| 一般国道 | |
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| 国道259号 | |
| 地図 | |
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| 総延長 | 65.9km |
| 実延長 | 45.5 km |
| 現道 | 45.5 km |
| 制定年 | 1963年(昭和38年) |
| 起点 | 三重県鳥羽市 鳥羽水族館南交差点(北緯34度28分48.7秒東経136度50分45.0秒 / 北緯34.480194度 東経136.845833度 /34.480194; 136.845833 (鳥羽水族館南交差点)) |
| 主な 経由都市 | 愛知県田原市 |
| 終点 | 愛知県豊橋市 西八町交差点(北緯34度46分3.7秒東経137度23分25.8秒 / 北緯34.767694度 東経137.390500度 /34.767694; 137.390500 (西八町交差点)) |
| 接続する 主な道路 (記法) | |
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| 全ての座標を示した地図 -OSM |
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国道259号(こくどう259ごう)は、三重県鳥羽市から伊良湖水道の対岸の愛知県田原市を経由して、豊橋市に至る一般国道である。
三重県鳥羽市の鳥羽港から愛知県田原市の伊良湖港にかけては国道42号とともに海上区間となっており[注釈 1]、伊勢湾フェリーが国道の代わりとなるが、道路橋として伊勢湾口道路の計画がある[1]。渥美半島では太平洋側を通る国道42号とは異なり、こちらは北の三河湾側を通る。
一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 2]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
国道259号に相当する道は、古来より田原街道と呼ばれていた。伊勢湾口の海上区間を含めて関東・三河方面と伊勢神宮を最短距離で結ぶ道としてよく利用されていた。戦国時代には、赤羽根(現田原市赤羽根町)に関所を設け通行税を徴収する時代もあった。もともとは現在の国道42号に相当する太平洋側に道があったが、地殻変動などによって道が海の中に沈むことがあり、次第に内陸側の道が利用されるようになった。
明治時代に入り、渥美半島先端の中山村(現田原市小中山町)には陸軍の試砲場が設けられた。試砲場は次第に拡充され、1905年(明治38年)9月には砲弾の研究のための陸軍技術研究所伊良湖試験場を開設、1907年(明治40年)には渥美郡高師村(現豊橋市高師町など)に陸軍第15師団が設置された。
大正期に制定された道路法によって国道30号の一部が該当したが、第二次世界大戦後に制定された新道路法による路線指定では、旧国道30号は国道に指定されなかった。

今後増加が見込まれる田原市と豊橋市間の交通需要に応えられるよう、バイパス道路が整備中であり、一部区間の供用が始められている。

伊勢湾口となっている伊良湖水道は、将来架橋によって海上区間解消を図る三遠伊勢連絡道路(通称、伊勢湾口道路)の計画を受けて、1993年(平成5年)の政令改正によって国道42号と重複する海上区間となった[5]。現状では、愛知県田原市の渥美半島突端に位置する伊良湖港から三重県鳥羽市の志摩半島にある鳥羽港まで航路によって結ばれ、伊勢湾フェリーが就航している[5]。