| 手続上存在した福岡県大野市については「大野城市」をご覧ください。 |
| 「豊後大野市」とは異なります。 |
| おおのし 大野市 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| |||||
| 国 | |||||
| 地方 | 中部地方(北陸地方) | ||||
| 都道府県 | 福井県 | ||||
| 市町村コード | 18205-2 | ||||
| 法人番号 | 6000020182052 | ||||
| 面積 | 872.43km2 | ||||
| 総人口 | 28,165人[編集] (推計人口、2025年10月1日) | ||||
| 人口密度 | 32.3人/km2 | ||||
| 隣接自治体 | 福井市、勝山市、今立郡池田町 石川県白山市 岐阜県:高山市、郡上市、関市、本巣市、揖斐郡揖斐川町 | ||||
| 市の木 | ブナ | ||||
| 市の花 | コブシ | ||||
| 他のシンボル | 鳥:ウグイス 魚:イトヨ | ||||
| 大野市役所 | |||||
| 市長 | 石山志保 | ||||
| 所在地 | 〒912-8666 福井県大野市天神町1番1号 北緯35度58分47秒東経136度29分15秒 / 北緯35.9797度 東経136.4875度 /35.9797; 136.4875座標:北緯35度58分47秒東経136度29分15秒 / 北緯35.9797度 東経136.4875度 /35.9797; 136.4875 | ||||
| 外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
| 特記事項 | 大野市の旧境界 (2005年11月7日合併前) ![]() 1. 大野市 2.旧:和泉村 | ||||
| ウィキプロジェクト | |||||
大野市(おおのし)は、福井県東部に位置する市(自治体)。奥越前の中心地で越前大野城の城下町として発展した都市である[1]。1954年(昭和29年)市制施行。

福井県内の市町の中では最大の広さを持ち県面積のおよそ5分の1を占める。市街地はかつての城下町の面影を強く残し、越前の小京都として知られる[注 1]。市のブランドキャッチコピーは「結の故郷(ゆいのくに)」で、生活や地域が結びつきながら、ゆっくりと営んできた大野を表したものである。
城下町としての町並みを残した観光地として知られ、天空の城である大野城趾や春分の日から大晦日の間に七間通(しちけんどおり)で開かれる七間朝市などが知られている。名水を活かした日本酒や越前そば、でっち羊羹などの名産もあるが、福井市内からの交通アクセス、とりわけ公共交通機関でのアクセスに難があり、宿泊施設も少ないため県内の他の観光地に比べ集客が伸び悩んでいる。
日本有数の豪雪地帯であり、特別豪雪地帯に指定されている。非常に積雪量が多く、九頭竜ダムなど大規模な人工湖も点在するが、その膨大な水量とは裏腹に名水と謳われる市街周辺の湧水や河川伏流水は道路などの消雪のためにも汲み上げられ、水不足が懸念されるといった皮肉な状況となるため、河川表流水を含めた総合的な水利用のあり方を模索している。


