伊藤園本社ビル | |
| 種類 | 株式会社 |
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| 機関設計 | 監査等委員会設置会社[1] |
| 市場情報 | |
| 本社所在地 | 〒151-8550 東京都渋谷区本町3丁目47番10号 北緯35度41分17.2秒東経139度40分57.5秒 / 北緯35.688111度 東経139.682639度 /35.688111; 139.682639座標:北緯35度41分17.2秒東経139度40分57.5秒 / 北緯35.688111度 東経139.682639度 /35.688111; 139.682639 |
| 設立 | 1966年(昭和41年)8月22日 (フロンティア製茶株式会社) |
| 業種 | 食料品 |
| 法人番号 | 3011001002279 |
| 事業内容 | 茶製品・飲料の製造・販売等 |
| 代表者 | |
| 資本金 |
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| 発行済株式総数 |
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| 売上高 |
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| 営業利益 |
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| 経常利益 |
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| 純利益 |
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| 純資産 |
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| 総資産 |
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| 従業員数 |
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| 決算期 | 4月30日 |
| 会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人[2] |
| 主要株主 |
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| 主要子会社 | #関連会社参照 |
| 関係する人物 | |
| 外部リンク | https://www.itoen.co.jp/ |
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株式会社伊藤園(いとうえん、英:ITO EN, LTD.[3])は東京都渋谷区に本社を置く、茶製品および清涼飲料水の大手メーカーである。
株式会社伊藤園は、兄・本庄正則と弟・本庄八郎の兄弟により創業された企業である[4]。その前身は1966年8月設立のフロンティア製茶株式会社で、日本ファミリーサービス株式会社と合資会社ビーエー商会(静岡市内のお茶輸出商社)の共同出資で、静岡市神明町(現・静岡市葵区神明町)に設立された[5]。
創業者の本庄正則は、早稲田大学第一法学部を卒業後(1959年)、東都日産モーターで自動車セールスマンを勤めていた。その後、脱サラし日用品の訪問販売会社の日本ファミリーサービスを起業した(1964年)[6]。同社取扱商品の中の一つであった茶葉製品に注力するかたちで、1966年6月にフロンティア製茶を設立。茶葉製品市場に参入した[6]。その後、東京・上野にあった茶問屋「釜芳」より「伊藤園」の暖簾(商号)を200万円で譲り受け[7]、1969年5月より現社名の株式会社伊藤園に商号を変更している。同年6月、本庄商事(旧日本ファミリーサービス)と合資会社ビーエー商会から緑茶事業の営業譲渡を受け、生産部門を確保し製茶事業にも参入した[5]。
1966年に手形詐欺事件に巻き込まれ約5000万円の不良債権を抱えるなど、創業期の経営は順風満帆とは言えなかったが[7]、量り売りが主流であった当時の茶葉販売で、1972年には日本初の真空パッケージ入り茶葉の製品化に成功[7]。さらに埼玉銀行(現・りそな銀行、埼玉りそな銀行)[注釈 1]より資金を借り入れ、1974年、静岡県榛原郡相良町(現・牧之原市)に生産工場と研究所を建設し[8]、流通業からメーカーへの転換を契機に業績を拡大していった[7]。1979年には、中国土産畜産進出口総公司と日本で初めて烏龍茶の輸入代理店契約を締結[7]。烏龍茶の輸入卸を手掛け、1981年に缶入り烏龍茶を世界で初めて生産・販売[7]、清涼飲料水市場に進出した。1985年からは現在の基幹商品となっている缶入り緑茶「煎茶」(現在の「お〜いお茶」)も生産・販売を行い、1990年には世界初のペットボトル入り緑茶の製品化に成功[7]。2000年には飲料業界初のホット専用ペットボトル入り緑茶の製品化に成功するなど[7]、数々の日本初、世界初の製品化に成功してきた[7]。1998年には東証一部市場に指定(2022年4月からはプライム市場)[9]。
主力製品は、茶製品、野菜飲料、コーヒー飲料。清涼飲料業界第5位(2017年現在)ながら、茶葉製品および茶系飲料市場において最大手に位置している。インパクトの強い商品名『お〜いお茶』は、新国劇の島田正吾が出演したCMでのセリフを契機に「缶入り煎茶」より品名変更された[10]。
コーポレート・メッセージは、「自然が好きです。」。
伊藤園の事業戦略の特徴は、飲料製造の最終工程では自社工場を持たないファブレス方式を採用している。自社工場の代わりに全国に約40か所ある協力企業の工場に生産を委託することにより設備投資を抑えている[11]。また、生産拠点と物流拠点を5つのブロックに分散化させるにより大規模災害によるリスクを最小限に抑える効果を期待している[11]。一方、茶原料の調達では「茶産地育成事業」を一部取り入れ、高齢化や後継者不足により減少する茶生産農家の対策を行うとともに、茶製品の6次産業化を行っている[12]。
販売方式の特徴は、創業以来続けているルートセールスによる販売方式である[13]。この方式は自動販売機を主としたベンダー事業でも採用されており、グループ会社や外部業者への委託が多い同業界において本体社員が直接展開している[13]。
日本ブーム・ダイエット嗜好の強いアメリカに2001年に進出する等(日経産業新聞より)、北米・東アジア・東南アジアを中心に海外でも事業展開している。また、宝塚歌劇のスポンサーの一社でもある。
子会社のタリーズコーヒージャパンを通じて、コーヒー店事業を展開している。
2009年頃までは、全商品とも漢字・毛筆の「伊藤園」のロゴを採用していたが、2010年頃から毛筆ロゴは主に紅茶・コーヒー以外の茶系のみに使い、紅茶・コーヒー・ソフトドリンクについてはローマ字の「ITO EN」のロゴタイプが使われる(以前から使用されていたものである)。ただし、例外的にソフトドリンクのCMである場合でも漢字表記の、緑茶飲料のCMである場合もローマ字表記のスーパーをそれぞれ出す場合もある[注釈 3]。
果実飲料
コーヒー飲料
ミネラルウォーター・炭酸飲料ほか
特定保健用食品
機能性表示食品
伊藤園は茶製品業界で初のテレビコマーシャルを行った[28]。島田正吾がテレビコマーシャルで放った「お〜いお茶」のフレーズが有名になったことで、後に同社の緑茶飲料の商品名にも利用されるようになった[13]。
なお、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)を受けて、同年8月末まで同社CMのラストに被災者へのお見舞いのメッセージが表示された。あわせて同期間には、同社製の缶・ペットボトル入り製品1本につき1円を拠出し、日本赤十字社を通じて義援金を提供する活動を行っていた。同年10月19日に積立てられた寄付金が約4億円に上ったことを活動報告の中で発表した[29]。
2024年3月現在
番組提供はわずかでスポットCMがメインである。これはサントリー、コカ・コーラと言った競合他社とは対照的である。
伊藤園では1985年より日本女子プロゴルフ協会公認のゴルフトーナメント(JLPGAツアー)のひとつである「伊藤園レディスゴルフトーナメント」を主催している。1994年の第10回大会より会場となっている千葉県長南町のグレートアイランド倶楽部は、伊藤園の傘下に入っていないが創業家である本庄家が経営に関わっている[32][33]。この倶楽部のコース設計者のひとりは、伊藤園創業者である本庄正則である[33]。伊藤園では選手育成にも取り組んでおり、女子プロゴルファーが伊藤園に所属している[34]。
(2020年4月現在)[34]