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大野拓弥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大野拓弥
福島6R優勝後(2023年7月23日)
基本情報
国籍日本の旗日本
出身地埼玉県越谷市[1][2]
生年月日 (1986-09-08)1986年9月8日(39歳)[1]
身長162cm[1]
体重46kg[1]
血液型B型[1]
騎手情報
所属団体JRA[1]
初免許年2005年[1]
免許区分平地[3]
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大野 拓弥(おおの たくや、1986年9月8日 - )は、日本中央競馬会(JRA)に所属する騎手

来歴

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(2015年9月)

父は馬主の大野裕[2]

小学校6年生のときに乗馬クラブに行き、乗馬を始めたことがきっかけで騎手を目指す[4][2]

2002年、21期生として競馬学校に入学。同期には小島太一鮫島良太塚田祥雄中村将之らがいる[5]。目標とする騎手は横山典弘騎手[4]。また、騎手のなかでは、比較的珍しい左利きである。ペンも箸も左手で持つ。

2005年に杉浦宏昭厩舎所属でデビュー。初騎乗は3月5日、中京第1競走でナンヨージルバに騎乗したが、スタート直後に落馬し競走中止[4]。3月13日に中山第4競走のフレンチクルーラーで初勝利[6]。この年は11勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞を受賞した。

重賞初騎乗は2006年4月23日、フローラステークスでミルキーウェイに騎乗し、18番人気で6着[7]

GI初騎乗は2007年5月20日、優駿牝馬でマイネルーチェに騎乗し、15番人気で6着[8]

2008年7月16日に所属をフリーに変更した。

2009年3月14日2回中京1日9Rサラ4歳以上500万下・レオプログレスで1着となりJRA通算100勝達成。

2010年5月8日、新潟競馬 3歳未勝利マシラに騎乗し、単勝33,150円、3連単6,711,890円で当時の新潟競馬史上最高払戻金となる[9]

2011年1月23日、小倉競馬 2歳未勝利ゴールドロジャーに騎乗、デビューから7年連続・JRA現役騎手最多となる9回目の単勝万馬券を記録し[10][11]、単勝万馬券男として週刊Gallop 7月10日号で「7年連続で単勝万馬券を出してる男、知ってる?」という表題で取り上げられる(9回の単勝万馬券はJRA現役騎手最多、7年連続は新記録)。

2011年12月10日、第47回中日新聞杯小倉競馬場)で11番人気のコスモファントムに騎乗、1着となり初の重賞競走勝利を挙げた[12]

2012年9月2日、第48回新潟記念新潟競馬場)で7番人気のトランスワープで優勝し、函館記念、新潟記念の2勝で2012サマー2000シリーズのチャンピオンとなる[12]。10月27日には新潟1Rをウインバーディで勝利しJRA通算200勝を達成。

2012年12月26日、日刊スポーツ新聞社制定、日本中央競馬会協賛の「中央競馬騎手年間ホープ賞」を受賞する。受賞理由は「トランスワープで重賞2勝をあげ、2012サマー2000シリーズチャンピオンに導いたこと、自身最多となる48勝を挙げトップジョッキーの仲間入りとなったこと、今年更なる飛躍が期待できること」などがあげられている。

2014年10月5日、第48回スプリンターズステークスで13番人気のスノードラゴンで優勝。GI10回目の挑戦で初勝利を挙げた[12]。12月、香港スプリントに同馬で海外初騎乗(8着)[13]

2015年8月2日、新潟6Rをボーアムルーズで勝利し、JRA通算300勝を達成。

2017年8月26日、新潟1Rをスターフィールドで勝利し、JRA通算400勝を達成[14]

2019年1月27日、東京8Rでハルクンノテソーロに騎乗し勝利。JRA通算500勝を達成[15][16][17]

2021年4月11日、この日は中山2R、3R、6Rと勝利し迎えた9Rでアカノニジュウイチで1着となり、1日で一気に4勝を挙げ史上78人目、現役32人目となるJRA通算600勝を達成した[18][19]

2022年6月から短期免許を取得しておよそ3ヶ月の予定でフランスに遠征[20][21]。6月12日にはシャンティイで開業している清水裕夫厩舎の管理馬・ザビッグショートで、フランスでの初騎乗・初勝利を果たしている[20]