東部から南部にかけ両白山地が控える。最高地点は、越前三ノ峰(標高2,095m)で、福井県の最高地点でもあり岐阜・石川3県境付近の尾根は2,000メートルを超える。
真名川の下流に沿って開ける北西部の大野盆地は海抜200メートル前後。東部の九頭竜川を含め、秋には深い渓谷が紅葉で色づく。
| 大野(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
| 最高気温記録°C (°F) | 17.3 (63.1) | 19.0 (66.2) | 25.9 (78.6) | 29.8 (85.6) | 32.9 (91.2) | 35.1 (95.2) | 36.9 (98.4) | 36.6 (97.9) | 35.6 (96.1) | 30.1 (86.2) | 26.5 (79.7) | 22.0 (71.6) | 36.9 (98.4) |
| 平均最高気温°C (°F) | 4.8 (40.6) | 5.9 (42.6) | 10.8 (51.4) | 17.6 (63.7) | 22.8 (73) | 26.0 (78.8) | 29.4 (84.9) | 31.1 (88) | 27.1 (80.8) | 21.2 (70.2) | 14.9 (58.8) | 8.0 (46.4) | 18.3 (64.9) |
| 日平均気温°C (°F) | 1.1 (34) | 1.5 (34.7) | 5.5 (41.9) | 11.8 (53.2) | 17.4 (63.3) | 21.3 (70.3) | 25.1 (77.2) | 26.2 (79.2) | 22.1 (71.8) | 15.9 (60.6) | 9.7 (49.5) | 3.9 (39) | 13.4 (56.1) |
| 平均最低気温°C (°F) | −2.3 (27.9) | −2.6 (27.3) | 0.6 (33.1) | 6.1 (43) | 12.3 (54.1) | 17.3 (63.1) | 21.5 (70.7) | 22.3 (72.1) | 18.0 (64.4) | 11.2 (52.2) | 5.1 (41.2) | 0.4 (32.7) | 9.2 (48.6) |
| 最低気温記録°C (°F) | −15.8 (3.6) | −14.5 (5.9) | −10.1 (13.8) | −3.3 (26.1) | 1.2 (34.2) | 8.3 (46.9) | 13.4 (56.1) | 13.4 (56.1) | 6.5 (43.7) | −0.5 (31.1) | −3.3 (26.1) | −15.4 (4.3) | −15.8 (3.6) |
| 降水量 mm (inch) | 249.7 (9.831) | 163.2 (6.425) | 161.1 (6.343) | 142.6 (5.614) | 144.8 (5.701) | 168.3 (6.626) | 274.4 (10.803) | 183.9 (7.24) | 195.5 (7.697) | 151.9 (5.98) | 181.1 (7.13) | 274.1 (10.791) | 2,290.5 (90.177) |
| 降雪量 cm (inch) | 190 (74.8) | 139 (54.7) | 45 (17.7) | 2 (0.8) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 3 (1.2) | 89 (35) | 458 (180.3) |
| 平均降水日数(≥1.0 mm) | 21.5 | 17.0 | 15.5 | 12.8 | 11.6 | 11.5 | 13.4 | 9.9 | 11.7 | 11.7 | 15.2 | 20.7 | 172.4 |
| 平均月間日照時間 | 61.5 | 81.2 | 124.3 | 162.7 | 188.2 | 141.1 | 139.1 | 183.8 | 135.2 | 139.4 | 105.1 | 68.0 | 1,525.7 |
| 出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
| 出典2:気象庁[3] | |||||||||||||
| 大野市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 大野市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 大野市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
大野市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 総務省統計局国勢調査より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
以下の9市町に接している。
このうち高山市・関市・白山市とは一般車両が直接通行できる道路がない。また池田町・揖斐川町・本巣市と直接接続している道路は冬季通行止めとなり、郡上市との間で冬期の通行が可能なのは自動車専用道路のみとなっている。
天正3年(1575年)、織田信長より一向一揆討伐の命を受けて、金森長近が美濃から大野に進攻。一揆平定後、長近は大野盆地が見渡せる亀山に大野城を、その東麓に城下町を造り始めた。これが現在の大野市街地の起こりである。以後今日まで、大野市は奥越地方の中心地として栄えてきた。
豊臣秀吉より織田秀雄が大野郡5万石大野城主を任され大野宰相と称された。
山頂にそびえる天守と短冊状に区切られた町並み、中世から近世にかけて築かれた寺院が甍を連ねる寺町通り、城下町誕生のころから続くとされる七間朝市など、400年を超える歴史を彷彿とさせる景観を今も色濃く残していることから、「北陸の小京都」「越前の小京都」と呼ばれている[要出典]。江戸後期には藩をあげて蘭学研究がさかんで、司馬遼太郎は「日本における洋学の位置中心地であった」と記してる[4]。
市の出先行政窓口として大野市住民振興室(朝日25-5 大野市和泉地域交流センター内)がある。
大野市長石山志保 - 前大野市職員(元環境省職員)、2018年7月7日就任(2期目)、任期末2026年7月6日。
| 代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 初 | 斉藤重雄 | 1954年8月10日 | 1958年8月9日 | |
| 2-3 | 森廣治兵衛 | 1958年8月10日 | 1966年8月9日 | |
| 4-6 | 寺島利鏡 | 1966年8月10日 | 1978年6月3日 | 任期中死去 |
| 7-8 | 川崎泰彦 | 1978年7月23日 | 1986年7月14日 | |
| 9-10 | 山内武士 | 1986年7月15日 | 1994年7月6日 | |
| 11-13 | 天谷光治 | 1994年7月7日 | 2006年7月6日 | |
| 14-16 | 岡田高大 | 2006年7月7日 | 2018年7月6日 | |
| 17-18 | 石山志保 | 2018年7月7日 | 現職 |
※歴代市長[10]
いわゆる平成の大合併では、2005年11月7日に大野郡和泉村が編入している。和泉地区は市役所本庁舎から南東へ20キロメートル以上離れた高地にあることから本庁舎のみでの行政サービスが困難となっているため、旧村役場に和泉支所が設置された(のち庁舎の老朽化により、2021年に近隣に新築した公民館との複合施設へ移転し、地域文化課住民振興室へ組織変更)ほか、2015年3月31日まで地域審議会が設けられ、市建設計画の変更・執行など同地区に重大な影響のある事項が諮られてきた。最初は勝山市を含む2市1村での合併構想があった。
| 候補者名 | 当落 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 山岸猛夫 | 当 | 71 | 自由民主党 | 現 | 6,338票 |
| 兼井大 | 当 | 45 | 無所属 | 新 | 5,996票 |
| 山崎利昭 | 落 | 46 | 自由民主党 | 新 | 5,453票 |
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 重複 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 稲田朋美 | 62 | 自由民主党 | 前 | 136,171票 | ○ |
| 野田富久 | 74 | 立憲民主党 | 新 | 71,845票 | ○ |
警察署、学術・観光等の施設を除く。




2005年国勢調査、現市域分の合計
大野市は御清水に代表される名水の里であり、奥越は酒造好適米の五百万石の産地でもあるため、多数の酒蔵がある。
大野市の市外局番は全域0779(市内局番は60〜69、77〜89)。市内相互間及び北に隣接する勝山市への通話は市外局番不要。福井市美山地区への通話にも区域内通話料金が適用されていたが、2007年4月1日に07797から0776へ変更し隣接区域通話料金となった。
★令和8(2026)年度に阪谷・小山の2小学校を廃止予定

福井市中心部からのアクセスはハピラインふくい線と直通運転する西日本旅客鉄道の越美北線(九頭竜線)、えちぜん鉄道勝山永平寺線の勝山駅から京福バス勝山・大野線、京福バスの大野線(花山経由と新丁経由)があるが、いずれも本数が少ない。最も本数が多いのは京福バスの大野線で標準所要時分は約1時間であるが、通勤通学のラッシュ時に渋滞でしばしば遅延が発生する(特に平日および冬季)。
中心となる駅:越前大野駅
高速自動車国道は通っていない。福井市のE8北陸自動車道福井IC・福井北ICまたは隣県の岐阜県郡上市のE41東海北陸自動車道白鳥ICが最寄りとなる。




大野藩の人物も参照。
この項目は、日本の市区町村に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:日本の都道府県/PJ:日本の市町村)。 |