| 元住吉検車区 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 所在地 | 神奈川県川崎市中原区木月3-36-1 |
| 鉄道事業者 | 東急電鉄 |
| 帰属組織 | 車両部 - 車両保全課 |
| 併設区所 | (元住吉電車区・元住吉車掌区[2]) 鉄道研修センター |
| 最寄駅 | 元住吉駅 |
| 管轄路線 | 東横線・目黒線・東急新横浜線 横浜高速鉄道みなとみらい線(受託) |
| 管轄車両 | 5000系・5050系、横浜高速鉄道Y500系(受託) 3000系、5080系、3020系 |
| 旧称 | 元住吉電車庫→元住吉検車区 元住吉工場→工機事務所(→長津田に移転) |
| 開設 | 1926年(大正15年)2月14日(元住吉電車庫) 1928年(昭和3年)1月21日(元住吉工場) 1948年(昭和23年)5月1日(東京急行電鉄元住吉検車区)[1] |
| 廃止 | 元住吉工場:1972年(昭和47年)10月 |
| 車両基地概要 | |
| 敷地面積 | 55,309m2[3] |
| 留置線本数 | 25本[3] |
| 検査線本数 | 5本 (検査庫内 3本・高架下屋外2本)[3] |
| 洗浄線本数 | 2本[3] 車両洗浄装置 1基 |
| その他設備 | 修繕線・車輪転削線 1本[3] |
| 年間検修能力 | 月検査:1 - 2編成/日 列車検査:約8編成/日[1] 車輪転削:3両(12軸)/日 |
| 最大収容両数 | 372両[3] (10両×13本、8両×23本、6両×9本[3]) |
| 配置両数 | 638両 |
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元住吉検車区(もとすみよしけんしゃく)は、神奈川県川崎市中原区に存在する東急電鉄の車両基地。
東急東横線・目黒線元住吉駅の南側にあり、長津田検車区に次ぐ規模を持ち、他社線の車両も多数留置されている。また、東急電鉄の社員研修所が隣接している。
当区への入・出庫は従来、元住吉駅から行われていたが、2006年9月25日のダイヤ改正で元住吉駅が高架化されたため、地平にある検車区には駅構内から直接入・出庫することができなくなった。
現在、入出庫は渋谷・目黒方面は武蔵小杉駅から、横浜・新横浜方面は武蔵小杉駅または日吉駅から行われている。なお、当区から武蔵小杉駅への回送列車は2008年6月22日に開業した目黒線の線路を、日吉駅への回送列車は東横線の下り線に接続する下り出庫線をそれぞれ経由して運転される。また、菊名からの元住吉行だった列車は、現在回送列車として一旦武蔵小杉駅に到着後、方向転換して当区に入庫している。

東京急行電鉄の前身である目黒蒲田電鉄では、開業当初より奥沢駅構内に設けられた奥沢電車庫が車両工場の役割を担っていた[5]。東京横浜電鉄の東横線が開業して元住吉電車庫が設けられたが、主力の検査施設は奥沢電車庫であった[5]。しかし、東横線の渋谷への延長や大井町線の開業等により車両数が大幅に増加したため、1928年(昭和3年)1月に元住吉電車庫の敷地に元住吉工場が建設された[5]。
発足当初の敷地面積は1万2,000 m2であり、施工能力は年間約50両であった[5]。発足当初から東横線・目蒲線・大井町線車両の1か月以上の定期検査と修繕を施工していた[5]。ただし、戦後の1946年(昭和21年)8月に東京急行電鉄に支社制が敷かれ、目蒲線・大井町線車両の検査・修繕は新設した奥沢工場に移管したが、1950年(昭和25年)9月に再度元住吉工場に集約した[5]。翌1951年(昭和26年)10月、元住吉工場の拡張工事が完成し、池上線の雪が谷工場も吸収合併され、鉄道線全線の定期検査・修繕を受け持った[5]。
しかし、度重なる車両増備によって元住吉工場は施工能力の限界に達し、また隣接する元住吉検車区自体も度重なる東横線の車両増備により留置能力の不足が発生していた[5]。このため、こどもの国線沿線に新たな工場施設を建設して元住吉工場を移転させ、工場跡地を元住吉検車区の拡張に供することが決定した[5]。長津田車両工場は1970年(昭和45年)11月の操業を目標として建設工事が進められていたが、こどもの国線に東急電鉄の検査入出場車両が走ることに、厚生省と大蔵省(当時)の許可が得られず、操業開始は1972年(昭和47年)10月まで遅れた[5]。
廃止直前の1969年(昭和44年)時点では敷地面積は1万3,300 m2、年間検修能力は357両で、重要部検査は7日間、全般検査は8日間工程(鉄道線車両)で実施していた[6]。なお、軌道線車両は各検査とも12日間(デハ200形のみ14日間)で実施していた[6]。当車両工場の入換車としてデト3014・3015が配置されていた。
なお、沿革には元住吉工場についても記載する。
座標:北緯35度33分41.9秒東経139度39分8.8秒 / 北緯35.561639度 東経139.652444度 /35.561639; 139.652444
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