同年6月19日にはディアヌ賞(日本ではオークスに相当)で、同じく清水裕夫厩舎の管理馬・フォールインラブに騎乗[22]。「いい馬だが、G1を走るレベルではない」と酷評する欧州メディアもあった中、単勝108倍、18頭中(内1頭は出走取消)15番人気という低評価ながら、15番枠からゆっくりとスタートし後方内々から進め、直線、馬群をさばいて5着に入る大健闘を見せた[23][24]。8月18日にはディエップ競馬場の一般レース(2R=芝1800メートル)でライジングブラストに騎乗し、現地での2勝目[25]を挙げ、フランスの通算成績は20戦2勝(2着2回、3着2回)となった[26][27]

2024年3月23日、中山9RブラッドストーンSで、1番人気のシアージストに騎乗し勝利。1万2774戦目で史上67人目、現役28人目となるJRA通算700勝を達成した[28]

主な騎乗馬

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太字はGIおよび統一GI

騎乗成績

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年度1着2着3着騎乗数勝率連対率複勝率表彰
2005年111615310.035.087.135
2006年313236576.054.109.172
2007年283638633.044.101.161
2008年233339578.040.097.164
2009年172228571.030.068.117
2010年142135484.029.072.145
2011年343036660.052.097.152
2012年485661778.062.134.212中央競馬騎手年間ホープ賞[44]
2013年375957782.047.123.196フェアプレー賞(関東)
2014年404236708.056.116.167フェアプレー賞(関東)
2015年295358745.039.110.188
2016年525955849.061.131.196フェアプレー賞(関東)
2017年566269828.068.143.226
2018年757378871.086.170.259
2019年515683785.065.136.242フェアプレー賞(関東)
2020年356067707.050.134.229フェアプレー賞(関東)
2021年534460678.078.143.232
2022年252028507.049.089.144
2023年313842587.053.118.189
2024年10711138.072.123.203
通算70081993212776.055.119.192
  • JRA公式/騎手名鑑[3]、2024年3月23日現在
日付競馬場・開催競走名馬名頭数人気着順
初騎乗2005年3月5日1回中京1日目1R3歳未勝利ナンヨージルバ15頭7中止
初勝利2005年3月13日2回中山6日目4R3歳未勝利フレンチクルーラー16頭21着
重賞初騎乗2006年4月23日2回東京2日目11Rフローラステークスミルキーウェイ18頭186着
重賞初勝利2011年12月10日5回小倉5日目11R中日新聞杯コスモファントム15頭111着
GI初騎乗2007年5月20日3回東京2日目11R優駿牝馬マイネルーチェ18頭156着
GI初勝利2014年10月5日3回新潟8日目11RスプリンターズSスノードラゴン18頭131着

連載

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月刊誌競馬最強の法則トレセン最前線コーナー「大野拓弥騎手の今月のひと鞍」が2015年11月現在掲載中[45]

