| あさみなみく 安佐南区 | |
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| 国 | |
| 地方 | 中国地方(山陽地方) |
| 都道府県 | 広島県 |
| 市 | 広島市 |
| 市町村コード | 34105-3 |
| 面積 | 117.03km2 |
| 総人口 | 244,097人[編集] (推計人口、2025年10月1日) |
| 人口密度 | 2,086人/km2 |
| 隣接自治体 隣接行政区 | 広島市(東区、西区、安佐北区、佐伯区) |
| 安佐南区役所 | |
| 所在地 | 〒731-0193 広島県広島市安佐南区古市一丁目33番14号 北緯34度27分6.7秒東経132度28分17.9秒 / 北緯34.451861度 東経132.471639度 /34.451861; 132.471639座標:北緯34度27分6.7秒東経132度28分17.9秒 / 北緯34.451861度 東経132.471639度 /34.451861; 132.471639 |
| 外部リンク | 広島市 安佐南区役所 |
| ウィキプロジェクト | |

安佐南区(あさみなみく)は、広島市を構成する8つの行政区のひとつ。
広島市域のほぼ中央、中心市街地から見て北に位置し、1971年から1973年にかけて広島市に編入された旧安佐郡南部4町(沼田町・祇園町・安古市町・佐東町)の区域からなる[注釈 1]。区役所は旧安古市町にあり、その他の旧3町には区役所の出張所が置かれている。
政令指定都市移行前の仮称は「沼田区」[3]としており、市民への公募・市議会の議決を経て安佐南区に正式決定した[4]。
大学、高校などが多く置かれた文教地区としての側面から、区章はペンを模している。
区東部の境界を流れる太田川やその支流に沿った平地を除き、区域のほとんどが丘陵地や山間部で、古くは農業主体の地域であった。昭和40年代後半から昭和50年代にかけて山間の地域も含む大規模な宅地開発が進み、広島市郊外のベッドタウンとして急速に都市化・交通網の整備が進んだ。
計画都市である「西風新都」の一部が区域内に含まれる。
広島市の8つの区の中で最多であり、かつ唯一20万人を超えている区である。
安佐南区(に相当する地域)の人口の推移
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| 総務省統計局国勢調査より[注釈 2] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
※公民館は、「教育」の項を参照
工業は、以前三菱重工業の広島(祇園)工場が存在したが2003年に閉鎖された。旧油谷重工はコベルコ建機株式会社広島事業所となって創業している。
農業は、川内(旧佐東町)では「広島菜漬」が生産されている。江戸時代に京菜を導入したと言われている[誰によって?]。
以下に記載する商業施設は大規模で広域集客力のある物に限定し、店舗の大まかな説明も記載している。百貨店はサテライト店舗でない物、ショッピングセンターは原則10,000m2以上(参照)としている。ただし、施設が集積しているなどしている場合は、例外的に掲載している場合もある。



上記のバスのほか、アストラムライン中筋駅(中筋バスターミナル)には名古屋・大阪・神戸・岡山・福山・尾道市・府中市・世羅町方面の高速バスが停車する。大塚駅には鳥取・米子・松江・出雲・浜田方面の高速バスが発着し、広域公園前駅には東京・京都・大阪・神戸方面の高速バスが発着している。岩国・徳山・防府・山口・北九州・福岡方面の高速バスは大塚駅と広域公園前駅の両方に停車する。

広島市の文化財(1) 有形文化財:建造物・広島市の文化財(10) 記念物:史跡・広島市の文化財(11) 記念物:名勝・広島市の文化財(12) 記念物:天然記念物・広島市の文化財(13) 登録文化財 より。
