| この項目では、現在の函館駅について説明しています。初代の函館駅については「亀田駅 (北海道)」をご覧ください。 |
| 函館駅 | |
|---|---|
5代目駅舎(2022年9月) | |
| はこだて Hakodate | |
右下は函館駅前停留場 | |
| 所在地 | 北海道函館市若松町 |
| 所属事業者 | |
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| 全ての座標を示した地図 -OSM |
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函館駅(はこだてえき)は、北海道函館市若松町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はH75。事務管理コードは▲140101[1][2]。
本項では、函館市企業局交通部(函館市電)の函館駅前停留場(はこだてえきまえていりゅうじょう)についても記載する。
| 函館駅 | |
|---|---|
駅舎入口(2022年9月) | |
| はこだて Hakodate | |
(3.4 km)五稜郭 H74► | |
| 所在地 | 北海道函館市若松町12番13号 |
| 駅番号 | ○H75 |
| 所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
| 所属路線 | ■函館本線 (■道南いさりび鉄道線直通含む) |
| キロ程 | 0.0 km(函館起点) |
| 電報略号 | ハコ |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 4面8線 |
| 乗車人員 -統計年度- | 1,562人/日(降車客含まず) -2020年[3]- |
| 開業年月日 | 1902年(明治35年)12月10日 |
| 備考 | |
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| 函館駅 | |
|---|---|
| はこだて Hakodate | |
◄青森 (113.0 km) | |
| 所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
| 所属路線 | 青函航路(青函連絡船) |
| キロ程 | 113.0 km(青森起点) |
| 開業年月日 | 1908年(明治41年)3月7日 |
| 廃止年月日 | 1988年(昭和63年)3月13日 |
| 備考 | 1988年(昭和63年)6月3日から9月19日まで暫定運航 |
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函館本線の単独駅かつ起点駅であるが、1駅隣の五稜郭駅から分岐する道南いさりび鉄道線の列車が全て当駅発着で運転されており、事実上2路線の列車が利用できる。
頭端式ホーム4面8線を有する地上駅。2003年(平成15年)に供用開始された5代目駅舎はデンマーク国鉄との共同作業により船舶をモチーフとしてデザインされ[新聞 1][24]、4代目駅舎の西隣(駅正面から見て奥側)の旧0・1・2番線の跡地に建てられている。またホームと駅舎は、段差のないバリアフリー構造になっている。
駅舎1階にはみどりの窓口、JR線自動券売機、指定席券売機[4]、話せる券売機[4]、いさりび鉄道線連絡乗車券用自動券売機、自動改札機、北海道キヨスク「北海道四季彩館」、セブン-イレブン[22][25]、函館市観光案内所[26]がある。
駅舎2階には飲食ゾーン、クロネコヤマト宅配受付コーナー[25]、図書館「いるか文庫」[27]がある。
のりばを以下に示す。一時は6面11線となっていたが、新駅舎建設のため旧0・1・2番線を撤去し、旧3・4番線…を新1・2番線…とした。車止めがあり、0キロポストも見ることができる。
| のりば | 路線 | 行先 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 - 4 | ■函館本線 | 七飯・大沼公園・森・長万部方面 | 普通列車 一部列車は5番線 |
| ■道南いさりび鉄道線 | 上磯・木古内方面 | ||
| 5・6 | ■函館本線 | 五稜郭・七飯・新函館北斗方面 | はこだてライナー |
| 7・8 | 長万部・東室蘭・苫小牧・札幌方面 | 特急「北斗」 主に7・8番線 臨時特急列車は4番線または8番線 |
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
| 年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
| 1978年(昭和53年) | 7,550 | [28] | |||
| 2008年(平成20年) | 3,450 | [29] | |||
| 2009年(平成21年) | 3,240 | ||||
| 2010年(平成22年) | 3,110 | ||||
| 2011年(平成23年) | 3,070 | [30] | |||
