保山市(ほざん-し)は中華人民共和国雲南省に位置する地級市。
「蘭城」とも呼ばれ、中国蘭の主産地である。
保山市は、雲南省西部に位置し、同省の怒江リス族自治州、大理ペー族自治州、臨滄市、徳宏タイ族チンポー族自治州、およびミャンマーと接する。省都の昆明市からは、約570kmに位置する。年平均気温14~17℃、年間降雨量1700~2100mmと温暖で、降水量も多いため、森林が多く、市の面積の53%を占める。
保山の古称は永昌であり、戦国時代には哀牢国(中国語版)の中心となっていた。中原支配を受けるようになったのは漢初であり、前109年の県の設置であり、69年には哀牢王柳貌は漢朝へ帰属し、永昌郡が設置された。その後歴代王朝により支配を受けたこの地は、唐代には南詔国の版図に組み込まれ西方への勢力拡大の拠点となった。
明代には再び中原王朝の直接支配を受けるようになり、当初は金歯軍民指揮使司、永昌軍民府が設置され、1524年(嘉靖3年)には保山県に府治が設置され保山の名称が使用されるようになった。
中華人民共和国成立後、2000年12月に地級市に昇格し現在に至っている。
1市轄区、1県級市、3県を管轄する。
この節の出典[1][2]
- 1963年12月18日 - 徳宏タイ族チンポー族自治州保山県・施甸県・竜陵県・騰衝県・昌寧県を編入。保山専区が成立。(5県)
- 1970年 - 保山専区が保山地区に改称。(5県)
- 1983年9月9日 - 保山県が市制施行し、保山市となる。(1市4県)
- 2000年12月30日 - 保山地区が地級市の保山市に昇格。(1区4県)
- 2015年8月1日 - 騰衝県が市制施行し、騰衝市となる。(1区1市3県)
保山市中医医院・保山中医薬高等専科学校附属医院
保山駅- 県道
191県道
サトウキビ、タバコ、亜麻、クルミ、コーヒー、ワサビ、各種生薬、ランなど
金属シリコン、電解亜鉛など
ドア、家具など
- 文廟
- 諸葛営
- 高黎貢山自然保護区
- 騰衝火山
- 怒江大峡谷
- 北海湿地
- 松山遺址
- 南方絲綢古道
- 保山市人民医院
- 保山市中医医院
- 保山市隆陽区婦幼保健院
- 保山市人民医院急救中心
- 保山市衛生防疫站
- 騰衝市中医院
- 騰衝市第二人民医院
- 騰衝市婦幼保健院
- 施甸県中医医院
| - 施甸県婦幼保健院
- 施甸県衛生防疫站
- 竜陵県人民医院
- 竜陵県中医医院
- 竜陵県婦幼保健院
- 昌寧県人民医院
- 昌寧県中医医院
- 昌寧県婦幼保健院
- 昌寧県衛生防疫站
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