奉州(ほうしゅう)は、中国にかつて存在した州。唐代に現在の四川省理県一帯に設置された。
640年(開元28年)、唐により維州の定廉県が分割されて奉州が置かれた。742年(天宝元年)、奉州は雲山郡と改称された。749年(天宝8載)、郡治が天保軍に移されて、雲山郡は天保郡と改められた。758年(乾元元年)、天保郡は保州と改称された。保州は剣南道に属し、定廉・帰順・雲山・安居の4県を管轄した。763年(広徳元年)、保州は吐蕃に占領された[1][2]。