奈良市(ならし)は、奈良県の北部に位置する市。奈良県の県庁所在地および人口が最多の市であり、中核市に指定されている。
奈良時代に都が置かれたことから古都と呼ばれる。また、京都に対して南都とも呼ばれた[4]。
奈良市は、奈良県北部の奈良盆地北端にある。市街地の標高は約60mである[5]。市東部は大和高原の一部をなし、標高300mから600m級の高地が続く。市街の北は古代に平城山(ならやま)と呼ばれた丘陵地帯で京都府と接している。平城山を越えて山城と通じる奈良坂は古くからの重要交通路の一つである。奈良時代には平城京が所在しており、かつては日本の首都であった。そのため、平城宮や東大寺といった古都奈良の文化財(世界文化遺産)や国の重要文化財を多数擁する。
市域は東西に広く、(1)東部の山間地、(2)文化財を多数抱え国際観光文化都市としての顔を持つ中東部の中心市街地、(3)大阪の衛星都市・ベッドタウンとしての性格を持ち住宅地として開発が行われてきた西部と、複数の顔を持ち、同じ市内でありながら地域の雰囲気、住民の指向は違いを見せる。市としては大阪都市圏に含まれ、大阪市に通勤・通学するいわゆる「奈良府民」が多い。そのため、県庁所在地でありながら、昼夜間人口比率が100を下回っている状態にある[6]。
古くは、今の奈良市域を添(そほり)と称した。市街地が広がる一帯は平坦な地形で、この均(なら)したような地形が「奈良」の都市名の由来となったのではないかとする説が有力である。
現在の漢字表記は「奈良」だが、古文書などの中では「那羅」「寧楽」「平城」とも表記されている。
奈良市中心部周辺の空中写真。
2008年5月15日撮影の25枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)(現・地図・空中写真閲覧サービス)の空中写真を基に作成。瀬戸内海式気候と内陸性気候を併せ持つ。市街は盆地に位置するため、夏と冬、そして1日の気温差が大きい。同じく盆地の京都から約40km南に位置するものの標高が高く(京都地方気象台:標高41m、奈良地方気象台:標高102m)、冬季の気温は京都より低い。
| 奈良市(奈良地方気象台)の気候 |
|---|
| 月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
|---|
| 最高気温記録°C (°F) | 18.9 (66) | 23.9 (75) | 26.4 (79.5) | 30.5 (86.9) | 33.6 (92.5) | 36.5 (97.7) | 38.1 (100.6) | 39.3 (102.7) | 36.9 (98.4) | 32.0 (89.6) | 27.5 (81.5) | 24.9 (76.8) | 39.3 (102.7) |
|---|
| 平均最高気温°C (°F) | 9.0 (48.2) | 10.0 (50) | 14.0 (57.2) | 20.0 (68) | 24.7 (76.5) | 27.4 (81.3) | 31.3 (88.3) | 33.0 (91.4) | 28.5 (83.3) | 22.6 (72.7) | 16.8 (62.2) | 11.4 (52.5) | 20.7 (69.3) |
|---|
| 日平均気温°C (°F) | 4.2 (39.6) | 4.7 (40.5) | 8.0 (46.4) | 13.5 (56.3) | 18.5 (65.3) | 22.2 (72) | 26.2 (79.2) | 27.3 (81.1) | 23.2 (73.8) | 17.2 (63) | 11.4 (52.5) | 6.4 (43.5) | 15.2 (59.4) |
|---|
| 平均最低気温°C (°F) | 0.1 (32.2) | 0.1 (32.2) | 2.7 (36.9) | 7.7 (45.9) | 13.0 (55.4) | 17.9 (64.2) | 22.2 (72) | 23.0 (73.4) | 19.1 (66.4) | 12.8 (55) | 6.8 (44.2) | 2.2 (36) | 10.6 (51.1) |
