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中西一善

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中西 一善
なかにし かずよし
生年月日 (1964-04-19)1964年4月19日(61歳)
出生地日本の旗日本東京都大田区
出身校早稲田大学
前職旅行会社経営
所属政党自由民主党→)
無所属
選挙区東京4区
当選回数1回
在任期間2003年11月10日 -2005年3月15日
選挙区大田区選挙区
当選回数2回
在任期間1997年7月 -2003年6月
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中西 一善(なかにし かずよし、「なかにし いちぜん」とも1964年4月19日 - )は、日本政治家、元実業家[1][2]

父は株式会社ベンカン会長や東京商工会議所副会頭、日経連常任理事などを歴任した中西真彦(1930年1月10日 -2018年8月17日)。

人物

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東京都大田区大森出身。正則高等学校を経て、早稲田大学政治経済学部を卒業[3]。旅行会社経営を経て、1997年7月の第14回東京都議会議員選挙に出馬し初当選する[3]2001年6月の第15回東京都議選では43886票を獲得して大田区でトップ当選[3]2003年第43回衆議院議員総選挙では自民党公認で東京4区に出馬し、初当選[1][3]

逮捕

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2005年3月10日午前2時頃、東京六本木の路上で若い女性に抱きついてビルに押しつけ、の中に手を入れてを触ったとして警視庁麻布警察署に強制わいせつ現行犯逮捕された[4][1][2][3][5]。このとき現職の議員であるが、現行犯は不逮捕特権の適用外である[1][6]。約16時間後に示談成立し被害届が取り下げられたため釈放[6]。その後不起訴処分となった[7][8][9]。中西は犯行の理由について「ポン引き(客引き)の女かと思った」との供述をしたとも伝えられたが、釈放翌日に開催した謝罪記者会見では「客引きだと思ってということはない」と発言した[1][2]

逮捕された10日夜に中西は弁護士を通じ、議員辞職願と離党届をそれぞれ衆院事務局と自民党本部に提出する[10]。議員辞職願は15日衆議院本会議で許可されたが、離党届は自民党が受理せず15日付で中西は自民党から除名された[11][12][13]。示談成立後の11日、謝罪記者会見を開き「一生(を)飲まないと、心の中で誓いました」と語る(2006年8月の週刊文春のインタビューでは、現在は「付き合い程度」は飲んでいるという)[14][15]。因みに、日本国憲法下で現行犯逮捕された現職国会議員は1964年楢崎弥之助から41年ぶりで3人目である[16]。当時の中西の座右の銘は「一日一善」であった[3][17]

2005年の第44回衆議院議員総選挙に再び東京4区から無所属で出馬。衆議院解散の要因となった郵政民営化に賛成していたが、自民党公認候補の平将明に押され落選し、供託金も没収された。

脚注

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[脚注の使い方]
  1. ^abcde自民・中西一善衆院議員、強制わいせつ現行犯で逮捕」『読売新聞読売新聞社、2005年3月10日。オリジナルの2005年3月10日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  2. ^abc中西一善衆議院議員を強制わいせつ容疑で逮捕 警視庁」『朝日新聞朝日新聞社、2005年3月10日。オリジナルの2005年3月11日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  3. ^abcdef中西議員逮捕 都議選控え自民ショック」『東京新聞中日新聞東京本社、2005年3月10日。オリジナルの2005年3月14日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  4. ^「中西議員が強制わいせつ 東京・六本木の路上で」共同通信2005年3月10日
  5. ^中西議員逮捕、自民が「厳正に対処」 野党は辞職要求へ」『朝日新聞』朝日新聞社、2005年3月10日。オリジナルの2005年3月13日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  6. ^ab「私には不逮捕特権がある」 中西一善衆院議員」『朝日新聞』朝日新聞社、2005年3月11日。オリジナルの2005年3月16日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  7. ^中西議員を書類送検、強制わいせつ容疑 不起訴の見通し」『朝日新聞』朝日新聞社、2005年3月14日。オリジナルの2005年3月16日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  8. ^東京地検、強制わいせつの中西前議員を不起訴処分に」『読売新聞』読売新聞社、2005年3月15日。オリジナルの2005年3月16日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  9. ^中西前衆院議員、不起訴に 強制わいせつ事件で東京地検」『朝日新聞』朝日新聞社、2005年3月15日。オリジナルの2005年3月17日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  10. ^中西議員逮捕で福岡2区補選への影響懸念 麻生総務相」『朝日新聞』朝日新聞社、2005年3月11日。オリジナルの2005年3月14日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  11. ^強制わいせつ・中西議員の辞職、全会一致で許可」『読売新聞』読売新聞社、2005年3月15日。オリジナルの2005年3月16日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  12. ^自民、中西前議員の除名処分を決定」『読売新聞』読売新聞社、2005年3月15日。オリジナルの2005年3月16日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  13. ^衆院、中西議員の辞職を許可 自民も除名決定」『朝日新聞』朝日新聞社、2005年3月15日。オリジナルの2005年3月17日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  14. ^「一生飲まない」…中西衆院議員が謝罪会見」『読売新聞』読売新聞社、2005年3月11日。オリジナルの2005年3月11日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  15. ^「一生お酒を飲まない覚悟」 中西衆院議員が辞職会見」『朝日新聞』朝日新聞社、2005年3月11日。オリジナルの2005年3月16日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。
  16. ^一部では“3人目。1人目は日本共産党林百郎”と報じられた。日本共産党はこれは冤罪であると主張している。共産党議員の「現行犯逮捕」 1952年の事件とはしんぶん赤旗 2005年3月12日
  17. ^中西一善議員逮捕で同僚議員ら落胆と批判」『読売新聞』読売新聞社、2005年3月10日。オリジナルの2005年3月12日時点におけるアーカイブ。2025年7月11日閲覧。

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