| 伊達紋別駅 | |
|---|---|
駅舎(2025年8月3日) | |
| だてもんべつ Datemombetsu | |
◄H39長和 (3.0 km) (2.9 km)北舟岡 H37► | |
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| 所在地 | 北海道伊達市山下町8-2 |
| 駅番号 | ○H38 |
| 所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
| 所属路線 | ■室蘭本線 |
| キロ程 | 54.5 km(長万部起点) |
| 電報略号 | タテ |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 2面3線 |
| 乗降人員 -統計年度- | [* 1]952人/日 -2023年- |
| 開業年月日 | 1925年(大正14年)8月20日[1] |
| 備考 | |
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| 伊達紋別駅 | |
|---|---|
| だてもんべつ Datemombetsu | |
(5.1 km)上長和► | |
| 所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
| 所属路線 | 胆振線 |
| キロ程 | 0.0 km(伊達紋別起点) |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 1面1線(胆振線ホーム・旧0番線) |
| 開業年月日 | 1940年(昭和15年)12月15日[3] |
| 廃止年月日 | 1986年(昭和61年)11月1日[3] |
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伊達紋別駅(だてもんべつえき)は北海道伊達市山下町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線の駅である。駅番号はH38。電報略号はタテ。事務管理コードは▲130307[4][5]。特急「北斗」(2号を除く)停車駅であり、かつては胆振線の分岐駅でもあった。
伊達市の代表駅であり、1925年(大正14年)8月20日、国有鉄道長輪東線(現在の室蘭本線)の駅として開設された。1940年(昭和15年)12月15日に胆振縦貫鉄道(後の胆振線)が開業し、同線との分岐駅となった。1986年(昭和61年)11月1日に胆振線が廃止された後は、室蘭本線の単独駅となっている。駅名は当駅の所在する地名が由来であり、伊達の名は伊達成実の後裔である亘理伊達氏当主・伊達邦成とその家臣団が1870年(明治3年)に入植したことから付けられた。1900年(明治33年)に伊達村となる前の地名は紋鼈(もんべつ)であり、字を紋別と変えて伊達と併せ駅名に採用した[6]。

単式ホーム・島式ホーム複合型の2面3線を有する地上駅。互いのホームは中央部分に位置する跨線橋で連絡している。他の駅とは異なり、3番線側に改札口がある。
社員配置駅で、みどりの窓口、話せる券売機[2]を設置している。駅舎は開業時のものを手直しして利用しており、外観は白壁、こげ茶色の柱、梁を有し、天井は大型枡格天井となっている駅スタンプも設置している[12]。
伊達市は当駅の西側にある老朽化した階段式人道橋の架け替えに伴い、当駅ホームへの連絡通路を兼ねた歩行者用の陸橋(自由通路)を建設することを北海道旅客鉄道(JR北海道)に提案[13]。JR側もこれを承諾して2015年(平成27年)11月に着工し、2018年(平成30年)3月28日に開通した。駅舎がある山下地区と海側の西浜地区を結ぶ市道であり、長さ40.4 m、幅3 mの跨線橋となっている。従来の陸橋より駅寄りにあり、駅舎がある山下地区に北棟、海側の西浜地区に南棟を配置し、自転車と一緒に搭乗可能なエレベーターをそれぞれ1基ずつ設置している。また、高齢住民が津波などの一時避難場所として使用することを想定しており、防犯カメラも設置している[11]。
ホーム連絡通路は長さ26.8 m、幅2 m。南北のホームにエレベーターを設置することで駅のバリアフリー化を実現した。北棟のエレベーターはホーム連絡通路との共用で、一般歩行者と列車乗降客が交互に使う方式を北海道内で初めて採用しており、ホーム連絡通路と自由通路の2方向に扉が開く仕組みになっている[11]。
駅舎側より記載。
| 番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
|---|---|---|---|
| 3 | ■室蘭本線 | 下り | 東室蘭・札幌方面 |
| 2・1 | 上り | 長万部・函館方面 |
(出典:JR北海道:駅の情報検索)
3番(旧1番)のりば長万部方先端部(駅舎横)に残る切欠きホームの跡(旧0番のりば)が胆振線の名残である[14]。旧胆振線の一部の線路、機関庫は保線車両の留置線の一部に転用されている。
かつては島式ホームの外側(海側)に貨物用などの多数の側線(1983年度(昭和58年)時点で6本[6])、長万部方に延びる1本の専用線、また駅舎側にも岩見沢方から分岐し駅舎側ホーム南側部分に存在する切欠きホームへと至る2本の貨物側線[6]を有した。これらは1993年(平成5年)時点で上記保線車両留置線及び安全側線を除き撤去されている。
「伊達市統計書」によると、2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は952人であった[* 1]。
近年の推移は下記の通りである。
| 年度 | 1日平均 乗降人員 | 出典 |
|---|---|---|
| 1981年(昭和56年) | 2,027 | [6] |
| : | ||
| 1992年(平成04年) | 2,810 | [14] |
| : | ||
| 1997年(平成09年) | 1,670 | [* 2] |
| 1998年(平成10年) | 1,648 | |
| 1999年(平成11年) | 1,588 | |
| 2000年(平成12年) | 1,200 | |
| 2001年(平成13年) | 1,311 | |
| 2002年(平成14年) | 1,286 | |
| 2003年(平成15年) | 1,172 | [* 3] |
| 2004年(平成16年) | 1,322 | |
| 2005年(平成17年) | 1,234 | |
| 2006年(平成18年) | 1,056 | |
| 2007年(平成19年) | 1,355 | |
| 2008年(平成20年) | 1,368 | |
| 2009年(平成21年) | 1,360 | [* 4] |
| 2010年(平成22年) | 1,360 | |
| 2011年(平成23年) | 1,340 | |
| 2012年(平成24年) | 1,322 | |
| 2013年(平成25年) | 1,160 | |
| 2014年(平成26年) | 1,146 | |
| 2015年(平成27年) | 1,029 | [* 5] |
| 2016年(平成28年) | 1,020 | |
| 2017年(平成29年) | 981 | |
| 2018年(平成30年) | 867 | [* 6] |
| 2019年(令和元年) | 796 | |
| 2020年(令和02年) | 958 | |
| 2021年(令和03年) | 898 | [* 1] |
| 2022年(令和04年) | 958 | |
| 2023年(令和05年) | 952 | |
伊達市中心部への玄関口であり、伊達漁港、イオン伊達店、伊達市役所、伊達赤十字病院、総合公園だて歴史の杜、北海道伊達開来高等学校などの最寄駅になっている。
かつてはJR北海道バスが伊達線を運行していたが、1996年(平成8年)に撤退して道南バスに路線を移譲した。駅前には「伊達駅前」バス停留所があり、伊達市内線、室蘭方面、壮瞥・大滝方面(旧胆振線のバス代行路線)、洞爺湖温泉、豊浦方面への郊外線が発着している。
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