|---|
| 最低気温記録°C (°F) | −7.0 (19.4) | −7.8 (18) | −5.0 (23) | −2.4 (27.7) | 1.4 (34.5) | 7.3 (45.1) | 12.2 (54) | 12.8 (55) | 7.7 (45.9) | 2.3 (36.1) | −2.6 (27.3) | −6.6 (20.1) | −7.8 (18) |
|---|
| 降水量 mm (inch) | 52.4 (2.063) | 63.1 (2.484) | 105.1 (4.138) | 98.9 (3.894) | 138.5 (5.453) | 184.1 (7.248) | 173.5 (6.831) | 127.9 (5.035) | 159.0 (6.26) | 134.7 (5.303) | 71.2 (2.803) | 56.8 (2.236) | 1,365.1 (53.744) |
|---|
| 降雪量 cm (inch) | 1 (0.4) | 3 (1.2) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 5 (2) |
|---|
| 平均降水日数(≥0.5mm) | 7.6 | 8.2 | 11.2 | 10.6 | 10.8 | 13.0 | 12.2 | 9.0 | 11.4 | 10.1 | 8.1 | 7.9 | 120.1 |
|---|
| 平均降雪日数(≥0cm) | 11.5 | 11.8 | 4.7 | 0.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.1 | 5.5 | 33.9 |
|---|
| % 湿度 | 70 | 69 | 67 | 65 | 68 | 75 | 76 | 73 | 76 | 77 | 76 | 73 | 72 |
|---|
| 平均月間日照時間 | 115.2 | 116.8 | 156.4 | 179.0 | 189.5 | 136.6 | 158.8 | 204.4 | 152.8 | 152.1 | 135.1 | 124.4 | 1,821.1 |
|---|
| 出典:気象庁(平均値:1991年 - 2020年、気温極値:1953年 - 現在)[7][8] |
| 針(1991年 - 2020年)の気候 |
|---|
| 月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
|---|
| 最高気温記録°C (°F) | 16.1 (61) | 18.3 (64.9) | 24.3 (75.7) | 27.4 (81.3) | 30.8 (87.4) | 34.2 (93.6) | 35.7 (96.3) | 36.0 (96.8) | 34.2 (93.6) | 29.4 (84.9) | 24.4 (75.9) | 22.2 (72) | 36.0 (96.8) |
|---|
| 平均最高気温°C (°F) | 5.4 (41.7) | 6.4 (43.5) | 10.7 (51.3) | 16.7 (62.1) | 21.7 (71.1) | 24.5 (76.1) | 28.4 (83.1) | 29.9 (85.8) | 25.6 (78.1) | 19.7 (67.5) | 14.0 (57.2) | 8.2 (46.8) | 17.6 (63.7) |
|---|
| 日平均気温°C (°F) | 1.3 (34.3) | 1.7 (35.1) | 5.1 (41.2) | 10.6 (51.1) | 15.7 (60.3) | 19.5 (67.1) | 23.5 (74.3) | 24.3 (75.7) | 20.4 (68.7) | 14.4 (57.9) | 8.6 (47.5) | 3.5 (38.3) | 12.4 (54.3) |
