| 中根 一幸 なかね かずゆき | |
|---|---|
| 生年月日 | (1969-07-11)1969年7月11日(56歳) |
| 出生地 | |
| 出身校 | 日本体育大学体育学部健康学科 専修大学大学院法学研究科公法学修了 |
| 前職 | 議員秘書 |
| 所属政党 | 自由民主党(安倍派→無派閥) |
| 公式サイト | 中根一幸(なかねかずゆき) 公式ウェブサイト |
| 選挙区 | (比例北関東ブロック→) (埼玉6区→) 比例北関東ブロック |
| 当選回数 | 5回 |
| 在任期間 | 2005年9月11日 -2009年8月18日 2012年11月16日 -2024年10月9日 |
| 当選回数 | 1回 |
| 在任期間 | 1995年5月1日 - 1999年 |
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中根 一幸(なかね かずゆき、1969年7月11日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の元衆議院議員(5期)。自由民主党内閣部会長、自由民主党国土交通部会長、自由民主党総務部会長、外務大臣政務官(第2次安倍改造内閣・第3次安倍内閣)、外務副大臣(第3次安倍第3次改造内閣・第4次安倍内閣)、内閣府副大臣(第4次安倍改造内閣)、衆議院国土交通委員長を歴任した。
埼玉県鴻巣市出身。日本体育大学体育学部健康学科卒業。専修大学大学院法学研究科公法学修了[1][2]。
2002年7月7日に行われた鴻巣市長選挙に立候補するも、前市議の原口和久に敗れた[3]。
2005年9月11日の第44回衆議院議員総選挙に自民党公認で埼玉6区から立候補し、民主党の前職の大島敦に敗れるも比例北関東ブロックで復活し初当選した。
2009年8月30日の第45回衆議院議員総選挙で大島にダブルスコア以上の差をつけられ落選。
2012年12月16日の第46回衆議院議員総選挙で大島を198票差で破り、小選挙区で初めて当選。
2014年9月4日、第2次安倍改造内閣にて外務大臣政務官に就任[1]。同年10月23日、自民党内閣部会長に就任[4]。
同年12月14日の第47回衆議院議員総選挙で大島に敗れるも比例北関東ブロックで復活し3選。
2016年8月24日、自民党国土交通部会長に就任[5]。2017年8月7日、第3次安倍第3次改造内閣にて外務副大臣に就任[6]。
2017年10月22日の第48回衆議院議員総選挙で大島に敗れるも比例北関東ブロックで復活し4選。
2018年10月、第4次安倍改造内閣で内閣府副大臣(地方創生、規制改革、男女共同参画、まち・ひと・しごと創生、女性活躍、サイバーセキュリティ戦略担当)に就任。2019年9月、自民党総務部会長(地方自治行政、地方財政、地方税、消防行政、情報通信関連行政、放送行政、郵政、行政改革、行政評価や恩給などの担当)に就任。
2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙で大島に敗れるも比例北関東ブロックで復活し5選。
2024年1月26日、自民党5派閥の政治資金パーティーの裏金問題を受け、原子力問題調査特別委員長を辞任(後任は平将明)。
2024年10月9日、自民党は衆議院議員選挙(10月27日執行)の第1次公認候補として、小選挙区265人、比例代表14人の計279人の擁立を発表した。政治資金パーティーの裏金事件に関係した現職と元職のうち12人を非公認とし、その中に中根も含まれた(ほどなく今村洋史が出馬を断念し非公認は11人となる)[7][8][9]。
同日、自民党本部は森山裕幹事長の名で、衆院選候補者に対し、政党交付金から公認料500万円と活動費1500万円の計2000万円をそれぞれの政党支部へ10日付で振り込むことを通知した[10]。
同年10月15日、総選挙が公示され、埼玉6区からは無所属の中根、立憲民主党の大島敦、日本共産党の元県議の秋山もえ、日本維新の会の元行田市議会議員の細谷美恵子の計4人が立候補した[11]。同日、秋山は自身のX(旧ツイッター)に選挙ポスターの写真を掲載し、「今日見た本番ポスターの中根さん。自民党非公認なのに『自民党』って入っていたわ」と書いた[12][13]。ツイートを読んだしんぶん赤旗の社会部長はポスターに「自民党支部長」の文字が大きく印刷されていることを不審に思い、埼玉県選挙管理委員会に電話で確認。中根を皮切りに調査を始めた[12]。10月19日、しんぶん赤旗のスクープにより、裏金問題で非公認となった11人の候補者のうち、中根ら8人[注 1]が自民党選挙区支部の支部長のままであることが明らかとなった[15]。続いて10月23日、同紙は、前述の2000万円が中根ら8人と不出馬になった人が代表を務める政党支部に対しても支給されていたと報じた[16][10][14]。野党は「裏金議員の裏公認だ」「反省していない」とただちに批判を強めた[17][18]。
裏金問題や統一教会問題、2000万円支給問題などで自民党に逆風が吹き荒れる中[19][20][16][21]、10月27日に総選挙は実施された。投票締め切りの20時[19]直後に日本経済新聞は大島の当選確実を報じ[22]、大島は9期目の当選を果たした。無所属の中根は議席を失った[11]。裏金事件に関係した候補者は18勝28敗だった[23][24][25]。
学校法人を経営していた家に生まれたことや、3年B組金八先生が大好きだったことから元々は教師を目指していたが、憧れていた金八先生のような人物像を目指す中で政治家という道を見出したと語っている[42]。
2006年12月15日夜、友人らと一緒に訪れた池袋の飲食店で店側とトラブルとなり、女性店主に暴力をふるったとして被害届が出されていると報じられたが[43]、その後示談が成立し起訴猶予処分となった。
学校法人敬愛学園が運営する私立幼稚園・箕田幼稚園の理事長と事務長とを兼任しているが、2012年11月から12月にかけての計22日間に亘り、欠勤していたにもかかわらず、無欠勤の場合と同様に報酬を受け取っていたことが、2014年に判明した。埼玉県は、国が定めた給与規定に違反するとして同園に改善指導を行い、中根は欠勤分を返還している[44]。
