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伊予西条駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
画像提供依頼:駅舎内の画像提供をお願いします。2025年8月
伊予西条駅
駅舎(2018年1月)
いよさいじょう
Iyo-Saijō
Y30中萩 (6.4 km)
(3.5 km)石鎚山 Y32
地図
所在地愛媛県西条市大町字福森859番地1
駅番号Y31
所属事業者四国旅客鉄道(JR四国)
所属路線予讃線
キロ程114.3 km(高松起点)
電報略号サイ
駅構造地上駅
ホーム2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
1,449人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日1921年大正10年)6月21日[2][3][4]
備考直営駅
みどりの窓口[1]
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伊予西条駅(いよさいじょうえき)は、愛媛県西条市大町にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線である。駅番号Y31

概要

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(2022年2月)

西条市の代表駅であるとともに、普通列車の大部分の運転系統が当駅で分断されるほか、当駅を始終着とする特急[注釈 1]が設定されており、さらに、高松運転所所属の6000系電車7200系電車も当駅以東のみの運用となっているなど、運転上の拠点駅にもなっている[5]。また、夜間帯は早朝・深夜に発着する列車が駅構内に留置されるほか、駅舎にある乗務員宿泊施設にはこれらの列車を担当する乗務員が宿泊している。2021年3月ダイヤ改正で廃止された当駅止まりの「ミッドナイトEXP高松」は、2020年3月14日のダイヤ改正まで、特急としては四国内で最も遅い時間の1時15分着となっていた。

駅全体を見ると、電留線や乗務員宿泊施設などもあり相応の規模を持つが、みどりの窓口待合所など旅客施設は、駅の規模から比較すると比較的こぢんまりとした印象となっている。また、発車標は長年にわたり改札中の列車種別を示す行灯式のものが設置されているのみだったが、2017年に実施されたバリアフリー化工事で、新しく跨線橋が設けられ、フルカラーLED方式の発車標が改札上と各のりばに設置された[6][7][8]

列車接近メロディ(列車到着メロディ)は、かつては「瀬戸の花嫁」であったが、2015年3月からは西条市出身のテノール歌手・秋川雅史の「千の風になって」に変更されている[9]

歴史

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駅構造

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単式・島式混合2面3線ホームの地上駅[1]。互いのホームはエレベーター跨線橋で結ばれている。駅前広場にはうちぬきと呼ばれる湧き水がある。かつては2・3番ホームにも設置されていたが、駅バリアフリー工事の際に撤去された。

改札前の1番乗り場は上り方面にしか出発信号がなく、下り列車は入線しない。

のりば

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のりば路線方向行先備考
1予讃線上り新居浜伊予三島高松岡山方面 
2下り今治松山伊予市宇和島方面 
3今治・松山方面普通列車のみ
上り新居浜・伊予三島・高松方面快速・普通のみ

駅施設

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  • 旧ホーム(2008年3月、石鎚山方より)
    旧ホーム(2008年3月、石鎚山方より)
  • ホームにかつてあったうちぬき(2008年3月)
    ホームにかつてあったうちぬき(2008年3月)
  • 駅前のタクシー乗り場(2025年9月)
    駅前のタクシー乗り場(2025年9月)

利用状況

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2020年(令和2年)度の1日平均乗車人員1,252人である[16]

2000年度以降の1日平均乗車人員の推移は以下の通り[17]

年度1日平均
乗車人員
2000年1,469
2001年1,471
2002年1,351
2003年1,326
2004年1,275
2005年1,359
2006年1,403
2007年1,430
2008年1,439
2009年1,425
2010年1,435
2011年1,503
2012年1,512
2013年1,580
2014年1,529
2015年1,552
2016年1,530
2017年1,549
2018年1,513
2019年1,513
2020年1,252

西条機関区

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出典[18]

当駅までの予讃線(西条線)開通に伴い西条機関区も設置された。後藤干雄主任、和田邦吉、佐伯照吉技術助手、十一重次郎書記以下、高松・多度津より転勤してきた約100人で構成。

創立当時の機関車配置は60形1両、270形1両、500形2両、700形2両のタンク式機関車と、5400形テンダ式機関車10両であった。60形は元讃岐鉄道車で、のちにもう1両配置されたが、車庫東の留置線に置かれ、一度も使用しないまま関西へ入替用として転属している。270形は2両追加され、主に建設工事用として使用された。1924(大正13)年2月には1000形も配置され、500形、700形とともに短区間用として使用された。500形はのちに2両追加となっている。5400形も3両追加されたが、関西鉄道から6000形が転属してきたため、5年足らずで四国を去った。

駅周辺

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駅前再整備前の様子(2006年)
四国鉄道文化館(2018年、ホームより)

西条市や市域の海岸沿いに立地する工業地帯および石鎚山への玄関口となっている。西条市役所などが立地する街の中心は北に1 kmほど離れており、市の規模に比して駅前はやや閑散とした雰囲気である。

駅前には1967年にロータリーなどが設置されたが、歩道などの老朽化が進んでいたことから、西条市の「まちづくり基盤整備事業」(2004 - 2008年度)の一環として、駅東側にある鉄道歴史パーク in SAIJOなどと合わせ、交通結節点としてだけではなく市域の特色に相応する駅前として再整備がなされた。一連の整備は住民代表や商工業団体のほか、JR四国および日本ナショナルトラストなどを交えて計画が策定された[19][20]