|---|
| 平均最低気温°C (°F) | −2.6 (27.3) | −2.7 (27.1) | −0.3 (31.5) | 4.4 (39.9) | 10.0 (50) | 15.3 (59.5) | 19.7 (67.5) | 20.1 (68.2) | 16.2 (61.2) | 9.7 (49.5) | 3.5 (38.3) | −0.8 (30.6) | 7.7 (45.9) |
|---|
| 最低気温記録°C (°F) | −11.8 (10.8) | −12.2 (10) | −7.9 (17.8) | −5.8 (21.6) | −0.8 (30.6) | 3.7 (38.7) | 10.6 (51.1) | 10.6 (51.1) | 4.0 (39.2) | −2.0 (28.4) | −5.9 (21.4) | −8.9 (16) | −12.2 (10) |
|---|
| 降水量 mm (inch) | 61.8 (2.433) | 67.2 (2.646) | 116.0 (4.567) | 110.6 (4.354) | 149.6 (5.89) | 208.6 (8.213) | 209.7 (8.256) | 143.1 (5.634) | 189.5 (7.461) | 163.9 (6.453) | 85.8 (3.378) | 62.9 (2.476) | 1,566.3 (61.665) |
|---|
| 平均降水日数(≥1.0 mm) | 8.4 | 8.7 | 11.5 | 10.5 | 10.9 | 13.2 | 12.5 | 9.5 | 11.3 | 10.4 | 8.5 | 8.3 | 123.7 |
|---|
| 平均月間日照時間 | 103.9 | 111.3 | 149.0 | 178.6 | 192.1 | 139.6 | 165.4 | 197.1 | 141.2 | 147.3 | 137.4 | 121.0 | 1,783.2 |
|---|
| 出典1:Japan Meteorological Agency |
| 出典2:気象庁[9] |
なお、天気予報の発表区分および気象警報などの発表区分は「奈良県全域 > 奈良県北部 > 奈良県北西部 > 奈良市」となっていたが、後者は2025年(令和7年)3月13日の13時より「奈良市西部」「奈良市東部」に分割された[10])。後者における2つ以上の発表区分を持つ市町村は奈良県内では五條市に続いて2つ目。
平城京の復元模型(奈良市役所の展示物)
東大寺
薬師寺
興福寺
芳徳寺(柳生一族墓所)
氷室神社※市制施行以前の市域の歴史については、奈良も参照
奈良市街地の西にはウワナベ古墳など5世紀の巨大古墳が築かれ、佐紀盾列古墳群を形成している。『和名抄』に見える大和国添上郡山村郷、楊生郷、八島郷、大岡郷、春日郷及び添下郡佐紀郷、鳥貝郷の地であった。
現在の市域周辺が日本史の舞台に登場するのは、710年に都が藤原京から平城京に遷ってからのことである。その後、何度か短期間の遷都があったものの長岡京に遷る784年まで、この地が日本の中心となっていた。長岡京への遷都後も、東大寺や薬師寺、興福寺などの仏教寺院勢力がこの地域に残り、南都と呼ばれた。
中世になってからも、興福寺が大和守護職に任じられるなど広大な荘園を有する仏教寺院勢力は依然として影響力を保持していた。むしろ大寺院の勢力は戦乱の時代においてこそ影響力が大きく、そのために何度か戦火に見舞われた。2度の大仏焼失事件(南都焼討と東大寺大仏殿の戦い)などはその象徴的な出来事といえる。しかし、室町時代から戦国時代にかけて、他国および近在の所領も含めて在地の大和武士団が実効的な支配を行うようになったために大寺院の勢力は衰えた。
