大分県(おおいたけん)は、日本の九州地方に位置する県。県庁所在地は大分市。
全国的に知名度が高い別府温泉や由布院温泉をはじめとする多くの温泉を有し、源泉数(4,445か所)、湧出量(279,253リットル/分)ともに日本一であり[6] 、「日本一のおんせん県おおいた」をキャッチフレーズに温泉をアピールしている[7]。
九重連山
豊予海峡(画像手前が大分側の関崎、左手奥が愛媛側の佐田岬)
由布院盆地(画像奥の山群は九重連山)山地の占める割合が大きく、西部には九重連山、南部には祖母山・傾山がそびえる。このうち九重連山の中岳は九州本土の最高峰である。平野部は北部の中津平野、中部の大分平野、南部の佐伯平野など限られた地域に分布している[8]。海岸部は、北部で瀬戸内海に面する。中部では豊後水道を挟んで四国地方に接しており、その最狭部の豊予海峡の幅は10キロメートルほどである。南部の日豊海岸にはリアス式海岸が発達しており、日豊海岸国定公園に指定された景観が楽しめる。
江戸時代に編纂された『豊後国志』(1803年)は最初の総合的地誌として名高い。
- 瀬戸内海国立公園、阿蘇くじゅう国立公園
- 耶馬日田英彦山国定公園、祖母傾国定公園、日豊海岸国定公園
- 国東半島県立自然公園、豊後水道県立自然公園、神角寺芹川県立自然公園、津江山系県立自然公園、祖母傾県立自然公園
瀬戸内海の西端に位置しており、気候区分上は瀬戸内海式気候から他の型への遷移域に当たる[9]。
気候の区分にはいくつかの考え方がある。
気象庁では、予警報細分区域を以下の4区域に分けている[10]。
- 北部(中津市・宇佐市・豊後高田市・国東市・姫島村) - 瀬戸内海式気候に属するが、冬季は関門海峡からの北西の季節風の影響を受け曇りの日が多い。
- 中部(杵築市・日出町・別府市・大分市・由布市・臼杵市・津久見市) - 北西部にある山地の影響で、冬季は北部や西部に比べて天気がよい。
- 西部(日田市・玖珠町・九重町・竹田市) - 内陸部に位置するため夏季は雷雨が多い。秋から初冬にかけて盆地で霧が発生する。
- 南部(豊後大野市・佐伯市) - 県内では最も温暖多雨で、夏季に大雨が降ることがある。冬季は晴天が多い。
降水量の年平均値、及び、降水日数の年変化の2つの観点から、以下の4区域に分ける考え方もある[9]。
- 瀬戸内型(I)(中津平野、国東半島及び別府市沿岸部) - 年間降水量が1,800ミリメートル (mm)以下。冬季は曇りがちで、しばしば積雪する。夏季には旱魃が起きやすい。
- 瀬戸内型(II)(大分市、大野川中流域、臼杵市) - 年間降水量が1,800mm以下。冬季の天候は比較的よい。
- 九州山地型(県西部から北西部にかけての内陸部) - 年間降水量が1,800mm以上。山岳地域では3,000mmを超える。梅雨期に豪雨が降りやすいが、夏季の台風による雨量は比較的少ない。冬季には降水日数が多く、しばしば積雪する。
- 南海型(津久見市以南の佐伯市、豊後大野市) - 年間降水量が1,800mm以上。山岳地域では3,000mmを超える。特に夏季は多雨で、台風による大雨が降りやすい。冬季は乾燥し晴天が続く。
大分県各地の平年値(統計期間:1971年 - 2000年、出典:気象庁・気象統計情報)平年値 (月単位) | 北部沿岸部 | 中部沿岸部 | 南部沿岸部 | 内陸部 |
|---|
| 中津 | 豊後高田 | 国東市 国見 | 国東市 武蔵 | 杵築 | 大分 | 佐伯 | 佐伯 蒲江 | 日田 | 玖珠 | 宇佐市 院内 | 由布市 湯布院 | 竹田 | 豊後大野市 犬飼 | 佐伯市 宇目 |
|---|
平均 気温 (°C) | 最暖月 | 26.9 (8月) | 26.7 (8月) | 26.5 (8月) | | 25.9 (8月) | 26.8 (8月) | 26.6 (8月) | 26.6 (8月) | 26.7 (8月) | 25.2 (8月) | 25.6 (8月) | 24.0 (8月) | 25.0 (8月) | 26.0 (8月) | 24.9 (8月) |
|---|
| 最寒月 | 5.3 (1月) | 5.1 (1月) | 5.8 (1月) | | 3.7 (1月) | 6.0 (1月) | 6.4 (1月) | 7.3 (1月) | 3.8 (1月) | 2.4 (1月) | 3.9 (1月) | 2.1 (1月) | 3.9 (1月) | 4.2 (1月) | 3.5 (1月) |
