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伊藤崇之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
曖昧さ回避伊東貴之」、「伊東孝之」、「伊藤隆行」、あるいは「伊藤多賀之」とは別人です。
伊藤 崇之

氷上にてファンからの声援に応える
フラット八戸にて)
生誕
出生地
(1996-04-14)1996年4月14日(29歳)
日本の旗日本
長野県長野市
身長
体重
6 ft 0 in (1.83 m)
170 lb (77 kg; 12 st 2 lb)
ショット左打ち
所属チーム東北フリーブレイズ
学歴水戸啓明高校
法政大学
所属歴東北フリーブレイズ (2022 - )
プロ選手期間2019年 – 現在

伊藤 崇之(いとう たかゆき、1996年4月14日 - )は、長野県長野市出身のプロアイスホッケー選手[1]アジアリーグアイスホッケー東北フリーブレイズに所属[1]

弟もプロアイスホッケー選手の伊藤俊之[2]

経歴

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学生時代

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両親の影響で3歳からアイスホッケーを始め、長野市北佐久郡軽井沢町の軽井沢グリフィンズに所属。高校は水戸啓明高校に進学し、大学は法政大学へ進学[3][4]

法政大学在学中[5]軽井沢で実施された軽井沢GKクリニックではWorldHockeyLabの若林弘紀が主催するGKクリニックへの参加、チェコで行われたフランソワ・アレール英語版のGKクリニックへも積極的に参加している。

横浜GRITS古川駿磯部裕次郎とはGK豊作の同年代でもあり、互いに切磋琢磨しながら戦った良きライバルである[6]

Kiekko-Laser時代

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2019年に大学を卒業した後はトライアウトを経て単身でフィンランドリーグのKiekko-Laser(Laser HT)へ入団[7]

2年目には、フィンランドリーグでは日本人として初めて開幕戦に先発出場した[6][8]

Champigny時代

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2021年にKiekko-Laser(Laser HT)との契約満了、退団し、その後フランスのChampignyのアイスホッケークラブChampigny HCへ入団[9]。チーム内GK最多試合出場、チームをプレーオフへと導いた。

東北フリーブレイズ時代

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2022年6月1日にアジアリーグアイスホッケーの東北フリーブレイズに入団した[10]。ヨーロッパでのプレーが若林クリスの目に止まり、念願だったアジアリーグアイスホッケーへの入団を果たした。入団時には大学時の良きライバルでもあった東洋大学出身の同級生でもある古川駿が在籍していた事で、お互いに切磋琢磨しながらのプレーとなった。また、先にアジアリーグ入りしていた弟に続いて入団したことにより、アジアリーグ初の長野県から兄弟でのアジアリーガーが誕生することになった[2]

2022-2023シーズンは2022年9月10日にKOSÉ新横浜スケートセンターで開催された横浜GRITS戦に途中出場を果たし、アジアリーグデビューとなった。翌日にはアジアリーグ初先発出場を果たす。シーズン中の2022年12月に地元のビッグハットで行われた全日本アイスホッケー選手権大会で優勝し[11]、キャリアで初めて日本一を経験する。

第91回全日本アイスホッケー選手権決勝にて

2023-2024シーズンは2023年10月16日にKOSÉ新横浜スケートセンターで開催された横浜GRITS戦に先発出場し、アジアリーグ初勝利。11月19日に本拠地のFLAT HACHINOHEでのH.C.栃木日光アイスバックス戦では延長戦を終えても無失点、その後のPSS戦においても勝利し、アジアリーグ初完封と本拠地のFLAT HACHINOHEでの初勝利を同時に達成した。シーズン中の2023年12月に横浜市で開催された全日本アイスホッケー選手権大会に東北フリーブレイズの一員として参加。12月10日にKOSÉ新横浜スケートセンターで実施されたH.C.栃木日光アイスバックスとの決勝戦では、弟の俊之と対戦することになった。尚、初戦と決勝戦に先発出場し、キャリアで初めて全日本選手権大会の出場を果たした。最終的にチームのGK陣の中で2番目に多い試合出場、セーブ率においてはチームトップという好成績で終えた。