17世紀初頭の奈良町絵図江戸時代には江戸幕府の奈良奉行が設置されて天領として徳川家の直接支配地になった。江戸時代の寺町の雰囲気を残すのが奈良町(ならまち)である。また、現在の市域の南部は伊勢国の津藩の飛び地(古市町付近が藤堂家の領地)であった。同じく奈良市域の北東部は柳生藩の領地となっていた。
太平洋戦争中は同じ宗教都市である京都市と共に大規模な空襲は受けなかったため、21世紀の令和現在も多くの文化遺産が残されている。
- 明治
- 大正
- 昭和(戦前)
奈良觀光市街地圖、1936年(昭和11年)- 昭和(戦後)
- 平成
- 令和
明治 22年 | 明治 29年 | 明治 31年 | 大正 12年 | 昭和 2年 | 昭和 15年 | 昭和 25年 | 昭和 26年 | 昭和 28年 | 昭和 30年 | 昭和 32年 | 昭和 43年 | 平成 3年 | 平成 17年 | 現在 |
|---|
| 奈良県 |
| 添上郡 | 奈良市 | 奈良市 | 奈良市 | 奈良市 | 奈良市 | 奈良市 | 奈良市 | 奈良市 |
| 奈良町 |
| 佐保村 |
| 添下郡 | 生駒郡 |
| 都跡村 |
| 添上郡 |
| 大安寺村 |
| 東市村 |
| 添下郡 | 生駒郡 |
| 伏見村 | 伏見町 |
| 富雄村 | 富雄町 |
| 添上郡 |
| 帯解村 | 帯解町 |
| 明治村 |
| 五ヶ谷村 |
| 辰市村 |
| 平和村 |
| 田原村 |
| 大柳生村 |
| 柳生村 |
| 東里村 |
| 狭川村 |
| 月瀬村 | 月ヶ瀬村 |
| 山辺郡 |
| 針ヶ別所村 | 都祁村* | 都祁村* |
| 都介野村 |
- 都祁村は平成3年に改称(平成3年までは「祁」の示偏が「示」、平成3年以降は示偏が「ネ」)
1889年(明治22年)町村制施行により奈良町が発足、役場が東寺林町の柳生藩邸跡に置かれた[15]。市制施行以降も1977年(昭和52年)まで同地に庁舎があった。同年2月11日に二条大路南1丁目の現庁舎へ移転した[16]。奈良市では市役所を「奈良市庁」と称する。
- 奈良市企業局(奈良市法華寺町264番地1) 市内の上下水道を担う。
- 奈良市消防局(八条五丁目404番地の1、南消防署と同居)
- 中央消防署(西木辻町43番地の1)
- 南消防署(八条五丁目404番地の1)
- 西消防署(鶴舞西町1番19号)
- 北消防署(右京2丁目1番地の1) 令和2年11月1日より、先端屈折式30m級はしご付消防自動車を京都府の相楽中部消防組合と共同運用している。
- 東消防署(針町647番地の1)
- 消防音楽隊
- 奈良市消防団
- 女性消防クラブ
- ジュニア消防クラブ
- 市立奈良病院(東紀寺町1丁目50-1) 旧国立奈良病院。公益社団法人地域医療振興協会が以下の診療所とともに指定管理者として管理を行う。
- 奈良市立柳生診療所(邑地町2786-1)
- 奈良市立田原診療所(横田町336-1)
- 奈良市立月ヶ瀬診療所(月ヶ瀬尾山2790)
- 奈良市立都祁診療所(都祁白石町1084)
- 奈良市立興東診療所(大柳生町4254番地)
- 奈良市立看護専門学校(紀寺町371番地2) 市立私立奈良病院には隣接せず、徒歩5分程の場所に位置している。地域医療振興協会が教育業務を受託
- 奈良県第1区
- 選挙区:奈良1区(奈良市(旧都祁村域を除く)、生駒市)
- 投票日:2021年10月31日
- 当日有権者数:395,066人
- 投票率:61.30%
- 奈良県第2区
- 姉妹都市
- その他
全国門前町サミット - 全国の神社仏閣を中心に発展してきた門前町を有する自治体・観光協会・商業関係者などが集まり地域活性、街作り推進のため開催する会議。
奈良市は県庁所在地であるため国の機関や各種金融機関、大企業の支店が集積し、多くは近鉄奈良駅や新大宮駅の周辺に集中している。奈良市に本社を置く企業には南都銀行や、県内でバス事業を展開する奈良交通などがある。また、奈良県一円に鉄道網や百貨店、不動産などの関連事業を展開する近畿日本鉄道(近鉄)及び近鉄グループも奈良市の経済に大きな影響力を持ち、グループ企業である奈良交通とともに観光産業と密接な関係を持っている。