|---|
降水量 (mm) | 最多月 | 296.9 (6月) | 278.2 (6月) | 283.0 (6月) | | 287.2 (6月) | 294.2 (6月) | 304.4 (9月) | 359.5 (6月) | 379.3 (6月) | 391.8 (6月) | 315.8 (6月) | 370.0 (6月) | 336.8 (7月) | 294.1 (7月) | 376.8 (8月) |
|---|
| 最少月 | 30.7 (12月) | 29.0 (12月) | 34.5 (12月) | | 30.0 (12月) | 28.1 (12月) | 33.9 (12月) | 39.7 (12月) | 48.0 (12月) | 43.1 (12月) | 35.2 (12月) | 35.3 (12月) | 27.5 (12月) | 27.0 (12月) | 31.7 (12月) |
|---|
大分県には、14市3郡3町1村を合わせて18市町村がある。現存するすべての町村名で、町は「まち」、村は「むら」と読む[注釈 2]。
2005年(平成17年)から2006年(平成18年)にかけて、いわゆる「平成の大合併」により別府市、津久見市、姫島村、日出町、九重町、玖珠町を除くすべての市町村が合併し、市町村の数は2004年(平成16年)12月31日までの58から、姫島村を除く東国東郡4町が合併して国東市が発足した2006年(平成18年)3月31日時点で、18へと大幅に減少した。これは九州で最も少なく、全国でも4番目に少ない[12]。なお、町の数(3町) および町村の数(4町村)は47都道府県で最も少ない[13]。
以下、6つの地域振興局の管轄ごとに市町村を記述する。
- 中部地域
- 東部地域
- 北部地域
- 西部地域
- 南部地域
- 豊肥地域
「平成の大合併」により消滅した郡町村。郡自体が消滅している場合は、郡名にリンクを付した。
大分市や別府市を中心とする一部地域では住民票などに記載される大字の住所と「組」を用いた通称の住所の二種類の表記を持つ場所が存在していた。更にこの「組」を用いた住所は大まかな場所しか表示されず、複数の世帯に同じ住所が割り当てられている場合もあった。この二重住所ルールは2025年から導入される全国統一の行政サービスシステム導入の障害になることや、マイナンバーカードでの本人確認を困難にすることから、住居表示変更の手続きが進められている[14][15]。
大野町(現豊後大野市)の代ノ払遺跡で1981年(昭和56年)に発掘されたナウマンゾウの牙などの化石が、鋭い刃物のようなもので切断されており、人と動物が遭遇したことを示していると推測された。このため、人々が住み始めたのは、3万7000年前であると考えられている[16]。
2001年(平成13年)5月には、大分市の横尾遺跡から約6,000年前から7,000年前(縄文時代早期)の加工された角柱状の材木(長さ3.4メートル、一辺18センチメートル)が出土した。この材木は日本最古の建築部材と考えられている[17]。
現在の大分県の県名は、古来国府が置かれていた大分郡(おおきたのこおり)に由来し「おおいた」という読みはイ音便の一種で、「おおきた」が転訛したものである。さらに、大分郡の名の由来については『豊後国風土記』では、景行天皇がこの地を訪れた際に「広大なる哉、この郡は。よろしく碩田国(おおきたのくに)と名づくべし」と感嘆して名づけ、これが後に「大分」と書かれたとされる。しかし大分平野は広大とは言えないため、実際には狭く入り組んだ地形に多くの田が造られている様子を形容した「多き田」が転じて「大分」になったとする説が近年の定説である[18][19]。
古代には県の全部と福岡県の東部は豊国と呼ばれ、7世紀末ごろに豊前国と豊後国に分けられた。律令制のもとで、豊前国及び豊後国はともに上国・遠国とされた。
鎌倉時代に大友氏が豊後国の守護となった。室町時代にも守護に任じられた大友氏は大友氏時が九州探題斯波氏経を高崎山城に迎え助力するも南朝の勢力に押され当初は苦戦した。南北朝の統一により勢力を弱めた南朝を制し守護大名そして戦国大名へと大友氏は発展していった。