区内の公立高校は1975年(昭和50年)以降の創立で、広島市の旧市内(中、南、西各区全域と東区の一部)と違い総合選抜が行われなかった。結果、安古市高等学校が県立高校屈指の難関校となって旧市内の私立高校への上位層流出をある程度食い止めた反面、安古市高等学校のある毘沙門台団地の生徒で安古市高等学校へ入学できない生徒は、必然的に区内および安佐北区の他校への遠距離バス通学が必至となった。このため、毘沙門台団地の住民の一部より「安佐南・北区での総合選抜の実現」の運動がされていたが、アストラムラインの開通による通学事情の改善と旧市内での総合選抜廃止の動きの流れの中で実現せずに立ち消えになった。
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安芸武田氏は、承久3年(1221年)の承久の乱の戦功によって安芸国守護に任じられたことから始まる。武田信時が元寇に備えて佐東銀山城(安佐南区祇園町)を築き、南北朝時代に武田信武が足利尊氏に属して戦功を上げ、甲斐国と安芸国の守護に任命され、武田氏信が安芸守護となった。大内氏と対立関係にあり、応仁の乱でも東軍方につき、以降、尼子氏らと組んで大内氏に対抗したが、1541年(天文10年)6月に大内氏の命を受けた毛利元就によって銀山城は落城した。戦国時代末期から安土桃山時代にかけて毛利氏の外交僧として活躍した安国寺恵瓊は武田信重の子にあたり、江戸時代前期、朝廷や徳川将軍家、諸侯の診療にあたった武田道安も、安芸武田氏の流れを汲むとされる。また、子孫には呉武田学園理事長の武田信寛がいる。
安芸香川氏は、承久3年(1221年)の承久の乱の戦功によって安芸国に地頭職を得て、香川景光が八木城(安佐南区八木)を築いた。安芸武田氏に従ったが、武田氏の滅亡により、毛利氏一門となって香川光景が家臣として活躍。毛利水軍の一角(川内水軍)も担って、多くの戦に参加して功績を上げた。毛利氏の防長移封以後の香川氏は、岩国領吉川氏の家老職を務め、香川正矩は『陰徳記』を記す。その次男の景継は延宝元年(1673年)、宣阿として『陰徳記』の加筆・修正を行い『陰徳太平記』を出版するなど、歌人として京(京都)に在住するようになり、「梅月堂」と称して徳大寺家に仕えた。また、その子孫も代々徳大寺家に仕え、著名な歌人を輩出した。香川正経(正恒)は岩国市に残る「香川家長屋門」を建て、香川景晃は文化3年(1806年)、今津・室の木沖干拓事業を進め、「麻里布開作」と名付けて、岩国を海上交通や物流の拠点とした。また、文人・歌人としての家系である香川氏らしく、国文学者や歌人としても活動。岩国市藤生の「松巌院」には、景晃の書が遺っている。
広島市の町名・地域 | |
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| 中区 | 榎町 -江波▲(江波沖町・江波栄町・江波西・江波二本松・江波東・江波本町・江波南) -胡町 -大手町 -加古町 - 銀山町 -紙屋町 -小網町 -国泰寺町 - 小町 -堺町 -昭和町 -新天地 -住吉町 -千田町▲(千田町 - 東千田町 - 南千田西町 - 南千田東町) - 宝町 - 竹屋町 - 南竹屋町 -立町 -田中町 - 鶴見町 -鉄砲町 -寺町 -十日市町 - 西十日市町 - 土橋町 -中島町 - 中町 -流川町 -猫屋町 - 幟町 - 上幟町 -白島▲(白島北町・白島九軒町・白島中町・西白島町・東白島町) - 橋本町 -八丁堀 - 上八丁堀 - 西平塚町 - 東平塚町 - 平野町 -広瀬北町 - 広瀬町 -袋町 -富士見町 -舟入▲(舟入川口町・西川口町・舟入幸町・舟入中町・舟入本町・舟入町・舟入南・河原町) -堀川町 -本川町 -本通 - 三川町 -基町 - 薬研堀 - 弥生町 -吉島▲(吉島新町・吉島町・吉島西・吉島東・光南・羽衣町・南吉島) |金座街▲ |鷹野橋▲ |中の棚▲ |
| 東区 | 曙 - 愛宕町 -牛田▲(牛田旭・牛田新町・牛田中・牛田東・牛田本町・牛田南・牛田山・牛田早稲田) - 馬木 - 馬木町 - 尾長▲(尾長西・尾長東・尾長町) - 上大須賀町 -中山▲(中山鏡が丘・中山上・中山北町・中山新町・中山中町・中山西・中山東・中山南) - 温品▲(温品・温品町・上温品) - 東蟹屋町 - 東山町 - 光が丘 - 光町 - 福田 - 福田町 - 二葉の里 -戸坂▲(戸坂出江・戸坂大上・戸坂数甲・戸坂くるめ木・戸坂桜上町・戸坂桜西町・戸坂桜東町・戸坂城山町・戸坂新町・戸坂千足・戸坂惣田・戸坂町・戸坂長尾台・戸坂中町・戸坂南・戸坂山崎町・戸坂山根) -矢賀▲(矢賀・矢賀新町・矢賀町) - 山根町 - 若草町 |