年間観光客数は約1400万人に及ぶが、近年の奈良観光は修学旅行を含め、近隣の大阪市や京都市の宿泊先から日帰りで行われることが多いため、国内有数の観光地でありながら宿泊施設は部屋数・稼働率とも全国的にみて低い。
大規模商業施設はならファミリー(近鉄百貨店)、パラディ、ミ・ナーラがあり、高の原駅前、学研奈良登美ヶ丘駅前ではイオンモールが営業している。また、大和郡山市には、奈良市との市境に接する形で営業しているショッピングモールが存在する。市内の商店街に東向商店街、もちいどのセンター街、小西さくら通り商店街などがある。飲食店などは近鉄奈良駅・JR奈良駅周辺、三条通り、新大宮駅周辺に多く、学園前や押熊の幹線道路沿いにも各種店舗が立地している。
筆・墨などの伝統地場産業が存続しているが、経済的な規模は大きくない。市内南部に大和ハウス工業や積水化学工業、スケーター、第一化工などハウスメーカーやプラスチック製品企業の大型工場が稼働している。
郊外住宅地の開発は戦前から行われていたが、1950年以降、学園前駅を中心とした平城宮跡以西の地域において、近鉄グループを中心とした民間企業主導の宅地開発が本格化した。1972年には市北端の平城山丘陵にて、日本住宅公団 が関西で初期に手掛けた大規模ニュータウンである平城・相楽ニュータウンへの入居が始まった。その後も市の郊外一円で宅地開発が進み、特に近鉄奈良線や近鉄けいはんな線 、近鉄京都線沿線は大阪市のベッドタウンとなっているため大阪市への通勤・通学者(いわゆる奈良府民)が多い。
2010年に開催された平城遷都1300年祭を機にJR奈良駅周辺連続立体交差事業が行われ、市内の景観は1988年のなら・シルクロード博覧会以降大きく変化した。同時期に平城宮跡第一次大極殿の復原、薬師寺や興福寺における伽藍復元などの文化財整備も行われた。その後も、2020年東京オリンピック、2025年大阪・関西万博、2037年に予定されるリニア中央新幹線全線開業などに伴う観光需要の増加を見込み、市内各地で宿泊施設の整備が進んでいる。
奈良地方裁判所2000年の国勢調査で37万4944人を記録して以降は減少傾向となっている。
 |
| 奈良市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 奈良市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 奈良市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
奈良市(に相当する地域)の人口の推移
| 1970年(昭和45年) | 215,642人 | | | 1975年(昭和50年) | 265,040人 | | | 1980年(昭和55年) | 305,614人 | | | 1985年(昭和60年) | 335,468人 | | | 1990年(平成2年) | 357,178人 | | | 1995年(平成7年) | 368,039人 | | | 2000年(平成12年) | 374,944人 | | | 2005年(平成17年) | 370,102人 | | | 2010年(平成22年) | 366,591人 | | | 2015年(平成27年) | 360,310人 | | | 2020年(令和2年) | 354,630人 | |
|
| 総務省統計局国勢調査より |

- データ出典 奈良県統計課の調査による各年10月1日の人口。2005年に月ヶ瀬村と都祁村を編入し市域が拡大した。
奈良女子大学旧本館- 国立
- (国立大学法人奈良国立大学機構が以下の二校を設置)
- 県立
- 私立
- 県立
- 市立
- その他公立
- 私立
- 廃校・統合(平成以降のみ)
- 国立
- 県立
- 市立
- 私立
- 国立
- 市立
- 私立