日本代表時代

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2025年のIIHF男子アジア選手権にて初めて日本代表に選出される。[12]

人物

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軽井沢開催と八戸開催のWorldHockeyLabの若林弘紀が主催するGKクリニックではデモンストレーターGKとして招聘される事が多い。

チーム内でも試合日にイベントを企画するなど広報活動的な事も率先してやっている。地元飲食店にポスターやチラシを持って行ったりと精力的に活動しており、お店の魅力や難しさを実際に体感している。[13]

更にアイスホッケーを通じて異文化交流もしており、2021-22シーズンに所属したシャンピニーでの同僚アルジェリア代表キャプテンのアロンド・リティム選手と東京で再会し友情を確認しあった。彼はスポーツの力によって異文化交流を促進する組織での取り組みである「FRIENDSHIP LEAGUE」を実施したのだが、その際に所属チームの東北フリーブレイズも全面的に支援している。[14]

背番号「33」は長野五輪開催時に来日したカナダ代表のパトリック・ロワに鮮烈なインパクトを受けて彼の背番号を背負っている。[15]

2025年11月から長野県生まれのアパレルブランドAFTERS®︎から衣装提供をしてもらっている。[16]

脚注

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[脚注の使い方]
  1. ^ab伊藤崇之 - 東北フリーブレイズ
  2. ^ab長野県勢初の兄弟アジアリーガーが誕生 アイスホッケー|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト”. 信濃毎日新聞デジタル (2022年6月21日). 2023年10月4日閲覧。
  3. ^【アイスホッケー】インカレ直前インタビュー ~1年生②~ 船越・鈴木・伊藤 – スポーツ法政” (2016年1月2日). 2025年11月14日閲覧。
  4. ^TIC編集部 (2018年6月27日). “あなたの防具を教えてよシーズン2〜法政大学 GK 伊藤崇之〜by Slap Freaket”. Tokyo Icehockey channel. 2023年10月5日閲覧。
  5. ^【アイスホッケー】インカレ直前インタビュー ~水戸啓明・北海・埼玉栄高校出身選手~ – スポーツ法政” (2017年1月4日). 2025年11月14日閲覧。
  6. ^ab山口真一date=February 19, 2024. “【アイスホッケー】「いつも、自分を信じること」。伊藤崇之(東北フリーブレイズ)と古川駿(横浜グリッツ)の才能。(前編)”. ベースボール・マガジン社: BBMスポーツ. 2024年7月14日閲覧。
  7. ^海外挑戦のはじまり|伊藤 崇之”. note(ノート) (2022年3月24日). 2023年10月5日閲覧。
  8. ^伊藤 崇之”. Rental Gym 900. 2025年11月9日閲覧。
  9. ^海外挑戦した理由 Part1|伊藤 崇之”. note(ノート) (2022年3月1日). 2023年10月5日閲覧。
  10. ^【2022-2023東北フリーブレイズ新入団選手のお知らせ】”. 東北フリーブレイズ (2022年6月1日). 2023年11月8日閲覧。
  11. ^2022 全日本アイスホッケー選手権大会 in 長野|伊藤 崇之”. note(ノート) (2022年12月21日). 2023年10月5日閲覧。
  12. ^伊藤 崇之 | 日本代表”. JIHF 公益財団法人 日本アイスホッケー連盟. 2025年11月9日閲覧。
  13. ^HiRAKU” (jp). HiRAKU. 2025年11月9日閲覧。
  14. ^フリーブレイズ伊藤崇之選手が繋ぐアフリカとの絆 – Ice Press Japan” (2024年3月31日). 2025年11月14日閲覧。
  15. ^【伊藤 崇之:アイスホッケー】    1歳で見た夢の舞台が原動力    日本を守る氷上のゴーリー | スポカラ”. spocolor.com. 2025年11月9日閲覧。
  16. ^【AFTERS®︎衣装提供情報】東北フリーブレイズ 伊藤 崇之 選手”. AFTERS-NAGANO.JP (2025年11月14日). 2025年11月14日閲覧。

外部リンク

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