三省堂編修所(さんせいどうへんしゅうじょ)とは、かつて、三省堂に設置されていた部署。以前の表記は三省堂編輯所。
当時の三省堂には、辞書を担当する部署が二部門あった。
- 社内の筆者にあたり、自ら原稿を執筆し、かつ編集作業も担当する。
- 外部の筆者が執筆した原稿の編集作業を担当する。
1974年に三省堂が会社更生法の適用を受け倒産した際に、これらは統合され、部署としての三省堂編修所は存在しなくなった。部署としてはなくなったが、現在でも、主に社内の編集者が執筆した辞書については、編者名を三省堂編修所としている[注 1]。
- 編者:松村明、三省堂編修所
- 編者:三省堂編修所 (辭林[注 2]や廣辭林 新訂版などの編者は金沢庄三郎)
- 編者:三省堂編修所
- 編者:三省堂編修所
- 編者:佐竹秀雄、三省堂編修所
- ^その他、一般論として、(1)外部の筆者への支払いを印税ではなく、原稿料とする場合や、(2)編集者が内容を改変可能としたい場合などが考えられる。
- ^初版に相当。実際に、広辞林の版数は辭林を初版として数えたもの。