Movatterモバイル変換


[0]ホーム

URL:


コンテンツにスキップ
Wikipedia
検索

国粋主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。2023年3月
翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
  • 英語版記事を日本語へ機械翻訳したバージョン(Google翻訳)。
  • 万が一翻訳の手がかりとして機械翻訳を用いた場合、翻訳者は必ず翻訳元原文を参照して機械翻訳の誤りを訂正し、正確な翻訳にしなければなりません。これが成されていない場合、記事は削除の方針G-3に基づき、削除される可能性があります。
  • 信頼性が低いまたは低品質な文章を翻訳しないでください。もし可能ならば、文章を他言語版記事に示された文献で正しいかどうかを確認してください。
  • 履歴継承を行うため、要約欄に翻訳元となった記事のページ名・版について記述する必要があります。記述方法については、Wikipedia:翻訳のガイドライン#要約欄への記入を参照ください。
  • 翻訳後、{{翻訳告知|en|Japanese nationalism|…}}ノートに追加することもできます。
  • Wikipedia:翻訳のガイドラインに、より詳細な翻訳の手順・指針についての説明があります。
曖昧さ回避この項目では、日本の国粋主義について説明しています。その他の用法については「ナショナリズム」をご覧ください。
ナショナリズム
カテゴリカテゴリ
シリーズの一部
日本のナショナリズム

国粋主義(こくすいしゅぎ、英語:nationalism[1])とは、国家主義国民主義と同じくナショナリズムNationalism日本語における訳語の一つ[2]

近代日本においては欧化主義に対抗して[3]、日本の文化伝統の独自性を強調・発揚し[3][4][5]、これを保守しようとする政治思想である[5]日本主義とも呼ばれる[3]

広義には国家主義(ナショナリズム)や愛国主義の極端な一形態を指し[6]ドイツナチズムイタリアファシズムまでも含む場合もある[6]

日本における国粋主義

[編集]

国粋主義は、幕末から台頭した尊王攘夷論を源流とし、明治維新後は大日本帝国政府による条約改正交渉や欧化政策への反発として現れる[2]。政府は西洋文化の積極的導入により日本の近代化を図り、欧化主義的政策を推進していた[3][6]

→「不平等条約 § 幕末・明治期日本」も参照

「国粋主義」の語は、1888年志賀重昂三宅雪嶺らの政教社が出版していた雑誌『日本人』に、政府の欧化政策に反発する志賀の論文「国粋保存旨義」が発表されたのをきっかけとして使われるようになった[3][6]。この「国粋保存旨義」が「国粋」や「国粋主義」の語源である[3]。志賀はこの論文で政府の欧化政策を非難し、日本本来の長所を重視することを主張した[3][6]

徹頭徹尾日本固有の旧分子を保存し旧原素を維持せんと欲するものに非ず、只泰西の開化を輸入し来るも、日本国粋なる胃官を以て之を咀嚼し之を消化し、日本なる身体に同化せしめんとする者也 — 志賀重昂

という志賀の言葉からも分かるように、明治中期の国粋主義は排外主義とは異なり、欧化それ自体に反発するのではなく日本の文明を主体的に発達させるためとして西洋文明を部分的に採択するという特質があり[2]、国民の対外的独立と結びつけながら、圧倒的な欧化主義の風潮の中で日本の伝統文化生活様式を保存する意義を主張していた[4]

しかし、日本に対する包囲を進めていた欧米に対し、世論には異質の外来文化や思想に対する嫌悪感(排外主義)が広がっていった[4]。同じくして高山樗牛木村鷹太郎らによって提唱された[2]、建国精神に由来する国民的道徳の実践を主張する「日本主義」の影響を受ける。

→「日本主義」も参照

伝統国体擁護の立場から、右翼の行動原理として社会主義の大衆運動に対抗しつつ[6]昭和初期の満州事変から日中戦争にかけて急拡大し、思想的な政治運動へと進展していき、太平洋戦争期には皇国史観といった超国家主義イデオロギーとなった[2]。こうした昭和期の歴史的な事情から、国粋主義はウルトラナショナリズム(超国家主義)やファシズムと一元的に理解されることもある[2]

このように国粋主義は時代により変遷こそすれ、万世一系天皇をいただく日本の国家体制の永続性を主張する国体論という点において一貫している[3]

脚注

[編集]
[脚注の使い方]
  1. ^小西友七南出康世『ジーニアス英和辞典 第4版』大修館書店、2006年、1292頁。ISBN 978-4-469-04170-5 
  2. ^abcdef西田毅. “国粋主義 こくすいしゅぎ”. コトバンク. 日本大百科全書 (ニッポニカ). 2020年1月21日閲覧。
  3. ^abcdefgh世界大百科事典 第2版コトバンク. 2018年10月23日閲覧。
  4. ^abcブリタニカ国際大百科事典 小項目事典コトバンク. 2018年10月23日閲覧。
  5. ^ab大辞林 第三版コトバンク. 2018年10月23日閲覧。
  6. ^abcdef百科事典マイペディアコトバンク. 2018年10月23日閲覧。

関連項目

[編集]
ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。

外部リンク

[編集]
スタブアイコン

この項目は、政治に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めていますポータル 政治学/ウィキプロジェクト 政治)。

自由主義
民主主義
権威主義
集団主義
資本主義
社会主義
環境主義
政治的スペクトル
左派
中道
右派
その他
統治体制
支配者の種類
権力者の特徴
国家様態
その他
左翼・右翼
哲学政治哲学
政治政治体制
経済
多様性

多元主義寛容 - 非干渉主義) -二元論 -一元論原理主義 - 干渉主義)

自治自治権
オートノミー
進歩・保守
政治モデルと理論
思想・政策方針
天皇
憲法上の役割
輔弼・諮問組織
象徴
政治
身分
政府
軍事
歴史
大正時代
昭和時代
経済
領域
共通法による領域の分類
外地1の分類と統治官庁
大東亜共栄圏に設置の国・政府
太平洋戦争期の進駐占領地
その他
関連施設
  • 1国土では無い租借地及び委任統治領も含む。
  • 2:「外地」という概念は共通法上は用いられていなかった。
  • 3:共通法上第1条では内地に包含されていた。だがその一方で、法的特例措置を設ける権限が1943年まで与えられていた。
カテゴリカテゴリ
国立図書館
その他
https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=国粋主義&oldid=107112688」から取得
カテゴリ:
隠しカテゴリ:

[8]ページ先頭

©2009-2025 Movatter.jp