| いずみし 出水市 | |||||
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| 国 | |||||
| 地方 | 九州地方 | ||||
| 都道府県 | 鹿児島県 | ||||
| 市町村コード | 46208-0 | ||||
| 法人番号 | 7000020462080 | ||||
| 面積 | 329.98km2 | ||||
| 総人口 | 49,821人[編集] (推計人口、2025年10月1日) | ||||
| 人口密度 | 151人/km2 | ||||
| 隣接自治体 | 阿久根市、薩摩川内市、伊佐市、薩摩郡さつま町 熊本県水俣市 | ||||
| 市の木 | イヌマキ | ||||
| 市の花 | ツツジ | ||||
| 出水市役所 | |||||
| 市長 | 椎木伸一 | ||||
| 所在地 | 〒899-0292 鹿児島県出水市緑町1番3号 北緯32度05分26秒東経130度21分10秒 / 北緯32.09044度 東経130.35267度 /32.09044; 130.35267座標:北緯32度05分26秒東経130度21分10秒 / 北緯32.09044度 東経130.35267度 /32.09044; 130.35267 | ||||
| 外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
| ウィキプロジェクト | |||||

出水市(いずみし)は、鹿児島県と熊本県の境目にある鹿児島県の北西にある主要都市となっている。ツルの渡来地として知られている。

鹿児島県の北西部、鹿児島市から北北西に約80kmの場所に位置する。市域北部は八代海(不知火海)に面しており、東部は矢筈岳を主峰とする肥薩山脈が北東に走り、南部は紫尾山を中心とする山塊が東西に伸びる。市域の大半は扇状地であり、米ノ津川とその支流の平良川、高尾野川、野田川がそれぞれ北西流して八代海(不知火海)に注ぐ。市内には出水平野が広がる。
日本最大のツルの越冬地として知られ、2021年(令和3年)に「出水ツルの越冬地」がラムサール条約湿地に登録され、2022年(令和4年)には日本で初めてラムサール条約湿地自治体の認証を受けた[1]。出水のツルは日本の音風景100選にも選定されている[2]。
出水市発足時の大字。※は町名設置により消滅。
1971年以降、町名設置が行われる。()内は旧大字。
以下は平成の大合併で合併した地区である。旧町名を大字の前に冠している。
薩摩の中では国府が置かれた高城地方(現在の薩摩川内市)とともに最も早くヤマト王権に属した。『和名抄』の薩摩国出水郡の地でもある。下鯖町の加紫久利神社は、薩摩二之宮と称される『延喜式』の式内社である。江戸時代には薩摩藩に属し、出水郡出水郷が置かれた。特に出水郷の武士団は事実上の鎖国状態であった薩肥国境地帯の防衛・警備・関所の管理を任ぜされ、出水兵児(いずみへこ)と呼ばれた。彼等は薩摩武士には珍しく、粘り強く常に実直冷静な強兵であったため、藩内でも高く評価されていた。この精神はその後代々請け継がれ、近現代以降、同地出身者で全国的に各方面で活躍する優秀な人材を多く輩出することとなる。
| いずみし 出水市 | |||||
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| 廃止日 | 2006年(平成18年)3月13日 | ||||
| 廃止理由 | 新設合併 出水市(旧)、出水郡野田町、高尾野町 → 出水市(新) | ||||
| 現在の自治体 | 出水市(新) | ||||
| 廃止時点のデータ | |||||
| 国 | |||||
| 地方 | 九州地方 | ||||
| 都道府県 | 鹿児島県 | ||||
| 隣接自治体 | 大口市、出水郡高尾野町、薩摩郡さつま町 熊本県:水俣市 | ||||
| 出水市役所 | |||||
| 所在地 | 鹿児島県 | ||||
| ウィキプロジェクト | |||||
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出水市は国道3号、鹿児島本線など陸上の幹線の要衝として古くから発展してきたが、2004年3月13日の九州新幹線の部分開業以後は次第に生活圏の広域化が進むようになった。一番の変化として鹿児島市や熊本市への日常的な通学または通勤が毎月増加していることである。鹿児島中央駅への到達時間は約24分、熊本駅への到達時間は約30分である(これは姶良市や霧島市方面、鹿児島市南部の喜入より鹿児島市内の都心へ向かうよりも同等または早く着く)。運転は出水駅の始発は下りが朝6:42発、上りが朝6:33発で、鹿児島中央駅・熊本駅からの終電はそれぞれ23:00発である。朝と夕方は概ね30分間隔で運転されている。そのため、新幹線開業後、鹿児島・熊本方面から出水市の職場に通勤してくる姿も見られるようになった。アミュプラザ鹿児島等の開業も影響して次第に利用者が増えている。
| 代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
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| 市長職務執行者 | 吉満重人 | 2006年3月13日 | 2006年4月23日 | 旧野田町長 |
| 初-3代 | 渋谷俊彦 | 2006年4月23日 | 2018年4月22日 | 旧出水市長 |
| 4-5代[7] | 椎木伸一 | 2018年4月23日 |
出水地区では、郊外の国道沿いを中心に大型SC・物販専門・外食チェーン・パチンコなどのロードサイド店や地方銀行の店舗なども集積しつつある。原則は地元密着のチェーンが中心であるが、最近[いつ?]ではユニクロ・マクドナルド・ダイナム・すき家・コメダ珈琲店等の全国展開する店舗も立地するようになった。日常的な購買商圏は出水市、隣接する伊佐市、長島町、阿久根市、さつま町の一部、また県境を越えて熊本県の水俣市、津奈木町まで及んでいる。
後述するように、パイオニアの工場やNEC子会社の工場が閉鎖され、地元での働き口が減っているという懸念もある。
日本国内に「友好都市」が2市[8]、国外に「姉妹都市」が2件ある[9]。国内友好都市はいずれもツルの縁によるもので、物産交流事業や自然環境などを学習する青少年相互派遣事業を実施している[8]。
| 出水市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 出水市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 出水市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
出水市(に相当する地域)の人口の推移
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| 総務省統計局国勢調査より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
※一部の小学校には幼稚園も併設されている。

最寄り空港は鹿児島空港あるいは阿蘇くまもと空港で、いずれも公共交通機関での所要時間は1時間半程度。鹿児島空港へは市内各地より直通の空港バスで、阿蘇くまもと空港へは九州新幹線と空港バス(すーぱーばんぺいゆ号)の乗り継ぎとなる(乗継駅は新八代駅)。
上記の2路線は2023年現在、いずれも全国的な高速道路網には接続していない。全国的な高速道路網と接続している最寄りのインターチェンジは南九州自動車道水俣インターチェンジである。

