| たきがわ ゆみ 多岐川 裕美 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 本名 | 大内 薫(おおうち かおる) | ||||
| 生年月日 | (1951-02-16)1951年2月16日(74歳) | ||||
| 出生地 | |||||
| 身長 | 160センチメートル[1] | ||||
| 血液型 | O型 | ||||
| 職業 | 俳優・歌手 | ||||
| ジャンル | 映画・テレビ作品・演劇 | ||||
| 活動期間 | 1973年 - | ||||
| 配偶者 | 阿知波信介(1984年 -1997年) | ||||
| 著名な家族 | 多岐川華子(長女) | ||||
| 事務所 | ハーキュリーズ(2014年まで) トライストーン・エンタテイメント | ||||
| 公式サイト | 公式プロフィール | ||||
| 主な作品 | |||||
| 映画 テレビ作品 | |||||
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多岐川 裕美(たきがわ ゆみ、1951年〈昭和26年〉2月16日[2] - )は、日本の俳優[3]・歌手。本名:大内 薫(おおうち かおる)[4]。トライストーン・エンタテイメント所属。
1974年(昭和49年)、『聖獣学園』のヒロインを探していた天尾完次東映プロデューサーが[5]、東京駅近くでアルバイトをしている美しい女子大生がいるという情報をキャッチ[6]。天尾に新宿の喫茶店でスカウトされる[5][7][8][9][10]。岡田茂 (東映) の面談を受け[11]、東映と契約し[6][7]、山脇学園短期大学は中退[8][12]。『聖獣学園』の監督・鈴木則文が偶然開けた女性週刊誌に載る懸賞一等者の名前「裕美」の運を貰い、同作役名「多岐川魔矢」の名字を合わせ、多岐川 裕美と名付けた[6]。22歳で主演デビューし[7][9][13]、ヌードも披露している[2][14][15]。東映ポルノ/ピンキー・バイオレンス最後に咲いた徒花に近い新人女優であった[10]。
1975年(昭和50年)は千葉真一主演の『けんか空手シリーズ』では藤巻智八子役、『仁義の墓場』では、主演渡哲也と究極の破滅愛を演じ[7][8][10][16]、松竹に貸し出されて出演した『続・愛と誠』での影の大番長・高原由紀役などで鮮烈な印象を残した[7][10][12]。
1976年(昭和51年)の『新・女囚さそり 701号』では『女囚さそりシリーズ』の梶芽衣子に代わって松島ナミを演じたが[10]、梶ほどの強烈な個性は発揮できなかった[12]。同年の『風と雲と虹と』では平将門の恋人・小督役など[7][8]、徐々にテレビ作品へシフトをしていく中[7][10][17][12]、東映から三船プロダクションへの移籍を図るが[17]、岡田茂が難色を示したので、移るのに2年を費やした[18]。
1978年(昭和53年)の『飢餓海峡』では、ヒロイン役ながら浦山桐郎から求められたヌードを拒み、降板した[12][14][15]。移籍が暗礁に乗り上げている中、脚本をきちんと理解せずに撮影へ臨んだと、一半の責任があることを認めている[18]。この渦中でも人気は高まっていき[15]、同年は東映専属最後で阿国に扮した『柳生一族の陰謀』や、1979年『芝生は緑』などで人気を博した。中でも『七瀬ふたたび』(1979年)で演じた火田七瀬は当たり役となり[3][7][15][19]、青少年の心をガッチリ掴み[7][20]、今日でも伝説的ヒロインとして語られる[3][7][19][20]。2010年(平成22年)には『七瀬ふたたび プロローグ』で火田七瀬の母も演じている[21]。
1979年(昭和54年)の『俺たちは天使だ!』ではクールながらコミカルな一面を持つ秘書ユーコを演じ[2][10]、こちらも今日でも人気が高い[10]。同年、移ったばかりの三船プロが分裂し、田中寿一に引き連れられ、田中プロモーションへ再び移籍した[12][14][17][22][23][24]。
早大生の人気投票第一位になるなど[22]、清純派スターとしてドラマ、CM、歌と大ブレイク中の1980年(昭和55年)[10]、『聖獣学園』でヌードになっていることを芸能マスコミに報じられ、「監督に騙されてヌードになった」という発言が週刊誌に掲載されると[14][15][22]、鈴木則文から「騙したとは何ごとか!映画人の名誉に関わる問題、告訴も辞さず」と厳重抗議をされた[14][15][22]。同作が封切り時より注目されると、便乗が得意な東映は同年5月24日からニュープリントで、『狂い咲きサンダーロード』と併映のリバイバル公開をし、ヒットさせている[25]。
歌手としてもレコードを何枚か発売しているが、同年の「酸っぱい経験」はカゴメCM曲として、さらに1983年(昭和58年)の「めぐり逢いしのび逢い」は渡哲也とのデュエット曲として、共にヒット・ソングとなった[8]。
2022年(令和4年)、『カムカムエヴリバディ』に雉真雪衣(老年期)役で、連続テレビ小説初出演をした[9]。
東京都杉並区荻窪出身[2][12]。練馬区立開進第二小学校・山脇学園中学校・高等学校卒業、山脇学園短期大学英文科中退[12]。父は会社員、母は保険の外交員[12]。
1984年(昭和59年)8月に担当マネージャーだった阿知波信介と結婚し[8]、一人娘の多岐川華子を儲けるが、1997年(平成9年)に離婚[12][8][17]。しかし仕事ではアクターズプロモーションに、2007年(平成19年)5月に阿知波が亡くなるまで所属し続けた[14][17]。
ヌードはデビュー作のみで、以降はオファーが来ても拒否している[17][26]。東映から三船プロダクションへの移籍が進まない間に対談した浅利慶太から「あなたを“第二の佐久間良子”にする」と岡田茂が張り切っていたと水を向けられるが、「知りません、そんなこと」と返したので、「あなた、相当に気性が強いな(笑)」と言われている[18]。
クイズ番組やトーク番組では天然ボケを見せる一方、極度な酒豪で親友の萬田久子は飲み仲間であり、喫煙者(ヘビースモーカー)でもある。[要出典]
