康熙字典214部首では33番目に置かれる(3画の4番目)。

士部には「士」を筆画の一部として持つ漢字を分類している。
「士」は、男性、特に支配力を握る男性、または学芸に秀でた知識人を意味する。
単独の「士」字は、鉞を象る象形文字である[1]。『説文解字』では「一」+「十」と分析されているほか、陰茎を象った象形文字という説もあるが、甲骨文字の形を見ればわかるように、どちらも誤った分析である。
偏旁の意符としては男性に関することを示し、「壮」・「壻」などがこれに当たるが、現在士部に所属する漢字の大部分は、「壬」「壺」などのように「士」とは字源的に無関係で楷書の筆画に基づいて便宜的に分類されているだけの漢字である。
現代中国で2009年に公布された「漢字部首表」など、現代の中国の簡体字の部首分類法では、士部は土部に吸収合併される形で廃止されている。
士