- 奈良市の電話番号の市外局番は奈良第1MAである「0742」で、都祁地区および月ヶ瀬地区は奈良第2MAである「0743」を使用しているが、奈良第1MAと奈良第2MAは同一市内扱いとなっているため、市内料金が適用される。旧奈良市域は1982年に市外局番が統一された。
- 上記のほかの奈良第2MAの地域は、大和郡山市、天理市、生駒市、山添村および京都府相楽郡の笠置町と南山城村、大阪府四條畷市田原台地区であり、奈良第2MAからは市外局番なしで通話可能、また奈良第1MAからも市外局番が必要であるが市内料金で通話できる。
以上は集配局※奈良市内の郵便番号は以下の通り。
- 「630-80xx」「630-81xx」「630-82xx」「630-83xx」「630-84xx」=奈良市中心部・青山・尼ヶ辻・西の京・神殿・古市・帯解地区など。奈良中央局の集配担当。
- 「631-00xx」「631-08xx」=西大寺・あやめ池・学園前・富雄・登美ヶ丘・高の原地区など。奈良西局の集配担当。
- 「630-11xx」=須川・狭川地区など。須川局の集配担当。
- 「630-12xx」=柳生地区など。柳生局の集配担当。
- 「630-21xx」=水間・田原地区など。茗荷局の集配担当。
- 「630-23xx」=旧添上郡月ヶ瀬村域。波多野局(山添村)の集配担当。
- 「632-01xx」=旧山辺郡都祁村域、おおむね名阪国道より北側の地域。針ケ別所局の集配担当。
- 「632-02xx」=旧都祁村域、おおむね名阪国道より南側の地域。染田局(宇陀市)の集配担当。
近鉄奈良駅
JR奈良駅
若草山・東大寺を背景に平城宮跡を通る近鉄特急鉄道では、JR西日本が収める地域は少なく、西部の住宅地の通勤需要は専ら近鉄が担っている。市内の道路は交通量に比べて狭い道路が数多く見られ、休日には慢性的に渋滞が発生する。 47都道府県庁所在都市で唯一高速自動車国道がないが、一般有料道路(第二阪奈道路)で大阪都心部に接続する。また、長年ルート策定が難航していた市内を通る京奈和自動車道(一般国道24号バイパス)の工事が2019年に着手された。
- JTB時刻表によると、中心駅はJR奈良駅とされているが、近鉄奈良駅の方が奈良公園などの主要な観光地に近く、乗降人員も近鉄奈良駅の方が多い。両駅は直線距離で約900m離れている。
- 市役所の最寄駅:新大宮駅
- 近畿地方の都道府県庁所在地では津市とともに路面電車が一度も存在しなかった都市である。ただし、かつて近鉄奈良線は油阪駅(現在は廃止)から近鉄奈良駅までの800mが併用軌道だった。
上記に加えて、木津駅(京都府木津川市)を終点とする奈良線も同駅へ乗り入れる全列車が関西本線を経由して奈良駅へ乗り入れる。
※通常ダイヤにおいて、特急などの乗車券の他に別料金が必要な優等列車が走っていない。特に奈良県はJRの鉄道路線がある46都道府県で「JRの特急列車(旅客列車/定期列車)が1本も走らない」唯一の都道府県[注釈 2]でもあり、さらに2006年3月18日のダイヤ改正で急行「かすが」が廃止されると同じく46都道府県で「JRの優等列車(同上)が1本も走らない」唯一の都道府県となったが[注釈 3][注釈 4]、2024年3月より平日限定で特急「らくラクやまと」が運転を開始したことにより、18年ぶりにJRの定期特急・急行列車が復活したほか[注釈 5]、民営化後では初のJR定期特急となった。また同じく急行「かすが」の廃止以降は奈良県内のJR線では気動車による旅客列車(定期列車)が1本も走っていない[注釈 6]。
近鉄特急が市内から大阪、京都、橿原、伊勢志摩の各方面を結んでおり、特に東海道新幹線との連絡輸送を担う京都行きの特急は高頻度で運行されている。
奈良市内を通過する第二阪奈道路、名阪国道、事業中の京奈和自動車道はいずれも高速自動車国道ではなく一般国道自動車専用道路であり、奈良市内には47都道府県庁所在都市で唯一高速自動車国道が存在しない。周辺には西名阪自動車道の郡山ICと天理ICがある。
奈良市内の国道369号
奈良公園の鹿
唐招提寺金堂
西大寺本堂[17]
