| 物質名 | |
|---|---|
arsenic pentachloride | |
別名 arsenic(v) chloride | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) | |
| ChemSpider | |
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| 性質 | |
| AsCl5 | |
| モル質量 | 252.1866 g/mol |
| 融点 | −50 °C (−58 °F; 223 K) |
| 危険性 | |
| GHS表示: | |
| Danger | |
| H280,H350,H361,H370,H372 | |
| P201,P202,P260,P264,P270,P281,P307+P311,P308+P313,P314,P321,P405,P410+P403,P501 | |
| NIOSH(米国の健康曝露限度): | |
| [1910.1018] TWA 0.010 mg/m3[1] | |
| Ca C 0.002 mg/m3 [15分][1] | |
| Ca [5 mg/m3 (As)][1] | |
| 構造 | |
| 三方両錐形 (D3h) | |
| 関連する物質 | |
| 関連する五塩化物 | 五塩化リン 五塩化アンチモン |
| 関連物質 | 五フッ化ヒ素 三塩化ヒ素 五酸化ヒ素 |
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。 | |
五塩化ヒ素(ごえんかヒそ、英語:Arsenic pentachloride)は、化学式AsCl
5で表されるヒ素と塩素の無機化合物である[2]。1976年に、-105 ℃の液体塩素中で三塩化ヒ素に紫外線を照射することで初めて合成された[3]。約-50 ℃で分解する。固体の構造は2001年に決定された[4]。AsCl5は五塩化リンと同様に三方両錐形分子構造をとり、赤道上の結合は軸方向の結合よりも短い。(As-Cleq = 210.6 pm,211.9 pm, As-Clax= 220.7 pm)
第15族元素の五塩化物である五塩化リンと五塩化アンチモンははるかに安定であり、AsCl5は異常に不安定である。これは、第一遷移系列に続く4pブロック元素(ガリウム、ゲルマニウム、ヒ素、セレン、臭素、クリプトン)において、原子核の遮蔽が不完全であり、これにより4s電子が安定になり、結合に利用されにくくなるためと考えられている。この効果はdブロック収縮と呼ばれており、ランタノイド収縮と呼ばれるfブロック収縮に類似する。
| As(III) | |
|---|---|
| As(III,V) | |
| As(V) | |
| ヒ化物 | |
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