| 台風第7号 (Lan) | |
|---|---|
| カテゴリー4のタイフーン (SSHWS) | |
衛星画像 (8月11日4時) | |
| 発生期間 | 2023年8月8日9時 - 2023年8月17日15時 |
| 寿命 | 9日6時間(222時間)[1] |
| 最低気圧 | 940hPa |
| 最大風速 (日気象庁解析) | 45m/s (90kt) |
| 最大風速 (米海軍解析) | 115kt |
| 被害総額 | 1.61億ドル(2023USD) |
| 平均速度 | 14.9 (km/時) 358 (km/日) |
| 移動距離 | 3317km |
| 上陸地点 | 兵庫県明石市付近 |
| 死傷者数 | 重傷8人 |
| 被害地域 | 日本 |
| プロジェクト :気象と気候/災害 | |
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令和5年台風第7号(れいわ5ねんたいふうだい7ごう)は、2023年8月に発生した台風である。国際名は「Lan」[注 1]。
発生後西に進み、小笠原近海で進路を北寄りに変え、同海域で最盛期を迎えた[2][3][4]。
その後台風はゆっくり北西進し、15日5時前には和歌山県潮岬付近に上陸[5][6]。日本海に抜け、17日15時に北海道の西(北緯45.0度、東経139.0度)で温帯低気圧になった[7][8]。
2023年に上陸した唯一の台風である。

8月6日、台風6号の東で熱帯低気圧が発生した。
気象庁は7日12時、この熱帯低気圧が24時間以内に台風に発達する見込みと発表した[9][10][11]。
熱帯低気圧は、8日9時に南鳥島近海(北緯24.6度、東経149.1度)において台風7号になり、「ラン(Lan)」と命名された[12][13][14]。
台風は当初「強い」勢力にまで発達すると予想されたが、予想以上に発達し、10日15時に「強い台風」になると[15][16][17]、11日3時には「非常に強い台風」になった[18][19][20]。
台風は小笠原諸島に接近し、父島では11日午後0時半頃に最大瞬間風速31.2m/sを観測した[21]。
その後もスピードをあまり上げないまま北上を続け、15日5時前には和歌山県潮岬付近に[22][23]、15日13時頃には明石市に上陸した。兵庫県内に台風が上陸するのは5年ぶりであった[24][25]。
気象庁は16時40分、鳥取県に大雨特別警報を発表した[26]。鳥取県内では、鳥取市の山間部の佐治地区で515.0mm、鹿野地区で485.5mmなど、平成30年7月豪雨を超える程の降雨があり、平年8月の3倍にあたる雨量が一日で観測された[27]。また、鳥取市を流れる佐治川では高山橋の一部が崩落した[27][28]。
台風は15日中に日本海に抜け、17日15時に北海道の西(北緯45.0度、東経139.0度)で温帯低気圧になった[29][30]。
| 人的被害 | 住家被害 | |||
|---|---|---|---|---|
| 死者 | 0人 | 全壊 | 9棟 | |
| 行方不明者 | 0人 | 半壊 | 10棟 | |
| 負傷者 | 重傷 | 8人 | 一部破損 | 56棟 |
| 軽傷 | 58人 | 床上浸水 | 128棟 | |
| 程度不明 | 床下浸水 | 510棟 | ||
| 合計 | 66人 | 合計 | 713棟 | |
台風の接近に伴い海岸では波が高くなった。愛知県では51歳男性が、茨城県では50歳男性が溺れて死亡した[32][33]。また、鳥取県では、道路の崩落により孤立した集落に住む80代女性が死亡した[34]。
雨量規制により以下の区間で通行止めとなった[35]。
また、この台風とは関係ないが、三陸沿岸道路も大雨の影響で、田野畑中央IC~普代IC間が通行止めになった。
雨量・風速規制により以下の路線で全区間、または一部区間で運転見合わせとなった[35]。

この台風とは関係ないが、JR東日本の釜石線、三陸鉄道リアス線の一部区間も運転見合わせになった。