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佐藤慎一 (棋士)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 佐藤 慎一 六段
名前佐藤 慎一
生年月日 (1982-08-16)1982年8月16日(43歳)
プロ入り年月日2008年10月1日(26歳)
棋士番号271
出身地東京都練馬区
所属日本将棋連盟(関東)
師匠剱持松二九段
段位六段
棋士DB佐藤 慎一
2024年7月24日現在
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佐藤 慎一(さとう しんいち、1982年8月16日 - )は、将棋棋士東京都練馬区出身。剱持松二門下。棋士番号は271。

人物

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1994年9月、当時12歳で奨励会入会。三段リーグへは2001年4月からの第29回に初参加となったが、いきなり降段点(4勝以下で降段点、2期連続4勝以下の場合は二段に陥落する)を付ける苦しい展開だった[1]

2008年、年齢制限を目前にした26歳の第43回三段リーグを15勝3敗の好成績で優勝[2]。15期目で四段プロ入りを果たした。その期の三段リーグでたとえ勝ち越しても退会するという覚悟をしていたと四段昇段時にコメントした。この三段リーグの最終日を前に、佐藤は奨励会同期入会で長年の友人であった阿久津主税に「四段になれてもなれなくても奨励会生活を終えるので、けじめをつける意味で」練習将棋を申し込んでいる。阿久津はこの申し込みを快諾し、練習将棋を指した数日後に最後の三段リーグに臨んだと週刊将棋の昇段インタビューに答えている。

2009年6月3日の棋聖戦一次予選1回戦で、金井恒太四段を相手に二歩の反則負け。

2013年には最初の弟子をとった。

第28期竜王戦(2015年度)では6組ランキング戦準決勝で増田康宏四段に敗れ、続く昇級者決定戦決勝でも渡辺大夢四段に敗れたため、本来であれば6組残留であるが、翌第29期では5組在籍扱いとなった[注 1]。第28期の5組昇級者一覧にも名前はなく[注 1]、その理由は明らかにされていないが[注 2]、第28期を最後に引退した淡路仁茂九段(5組残留)の分の5組欠員を補充する形になった。

昇段履歴

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主な成績

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在籍クラス

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→竜王戦と順位戦のクラスについては「将棋棋士の在籍クラス」を参照
順位戦・竜王戦の在籍クラスの年別一覧
開始
年度
(出典)順位戦
出典[10]
(出典)竜王戦
出典[11]
名人A級B級C級0竜王1組2組3組4組5組6組決勝
T
1組2組1組2組
200867四段昇段前226組--5-2
200968C2415-5236組--1-2
201069C2265-5246組--1-2
201170C2216-4256組--3-2
201271C2125-5266組--2-2
201372C2205-5276組--4-2
201473C2237-3286組--4-2
(第28期 5組昇級者ではないが[注 1]、↓第29期は5組在籍扱い)
201574C2076-4295組--3-2
201675C2134-6305組--1-2
201776C231x3-7315組--2-2
201877C240*x3-7325組--1-2
201978C242**5-5335組--1-2
202079C227**3-7345組--2-2
202180C242**4-6355組--1-2
202281C238**4-6365組--1-2
202382C239*+6-4375組--0-3
202383C220*386組--
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。右欄の数字は勝-敗(番勝負/PO含まず)。
順位戦の右数字はクラス内順位 (x当期降級点 / *累積降級点 /+降級点消去 )
順位戦の「F編」はフリークラス編入 /「F宣」は宣言によるフリークラス転出。
竜王戦の 太字はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。

年度別成績

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公式棋戦成績
年度対局数勝数負数勝率(出典)
20089630.6666[12]
20093315180.4545[13]
20102513120.5200[14]
2008-2010
(小計)
673433
年度対局数勝数負数勝率(出典)
20113318150.5454[15]
20123114170.4516[16]
20133217150.5312[17]
20143621150.5833[18]
20153318150.5454[19]
20162910190.3448[20]
20173114170.4516[21]
20183818200.4736[22]
20192911180.3793[23]
2020268180.3076[24]
2011-2020
(小計)
318149169
年度対局数勝数負数勝率(出典)
2021269170.3461[25]
20222710170.3703[26]
20232914150.4827[27]
2021-2023
(小計)
823349
通算4672162510.4625[28]
2023年度まで