| 2012年(平成24年) | 3,158 | ||||
| 2013年(平成25年) | 3,077 | ||||
| 2014年(平成26年) | 3,004 | ||||
| 2015年(平成27年) | 3,115 | ||||
| 2016年(平成28年) | 3,370 | [31] | |||
| 2017年(平成29年) | 3,344 | 3,299.6 | [32][33] | ||
| 2018年(平成30年) | 3,214 | 3,024.8 | [34][35] | ||
| 2019年(令和元年) | 3,189 | [36] | |||
| 2020年(令和02年) | 1,562 | [3] | コロナ禍の影響による | ||
| 函館駅前停留場 | |
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全景(2017年5月) | |
| はこだてえきまえ HAKODATE-EKI-MAE | |
| 所在地 | 北海道函館市若松町16-10先、15-7先 |
| 駅番号 | DY17 |
| 所属事業者 | 函館市企業局交通部 |
| 駅構造 | 地上駅(停留場) |
| ホーム | 2面2線 |
| 乗降人員 -統計年度- | 3,453[38]人/日 -2019年- |
| 乗入路線 2 路線 | |
| 所属路線 | 函館市電本線* |
| キロ程 | 0.0km(函館駅前起点) 湯の川より6.5 km |
(0.3 km)市役所前 DY18► | |
| 所属路線 | 函館市電大森線* |
| キロ程 | 0.5 km(松風町起点) |
◄DY16松風町 (0.5 km) | |
| 備考 | *相互に直通運転を実施 |
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函館市企業局交通部(函館市電)の函館駅前停留場は、JR函館駅の南東の道路上に位置する。駅番号はDY17。
本線(十字街停留場方)と大森線(松風町停留場方)が乗り入れているが、両線は一体で運用され直通運転を行っているため、実用上では途中駅となっている。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。函館駅側のホームが湯の川方面行、その対面側のホームが函館どつく前・谷地頭方面行となっている。
松風町側の軌道敷内には、1968年(昭和43年)に函館東・北斗ライオンズクラブより寄贈された国道5号の起点を示す起点標が埋め込まれている。
市役所前側に渡り線(連絡線)が設置されており、湯の川行始発電車のほか増車や貸切電車の運行、および事故や故障発生時に使用する。
2003年(平成15年)7月、函館駅舎新築に伴う区画整理実施に伴い電停の位置が5メートル移動する事になったことから全面改装を実施し、上屋付きのバリアフリー構造となった。
観光客の増加により週末には乗車待ちの列が車道にまで伸びる状況となっていたため、2024年(令和6年)8月30日に湯の川方面行の乗車位置を7メートル後方に移動することとなった[43]。
函館駅前交差点は、国道5号・国道278号・国道279号・国道338号の起点になっている。金森赤レンガ倉庫まで車で約5分[44]、函館山ロープウェイ山麓駅まで車で約7分、市電「十字街」下車後徒歩約10分[45]、旧函館区公会堂まで車で約10分、市電「末広町」下車後徒歩約7分[46]、五稜郭まで車で約15分、市電「五稜郭公園前」下車後徒歩約18分[47]、湯の川温泉まで市電利用(「湯の川」下車)で約31分となっている[48]。
函館市青函連絡船記念館摩周丸がある若松埠頭は旧第2岸壁に摩周丸が設置されているほか、摩周丸を囲うように新たなクルーズ客船の専用岸壁を設置・整備しており、連絡船乗り場の跡地を活用した専用の旅客ターミナル「函館クルーズターミナル」と共に2022年(令和4年)から供用している[49]。
函館駅周辺は交通や商業、業務の中心として発展してきたが[50]、昭和50年代から人口が旧函館市内の東部や北部へ移動したため、商業や業務核の分散が進んで都市機能の低下を招いてきた[50]。このため、1994年度(平成6年度)に函館駅周辺30ヘクタールを対象とした「函館駅周辺整備構想」を策定[50]、1998年度(平成10年度)から2004年度(平成16年度)までに函館駅周辺9.8ヘクタールの土地区画整理事業「函館駅前土地区画整理事業」を行った[50]。また、駅前の和光ビル跡地は「函館駅前若松地区第一種市街地再開発事業」により[51]、キラリス函館となった[52][53]。「函館駅前市有地等整備事業」は一度事業者が決定して計画を進めていたが白紙となり[54][55]、再公募して新たな事業者を決定し[56][57]、複合商業施設のハコビバ(HAKOVIVA)となった[58]。
「函館駅前」停留所・「棒二森屋前」停留所が函館市企業局交通部運営の函館市電 - 函館バス間の乗継指定停留所となっている。
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