大友氏は、戦国時代の21代当主大友義鎮(宗麟)の代に最盛期を迎えた。宗麟は九州6ヶ国の守護及び九州探題に任じられ、九州の大半を支配した。また、清やポルトガルなどとの交易を盛んに行い、府内(現在の大分市)などでは南蛮文化が花開いた。キリスト教を積極的に保護し、豊後国の信者は3万人を超えたとされる[20]。宗麟自身も晩年に洗礼を受けてキリシタン大名となった。
しかし、大友氏は1586年(天正14年)の島津氏の侵攻(豊薩合戦)などにより衰退し1593年(文禄2年)に22代当主の大友義統が改易されて、大友氏による統治は終焉を迎えた。
江戸時代、当県にあたる地域には中津、杵築、日出、府内(大分)、臼杵、佐伯、岡(竹田)、森(玖珠)の八藩が分立するとともに、日田には九州の幕府領を管轄する西国筋郡代の代官所が置かれ、各地には肥後、延岡、島原藩の飛び領も点在した。このため、大きな都市は形成されなかったものの、代わりに各地に特色ある文化が生まれた。各藩の城下町だった地域には、現在も武家屋敷などが残っている所が多い。
享和3年(1803年)に完成した地誌『豊後国志』は国東郡、速見郡、大分郡、海部郡、大野郡、直入郡、玖珠郡、日田郡の8郡について、古代から近世までの歴史・地理を簡明に記載する。
1931年には、宇佐郡、下毛郡、東国東郡、西国東郡、日田郡、玖珠郡、速見郡、大分郡、直入郡、大野郡、北海部郡、南海部郡がある。大分駅から豊後森駅まで鉄道が開通している。大分県の総人口は1,074,257人(2025年10月1日現在)で、47都道府県中石川県に次ぐ第33位である。また、沖縄県を除く九州7県では第5位に位置する。県庁所在地の大分市に総人口の42.7%が集中している。
大分県市町村人口増減率分布図(2005年度と2010年度国勢調査から算出)| 増加 2.5 - 4.99 % 0.0 - 2.49 % | 減少 0.0 - 2.5 % 2.5 - 5.0 % 5.0 - 7.5 % 7.5 - 10.0 % |
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| 大分県と全国の年齢別人口分布(2005年) | 大分県の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 大分県 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
大分県(に相当する地域)の人口の推移
| 1970年(昭和45年) | 1,155,566人 | | | 1975年(昭和50年) | 1,190,314人 | | | 1980年(昭和55年) | 1,228,913人 | | | 1985年(昭和60年) | 1,250,214人 | | | 1990年(平成2年) | 1,236,942人 | | | 1995年(平成7年) | 1,231,306人 | | | 2000年(平成12年) | 1,221,140人 | | | 2005年(平成17年) | 1,209,571人 | | | 2010年(平成22年) | 1,196,529人 | | | 2015年(平成27年) | 1,166,338人 | | | 2020年(令和2年) | 1,123,852人 | |
|
| 総務省統計局国勢調査より |
| 現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
- 市町村別人口(推計人口、2025年10月1日現在)
| 順位 | 市町村 | 人口(人) | 自治体種別 | 備考 |
|---|
| 1 | 大分市 | 468,938 | 市 | 中核市 |
| 2 | 別府市 | 111,388 | 市 | 国際観光文化都市 |
| 3 | 中津市 | 80,353 | 市 | |
| 4 | 佐伯市 | 60,497 | 市 | |
| 5 | 日田市 | 57,971 | 市 | |
| 6 | 宇佐市 | 48,969 | 市 | |
| 7 | 臼杵市 | 32,726 | 市 | |
| 8 | 由布市 | 32,223 | 市 | |
| 9 | 豊後大野市 | 30,251 | 市 | |
| 10 | 日出町 | 27,005 | 町 | |
| 11 | 杵築市 | 25,420 | 市 | |