地獄谷石窟仏
平城宮朱雀門と若草山の山焼き(2009年1月24日)
春日大社万燈籠若草山山焼き(1月)- 大安寺光仁会(1月)
- 春日大社万燈籠 (2月、8月)
- 東大寺修二会(お水取り)(3月)
- 西大寺大茶盛式(4月)
- 平城遷都祭(4月)
- 薪御能(5月)
- 唐招提寺うちわまき(5月)
- 率川神社三枝祭-ゆり祭-(6月)
- 大安寺竹供養(6月)
- なら燈花会(8月)
- 大文字送り火(8月)
- バサラ祭り(8月)
- 芝能(9月)
- 采女祭(9月)
- 鹿の角きり(10月)
- 奈良市内旧村地域の秋祭り(10月)
- 10月10日前後に郊外部、10月17日前後に市街地部で布団太鼓(太鼓台)や地車などの練り歩きがある。
- 正倉院展
- 正倉院展の開催時には奈良市及びその周辺の多くの寺社が秘仏の特別開扉や特別展示などを行う。
- 奈良マラソン(12月)
- 春日若宮おん祭(12月)
奈良国立博物館
旧奈良監獄(重要文化財)
奈良市総合観光案内所(旧駅舎)
奈良県立図書情報館
奈良市鴻ノ池陸上競技場- 閉館・閉園した施設
- サッカー
- バスケットボール
- バレーボール
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- ^この時点では興善院町、東ノ阪町、北御門町、今在家町、今小路町、手貝町、東包永町、東笹鉾町、中御門町、押上町、川久保町、登大路町、油留木町、南半田東町、北半田東町、紀寺町、福智院町、公納堂町、毘沙門町、鵲町、芝突抜町、中院町、鶴福院町、不審ヶ辻子町、納院町、築地ノ内町、川上突抜町、十輪院町、川之上町、十輪院畑町、薬師堂町、木辻町、三棟町、京終町、中辻町、脇戸町、高御門町、陰陽町、勝南院町、元興寺町、西新屋町、芝新屋町、下御門町、中新屋町、阿字万字町、北風呂町、馬場町、北室町、南城戸町、南中町、南風呂町、小太郎町、南袋町、南新町、鳴川町、瓦堂町、花園町、井上町、京終地方東側町、京終地方西側町、柳町、西寺林町、光明院町、餅飯殿町、西城戸町、小川町、南市町、東寺林町、今御門町、池之町、元林院町、樽井町、橋本町、東城戸町、椿井町、南魚屋町、寺町、奥子守町、北向町、高天町、漢国町、林小路町、角振町、角振新屋町、上三条町、下三条町、本子守町、今辻子町、油阪地方町、西之阪町、百万ヶ辻子町、高天市町、坂新屋町、奥芝町、北市町、菖蒲池町、東新在家町、西新在家町、西新在家号所、船橋町、坊屋敷町、宿院町、鍋屋町、大豆山町、南法蓮町、内侍原町、北小路町、南半田中町、半田横町、北半田西町、大豆山突抜町、北半田中町、北魚屋東町、多門町、西包永町、北袋町、西笹鉾町、北川端町、北魚屋西町、後藤町、押小路町、半田突抜町、西御門町、小西町、東向南町、東向中町、東向北町、花芝町、中筋町が存在。
- ^新幹線を除けば岩手県・栃木県・広島県もこれに該当する。2020年3月13日まで宮城県もこれに該当していた。
- ^新幹線を除けば岩手県・栃木県・広島県もこれに該当する。2020年3月13日まで宮城県もこれに該当していた。
- ^臨時列車を含めた場合は、特急「まほろば」が運行されているため、優等列車が走っている県になる。
- ^特急列車に限ると国鉄時代の1967年に廃止された「あすか」以来、約57年ぶりの復活となった。
- ^その他東京都・神奈川県・静岡県もこれに該当する。JRが全線電化されている愛知県・石川県・滋賀県・大阪府には気動車定期旅客列車が存在する
- ^閉館によって奈良市は2012年に全国で唯一の「映画館のない都道府県庁所在地」となったが[19]、同年に山口県の県庁所在地である山口市でも唯一の映画館「山口スカラ座」が閉館した[20][21]
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| 注: 順位は令和2年国勢調査時の市域人口による。 |
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