年)大阪府大阪市出身[1]大阪府立桜塚高等学校大阪女子大学文学部英文科卒業[4]

池田満寿夫と同棲していたことがあり、当初は詩人として出発。卒業後は高校教師を務めたが、上京して多くの詩集を出し、『物語の明くる日』(1961年)以降は小説に転じた。多数の小説評論エッセイがある。また映画のシナリオも書いている。

1969年6月、菅木志雄と結婚[5][6]

1977年、アルバム『物語のようにふるさとは遠い』を発表[7]。作曲と編曲を坂本龍一が担当した。

フェミニストであり、上野千鶴子小倉千加子との鼎談『男流文学論』を刊行している。また、大阪の芸能への傾倒が大きく、秋田實の評伝の執筆などをしている。

2008年日本芸術院会員[1]に選出。

2023年4月8日[2]、静岡県伊東市の病院で老衰のため死去[8][9]。87歳没。

受賞歴

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著書

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  • 『返禮』山河出版社 1957
  • 『カリスマのカシの木 詩集』飯塚書店 1959
  • 『たまる』真珠社 1961
  • 『じえすちーぬ』真珠社 1962
  • 『女友達 詩集』思潮社 1964
  • 『富岡多恵子詩集』思潮社 1967
  • 『ニホン・ニホン人』思潮社 1968 のち集英社文庫
  • 『厭芸術浮世草紙』中央公論社 1970 のち文庫
  • 『青春絶望音頭』文化出版局(レモン新書)1970 のち角川文庫
  • 『厭芸術反古草紙』思潮社 1970
  • 『行為と芸術 十三人の作家』美術出版社 1970
  • 『丘に向ってひとは並ぶ』中央公論社 1971 のち文庫
  • 『回転木馬はとまらない』読売新聞社 1972 のち中公文庫
  • 『歌・言葉・日本人 歌謡曲、ああ歌謡曲』草思社 1972
  • 『わたしのオンナ革命』大和書房 1972 のち女性論文庫
  • 『仕かけのある静物』中央公論社 1973 のち文庫
  • 『結婚記念日 書下ろし新潮劇場』新潮社 1973
  • 『植物祭』中央公論社 1973 のち文庫
  • 『ヒミコと呼ばれる女』新潮社 1974
  • 『イバラの燃える音』吾八ぷれす 1974
  • 『冥途の家族』講談社 1974 のち文庫、文芸文庫
  • 『壷中庵異聞』文藝春秋 1974 のち集英社文庫
  • 『ボーイフレンド物語』講談社 1975 のち文庫
  • 『九つの小さな物語』大和書房 1975
  • 『虚構への道行き 対談集』思潮社 1976
  • 『女子供の反乱』中央公論社 1976 のち文庫
  • 『動物の葬礼』文藝春秋 1976 のち講談社文芸文庫
  • 『言葉の不幸』毎日新聞社 1976
  • 『新選富岡多恵子詩集』思潮社(新選現代詩文庫)1977
  • 『当世凡人伝』講談社 1977 のち文庫、文芸文庫
  • 『どこ吹く風』思潮社 1978
  • 『詩よ歌よ、さようなら』冬樹社 1978 のち集英社文庫
  • 『写真の時代』毎日新聞社 1979
  • 『近松浄瑠璃私考』筑摩書房 1979 のち文庫
  • 『さまざまなうた 詩人と詩』文藝春秋 1979 のち文庫
  • 『兎のさかだち』中央公論社 1979 のち文庫
  • 『斑猫』河出書房新社 1979 のち文庫
  • 『芻狗』講談社 1980 のち文芸文庫
  • 『三千世界に梅の花』新潮社 1980
  • 『少女たちの桜通り 昭和世代女流短編集 5』読売新聞社 1980
  • 『間の山殺し 全戯曲集』作品社 1981
  • 『「英会話」私情』日本ブリタニカ 1981 のち集英社文庫
  • 『砂に風』文藝春秋 1981 のち文庫
  • 『砂時計のように』中央公論社 1981 のち文庫
  • 『遠い空』中央公論社 1982 のち文庫
  • 室生犀星 近代日本詩人選』筑摩書房、1982 のち講談社文芸文庫
  • 『はすかいの空』中央公論社 1983
  • 『波うつ土地』講談社 1983 のち文芸文庫
  • 『うき世かるた』毎日新聞社 1984 のち集英社文庫
  • 『藤の衣に麻の衾』中央公論社 1984
  • 『水獣』新潮社 1985
  • 『表現の風景』講談社 1985 のち文芸文庫
  • 『ひとは魔術師』毎日新聞社 1986
  • 『漫才作者秋田實』筑摩書房 1986 のち平凡社ライブラリー
  • 『西鶴のかたり 作家の方法』岩波書店 1987
  • 『白光』新潮社 1988
  • 『こういう時代の小説』筑摩書房 1989
  • 『とりかこむ液体』筑摩書房 1989
  • 『逆髪』講談社 1990 のち文芸文庫
  • 『新家族 富岡多恵子自選短篇集』学芸書林 1990
  • 『とはずがたり(古典の旅)』講談社 1990。「「とはずがたり」を旅しよう」講談社文庫
  • 『水上庭園 シリーズ<物語の誕生>』岩波書店 1991
  • 『雪の仏の物語』中央公論社 1992
  • 『矩形感覚』朝日新聞社 1993
  • 中勘助の恋』創元社 1993 のち平凡社ライブラリー
  • 『富岡多恵子の発言』全5巻 岩波書店 1995
  • 『大阪センチメンタルジャーニー』集英社 1997
  • 『ひべるにあ島紀行』講談社 1997 のち文芸文庫
  • 富岡多惠子集』全10巻 筑摩書房 1998-99
  • 『釋迢空ノート』[10]岩波書店 2000、岩波現代文庫 2006
  • 『西鶴の感情』講談社 2004、講談社文芸文庫 2009 
  • 『難波ともあれことのよし葦』筑摩書房 2005
  • 『湖の南』新潮社 2007、「湖の南大津事件異聞」岩波現代文庫 2011
  • 『隠者はめぐる』岩波書店 2009 
  • 『ト書集』ぷねうま舎 2012
  • 『私が書いてきたこと』編集グループSURE 2014 - シリーズいま、どうやって生きていますか? 第1巻