2015年、公設秘書が「逮捕監禁致死罪」で懲役6年の実刑判決を受けた人物であることが報じられた。同秘書は、議員会館の中で、「俺は人を殺している」などとうそぶき、恐れをなした同僚秘書が何人も辞めていると報じられた同年7月に辞職している[45]。
政治資金パーティー収入の裏金問題で、中根は2018~2022年の5年間で、清和会のパーティ券の販売ノルマを超過した分のキックバックとして計1860万円を受け取ったが、政治資金収支報告書に記載漏していなかったと書面で発表した。1月31日に訂正した収支報告書で寄付収入などとして新たに記載した。一方で、20~22年の報告書はいずれも、前年からの繰越金を記入する欄に「不明」と記入している[46]。2024年4月4日、自民党は中根を半年間の党役職停止とする処分を決定した[47]。同年12月26日、東京地検特捜部は政治資金規正法違反の疑いで告発された中根を嫌疑不十分で不起訴とした[48]。
2021年11月7日に行われた、統一教会系の国際勝共連合と勝共UNITEが共催して開催中の憲法改正イベント「救国救世勝共大会2021」において、ビデオメッセージを寄せた。
2世信者が中心である勝共UNITEの会員に向け、「今日は若い方々がたくさん参加をされているということでございます。次の時代にしっかりと守るべきものは守り~(中略)わたくし衆議院議員中根一幸も皆さまと一緒にしっかりとそういった素晴らしい日本を作っていきたいと思います」と述べた[49]。
| 当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 | 政党内比例順位 /政党当選者数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 比当 | 第44回衆議院議員総選挙 | 2005年09月11日 | 36 | 比例北関東(埼玉6区) | 自由民主党 | 12万1665票 | 45.09% | 1 | 2/3 | 3/9 |
| 落 | 第45回衆議院議員総選挙 | 2009年08月30日 | 40 | 埼玉6区 | 自由民主党 | 8万4654票 | 30.59% | 1 | 2/3 | / |
| 当 | 第46回衆議院議員総選挙 | 2012年12月16日 | 43 | 埼玉6区 | 自由民主党 | 9万871票 | 37.94% | 1 | 1/5 | / |
| 比当 | 第47回衆議院議員総選挙 | 2014年12月14日 | 45 | 比例北関東(埼玉6区) | 自由民主党 | 9万4303票 | 41.90% | 1 | 2/3 | 3/8 |
| 比当 | 第48回衆議院議員総選挙 | 2017年10月22日 | 48 | 比例北関東(埼玉6区) | 自由民主党 | 9万2222票 | 40.50% | 1 | 2/3 | 1/7 |
| 比当 | 第49回衆議院議員総選挙 | 2021年10月31日 | 52 | 比例北関東(埼玉6区) | 自由民主党 | 10万5433票 | 43.98% | 1 | 2/2 | 7/7 |
| 落 | 第50回衆議院議員総選挙 | 2024年10月27日 | 55 | 埼玉6区 | 無所属 | 5万425票 | 24.70% | 1 | 2/4 | / |
{{cite news}}: CS1メンテナンス: 先頭の0を省略したymd形式の日付 (カテゴリ)| 公職 | ||
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| 先代 越智隆雄 赤間二郎 田中良生 坂井学 葉梨康弘 水落敏栄 武藤容治 秋元司 伊藤忠彦 山本朋広 | 左藤章 田中良生 佐藤ゆかり 浮島智子 磯﨑仁彦 塚田一郎→牧野京夫 秋元司 原田憲治と共同 2018年 - 2019年 | 次代 大塚拓 平将明 宮下一郎 寺田稔 亀岡偉民 松本洋平 御法川信英 石原宏高 山本朋広 |
| 先代 岸信夫 薗浦健太郎 | 佐藤正久と共同 2017年 - 2018年 | 次代 阿部俊子 佐藤正久 |
| 先代 石原宏高 木原誠二 牧野京夫 | 薗浦健太郎 宇都隆史と共同 2014年 - 2015年 | 次代 黄川田仁志 濱地雅一 山田美樹 |
| 議会 | ||
| 先代 鈴木淳司 | 2023年 - 2024年 | 次代 平将明 |
| 先代 赤間二郎 | 2021年 - 2022年 | 次代 木原稔 |
| 第41回 (定数21) |
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| 第42回 (定数20) |
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| 第43回 (定数20) |
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| 第44回 (定数20) |
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| 第45回 (定数20) |
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| 第46回 (定数20) |
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| 第47回 (定数20) |
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| 第48回 (定数19) |
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| 第49回 (定数19) |
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| 第50回 (定数19) |
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| ↓:途中辞職、失職、在職中死去など、↑:繰り上げ当選。 | |||||||||||||||