| 南区 | 青崎 - 東青崎町 -旭 - 西旭町 - 稲荷町 -宇品▲(宇品海岸・宇品神田・宇品西・宇品東・宇品町(金輪島)・宇品御幸・元宇品町) - 猿猴橋町 - 北大河町 - 南大河町 - 黄金山町 - 大州 - 大須賀町 -霞▲(霞・西霞町・東霞町) - 西蟹屋 - 南蟹屋 -京橋町 -金屋町 - 楠那町 - 小磯町 - 荒神町▲(荒神町・西荒神町・東荒神町) -東雲▲(東雲・東雲本町・上東雲町) - 丹那新町 - 丹那町 -段原▲(段原・段原日出・段原南・段原山崎) -月見町 -出汐 - 出島 -似島町 -仁保▲(仁保・仁保沖町・仁保新町・仁保町(峠島)・仁保南) - 日宇那町 - 東駅町 -比治山▲(比治山公園・比治山町・比治山本町) -堀越 -本浦▲(本浦町・西本浦町・東本浦町) - 松川町 - 松原町 -的場町 -翠 - 西翠町 -皆実町 -向洋▲(向洋大原町・向洋沖町・向洋新町・向洋中町・向洋本町) - 山城町 |
| 西区 | 井口▲(井口・井口鈴が台・井口台・井口町・井口明神) - 打越町 - 扇 - 大芝 - 大芝公園 - 大宮 - 小河内町 -観音▲(観音新町・観音本町・観音町・西観音町・東観音町・南観音・南観音町) -草津▲(草津梅が台・草津港・草津新町・草津浜町・草津東・草津本町・草津南) -楠木町 -己斐▲(己斐上・己斐大迫・己斐中・己斐西町・己斐東・己斐本町・己斐町) -庚午▲(庚午北・庚午中・庚午南) -商工センター - 新庄町 -鈴が峰町 - 高須 -高須台 - 田方 - 天満町 - 上天満町 -中広町 -福島町 -古江▲(古江上・古江新町・古江西町・古江東町) -古田台 - 三篠北町 -三篠町 - 三滝▲(三滝本町・三滝町・三滝山) - 都町 - 山田新町 - 山田町 -山手町 -横川新町 - 横川町 - 竜王町 |
| 安佐南区 | |
| 安佐北区 | 安佐町飯室 - 安佐町後山 - 安佐町小河内 - 安佐町くすの木台 - 安佐町久地 - 安佐町毛木 - 安佐町鈴張 - 安佐町筒瀬 - 安佐町動物園 - 安佐町宮野 - あさひが丘 - 大林 - 大林町 - 小河原町 - 落合▲(落合・落合町・落合南・落合南町) - 可部 - 可部東 - 可部南 -可部町上原 - 可部町城 - 可部町中島 - 可部町中野 - 亀崎 - 亀山▲(亀山・亀山西・亀山南・可部町綾ケ谷・可部町大毛寺・可部町今井田・可部町勝木) - 狩留家町 - 口田▲(口田・口田町・口田南・口田南町) - 倉掛 -白木町秋山 - 白木町有留 - 白木町市川 - 白木町井原 - 白木町小越 - 白木町古屋 - 白木町志路 - 白木町三田 - 深川▲(深川・深川町・上深川町) - 真亀 - 三入▲(三入・三入東・三入南・可部町上町屋・可部町下町屋・可部町桐原・可部町南原) |
| 安芸区 | |
| 佐伯区 | 旭園 - 石内▲(石内上・石内北・石内東・石内南・五日市町石内) - 五日市 - 五日市駅前 - 五日市港 - 五日市中央 -海老園 -海老山町 - 海老山南 - 観音台 - 倉重 - 倉重町 - 河内▲(河内南・五日市町上河内・五日市町下河内・五日市町上小深川・五日市町下小深川) -五月が丘 - 新宮苑 - 城山 - 杉並台 - 隅の浜 - 千同 - 坪井 - 坪井町 - 藤垂園 - 利松 - 五日市町利松 -藤の木 - 三筋 -美鈴が丘▲(美鈴が丘西・美鈴が丘東・美鈴が丘緑・美鈴が丘南) - 皆賀▲(皆賀・五日市町昭和台・五日市町美鈴園・五日市町皆賀) - 美の里 - 三宅 - 三宅町 -薬師が丘 - 屋代 - 屋代町 - 八幡▲(八幡・八幡が丘・八幡東・五日市町口和田・五日市町高井・五日市町寺田・五日市町中地・五日市町保井田) -湯来町下 - 湯来町白砂 - 湯来町菅沢 - 湯来町多田 - 湯来町葛原 - 湯来町伏谷 - 湯来町麦谷 - 湯来町和田 - 吉見園 -楽々園 |
| 関連項目 | |
▲は広域な地域名または別名。ニュータウン及び新興住宅地の通称は、日本のニュータウン#広島市を参照。 | |