脚注

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  1. ^abcdefg大野拓弥(プロフィール)”. netkeiba.com. 2016年1月19日閲覧。
  2. ^abc大野裕オーナー、息子拓弥と夢見る重賞制覇 親子を直撃 - スポニチアネックス。2019年8月28日5時30分発信、同年同月31日閲覧。
  3. ^abJRA公式/騎手名鑑”. 2023年1月5日閲覧。
  4. ^abc大野拓弥騎手(4)『英才教育が成功!?“大野騎手”誕生のルーツとは』 - netkeiba.com、2016年2月2日閲覧
  5. ^卒業者名簿:競馬学校 JRA”. www.jra.go.jp. 2022年9月1日閲覧。
  6. ^2005年全成績 - 大野拓弥騎手オフィシャルサイト、2016年2月1日閲覧
  7. ^2006年1月成績 - 大野拓弥騎手オフィシャルサイト、2016年2月1日閲覧
  8. ^2007年1月成績 - 大野拓弥騎手オフィシャルサイト、2016年2月1日閲覧
  9. ^新潟競馬の史上最高払戻金額が更新される | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年9月1日閲覧。
  10. ^単勝万馬券・通算11回全記録 - 大野拓弥騎手オフィシャルサイト、2016年2月1日閲覧
  11. ^『優駿』2012年9月号、142頁。 
  12. ^abcGレース・記録の部屋 - 大野拓弥騎手オフィシャルサイト、2016年2月1日閲覧
  13. ^『優駿』2016年4月号、54頁。 
  14. ^大野拓弥騎手がJRA通算400勝達成”. netkeiba.com. 2017年9月1日閲覧。
  15. ^大野拓弥騎手、JRA通算500勝達成 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年9月1日閲覧。
  16. ^大野拓弥騎手、JRA通算500勝達成|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI”. ラジオNIKKEI. 2022年9月1日閲覧。
  17. ^【東京8R】大野拓弥がJRA通算500勝を達成 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年9月1日閲覧。
  18. ^大野拓弥騎手がJRA通算600勝「正直、きょう達成できるとは…」中山9Rアカノニジュウイチで制す:中日スポーツ・東京中日スポーツ”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. 2022年9月1日閲覧。
  19. ^1日4勝で一気に決めた!大野拓弥騎手がJRA通算600勝達成 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年9月1日閲覧。
  20. ^ab大野拓弥騎手がフランスで初騎乗初勝利 シャンティイを拠点に3ヶ月間遠征 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年6月13日閲覧。
  21. ^フランス遠征中の大野拓弥騎手がディエップ競馬場の一般レースで1着 約2カ月ぶりの2勝目 - 海外 | 競馬 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年9月1日閲覧。
  22. ^フランス初騎乗初勝利の大野拓弥が仏オークス騎乗へ!清水裕夫厩舎の良血馬フォールインラブ - 海外 | 競馬 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年9月1日閲覧。
  23. ^【仏オークス】大野騎乗フォールインラブ 末脚勝負で大健闘5着 英オークス3着ナシュワV - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年9月1日閲覧。
  24. ^【仏オークス】大野拓弥&フォールインラブ大健闘5着!ナシュワのホリー・ドイルが女性騎手初V - 海外 | 競馬 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年9月1日閲覧。
  25. ^フランス遠征中の大野が新潟最終週から国内復帰/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2022年9月1日閲覧。
  26. ^仏遠征中の大野 6月以来2勝目!ディエップ競馬場で勝利 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年9月1日閲覧。
  27. ^フランス遠征中の大野拓弥騎手が2勝目 30日の帰国から最終週の新潟参戦”. スポーツ報知 (2022年8月19日). 2022年9月1日閲覧。
  28. '^大野拓弥騎手がJRA通算700勝 高松宮記念は同馬主のシュバルツカイザーで参戦”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知 (2024-03-23JST17:45:00+0900 エラー: 日付が正しく記入されていません。(説明). 2024年3月24日閲覧。
  29. ^サウンドトゥルーが突き抜けGI・3勝目!/JBCクラシックnetkeiba.com、2017年11月3日閲覧
  30. ^第48回スプリンターズS(G1)”. netkeiba.com. 2016年2月23日閲覧。
  31. ^第47回中日新聞杯(G3)”. netkeiba.com. 2016年2月23日閲覧。
  32. ^第48回函館記念(G3)”. netkeiba.com. 2016年2月23日閲覧。
  33. ^第48回新潟記念(G3)”. netkeiba.com. 2016年2月23日閲覧。
  34. ^第47回小倉大賞典(G3)”. netkeiba.com. 2016年2月23日閲覧。
  35. ^第5回レパードステークス(G3)”. netkeiba.com. 2016年2月23日閲覧。
  36. ^第5回みやこステークス(G3)”. netkeiba.com. 2016年2月23日閲覧。
  37. ^第51回関東オークス【指定交(G2)”. netkeiba.com. 2016年2月23日閲覧。
  38. ^第5回JBCレディスクラシ(G1)”. netkeiba.com. 2016年2月23日閲覧。
  39. ^第19回TCK女王盃競走(G3)”. netkeiba.com. 2016年2月23日閲覧。
  40. ^アンタレスステークス|2019年4月14日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2022年9月1日閲覧。
  41. ^ダービー卿チャレンジ|2022年4月2日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2022年9月1日閲覧。
  42. ^オールパルフェ”. JBISサーチ. 2022年11月12日閲覧。
  43. ^アラタ”. JBISサーチ. 2024年11月10日閲覧。
  44. ^松田直樹 (2012年12月26日). “中央競馬騎手年間ホープ賞に大野拓弥”. 日刊スポーツ. 2015年10月2日閲覧。
  45. ^競馬最強の法則 KKベストセラーズ 124頁

関連項目

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