コンピューター将棋

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  • 2013年3月30日、第2回将棋電王戦第2戦でコンピュータソフトponanzaと対局し、将棋連盟公認の対局では現役棋士として初めてコンピュータに敗れた。中盤まで優勢だったが、持ち時間の消費が徐々に多くなり、終盤にミスが出て競り負けた[29]
  • 2013年8月31日、そのponanzaとタッグを組み電王戦タッグマッチに出場。3戦全て先手番の枠に入り、1回戦で阿部光瑠四段、準決勝で塚田泰明九段、決勝で三浦弘行九段を破り優勝。電王戦での二つ名は「将棋界の逆境アーティスト」であった。

出演

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ウェブテレビ

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脚注

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[脚注の使い方]

注釈

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  1. ^abc『将棋年鑑』掲載の「竜王戦 本戦出場者以外の昇級者」の表においては佐藤慎を、第28期の「5組昇級者」としても「5位」としても表示しておらず[3]、制度上の昇級とは扱われていない。このように理由は明らかではないが、佐藤慎は翌第29期では5組在籍扱いとなった。
  2. ^第28期6組から5組への欠員補充の候補としては佐藤慎のほかに島本亮が挙げられる。佐藤慎と島本の竜王戦成績を比較すると、第28期においては両者は4勝の同成績(ランキング戦4勝+昇決0勝)であるが、第27期において、佐藤慎は4勝(ランキング戦2勝+昇決2勝)、島本は2勝(ランキング戦2勝+昇決0勝)であり、両者の竜王ランキングの比較では佐藤慎が上位者であった。
  3. ^第29回三段リーグで4勝14敗で降段点、翌期6勝12敗で消去。
  4. ^2024年7月23日に行われた叡王戦予選(五段戦)2局のうち1局目の星野良生五段との対局で通算220勝到達。同日午後の2局目も勝利し同日付で通算221勝到達[8][9]

出典

[編集]
  1. ^第29期奨励会三段リーグ戦”. 日本将棋連盟. 2019年6月10日閲覧。
  2. ^吉田正和・新四段誕生のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟”. 日本将棋連盟 (2008年10月1日). 2019年6月10日閲覧。
  3. ^令和3年版 将棋年鑑 2021』日本将棋連盟/マイナビ出版、151頁https://books.google.co.jp/books/publisher/content?id=tUU-EAAAQBAJ&hl=ja&pg=PA151&img=1&zoom=3&sig=ACfU3U1L37dw2RudN9_N1zjATOKlBnlBKg&w=1280 
  4. ^佐藤慎一三段、西川和宏三段が新四段に!/昇段・昇級:日本将棋連盟』。2008年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  5. ^佐藤慎一四段が五段に昇段|将棋ニュース」『日本将棋連盟』2015年1月19日。
  6. ^現役棋士 通算成績(2015年1月16日対局分まで、未放映のテレビ対局を除く)」『日本将棋連盟』。2015年1月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  7. ^佐藤慎一五段が六段に昇段|将棋ニュース」『日本将棋連盟』2024年7月24日。
  8. ^ab通算成績(2024年7月23日対局分まで、未放映のテレビ対局を除く)」『日本将棋連盟』2024年7月24日。2024年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  9. ^ab佐藤慎一|棋士データベース」『日本将棋連盟』2024年7月24日。2024年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  10. ^名人戦・順位戦」『日本将棋連盟』。
  11. ^竜王戦」『日本将棋連盟』。
  12. ^[1][名無しリンク]
  13. ^[2][名無しリンク]
  14. ^[3][名無しリンク]
  15. ^[4][名無しリンク]
  16. ^[5][名無しリンク]
  17. ^[6][名無しリンク]
  18. ^[7][名無しリンク]
  19. ^[8][名無しリンク]
  20. ^[9][名無しリンク]
  21. ^[10][名無しリンク]
  22. ^[11][名無しリンク]
  23. ^[12][名無しリンク]
  24. ^[13][名無しリンク]
  25. ^[14][名無しリンク]
  26. ^[15][名無しリンク]
  27. ^[16][名無しリンク]
  28. ^[17][名無しリンク]
  29. ^将棋の現役棋士、コンピューターソフトに初敗北スポーツ報知 2013年3月30日
  30. ^AbemaTV 将棋講座”. AbemaTV. 2017年9月25日閲覧。
  31. ^ニコファーレ, 【叡王戦開催記念】チーム対抗 詰将棋カラオケ|スケジュール|nicofarre. “【叡王戦開催記念】チーム対抗 詰将棋カラオケ|スケジュール|nicofarre ニコファーレ”. nicofarre.jp. 2018年4月17日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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日本将棋連盟所属現役棋士2025年度、当年度引退者含む)
タイトル
保持者
【7名】
永世称号 襲位者0
永世称号
有資格者
九段
【27名】
(引退1名)
2025年度昇段者
  • -(昇段者なし)
八段
【34名】
(引退2名)
2025年度昇段者
七段
【45名】
(引退3名)
2025年度昇段者
  • -(昇段者なし)
六段
【30名】
2025年度昇段者
五段
【19名】
2025年度昇段者
四段
【14名】
2025年04月1日付 昇段者
2025年10月1日付 昇段者
2025年度
引退者
【6名】