  • 鉄道歴史パーク in SAIJO[21]
  • ぽっぽ橋 - 上記の十河信二記念館と駅建物の間に2012年10月に架設された人道橋。自転車も積載可能なエレベーターが設置され、これにより線路で分断されていた駅南方面が繋がった。
  • 西条陣屋跡 - 現在の愛媛県立西条高等学校。
  • 西条市総合文化会館(約500 m)
  • 西条市役所(約1.3 km)
  • フジグラン西条(約1.6 km)

駅前広場

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バス乗り場とタクシー乗り場が設けられている。なお、かつては駐車場が設けられていたが、駅前再整備に伴い営業を休止した。代替施設として、鉄道歴史パーク in SAIJO前の駐車場を利用するよう案内されている。

バス乗り場には、主にせとうちバスの各路線が乗り入れている。特に、石鎚ロープウェイ線(石鎚登山ロープウェイのりば方面)は当駅を起終点としており、お山開きの時には臨時バスも運行される。このほか、伊予鉄バスとの共同運行による特急バス「新居浜 - 松山線」や、阪神バスとの共同運行による高速バス「いしづちライナー」も乗り入れている。なお、東京行夜行高速バス「パイレーツ号」は当駅を経由しない。

隣の駅

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四国旅客鉄道(JR四国)
予讃線
快速「サンポート」・普通
中萩駅 (Y30) -伊予西条駅 (Y31) -石鎚山駅 (Y32)

脚注

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[脚注の使い方]

注釈

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  1. ^当駅が始発となる特急列車は、それぞれ早朝に駅を発つ岡山行き「しおかぜ2号」と高松行き「モーニングEXP高松」である。また、当駅が終着となる特急は、深夜帯に運転される岡山・高松発の特急「しおかぜいしづち29号」である。なお、「いしづち106号」は、2駅先の新居浜駅が終着となっているが、同列車は運転終了後に当駅まで回送され車内整備ののち翌朝まで留置される。また、2022年ダイヤ改正により、岡山からの下り特急「しおかぜ」29号が、松山行から伊予西条行に変更された。

出典

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  1. ^abc『週刊 JR全駅・全車両基地』 53号 松山駅・伊予西条駅・下灘駅ほか83駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月25日、22頁。 
  2. ^abcde石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』JTB、1998年、635頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ab四国の「0系新幹線もどき」気動車 予讃線で6月に特別運行 十河信二ゆかりの伊予西条へ”. 乗りものニュース (2021年5月14日). 2022年2月7日閲覧。
  4. ^ab“新居浜、伊予西条駅 開業100年記念式典”. 読売新聞オンライン. (2021年6月20日). オリジナルの2021年6月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210620013456/https://www.yomiuri.co.jp/local/ehime/news/20210620-OYTNT50003/ 2022年2月7日閲覧。 
  5. ^7200系(JR四国)―国鉄時代の置き土産・121系をリニューアル。ライムグリーン塗装の台車がキラリ”. トレたび -交通新聞社 (2021年8月19日). 2025年6月25日閲覧。
  6. ^資料5”. 西条市. 2025年6月29日閲覧。
  7. ^資料3”. 西条市. 2025年6月29日閲覧。
  8. ^伊予西条駅・新居浜駅 バリアフリー化完成式典(2017年9月28日)”. 鉄道コム (2017年9月25日). 2025年6月29日閲覧。
  9. ^abJR伊予西条駅の列車到着メロディの説明パネルを設置しました!”. 西条市地域振興課 (2015年6月23日). 2022年2月7日閲覧。
  10. ^“「0系新幹線」が特別運行 伊予土居―伊予西条100年”. 朝日新聞デジタル. (2021年6月22日). オリジナルの2021年6月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210622150058/https://www.asahi.com/articles/ASP6P6SVFP6PPTLC010.html 2022年2月7日閲覧。 
  11. ^原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、103頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  12. ^「近代的な駅舎に一新 伊予西条駅の改築完成」『交通新聞』交通協力会、1968年12月17日、1面。
  13. ^「伊予西条駅に「みどりの窓口」開設」『交通新聞』交通協力会、1977年4月5日、2面。
  14. ^“JR四国 予讃線新居浜、伊予西条駅バリアフリー化完成”. 交通新聞 (交通新聞社). (2017年10月5日) 
  15. ^“JR四国の旅行商品販売窓口「ワーププラザ」、8駅で営業終了へ”. 朝日新聞. (2022年9月22日). https://www.asahi.com/articles/ASQ9P7KPSQ9PPTLC01D.html 2022年9月22日閲覧。 
  16. ^会社案内 - JR四国
  17. ^出典:『西条市統計データ』
  18. ^『愛媛の国鉄回想』松山印刷、1989年7月1日、6-9頁。 
  19. ^西条市主要施策一覧[リンク切れ] - 西条市(2011年5月23日閲覧)
  20. ^都市再生整備計画 中央地区(第9回変更)[リンク切れ] p.2 - 西条市(2009年3月付、2011年5月23日閲覧)
  21. ^abcdJR四国「おさんぽなんよ」も展示「いよ西条 鉄道フェスタ 2016」11月末開催”. マイナビニュース (2016年11月1日). 2022年2月7日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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