共編著

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翻訳

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関連出版

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  • 『「はぐれもの」の思想と語り 富岡多惠子論集』水田宗子編、めるくまーる 2021
  • 『富岡多惠子の革命』島崎今日子、中央公論新社 2025

脚注

[編集]
[脚注の使い方]
  1. ^abc富岡多恵子(トミオカタエコ)とは”. コトバンク. 2017年10月14日閲覧。
  2. ^ab富岡多恵子さん死去日は4月8日 遺族が日付を訂正”. 共同通信. 2023年5月8日閲覧。
  3. ^富岡多恵子『出身県別 現代人物事典 西日本版』p944 サン・データ・システム 1980年
  4. ^I-siteなんば2階ライブラリー紹介”. 大阪府立大学. 2017年10月14日閲覧。
  5. ^島崎今日子 (2024年12月1日). “富岡多惠子の革命 【第1回】富岡多惠子、逝く”. 婦人公論. 2025年1月13日閲覧。
  6. ^島崎今日子 (2024年12月15日). “富岡多惠子の革命 【第2回】白い教会の結婚式”. 婦人公論. 2025年1月13日閲覧。
  7. ^荏開津広 (2017年12月11日). “『東京/ブロンクス/HIPHOP』第9回:ラップ以前にあったポエトリーリーディングの歴史”. Real Sound. 2025年1月13日閲覧。
  8. ^作家・詩人の富岡多恵子さん死去 87歳 小説「波うつ土地」”. 毎日新聞. 2023年4月10日閲覧。
  9. ^作家の富岡多恵子さん死去 87歳”. 産経新聞. 2023年4月10日閲覧。
  10. ^編『釈迢空歌集』岩波文庫 2010がある

関連項目

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日本芸術院賞および恩賜賞受賞者
 
恩賜賞
1950年から1977年
 
第一部(美術)
1942年から1975年
1976年から2000年
2001年から2025年
 
第二部(文芸)
1942年から1975年
1976年から2000年
2001年から2025年
 
第三部(音楽・演劇・舞踊)
1942年から1975年
1976年から2000年
2001年から2025年
太字恩賜賞受賞者。雅号、筆名、芸名等は受賞時のものによる。表記揺れによる混乱を避けるため、漢字は便宜上新字体に統一する。
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