| かつて存在した洋菓子メーカー「不二屋食品」とは異なります。 |
不二家数寄屋橋店(銀座クリスタルビル1F) | |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | |
| 本社所在地 | 〒112-0012 東京都文京区大塚二丁目15番6号 オーク音羽ビル |
| 設立 | 1938年(昭和13年)6月30日 (株式会社第二不二家) |
| 業種 | 食料品 |
| 法人番号 | 3010001034910 |
| 事業内容 | 菓子食品の製造販売、および喫茶・食堂の経営 |
| 代表者 | 代表取締役社長河村宣行 |
| 資本金 | 182億8000万円 (2020年12月31日現在) |
| 発行済株式総数 | 2,577万6,200株 (2021年12月31日現在) |
| 売上高 | 連結 1099億8400万円 単体 822億2600万円 (2024年12月期) |
| 純利益 | 連結 16億7200万円 単体 9億3300万円 (2024年12月期) |
| 純資産 | 連結 630億6700万円 単体 434億3700万円 (2024年12月期) |
| 総資産 | 連結 904億6600万円 単体 658億4400万円 (2024年12月期) |
| 従業員数 | 連結:2,199人 単体:1,172人 (2020年12月31日現在) |
| 決算期 | 12月31日 |
| 主要株主 | 山崎製パン株式会社 54.3% 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 3.7% 不二家不二栄会持株会 3.1% 株式会社バンダイナムコホールディングス 1.9% 株式会社りそな銀行 1.7% (2021年12月31日現在) |
| 主要子会社 | 関連会社の項目を参照 |
| 関係する人物 | 藤井林右衛門(創業者) 藤井総四郎(3代目社長) 藤井林太郎(6代目社長) 桜井康文(7代目社長) 峯野龍弘(元社外取締役) 酒井美紀(社外取締役) |
| 外部リンク | 株式会社不二家 |
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株式会社不二家(ふじや、英:Fujiya Co.,Ltd.)は、ケーキなど洋菓子を中心に菓子類の製造販売を主とする老舗の食品メーカー。洋菓子店のほかレストランをフランチャイズ展開している。1910年(明治43年)創業。2008年より山崎製パンの子会社となっている。
社名は、創業者である藤井家の「藤」と日本のシンボルである「富士山」、そして「二つとない存在に」(不二)との意から[1]。不二家のシンボルマークである「ファミリーマーク」のFには、不二家のイニシャルのほか、ファミリア(親しみやすい)、フラワー(花)、ファンタジー(夢)、フレッシュ(新鮮)、ファンシー(高級な・かわいらしい)の5つの意味が含まれている。デザイナーはレイモンド・ローウィ[2]。
1910年(明治43年)に横浜市元町で不二家洋菓子舗を創業。当時はコーヒー、紅茶、デコレーションケーキ、シュークリームを3銭均一で提供していた[3]。
1960年代に、インダストリアルエンジニアリング(IE)やコーポレートアイデンティティ(CI)という、当時としては革新的な経営管理手法を導入し、フランチャイズチェーンの展開へつなげた。
イメージマスコットは、ペコちゃんとポコちゃん。キャッチコピーは「おいしさは、しあわせに向かう」である。ペコちゃんとポコちゃんは、日本ケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダース像に続いて、立体商標として1998年(平成10年)6月19日に登録された。
本社は、東京都文京区大塚に所在。後述の期限切れ原材料使用問題による業績悪化を最小限に抑えるため、東京都中央区銀座7丁目の本社ビルを売却し、2008年(平成20年)7月1日に現在地に移転した。
不二家では2月28日を「不二家の日」として感謝のキャンペーンを行っている[4]。
現行店舗については店舗検索を参照。
1970年、缶入り飲料から基準値を超える缶由来のスズが検出される事例が続出、東京都による検査の中で、不二家ミックスネクターも1ppmの基準値超過が確認された。超過量は僅かではあったが時間の経過とともに溶け出すスズの量が多くなるとして、市場に出荷された約7万本の回収が行われた[14]。

埼玉県新座市の同社埼玉工場でシュークリームを製造する際、2006年10月と11月にかけて計8回にわたり賞味期限が切れた(実際は「社内規定の使用期限」が切れた)牛乳を使用していた。このことは、同年11月までに社外プロジェクトチームの調査によって判明し、11月13日に管理職など約30人に向けてこの件に関する報告書を配布していた。この報告書の中に「マスコミに知られたら雪印乳業(雪印集団食中毒事件)の二の舞になることは避けられない」という表現があったが、これは不二家に委託された外部コンサルタント会社が危機意識を喚起する意図で使った表現だったとされる。
結局、洋菓子需要の繁忙期であるクリスマス商戦を乗り切った後の2007年1月10日に、労働組合員からの内部告発を受けた報道機関の手により公になった。翌11日になって同社は洋菓子の製造販売を一時休止する措置をとったが、以降もずさんな食品衛生管理の事例が明らかになり、企業倫理に欠ける安全を軽視した姿勢や隠蔽体質に対して、消費者から1,700件を超える苦情が不二家に殺到するなど批判が出た[15]。
後に不二家が設置した信頼回復対策会議の報告によると、2006年当時の報告書には不自然な点が多く、社外プロジェクトチームに対する不信感が募っていたため、報告書を公表しなかったとしている。
これがきっかけで食品偽装問題が相次いで発覚し、新語・流行語大賞のトップテンに「食品偽装」が、今年の漢字に「偽」が選出されている。
2008年12月、週刊新潮にFC店における賞味期限切れ商品の販売が再び発覚したと掲載されたが、不二家は事実誤認として抗議をしたという事である。
一部のマスメディア[41]によると、不二家は財務力が弱く、雪印乳業の二の舞になるのではないかと懸念する声があった。
事態打開のため不二家とりそな銀行は、山崎製パンに対して品質管理などの業務支援を要請した。これを受けて2月5日、山崎製パンから衛生管理などの業務支援を受けることが発表された[42][43]。現在は山崎製パンが51%出資している。
同社の第2位株主である森永製菓も同社支援を検討したが、2月2日に支援を見送ることを発表した[44]。5月8日、保有する不二家株を全て売却した[45]。
2007年3月1日、一部の工場で、一般菓子の生産が再開された。洋菓子についても、23日から販売を再開した。飲料は19日から販売再開[46][47]。
ホワイトデーの元祖は諸説あるが、1973年(昭和48年)に不二家とエイワが協力し、チョコレートのお返しにキャンディやマシュマロを贈ろうと『メルシーバレンタイン』キャンペーンを開催したとする新聞記事がある(読売新聞)。その中では“白(ホワイト)には「幸福を呼ぶ」「縁起が良い」という意味がある”ということで、バレンタインデーの1か月後にと称してホワイトデーを設定したと記事は伝えており、最古の記録となっている。