| 12 | 国東市 | 23,650 | 市 | |
| 13 | 豊後高田市 | 21,205 | 市 | |
| 14 | 竹田市 | 17,906 | 市 | |
| 15 | 津久見市 | 13,919 | 市 | |
| 16 | 玖珠町 | 12,864 | 町 | |
| 17 | 九重町 | 7,504 | 町 | |
| 18 | 姫島村 | 1,468 | 村 | |
大分県庁舎新館- 初代細田徳寿(1947年4月12日~1955年4月27日、2期)
- 2代木下郁(1955年4月28日~1971年4月27日、4期)
- 3代立木勝(1971年4月28日~1979年4月27日、2期)
- 4代平松守彦(1979年4月28日~2003年4月27日、6期)
- 5代広瀬勝貞(2003年4月28日~2023年4月27日、5期)
- 6代佐藤樹一郎 (2023年4月28日~)
- 小児救急電話相談事業
- 小児救急の電話相談「小児救急電話相談事業」の夜間受付を翌朝8時半まで受け付けている。これは同事業を実施している31都道府県の内、大阪府と並んで最も遅い時間である(2006年(平成18年)7月11日現在)。
衆議院の小選挙区は、第1区、第2区、第3区の3区。参議院の選挙区は、全県で1区の大分県選挙区(一人区)を構成。
2014年度の県内総生産は4兆1426億円である[26]。これは世界の過半数の国の国内総生産 (GDP) よりも規模が大きい[27]。県内総生産の内訳は、第一次産業 910億円(2.2%)、第二次産業 1兆1974億円(28.9%)、第三次産業 2兆8154億円(68.0%)。一人当たり県民所得は258.3万円である[26]。
平松守彦が県知事時代に提唱した一村一品運動によって、各地で特産品を産み出す試みがなされている[28]。
農産物では、干し椎茸及びかぼすが生産量日本一で特産として知られる[29]。干し椎茸のうちでも特に、高級品として珍重される身が厚く表層に星型の亀裂が入る冬菇(どんこ)が名産[30]。野菜の産出額は、白ねぎ(39.0億円)、こねぎ(31.0億円)、トマト(28.0億円)、いちご(26.0億円)、果樹の生産額はナシ(30.4億円)、ブドウ(22.8億円)、ハウスみかん(16.6億円)、かぼす(11.3億円)の順である(2014年度)[31]。
水産業は中高級魚介類が中心で、そのため海面生産量が全国23位であるのに対して海面生産額が10位と高くなっている。豊後水道に面しているため、特に関あじ、関さば、城下かれい、大分ふぐ[32][33]はブランド魚として知られる。リアス式海岸を有する県南部では養殖も盛んであり、ブリ(15,668トン、全国2位)、カンパチ(3,488トン、全国3位)、クロマグロ(1,656トン、全国3位)、ヒラメ(660トン、全国2位)などが生産されている[31]。
畜産では久住高原をはじめとする地域で酪農が行われており、時期によっては放牧されている様を高速道路からでも見ることができる。牛乳及びその加工品も流通している。ブランド牛として豊後牛がある。
高度成長期に大分市が新産業都市の指定を受けて大分臨海工業地帯が形成された。また近年は、大分市や大分空港周辺に電子工業などの立地が進む一方、県北部では、隣接する福岡県東部とともに、自動車関連企業が集積している。このため、全国平均に比べ第二次産業の占める割合が高い[注釈 4]。
大分県の自然エネルギー自給率は、30.1%で全国の都道府県で最も高い[35]。八丁原発電所をはじめ3か所の商用地熱発電所が立地するなど、地熱利用が進んでおり、地熱発電の発電量が全国一であることが主な要因である。
- ジョイフル(大分市) - 持ち株会社、売上高県内13位
- オーシー(大分市) - 総合信販、売上高県内7位
- 大分カード(大分市) - クレジットカード、売上高県内21位
- ジェイリース(大分市) - 家賃債務保証、東証一部上場
- 臼杵運送(臼杵市) - 陸上運送、売上高県内30位
国東市、豊後高田市、姫島村を除く全自治体に鉄道が通っており、JR線4路線がある。私鉄や第三セクター鉄道は存在しないが、別府市に株式会社ラクテンチが運営するケーブルカー・別府ラクテンチケーブル線がある。また、九州地方で新幹線が通らない県は当県と宮崎県だけである。県内の普通列車の本数は別大都市圏を除いて毎時1本以下となっている。