  九段  福崎文吾 ( 2025年4月22日引退 )
  七段  木下浩一 ( 2025年4月23日引退 )
  七段  増田裕司 ( 2025年4月23日引退 )
  八段  長沼洋 ( 2025年5月1日引退 )
  八段  有森浩三 ( 2025年5月15日引退 )
  七段  川上猛 ( 2025年9月16日引退 )

日本将棋連盟所属(現役棋士 171名 / 2025年度引退者 5名、2025年7月10日時点)
2025年度の昇段(期中の昇段月。月表記なしは期首4/01付)。引退者の(日付)は引退日。
これまでの引退棋士・退会者についてはTemplate:日本将棋連盟引退棋士参照。詳細は将棋棋士一覧を参照。
2026年度 >>
第38期竜王戦ランキング戦
竜王
1組
【 ▼降級 4名 】
2組
△昇級 4名
▼降級 4名
3組
△昇級 4名
▼降級 4名
4組
△昇級 4名
▼降級 4名
5組
△昇級 4名
▼降級 4名
6組
【 △昇級 5名 】
【当期参加 72名】
女流棋士
アマチュア
  • 森下裕也アマ
  • 荒田敏史アマ
  • 関矢寛之アマ
  • 竹内広也アマ
  • (6組参加4名)
奨励会員
  • 山下数毅(三段、5組在籍、2025年10月1日昇段)
  • 齊藤優希(三段、6組参加、2025年4月四段昇段)
  • (5組、6組参加各1名、計2名)
次期から出場

【2025年04月昇段者】(2名):齊藤優希(第38期は三段として出場)、炭﨑俊毅(第39期からの出場)
【2025年10月昇段者】(4名):山下数毅(第38期は三段として出場)、岩村凛太朗生垣寛人片山史龍(第39期からの出場)

★挑戦者 / ◎本戦出場 / △次期昇級 / ▼次期降級 / 初参加棋士(棋士として初参加) / 詳細については将棋棋士の在籍クラスを参照。
名人
A級
B級1組
B級2組
C級1組
C級2組
フリー
クラス
棋戦限定
出場
F宣言
2025年度
引退者
次期から
出場
フリークラス 昇級者
奨励会三段リーグ 上位者
2025年10月1日昇段者(2-4名)
2026年4月1日昇段者(2-3名)
先頭の数字は順位(名人、フリークラス以外)/ フリークラスの(数字)は在籍可能残り年数(2025年度開始時点)
B級2組 - C級2組の * は降級点の数(B級2組・C級1組は降級点2回で降級、C級2組は降級点3回で降級)
詳細については将棋棋士の在籍クラスを参照
叡王戦創設前
第1回
棋士
コンピュータ
第2回
棋士
コンピュータ
第3回
棋士
コンピュータ
FINAL
棋士
コンピュータ
  • Apery (先鋒)
  • Selene (次鋒)
  • やねうら王 (中堅)
  • ponanza (副将)
  • AWAKE (大将)
叡王戦創設後
2016年
棋士
コンピュータ
  • ponanza
2017年
棋士
コンピュータ
  • ponanza
関連項目
太字は勝者
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