| # | 発売日 | A/B面 | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 規格品番 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| テイチク | |||||||
| 1 | 1976年 11月1日 | A面 | あいつの残影 | 山口洋子 | 平尾昌晃 | 竜崎孝路 | RS-45 |
| B面 | そしていまでは冬が好き | ||||||
| Invitation | |||||||
| 2 | 1980年 4月21日 | A面 | 愛しのララバイ | 竜真知子 | 大野雄二 | 小笠原寛 | VIH-1083 |
| B面 | ジ・グ・ザ・グ・ハイウェイ | 八坂裕子 | 佐藤三樹夫 | ||||
| 3 | 1980年 9月21日 | A面 | 酸っぱい経験 | 三浦徳子 | 小笠原寛 | VIHX-1519 | |
| B面 | 魔性の女 | ||||||
| 4 | 1980年 12月20日 | A面 | 濡れてさよなら | 三浦徳子 | 小笠原寛 | VIHX-1527 | |
| B面 | おやすみマイ・ハート | ||||||
| 5 | 1981年 5月21日 | A面 | 彼女と彼 | 三浦徳子 | 鈴木淳 | 小笠原寛 | VIHX-1540 |
| B面 | 星空ナイト | ||||||
| 6 | 1981年 9月21日 | A面 | セクシー・キャット | 三浦徳子 | 小笠原寛 | VIHX-1552 | |
| B面 | 酸っぱい季節 | ||||||
| トーラス | |||||||
| 7 | 1982年 5月21日 | A面 | 黒のオートバイ | 三浦徳子 | 沢田研二 | 小笠原寛 | 07TR-1011 |
| B面 | 太陽のミストレス | 来生えつこ | 来生たかお | 鈴木茂 | |||
| 8 | 1982年 9月21日 | A面 | マイタイとため息と | 安井かずみ | 加藤和彦 | 清水信之 | 07TR-1022 |
| B面 | Body Coquetry | 阿木燿子 | 沢田研二 | 小笠原寛 | |||
| 9 | 1983年 4月21日 | A面 | 神戸メランコリー | 三浦徳子 | 小笠原寛 | 馬飼野俊一 | 07TR-1034 |
| B面 | TOKYO BLUE | 瓜生秀人 | 森田公一 | ||||
| 10 | 1983年 11月21日 | A面 | あいたいよ | 中村泰士 | 若草恵 | 07TR-1051 | |
| B面 | きわどく黄昏 | 多岐川裕美 | 森田公一 | 小笠原寛 | |||
| 11 | 1984年 9月21日 | A面 | ADULT | 三浦徳子 | 小笠原寛 | 07TR-1076 | |
| B面 | 帰らない恋人 | 小林和子 | |||||
| 12 | 1987年 8月26日 | A面 | 恋、爛漫 | 荒木とよひさ | 三木たかし | 川口真 | 07TR-1164 |
| B面 | 泣いてみなさい子供のように | ||||||
| 発売日 | デュエット | 曲順 | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 規格品番 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1982年 12月1日 | 渡哲也 | A面 [注釈 2] | めぐり逢い しのび逢い | 水木かおる | 遠藤実 | 斉藤恒夫 | 07TR-1026 |
| 1986年 10月22日 | 中村泰士 | A面 | あぶない2人 | 中村泰士 | 竜崎孝路 | 07TR-1138 | |
| B面 | あと五分だけ | あみ啓三 | |||||
| 1992年 9月30日 | 高田純次 | 01 | 19番のタンゴ[注釈 3] | 長戸大幸 | 吉江一男 | 寺尾広 | TASL-7339 |
| 02 | 雨のバラードに抱かれて | 森山進治 | 多々納好夫 | ||||
| 年 | 楽曲 | タイアップ |
|---|---|---|
| 1976年 | あいつの残影 | 東映映画「新・女囚さそり 701号」主題歌 |
| そしていまでは冬が好き | 東映映画「新・女囚さそり 701号」挿入歌 | |
| 1980年 | 愛しのララバイ | 日本テレビ系テレビドラマ「愛しい女」主題歌 |
| 酸っぱい経験 | カゴメ「トマト&レモン」CMソング | |
| 1981年 | 濡れてさよなら | TBS系テレビドラマ「微笑天使」主題歌 |
| セクシー・キャット | カゴメ「トマト&レモン」CMソング | |
| 1983年 | あいたいよ | 東海「ベスタ」CMソング |
| 1987年 | 恋、爛漫 | 秋田銘醸「美酒爛漫」CMソング |
* 1983年3月5日「JULIE SONG CALENDAR」(沢田研二)に収録。
{{cite news}}:名無し引数「CINRA.NET」は無視されます。 (説明)⚠エランドール賞 新人賞 | |
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| 1950年代 | |
| 1960年代 | |
| 1970年代 |
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| 1980年代 | |
| 1990年代 | |
| 2000年代 | |
| 2010年代 | |
| 2020年代 | |
| 男優 | |||||
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| 女優 | |||||
| ミュージシャン |
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| 映画監督 |
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| 旧・所属タレント | |||||