過去の鉄道路線(廃線)
大分市を中心として別府市・中津市など県北部は大分交通(連結子会社含む)・亀の井バス、佐伯市・竹田市など県南部は大分バス(連結子会社含む)、日田市など県西部は日田バスが路線網を持っている。これらの会社は西日本鉄道と資本的関係がある。また、県外の事業者では、熊本県の九州産交バス(九州横断バスなど)、福岡県の西鉄バス(日田市周辺。以前は中津市にも)が路線を有している。
- 高規格幹線道路
- 大分自動車道、東九州自動車道(宇佐別府道路)
- 地域高規格道路
- 中津日田道路、大分空港道路(日出バイパス)、大分中央幹線道路、中九州横断道路
- 国道
- 国道10号、国道57号、国道197号、国道210号、国道211号、国道212号、国道213号、国道217号、国道326号、国道386号、国道387号、国道388号、国道442号、国道496号、国道500号、国道502号
- 県道
- 大分県の県道一覧を参照
県の北側から東側にかけては海に面しており、多くの港が設置されている。また、豊後水道を横断し九州と四国を結ぶ航路や、瀬戸内海を通り九州と本州を結ぶ航路が発着している。有人離島も県内には点在しており、定期船が行き来している。
中津市立中津市民病院 地域救命救急センター東部、中部、南部、豊肥、西部、北部の5つの二次医療圏が設定されている。
大分県内において三次救急医療を担う救命救急センターとしては、以下の5つがある[37]。
なお、南部医療圏と豊肥医療圏では、これらの機関への自動車での移動が時間を要するため、医療体制や交通網の整備が課題となっている。
- 学校教育以外の施設
- 新聞
- ラジオ局
NHK-FMの親局送信所は別府市の十文字原であるが、FM大分の親局およびOBSラジオのFM補完放送のメイン中継局は、大分市街地を挟んだ大分市の横江山に設置されている。
- テレビ局
デジタルテレビの親局送信所は、NHK-FMと同じ十文字原に設置されている。
大分県は、民放テレビ局3社のうちOBSとOABに出資している。OABは中継局が整備されていない地域があるが、その中にはケーブルテレビで再放送が行われている地域もある。また、全民放テレビ局で通常時終夜放送を実施している。九州・沖縄地方では鹿児島県・佐賀県に次いで3例目となる。
- ケーブルテレビ局
県の大半の地域では豊日方言に属する大分弁が話される。大分弁は東北海岸方言、南部海岸方言、西部方言、北部方言、南部方言の5つに区分され[40]、北部方言のうち旧中津市近辺の方言は中津弁、西部方言のうち日田市近辺の方言は日田弁と呼ばれる。中津弁は福岡県豊前方言である北九州弁との境界が曖昧であり、日田弁を含む西部方言は肥筑方言の影響が大きい。
- 郷土料理
- 経済産業大臣指定伝統的工芸品
- 別府竹細工(竹工品、1979年)
- 伝統工芸品
- 野球
- サッカー
- ラグビー
- バスケットボール
- フットサル
- 自転車ロードレース
- プロレス
- 過去に大分県で活動していたスポーツクラブ
- 愛媛オレンジバイキングス(バスケットボール)
- 2005-06~2015-16シーズンにかけて「大分ヒートデビルズ→大分・愛媛ヒートデビルズ(2015-16シーズンのみ。愛媛県とのダブルフランチャイズ制)」として大分県に拠点を置き、bjリーグに参加していた。
- 大分三好ヴァイセアドラー(バレーボール)
- V・プレミアリーグ及びV.LEAGUEに参戦していたが、2024年5月20日付けで休部となった。
名勝 別府の地獄血の池地獄
九重"夢"大吊橋(日本一長い人道吊橋)
名勝 耶馬溪
国宝 宇佐神宮
国宝・特別史跡 臼杵磨崖仏
重要文化財 熊野磨崖仏- ^ab海を挟んで隣接。
- ^なお、「平成の大合併」で消滅した町村のうち、香々地町(現豊後高田市)、国見町(現国東市)、庄内町、湯布院町(以上、現由布市)、蒲江町(現佐伯市)は「ちょう」、直川村(現佐伯市)は「そん」と読み、それ以外は、町は「まち」、村は「むら」と読んでいた[11]。
- ^その後、1896年(明治29年)3月29日に福岡県上毛郡高浜村大字小祝のうち山国川支流以東が下毛郡中津村に編入され、現在の県域となった[22]。
- ^国内総生産26.2%(2015年)[34] に対し、28.9%(2014年度)[26]。