| かみじまちょう 上島町 | |||||
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| 国 | |||||
| 地方 | 四国地方 | ||||
| 都道府県 | 愛媛県 | ||||
| 郡 | 越智郡 | ||||
| 市町村コード | 38356-2 | ||||
| 法人番号 | 2000020383562 | ||||
| 面積 | 30.38km2 | ||||
| 総人口 | 5,867人[編集] (推計人口、2025年10月1日) | ||||
| 人口密度 | 193人/km2 | ||||
| 隣接自治体 | (海上で隣接) 今治市 広島県:尾道市、福山市 香川県観音寺市 | ||||
| 町の木 | ウバメガシ | ||||
| 町の花 | 桜 | ||||
| 上島町役場 | |||||
| 町長 | 上村俊之 | ||||
| 所在地 | 〒794-2592 愛媛県越智郡上島町弓削下弓削210番地 北緯34度15分27秒東経133度12分16秒 / 北緯34.25756度 東経133.20442度 /34.25756; 133.20442座標:北緯34度15分27秒東経133度12分16秒 / 北緯34.25756度 東経133.20442度 /34.25756; 133.20442 | ||||
| 外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
| 特記事項 | ・隣接自治体は全て海上でのもの | ||||
| ウィキプロジェクト | |||||
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上島町(かみじまちょう)は、愛媛県の北部にある町。瀬戸内海の25島で構成され、海上で広島県の尾道市や福山市に接する県境の町でもある。
上島町は、瀬戸内海のほぼ中央、愛媛と広島の間に点在する芸予諸島の中でも愛媛県側では最も北東に位置している離島である[1]。上島諸島に属する島々(弓削島、佐島、生名島、岩城島、赤穂根島等)と魚島群島に属する島々(魚島、高井神島等)からなる[1]。広島県尾道市の因島に近く、最も近い生名島の場合、その間はわずか300メートルであり、生活圏は因島側に属している[1]。
弓削島、佐島、生名島、岩城島の4島それぞれの間は上島架橋にて架橋されているが、しまなみ海道の通る島との間は架橋されていないので、本土より本町に行くには船の利用が必須となる。
瀬戸内海式気候で平均気温は15-16℃、年間降雨量1,000mm前後となっており、冬季にも積雪はほとんどない[1]。
「かみじま」とは、古くからの当地域一帯の名称である。
藩政期には大三島及び今日の上島諸島のうち、生名島、岩城島は伊予松山藩の領地であった。松山藩では三津が浜を境として、それより上の地域、岩城、生名を上島、下を下島と呼んだ。これに由来するとするのが一説である。ただし今日では、大三島が下島と呼ばれることはない[2]。
中世に大山祇神社の寺社領であった三島七島(上島七島)を構成する島の一つ、上島(現在の上島諸島のみならず伯方島を含む概念)に由来する説もある。
江戸時代には、松山藩と今治藩に分かれて統治されていた(温泉郡中島町等にもそうした例は見られる。)。東西の瀬戸内航路の要衝であり、西国の諸大名の参勤交代路にもなり、商業と廻船業で大いに賑わった。
古くは農業・水産業を主産業としてきたが、近くの因島(広島県)はじめとして造船業が盛んになると造船所で勤務する人が増え始めた。日立造船の造船所があり、この地域の造船業の中心地であった因島(現在は尾道市の一部)との経済的な結び付きを強め、それら工場への通勤者も多くベッドタウン的な傾向を持つようになった。ところがオイルショックとそれに続く造船・海運業の不況により、離職者が相次ぎ「島が沈む」とまでいわれた。
そうした中、旧自治体はそれぞれ地域おこし活動に取り組むようになった。現在は激変期を過ぎて落ち着きを取り戻した閑かな町である。過疎化と高齢化が著しい、瀬戸内しまなみ海道を北側に望む離島でもある。立地条件が依然として足かせになっている。
「日本で最も美しい村」連合加盟 2009年10月
農業、介護福祉事業に力を入れている。
2011年の製造業等出荷額(4人以上の事業所)は539億43百万円で、輸送用機械が最も高い割合を占め、次に金属工業が高い割合を占めている[7]。
輸送用機械では岩城島に今治造船グループの岩城造船の本社・工場が立地しており、島の大きな産業となっている。金属では、船用部品やクレーン等の製造を行うイワキテックの本社・工場が立地するなど造船関連の産業も盛んに行われている。
| 上島町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 上島町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 上島町 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
上島町(に相当する地域)の人口の推移
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| 総務省統計局国勢調査より | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
今治市伯方町にある伯方警察署が管轄している。上島町には、弓削、生名、岩城、魚島に、それぞれ駐在所がある。
交通事故死亡発生数が少なく、2023年3月には「死亡事故ゼロ2000日」を達成し愛媛県から表彰されている[9]。
離島のため、交通は海上交通に依存している[1]。
島内道路がある。島間をつなぐ県道事業(ゆめしま海道)として、弓削島と佐島との間に弓削大橋が、また佐島と生名島の間に生名橋が、生名島と岩城島の間の岩城橋(2022年3月20日完成)が架かっている。将来的には岩城島からさらに伯方島へと橋をつなげていく構想(上島架橋構想)がある。
魚島を除き各島の港から、土生港(因島)、今治港などへの航路がある。
メイン航路は、今治 - 岩城 - 佐島 - 弓削の快速船航路(芸予汽船)[12][13]で、大島、伯方島への寄航もある。このほか、生名島から因島への航路は二つの港から発着しており、メインの立石港からは町営フェリーが渡し舟感覚で土生との間を結んでいる(生名フェリー)[14]。また、岩城島の北側・小漕港から対岸の生口島へのフェリー(三光汽船)[15][16]がある。他に弓削島の上弓削地区からは、因島の家老渡へ日中30分間隔でフェリー(家老渡フェリー汽船)[17][18]が運航している。
魚島・高井神島へは、土生港(因島)から弓削港(弓削島)を経由して町営船「ニューうおしま2」が往復している[19]。
かつては土生港(因島)と長江港の間を長江フェリーが、土生港(因島)から長江港を経由して岩城港まで岩城汽船の快速船が運行されていたが、岩城橋の開通に伴い、2022年3月に廃止となった[20][21]
※詳しい内容はそれぞれの島のページを参照のこと。弓削島、佐島、岩城島、赤穂根島、津波島、生名島、魚島

上島町の成立以前から、各町村で地域おこしに取り組んできた。詳細は各町村の記事を参照。
この節の加筆が望まれています。 主に: 新町成立後の独自の取り組みについて |
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